硫黄岳・横岳・赤岳 〜文句なしの大"天望"〜
- GPS
- 29:30
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
6:30 美濃戸
↓(北沢ルートより)
7:20 堰堤広場
↓
8:20 赤岳鉱泉
↓
10:30 硫黄岳 [2760m]
↓
10:55 硫黄岳山荘(昼食)
11:30 出発
↓
12:30 横岳 [2829m]
↓
13:45 地蔵ノ頭
↓
14:00 赤岳天望荘
【11月4日(日)】
6:55 赤岳天望荘
↓
7:30 赤岳 [2899m]
8:05 出発
↓(文三郎道より)
9:30 行者小屋(休憩)
9:55 出発
↓(南沢ルートより)
11:40 美濃戸
天候 | 11/3 快晴 11/4 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6時で赤岳山荘駐車場は9割埋まっていました。やまのこ村のほうの駐車場は余裕があったようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【美濃戸→赤岳鉱泉】 危険個所なし。積雪もなし。 横岳の全容を眺められるのが好きです。 【赤岳鉱泉→硫黄岳】 上のほうに雪がありますが岩が出ているので滑りませんでした。 赤岩ノ頭から硫黄岳にかけても雪はありません。 横岳・赤岳・阿弥陀岳と南アルプスまで見渡せる大展望が待っています。 【硫黄岳→横岳】 硫黄岳山荘までは雪・凍結なし。 横岳の登りには雪がパラパラとありますが滑りませんでした。 頂上の手前に鎖場トラバースがあり、慣れていないと怖いかも。 【横岳→赤岳天望荘】 横岳から地蔵ノ頭までは岩ばかり。鎖・ハシゴが続き、高度感も楽しめます。 積雪はほとんどありませんでした。 日ノ岳を下るあたりから見る赤岳と富士山が素晴らしいです。 赤岳展望荘までの登りには踏み固まった雪があります。 【赤岳天望荘→赤岳】 固めの雪が続きます。軽アイゼンで登りましたが、急斜面なので前爪があったほうが安全です。 山頂は岩場で、雪はほとんどありませんでした。 【赤岳→行者小屋】 岩場に鎖が続きます。張り付いた雪が固まっているので滑りやすいです。 中岳分岐からは有名なマムート階段。踏み固められた雪で覆われています。 【行者小屋→美濃戸】 北沢ルート同様に危険個所はありません。 |
写真
感想
11月3日は結婚式を挙げた記念日。5周年の記念日は大好きな赤岳で!
天は我々を祝福してくれたようで、2日続けての快晴でした。
【11月3日】
美濃戸から北沢ルートで赤岳鉱泉へ。計画では中山展望台から行者小屋、地蔵尾根を登っていく予定でしたが、硫黄岳と横岳を見ているうちに登りたい病が発症(笑)。横岳からの赤岳の美しさは見逃せないぜ!
硫黄への登りは樹林帯。木々の間から時折姿を見せる赤岳と阿弥陀岳がいい感じです。赤岩の頭に出ると北アルプスが姿を現します。白馬付近は雲がかかっていました。
硫黄岳の爆裂火口には雪が付着していて、チョコレートケーキのようになっていて、甘党にはたまらない景色。硫黄岳山荘付近では、柱や石に付着した雪が面白いことになっています。
硫黄岳山荘で昼食。3日の宿泊で営業終了とのこと。
横岳までは岩・鎖・ハシゴ、さらに雪と強風で寒い!!
何度も通ったこのルートですが、積雪期序盤とはいえ雪山となった標高2800mは初めてなので、寒さに弱い妻は苦戦。鎖場トラバースから上に登れず、危うく横岳の住人となるところでした(笑)
横岳の頂上にある柱が斜めになっていて、「こんなんだったっけ?」と思いつつ赤岳に向かいます。
横岳から赤岳は大展望の稜線歩き。岩と鎖とハシゴが続きますが、富士山と日本アルプス、赤岳に見守られているので頑張れます。6月の残雪期に雪上を渡ったところには雪もなく、安全に歩けました。
鉾岳・日ノ岳を越えると、八ヶ岳最高峰の赤岳が待ち構えています。左には富士山も。本や雑誌でよく見る風景が目の前にあると、登ってきたことが実感できます。
地蔵ノ頭から赤岳展望荘までは5分ほど。
夕食は17時からなので、3時間ほどの空き時間。チェックインして部屋に荷物を置いて、絶景を楽しみます。寒さに弱い妻は食堂でコーヒーブレイク。コーヒー、お茶は自由に飲むことが出来ます。うれしいですねぇ。。
夕食は牛丼メインで、おかずもたっぷり。コップの色で食事の時間が分かれていて、我々は最初のグループでした。朝食も同様の順番です。
食後はやることがなくなったので消灯21時より早く、19時前には就寝。
【11月4日】
朝食は5時20分ぐらいから。おでんが良いですね!
食後は外でご来光。今日もいい天気になりそう。
部屋で準備を済ませて、外で軽アイゼンを装着。岩や鎖をつかむため、ストックもたたんで両手を空けます。
赤岳への登りは夏でも急登だと感じましたが、雪が付着すると一層の急登感。前爪のあるアイゼンのほうが登りやすいだろうと思いながら、一心不乱に登ります。
赤岳頂上山荘まで登れば頂上は目の前。そして無事に登頂!
頂上からは雲一つない青空、360度の大展望。
山の朝は空気が澄んでいて遠くまで見渡せますね。富士山、北岳、仙丈ヶ岳、御嶽山、乗鞍岳、穂高、槍、後立山連峰は真っ白。まさに白銀の世界。美しい。
それにしても今年は冠雪が早い。
大展望を楽しんで、文三郎尾根から下山です。赤岳直下は凍結した雪がびっしり。登ってくる登山者の装備も様々で、12本アイゼンにピッケルを持っている方もいれば、軽アイゼンなしの方もいて、無雪期と積雪期の境目を感じさせます。
鎖は出ているので掴んでいれば滑落はしませんが、アイゼンは装着していくべきでしょう。
文三郎尾根を下り行者小屋に到着。小屋の水道は撤去されていますが、水場はあります。テント場には10張ほど。営業は3日宿泊で終了。
行者小屋からは南沢から下山です。夏に下山したときは膝痛に悩まされましたが、今は何の不安もなく歩けます。途中の沢と、頭上の青空を楽しんで無事下山。
素晴らしい記念日となりました。山に感謝です。
【今回の登山で欲しくなったもの】
登山靴 … 先月の北岳で浸水した靴を乾かした際、踵部分が融けてしまった。
雪山用グローブ … メリノ手袋と防水グローブでしたが寒かったため。
12本アイゼン・ピッケル … これからの季節は必携でしょう。
depor021さん、tanyaさん、はじめまして
4日の朝、天望荘でアイゼン装着を隣でしてました
オッチャンです。
私とほぼ同じルートを同じ時間に通過されておりビックリです。
硫黄岳山荘のご主人のお話では前日の金曜日に霧氷が
発生しエビの尻尾が綺麗だったとのお話です。
26番目の雪の板はエビの尻尾が落ちた残骸だと思いますよ
sumimaruさん、はじめまして。
コメントありがとうございます
おお、あれが「エビの尻尾」ですか!
調べてみると、柱や石に着いていたやつもそれみたいですね 雪山は面白い
depor021さん、横岳の住人さん、こんにちは
天候に恵まれて素晴らしい記念日となりましたね
好きな場所での夕景や朝日の写真は正に記念品ですね
私はいつも八ヶ岳には日帰りでしか行ったことが無い
ので泊りで(この展望荘がBESTかなぁ)行ってみようかな
はじめまして
横岳の住人になりかけた妻と登り始めてからは丸3年になりました。これまでは両神山の住人になりかけたこともあったりしました。一緒に登っていて退屈しません(笑)
八ヶ岳の山小屋はオーレン小屋と天望荘にしか宿泊していませんが、両方とも良かったですよ
depor021さん tanyaさん こんばんは
ゆっくりレコを拝見する時間がとれず、遅いコメに
なってしまいました。
結婚5周年おめでとうございます。
記念日に八ヶ岳で小屋泊まり。 カッコイイ!
お天気もお二人を祝福してくれましたね。
これだけ素晴らしい天候では、写真撮りまくりでしょ?
しかし、寒むさは半端じゃない感じ。
夏場でも危ない所だらけが凍結しているなら
無事に下山されて良かった。
おはようございます
外で写真撮影していると、指数本がなくなったと思うぐらいの寒さでした。歩いていると平気なんですけどね
でも、寒いぐらいのほうが展望がいいので楽しいです
山で記念日、いいですね〜
我々もいつも妻と二人で山行していますが、
結婚記念日など、すぐ忘れてしまいます
お二人、5周年とは思えないラブラブ度が感じられました!ご結婚前かと思ってました
八ヶ岳には100回以上行ってますが、あの2日間の眺望は、ベスト3に入ると思う良いお天気でした
きっとお二人への祝福お天気だったのかもしれませんね。
これからもお二人で素敵な山行をお続け下さい
こんばんは
本当に素晴らしい天気で、今週の雨がその反動ではないかと疑っています(笑)。
八ヶ岳に100回以上登られているとは 羨ましい
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