ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 234844
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

【虎穴作戦】黒戸尾根・甲斐駒ケ岳・摩利支天・駒津峰

2012年10月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:10
距離
19.5km
登り
2,790m
下り
2,789m

コースタイム

4:20尾白川渓谷駐車場-4:30竹宇駒ケ岳神社-4:32吊橋-5:42笹の平-6:35刃渡り-6:52刀利天狗-7:19五合目小屋跡-7:55七丈(第一)小屋-8:01キャンプ指定地(七合目)-8:30八合目御来迎場-8:49九合目-9:10駒ヶ嶽神社本社-9:13甲斐駒ケ岳9:30-9:49摩利支天分岐-9:58摩利支天10:06-10:51駒津峰11:00-11:51甲斐駒ケ岳12:06-12:10駒ヶ嶽神社本社-12:30九合目-13:08キャンプ指定地(七合目)-13:12七丈(第二)小屋-13:46五合目小屋跡13:48-14:18刀利天狗-15:20笹の平-16:16吊橋-16:21竹宇駒ヶ岳神社-16:30尾白川渓谷駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場
コース状況/
危険箇所等
道の状況:道そのものは東京近郊でも見られるような歩きやすい道。甲斐駒ケ岳〜摩利支天間はザレていて滑りやすい。甲斐駒ケ岳〜北沢峠方面はハイカーの混雑渋滞も考慮に入れるべし。

下山後の温泉:尾白の湯が混んでいるとみて、むかわの湯
飲食店:駐車場に売店あり。
予約できる山小屋
七丈小屋
山行前夜の夜空
2012年10月12日 21:24撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/12 21:24
山行前夜の夜空
山行直前の夜空
2012年10月13日 03:44撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 3:44
山行直前の夜空
駒ケ岳神社
2012年10月13日 04:30撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 4:30
駒ケ岳神社
吊橋
2012年10月13日 04:32撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 4:32
吊橋
夜明け近し。
2012年10月13日 05:02撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 5:02
夜明け近し。
笹の平分岐
2012年10月13日 05:42撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 5:42
笹の平分岐
森の中も明るくなってきた。
2012年10月13日 05:45撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 5:45
森の中も明るくなってきた。
信仰と紅葉と朝日
2012年10月13日 05:46撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 5:46
信仰と紅葉と朝日
遠くの山々が見えてくる。
2012年10月13日 06:02撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:02
遠くの山々が見えてくる。
他のハイカーがちらほらと。
2012年10月13日 06:10撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:10
他のハイカーがちらほらと。
岩の間をすり抜ける。
2012年10月13日 06:30撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:30
岩の間をすり抜ける。
鳳凰と富士
2012年10月13日 06:34撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:34
鳳凰と富士
刃渡り
2012年10月13日 06:35撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:35
刃渡り
刃渡りから八ヶ岳
2012年10月13日 06:36撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:36
刃渡りから八ヶ岳
隣の稜線
2012年10月13日 06:36撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:36
隣の稜線
朝もやで霞む山々
2012年10月13日 06:37撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:37
朝もやで霞む山々
刃渡り上部
2012年10月13日 06:39撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:39
刃渡り上部
刃渡りの上の方から
2012年10月13日 06:40撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:40
刃渡りの上の方から
梯子出現。
2012年10月13日 06:48撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:48
梯子出現。
梯子と鎖
2012年10月13日 06:49撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:49
梯子と鎖
梯子の上にさらに梯子
2012年10月13日 06:50撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:50
梯子の上にさらに梯子
鎖場
2012年10月13日 06:51撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:51
鎖場
刀利天狗
2012年10月13日 06:52撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 6:52
刀利天狗
森の中、落ち葉と木漏れ日で綺麗。
2012年10月13日 06:53撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 6:53
森の中、落ち葉と木漏れ日で綺麗。
五合目小屋跡
2012年10月13日 07:19撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 7:19
五合目小屋跡
下る登山道
2012年10月13日 07:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 7:20
下る登山道
ここまで来れば、あと一息、二息、三息くらい?
2012年10月13日 07:21撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:21
ここまで来れば、あと一息、二息、三息くらい?
長い梯子
2012年10月13日 07:24撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:24
長い梯子
岩の階段を上る。
2012年10月13日 07:29撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:29
岩の階段を上る。
岩と紅葉と梯子
2012年10月13日 07:34撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:34
岩と紅葉と梯子
紅葉と鳳凰
2012年10月13日 07:36撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:36
紅葉と鳳凰
甲斐駒の紅葉
2012年10月13日 07:40撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:40
甲斐駒の紅葉
二重橋
2012年10月13日 07:41撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:41
二重橋
朽ちた梯子と新しい梯子
2012年10月13日 07:44撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 7:44
朽ちた梯子と新しい梯子
ほぼ垂直の梯子
2012年10月13日 07:45撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:45
ほぼ垂直の梯子
鎖場
2012年10月13日 07:47撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:47
鎖場
まだまだ岩場を登る。
2012年10月13日 07:52撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:52
まだまだ岩場を登る。
それほど難しくはない。
2012年10月13日 07:54撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:54
それほど難しくはない。
七丈小屋
2012年10月13日 07:55撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:55
七丈小屋
登りは後半戦へ。
2012年10月13日 07:58撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:58
登りは後半戦へ。
太陽が雲に隠れても映える紅葉
2012年10月13日 07:59撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 7:59
太陽が雲に隠れても映える紅葉
七合目
2012年10月13日 08:01撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 8:01
七合目
もやもだんだん晴れてくるかな。
2012年10月13日 08:02撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:02
もやもだんだん晴れてくるかな。
紅葉と八ヶ岳
2012年10月13日 08:04撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 8:04
紅葉と八ヶ岳
霜現る。
2012年10月13日 08:16撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:16
霜現る。
八ヶ岳
2012年10月13日 08:18撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:18
八ヶ岳
剣が多い。
2012年10月13日 08:18撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:18
剣が多い。
山肌が紅葉で綺麗だ。
2012年10月13日 08:21撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:21
山肌が紅葉で綺麗だ。
八合目御来迎場
2012年10月13日 08:30撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:30
八合目御来迎場
黄色い紅葉
2012年10月13日 08:31撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 8:31
黄色い紅葉
お、北岳だ。
2012年10月13日 08:31撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:31
お、北岳だ。
鎖場が3か所ほど続く。
2012年10月13日 08:36撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:36
鎖場が3か所ほど続く。
2つ目の鎖場
2012年10月13日 08:37撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:37
2つ目の鎖場
見てのとおり登りやすくなっている。
2012年10月13日 08:40撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:40
見てのとおり登りやすくなっている。
九合目
2012年10月13日 08:52撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:52
九合目
空を指向する岩
2012年10月13日 08:54撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:54
空を指向する岩
白峰アップ
2012年10月13日 08:55撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 8:55
白峰アップ
小さくなった鳳凰と大きくなった富士
2012年10月13日 09:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 9:09
小さくなった鳳凰と大きくなった富士
駒ケ嶽神社本社
2012年10月13日 09:10撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:10
駒ケ嶽神社本社
山頂直下分岐から早川・白峰
2012年10月13日 09:11撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:11
山頂直下分岐から早川・白峰
甲斐駒ケ岳山頂
2012年10月13日 09:13撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 9:13
甲斐駒ケ岳山頂
気になる山が右の方にあるな。
2012年10月13日 09:17撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:17
気になる山が右の方にあるな。
甲斐駒から仙丈ヶ岳
2012年10月13日 09:18撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:18
甲斐駒から仙丈ヶ岳
甲斐駒山頂部
2012年10月13日 09:19撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:19
甲斐駒山頂部
甲斐駒から八ヶ岳
2012年10月13日 09:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 9:30
甲斐駒から八ヶ岳
雪先花?
2012年10月13日 09:37撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:37
雪先花?
摩利支天へ。
2012年10月13日 09:49撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:49
摩利支天へ。
摩利支天から北岳
2012年10月13日 09:58撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 9:58
摩利支天から北岳
摩利支天から甲斐駒
2012年10月13日 10:01撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 10:01
摩利支天から甲斐駒
摩利支天像
2012年10月13日 10:06撮影 by  MOND, KDDI-SN
1
10/13 10:06
摩利支天像
それでは駒津峰へ。
2012年10月13日 10:17撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 10:17
それでは駒津峰へ。
甲斐駒山頂部と青空
2012年10月13日 10:24撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 10:24
甲斐駒山頂部と青空
六方石と駒津峰
2012年10月13日 10:24撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 10:24
六方石と駒津峰
ここをよじ登っていく。
2012年10月13日 10:28撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 10:28
ここをよじ登っていく。
六方石の辺り
2012年10月13日 10:31撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 10:31
六方石の辺り
駒津峰と仙丈ヶ岳
2012年10月13日 10:44撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 10:44
駒津峰と仙丈ヶ岳
駒津峰
2012年10月13日 10:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 10:51
駒津峰
斑点模様の紅葉
2012年10月13日 10:53撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 10:53
斑点模様の紅葉
山頂上空の雲
2012年10月13日 11:08撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 11:08
山頂上空の雲
いよいよ直登ルートへ。
2012年10月13日 11:17撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 11:17
いよいよ直登ルートへ。
直登は岩の合間を縫う。
2012年10月13日 11:24撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 11:24
直登は岩の合間を縫う。
仙丈ヶ岳上空の雲
2012年10月13日 11:39撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 11:39
仙丈ヶ岳上空の雲
昼過ぎ人の増えた甲斐駒ケ岳
2012年10月13日 11:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 11:51
昼過ぎ人の増えた甲斐駒ケ岳
次はどこへ行こうか…。
2012年10月13日 11:56撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 11:56
次はどこへ行こうか…。
2012年10月13日 11:57撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 11:57
再度白峰等。
2012年10月13日 12:01撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:01
再度白峰等。
改めて山頂から八ヶ岳
2012年10月13日 12:06撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 12:06
改めて山頂から八ヶ岳
下山に移る。
2012年10月13日 12:07撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:07
下山に移る。
人が小さい。
2012年10月13日 12:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:09
人が小さい。
駒ケ嶽神社本社から山頂
2012年10月13日 12:10撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:10
駒ケ嶽神社本社から山頂
甲府盆地
2012年10月13日 12:10撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:10
甲府盆地
九合目
2012年10月13日 12:29撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:29
九合目
下りは慎重に。
2012年10月13日 12:42撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:42
下りは慎重に。
この後、だんだんと木々の方が高くなってくる。
2012年10月13日 12:48撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:48
この後、だんだんと木々の方が高くなってくる。
ケルン
2012年10月13日 12:51撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 12:51
ケルン
早くも夕方ぽい山道
2012年10月13日 13:06撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
10/13 13:06
早くも夕方ぽい山道
七合目
2012年10月13日 13:08撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 13:08
七合目
甲斐駒の紅葉
2012年10月13日 13:10撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 13:10
甲斐駒の紅葉
七丈第二小屋
2012年10月13日 13:12撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 13:12
七丈第二小屋
登る下山道
2012年10月13日 13:48撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 13:48
登る下山道
苔むす山道
2012年10月13日 14:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 14:09
苔むす山道
苔と落葉
2012年10月13日 14:10撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 14:10
苔と落葉
辺りは笹に覆われてきた。
2012年10月13日 14:39撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 14:39
辺りは笹に覆われてきた。
お見守りいただきありがとうございます。
2012年10月13日 15:36撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 15:36
お見守りいただきありがとうございます。
吊橋を渡って人の世界へ。
2012年10月13日 16:16撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 16:16
吊橋を渡って人の世界へ。
尾白川
2012年10月13日 16:17撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 16:17
尾白川
駒ケ岳神社に無事の帰還をご報告。
2012年10月13日 16:21撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 16:21
駒ケ岳神社に無事の帰還をご報告。
駒ケ岳神社の由来
2012年10月13日 16:22撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
10/13 16:22
駒ケ岳神社の由来
尾白川渓谷駐車場に帰還。
2012年10月13日 16:30撮影 by  MOND, KDDI-SN
10/13 16:30
尾白川渓谷駐車場に帰還。

感想

Q.10月ももう半ばだし、北アでは雪も降ったそうじゃないか。君みたいのがこの時季にアルプスに行っても遭難して馬鹿にされるのがオチだぜ。
A.だからこの週末に行くのさ。虎穴に入って虎子を得られるだけの条件が揃っている。今までは暑過ぎた。これからは寒過ぎるし日は短い。じゃ、いつやるか?今でしょ!

というわけで、今年最後に南北アルプスをもう一歩きして今夏の穂高と白峰の穴を年内に埋めておくことにする。

夜9時過ぎに尾白川渓谷駐車場に到着。あれ?他に車が無いなあと思っていたが、も少し登山口に近い方に舗装された駐車場があったのだった。まあいいやと思ってそのまま寝たが、おかげで車の出入りの音に煩わされることはなかった。午前3時30分過ぎにトイレに行ったところ、売店のそばで会話している人たちがいた。大声でしゃべっているつもりは無いのだろうが、静かな山間では大声でなくとも声が駐車場に響いている。改めて舗装部に停めなくて良かったと思った。

日の出1時間半前に出発。駒ヶ岳神社に挨拶し、吊橋を渡って山道へ。奈良田から農鳥まで歩いたときのように最初からハードだったらどうしようと思ったが、幸いに比較的歩きやすい道だった。さすがかつての表参道だっただけのことはある。木の間からチラチラと甲府盆地の街の明かりが見える。森林限界を超えたところではさぞかし…。

午前5時頃から森のあちこちから音がするようになる。動物たちも目覚め始めたようだ。そのうちに東方が白み始め、稜線が朝焼けで真っ赤になっる。おー、モルゲンロート。徐々に行く手にも日が差し込み、紅葉した木の葉は朝日に照らされ、その色をさらに深くする。鳳凰三山をはじめとする周囲の山々も視界に大きく入ってくるようになる。オベリスクの何と小さいことか。また鳳凰に行ってみたくなるが、今日は甲斐駒だ。

刃渡りに至って視界はさらに開ける。八ヶ岳、富士山、鳳凰三山等々。この世の三千大千世界とはこのことを言うのだろうか。
この後は梯子や鎖場等の急な登りが増える。五合目小屋跡への下る登山道を過ぎると、さらに傾斜は急になる。とは言っても一歩一歩よじ登るわけではなく、梯子を上っていくので負担は軽い。これが梯子がなくて鎖か木の根をつかみながらよじ登れとなったら黒戸尾根の難易度は一気に跳ね上がるだろう。ほぼ垂直の梯子も昇ったが、前情報として仕入れてあったためか、あまり感動が無かったのが残念だ。
さらに大きくなった岩の間を縫って登っていくと七丈小屋に至る。

七丈小屋から先は展望がさらに良くなり、それまで延々と歩いてきた苦労が報われた心地がする。山頂と思しきピークも眼前にドドンと現れるが、「どうせ本当の山頂はさらに奥だろうさ」と思って行ったら本当にそうだった。八合目御来迎場から先にも鎖場はあるが、高度差も大してなく難なく登れる。やや薄曇りかといった感じの空も「我が歩むところ常に陽光あり(どうせ2回登頂するしね)」と信じて歩いていくうちに雲が薄くなっていく。
駒ヶ嶽神社本社を経て山頂へ行く過程で、岩は風化して砂礫の道と化していくのだが、この黒戸尾根、登るにつれて鳳凰が小さく、富士山が大きく見えてくるのが非常に面白く感じた。

そして山頂。雲は高層にあって陽光を遮ること少なく360度の大展望。嗚呼、あれは白峰三山、鳳凰にアサヨに鋸…。南アのオールスターが勢揃いだ。もちろん富士山も。
最初チラッと見た時に駒津峰かと思った山は地図と照らし合わせてみると仙丈ケ岳だった。遠近感も狂ってしまったようだ。えーと、これから行く摩利支天と駒津峰はっと…。「小っさ」という思いがついつい浮かんでしまった。摩利支天さん、駒津峰さん、ごめんなさい。実際、いざ登ろうとするとやはり大きくて笑ってしまった。しかも、摩利支天分岐までの下りはザレて滑りやすく非常に緊張させられる。摩利支天と駒津峰は薬師如来の脇侍たる日光菩薩・月光菩薩、或いは聖徳太子に近侍する二人の童子のようなもので、甲斐駒がビッグ過ぎるだけだったのだった。

駒津峰へ向かうが、甲斐駒山頂への直登との合流地点の辺りから北沢峠方面からと思われるハイカーが増え、簡単には進めなくなってきた。進捗状況次第では双児山までと考えていたが、これは無理だと駒津峰を最終到達点として一休み。昼前ということもあり、多くのハイカーが山頂でランチを広げていた。

軽食後、甲斐駒への直登ルートへ。反対側の道とはまた趣が違って楽しい。そして昼の甲斐駒再登頂。朝よりも空は青く、風も穏やか。人は増えたが混雑と言うほどではない。全く申し分ない。ワンダフル!ビューティフル!

帰りは黒戸尾根を戻る。農鳥から奈良田への下りはもの凄く長く感じたのだが、黒戸ではそれがなかった。恐らくこの今回の山行に十分満足していたということなのだろう。それでも単なるピストンは避けたいという思いから尾白川渓谷を回ってから戻るか、横手の駒ヶ嶽神社にご挨拶していくか等々考える。判断に影響を与えたのは陽光である。まだ13時なのにまるで夕方のような陽の射し込み。
笹の平に到達するまでに、日没1時間前にあくせくしても十分楽しめまいと判断し、もと来た道を戻ることとする。
結局帰着は16時30分。森の中は日没前から暗くなることから無理に足を伸ばさなくて良かった。このようなことはあったが、道中及び山頂で得たものに比べれば些細なことだ。百点満点の山行ができたと思う。

締めは途中あった尾白の湯と思ったが、駐車場が一杯だったため、むかわの湯へ。
二日目の北ア作戦へ向け英気を養ったのだった。

〜二日目燕岳山行につづく〜
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-235290.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1388人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら