記録ID: 2474188
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北鎌尾根
2020年08月02日(日) 〜
2020年08月04日(火)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 14:20
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,621m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:35
12:10
110分
中房温泉
14:00
14:20
45分
合戦小屋
15:05
15:20
145分
燕山荘
17:45
大天井荘
2日目
- 山行
- 13:15
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 14:00
3:40
28分
大天井荘
4:08
4:08
20分
大天井ヒュッテ
4:28
4:28
160分
貧乏沢入り口
7:08
7:08
15分
天井沢出合
7:23
7:28
160分
北鎌沢出合
10:08
10:28
120分
北鎌沢のコル
12:28
12:28
32分
独標入り口(衝突岩)
13:00
13:10
200分
独標
16:30
16:40
60分
北鎌平
17:40
槍ヶ岳山頂
天気は曇り時々晴れで、絶好のコンディションであった。
このコースは持久力が必要で、脚が持つかが重要。それとスタミナ勝負であるため、出来れば、夏場の暑い時期は避けた方が賢明だと思う。今期は水が豊富なため、北鎌沢の上流(逆さ木)の上まで水があった。救いの水である。
まず、貧乏沢からの下りは岩沢と側道を取捨選択しながら下る。これは、慣れないと難しい。恐らく正しいコースは、横滝に出る前に岩場の沢ではなく、側道から右目に見るのが良いと思う。岩沢でも下れるが、脚に負担が大きい。天井沢出会い付近までは側道のお助けロープを使用後、一旦、沢に出るが、また、沢付近の側道に入り、竹藪(人が通った跡があるため分かり易い)をかき分け、なるべく、天井沢出会い付近に出たい。全体的に、足場は悪い。(特に横滝までの上部斜面のザレ場は要注意)
天井沢はそれ程の水量はなかったため、容易に向かって右側(左岸?)に渡れた。
次に、北鎌沢だが、今期は水量豊富。できれば、水は上部で汲みたい。私は500ミリペット3本で、貧乏沢では2本空。北鎌沢は上部まで、3本空(適宜、飲みながら登る)で、上部(残り約500メーター付近)で3本を満タン。実は更に上に今期は水場があった。通常、黄土色の岩斜面の更に上に水場はある。コース取りは基本右だが、
出来れば、ヤマレコのGPSで分岐点で方面を確認しながら登ると良い。3本目の分岐には赤テープ有。正解は、逆さ木が出現するはず。最後の分岐(4〜5本目)は左に行くが、途中で、沢を離れ、右手の草付きの岩斜面を登ると良い。(人が登った跡がある)迷ったら、常にGPSで方面を確認すべし!本当に行けども行けども着かない。脚が持つかが心配になるコースだ。
独標までも、疲れた脚に登りで更に付加が掛かるが、難易度はそれ程高くないため、ゆっくり登るべし。道迷いのリスクは少ない。踏み跡がほとんどある。ただ、しんどい。
独標の衝突岩から、左手に直登ルートがあるようだが、私は、今回偶然発見した直登ルートをお勧めしたい。これは、衝突岩の右手お助けロープを進み、逆コの字の岩間を通過後、次のお助けロープが出現する手前の、手を離したら、確実に死にそうな、岩肌の縁道が見えたら、そちらに進まずに、そこから真上に登るのだ。今回、上を見たらホールドもありそうなので、岩を掴みながら登って行くと、途中に岩のトンネルがある。ココをくぐって、上に行くと独標の岩(2つの大きな丸い岩)の下に丁度出る。初めて、独標に登ったが、素晴らしい。こちらのルートの方が、ハイマツを掴んでザレ場を登るルートより登り易い。独標に立つと槍が真っ直ぐ見える。風がなければしばし休息。
その後は、北鎌平まで、尾根を行くのみ。極力巻かない。確か、2カ所以外は巻かなくても行けるはず。巻いても、すぐに尾根に戻るべし。それが、一番体力を使わない方法だと思う。
北鎌平から槍までは、向かって左手(左端)の岩を登って行くのが良い(最短だ)と思う。槍の基部から下のチムニー(難しくない)を登り、正解は杓の様な目印が出る。その後も、ホールドを確認しながら、岩を掴んで登り、上部のチムニーに出る。
それまでに、大きなザックを2回見るはずです。黒と青です。合掌。今回は、疲れて登れそうにないので、(今回、左の岩を掴んで、オーバーハング気味に身体を反転することが出来なかった)少し、右に周り込み、登れそうな岩を探す。程なく、同じく、まず、左の岩を掴んで、身体の反転が容易な岩を見つけ最後の力を振り絞り登って行くと、左上に祠が見えた。助かった。生きていたことを実感できるホッとする瞬間である。
多分、上部チムニー付近は4,5パターンくらいはバリエーションがあると思います。つまり、所謂上部チムニーが登れなくても、行けます。
このコースは持久力が必要で、脚が持つかが重要。それとスタミナ勝負であるため、出来れば、夏場の暑い時期は避けた方が賢明だと思う。今期は水が豊富なため、北鎌沢の上流(逆さ木)の上まで水があった。救いの水である。
まず、貧乏沢からの下りは岩沢と側道を取捨選択しながら下る。これは、慣れないと難しい。恐らく正しいコースは、横滝に出る前に岩場の沢ではなく、側道から右目に見るのが良いと思う。岩沢でも下れるが、脚に負担が大きい。天井沢出会い付近までは側道のお助けロープを使用後、一旦、沢に出るが、また、沢付近の側道に入り、竹藪(人が通った跡があるため分かり易い)をかき分け、なるべく、天井沢出会い付近に出たい。全体的に、足場は悪い。(特に横滝までの上部斜面のザレ場は要注意)
天井沢はそれ程の水量はなかったため、容易に向かって右側(左岸?)に渡れた。
次に、北鎌沢だが、今期は水量豊富。できれば、水は上部で汲みたい。私は500ミリペット3本で、貧乏沢では2本空。北鎌沢は上部まで、3本空(適宜、飲みながら登る)で、上部(残り約500メーター付近)で3本を満タン。実は更に上に今期は水場があった。通常、黄土色の岩斜面の更に上に水場はある。コース取りは基本右だが、
出来れば、ヤマレコのGPSで分岐点で方面を確認しながら登ると良い。3本目の分岐には赤テープ有。正解は、逆さ木が出現するはず。最後の分岐(4〜5本目)は左に行くが、途中で、沢を離れ、右手の草付きの岩斜面を登ると良い。(人が登った跡がある)迷ったら、常にGPSで方面を確認すべし!本当に行けども行けども着かない。脚が持つかが心配になるコースだ。
独標までも、疲れた脚に登りで更に付加が掛かるが、難易度はそれ程高くないため、ゆっくり登るべし。道迷いのリスクは少ない。踏み跡がほとんどある。ただ、しんどい。
独標の衝突岩から、左手に直登ルートがあるようだが、私は、今回偶然発見した直登ルートをお勧めしたい。これは、衝突岩の右手お助けロープを進み、逆コの字の岩間を通過後、次のお助けロープが出現する手前の、手を離したら、確実に死にそうな、岩肌の縁道が見えたら、そちらに進まずに、そこから真上に登るのだ。今回、上を見たらホールドもありそうなので、岩を掴みながら登って行くと、途中に岩のトンネルがある。ココをくぐって、上に行くと独標の岩(2つの大きな丸い岩)の下に丁度出る。初めて、独標に登ったが、素晴らしい。こちらのルートの方が、ハイマツを掴んでザレ場を登るルートより登り易い。独標に立つと槍が真っ直ぐ見える。風がなければしばし休息。
その後は、北鎌平まで、尾根を行くのみ。極力巻かない。確か、2カ所以外は巻かなくても行けるはず。巻いても、すぐに尾根に戻るべし。それが、一番体力を使わない方法だと思う。
北鎌平から槍までは、向かって左手(左端)の岩を登って行くのが良い(最短だ)と思う。槍の基部から下のチムニー(難しくない)を登り、正解は杓の様な目印が出る。その後も、ホールドを確認しながら、岩を掴んで登り、上部のチムニーに出る。
それまでに、大きなザックを2回見るはずです。黒と青です。合掌。今回は、疲れて登れそうにないので、(今回、左の岩を掴んで、オーバーハング気味に身体を反転することが出来なかった)少し、右に周り込み、登れそうな岩を探す。程なく、同じく、まず、左の岩を掴んで、身体の反転が容易な岩を見つけ最後の力を振り絞り登って行くと、左上に祠が見えた。助かった。生きていたことを実感できるホッとする瞬間である。
多分、上部チムニー付近は4,5パターンくらいはバリエーションがあると思います。つまり、所謂上部チムニーが登れなくても、行けます。
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションなので、危険箇所多数 |
その他周辺情報 | 坂巻温泉 ちなみに小梨平の日帰り入浴はコロナ感染症対策のため今期はやっていません。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ポール
インナーシーツ
体温計
マスク
空気枕
|
---|
感想
基本的に年寄りには体力的にキツイルート。5回目なので、道迷いはないが、しんどい。ほぼ、最短ルートで行けたが、14時間もかかった。貧乏沢の下りで、足はガクガク。北鎌沢の登りで、筋肉はもはや限界。後は騙し騙し。日が出ていたら、体力を更に消耗し、かなり危険度が増します。今回始めて独標を直登した。通常のルートとは異なるが、思いのほか危険度は低いと思います。何より、独標直下に出ます。やはり、このルートは持久力が命ですね。出来れば、途中で一泊した方が体力的には楽でしょう。ですが、北鎌沢のコルから上は水がないので、水を運ぶのがしんどい。今回、コロナの影響で、ジムを3ヶ月も休んだのが、応えた。私は自分のロープを一度も使ったことはありませんが、ロープなしで、十分行けます。最重要は、体力(持久力)と脚と手の筋力です。それと、なるべく荷物は軽くしたい。後は、天気も重要ですね。
夏場は特に体力の消耗が激しく、水も必要になるので、ピーカンより、曇りの方が登り易いです。それにしても、毎回思うが、つらく厳しい修行のようなルートです。絶景を見ている余裕がない。今回も、残念ながら誰にも会いませんでした。元気1倍。
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