籾糠山 〜天生の森に春の名残を追って〜
- GPS
- 06:23
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 615m
- 下り
- 607m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:16
天候 | 晴れ 午後から曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
≪登山道の状況≫ ・整備が行き届いており、各コースとも安心して歩けます。 ・昨年の落ち葉が溜まっていたり、木製の土留めが湿っていて滑りやすい箇所もあるので足運びは慎重に。 ≪危険動物情報≫ ・ヤマビル、ヘビ、マダニ:遭遇せず ・クマ:遭遇しなかったが多数棲息する山域なのでクマ鈴は必携。 |
その他周辺情報 | ≪トイレ≫ 天生峠駐車場に公衆トイレ有り。汲み取り式。 入山するとトイレ無し。登山口で携帯トイレを販売(¥400)しており、それを使うための携帯トイレブースが各所にある。 ≪商店・自販機≫ 登山口には自販機・商店共に無し ≪費用≫ 入山にあたり、森林環境整備推進協力金として¥500必要。是非協力しましょう。 |
写真
感想
国道360号線の冬季閉鎖が解除され、今年も籾糠山・天生県立自然公園のシーズンが開幕しました。
冬季閉鎖の解除がミズバショウのピークよりも後になることが多いので、今年はどうかなと思いましたが、ギリギリ間に合った感じです。
今年は見ることができないかなと思ったいたキクザキイチゲもまだ咲いているようなので、新型コロナ対策をした上で出掛けてきました。
天生自然公園は、ブナ原生林をはじめとする森が極めて豊かなところ。
登山口からブナの巨木が出迎えてくれますが、この豊かな森が山頂まで続きます。
新緑の今はグリーンシャワーの中に飛び込んでいく感じ。
深い森に分け入っていくと、緑に呑み込まれてしまいそうな感覚になります。
秋の紅葉のピークともなるとどれほどの美しさになるでしょうか。
刈込池も銀杏峰も簗谷山も豊かなブナ林ですが、天生自然公園は頭一つ抜けているように思います。
今日は午後から曇ったものの午前中は快晴で、青空のもとで新緑が輝き、巨木を下から仰ぎ見るとため息の出る美しさでした。
新緑と紅葉の背景はやはり青空で無いと!
ミズバショウとリュウキンカは天生湿原では最終盤ですが、カラ谷分岐奥の群生地では最盛期でした。
電柵が合るので近づけませんが、望遠レンズで見ると、恐ろしいほど咲き乱れています。望遠レンズによる遠近の圧縮効果もあるかと思いますが…。
先日の刈込池では終盤だったニリンソウも籾糠山ではまだまだ最盛期。
カラ谷分岐〜カラ谷登山道で咲き乱れています。
カラ谷分岐付近には咢が先祖返りしたミドリニリンソウも多く、なぜ局所的に分布するのか興味深いです。
端正な花姿に惹かれるキクザキイチゲもカラ谷登山道でよく見られます。
未だ残雪があるので、今しばらくは楽しめそうです。
籾糠山のキクザキイチゲは青色が大半と思います。
他の花の開花状況
サンカヨウ:登山口〜山頂までいたるところで咲いています。まだこれから咲くものも多数ありました。
ツバメオモト:天生湿原の奥まったところ、木平分岐〜籾糠分岐までの区間に多い
ミヤマカタバミ:各所で咲いているが、花がきれいに開花しているものは少ない。カラ谷登山道ではきれいに開花するものが多かった。
登山道のおすすめ
・ブナ探勝路:その名の通り豊かなブナ林の中を登ります
・カラ谷登山道:花が多く、カツラ門など見どころもあります
・木平探勝路:この時期花は少なかったです。木平湿原にも花は無し。一旦登っても木平分岐までは下りになり、再度籾糠分岐まで登り返しになります。
従って、この時期ならばブナ探勝路とカラ谷登山道を組み合わせて山頂まで往復するのがおススメです。木平探勝路は人が少ないので、3密回避には良いかも。
秋、この豊かな森が紅葉で燃える時に再訪してみたいと思います。
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