丹沢/玄倉川檜洞沢
tadomasa
13K
Aki-CL
体力度について
- GPS
- 16:03
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,436m
- 下り
- 2,451m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:41
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:15
- 山行
- 10:41
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 11:49
| 天候 | 8/8 快晴、8/9 曇り後晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
寄大橋西詰めの駐車場利用。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・寄大橋〜雨山峠〜ユーシン：元々渡渉が多く道迷いの可能性が高いが、台風により更にワイルドになった印象。 ・朝日向尾根（臼ヶ岳南稜）：水晶平までは支尾根の分岐もあり道迷いの可能性が高い。950m地点でも支尾根に入り掛けた。 ◆登山ポスト 森林管理事務所にある。郵便箱が紛らわしい。 |
写真
今日はここに泊まらせて貰います。取り敢えずデポして、沢行く？13Kさんは疲労困憊ながら沢支度をしようとしているよ。Aki-CLさんは外でくつろいでいたが沢は明日で良いかなぁとのこと。そうだよね！
2
夜、何者かが食堂のガラス窓を叩く音がして眠りが浅かった。狸かなぁ？4:45に明るくなってきたので起床、朝食を済ませて沢支度中。
2
一段高い所をトラバースして行く。僕は一番楽な釜から左岸側のリッジに取り付こうとしたら思ったより深くていきなり泳ぐことになってしまった。今までで一番水量が多いってことだ。
2
感想
何となく遠出を躊躇ういつもと違う夏休み。だけど普段はできない沢旅をしてみようと雨山峠を越えてユーシンへ入った。初日に3年ぶりの檜洞沢、2日目に石小屋沢なんて計画していたけど猛暑でグダグダ、初日はユーシンまで。2日目に檜洞沢を遡行して帰って来た。相変わらずの美渓だったが3年前からの変化もそこここにあった。何よりの変化は自分達の体力かも。まあ夏休みらしく目一杯水遊びを楽しめた。
【1日目】
玄倉林道はどうやらあと2年は不通らしいのでユーシンへのアクセスは寄から雨山峠を越えて行くことになる。寄大橋の袂にクルマを停めてそこからスタート。猛暑日の予報だが朝からこの辺りも蒸し暑い。台風19号の影響で林道の崩壊があり高巻き道が整備されていたがそれでもう一汗かいた。雨山峠までは沢沿いの径で表丹沢の登山道と違って野趣に富んでいるがよりワイルドになった感じがする。新しい黄色い道標は遠目にも目立って良い道案内になっている。しかし暑い。1時間毎に水が流れる沢に出合ったところで小休止を取るがいつもより長くなる。結局3時間近く掛かって漸く雨山峠に出た。
雨山峠からは下りでもあり比較的楽。沢沿いなのでやや涼しいしイワタバコの多くて目を楽しませてくれた。それでも玄倉林道に出てそこからユーシンまでの距離も長く感じ、ユーシンロッジに着く頃にはすっかり消耗していた。もっと水分も取るべきでしたと言う反省もちょっとある。先ずはデポする荷物を分けはしたがこれから往復6時間行程の檜洞沢ってちょっと無理じゃない？と思っていたが、13Kさんは疲労困憊ながらも沢の支度はしていくのかと尋ねてくる。Aki-CLさんが外にいたままなので、どうする？行く？と聞いたら「いやぁ、明日行けるからもういいかな」と。しんどかったのは3人一緒だった訳だ。CLの一言でこの日はもう裏の檜洞沢で行水して昼寝して過ごすことに決定。一転長閑な夏休みになった。
【2日目】
翌日は5時起床で6時出発を予定したが4:45には外が明るんで来たので起床。夜半食堂のガラス窓をだろうか、ガタガタ叩く音が気になった。狸の親子がいたから狸だろうと思うことにして寝ていたが浅い睡眠に終始した感じだ。ともあれ予定通りに6時に出発。余分な荷物はロッジにデポして行く。明治薬科大学の薬用植物調査研究所の脇を通り玄倉発電所の取水設備をヘツリ堰堤を越えるとそこから先は人工物は無い。梅雨の長雨が続いたせいか水量は多くF1の釜では胸まで浸かりいきなり泳ぐことになった。朝のうちは曇りで陽射しが無かったせいもあるかもしれないが記憶ほど岩が白く見えず、水も蒼く見えない。でも岩の間を埋めている流砂が茶色い土砂だったので昨年の台風で流れ込んだこれが多少は白さを減らしているかもしれない。
3年前の写真と比べるとあちらこちら変化もあったことがわかるがナメと翠の釜が美しい沢であることは変わりはない。水量は多めだけれど積極的に水流と戯れる楽しみがある。下ノ魚留滝、吹割滝など名前が付けられている滝はどれも優美だ。ユーシン沢を右に分けると白い大岩が多く転がり流れの音も大きい印象になる。ザンザ洞出合を過ぎるとやや沢幅も狭くなるが3段13mに出合う。この最上段ではロープを出した。そしてやや明るくなりゴーロになって行き1160mで経角沢に分かれ、いよいよ源流域になる。1255mで水もほぼ涸れたので沢装備を解く。詰めも悪くないので暑さ対策優先でヘルメットも脱いだ。そこから稜線まで10分強でちょうど金山谷乗越に出る。金山谷乗越まで来ると急に展望が広がる。
そこからユーシンまではユーシン沢を下るとかユーシン沢檜洞沢中間尾根を下る（最終的には沢を下る）とか色々ありうるが13Kさんはヤマレコマップで臼ヶ岳の朝日向尾根を下るルートを描いていた。一番遠回りではあるが一番確実。でどうしようか？とAki-CLさんの意見を仰いだら朝日向尾根で行こうとのこと。まあそれならまた沢装備を着ける手間は省ける。しかし臼ヶ岳まで実にアップダウンが多くて、また暑くて、消耗した。臼ヶ岳からユーシンまでは概ね下りだけれど時折ある登り返しがまた辛い。2時間でなんとか戻ってこられた。
檜洞沢でまた汗を流してデポした荷物をパッキングして出発。雨山橋から峠までも地味に登っていてこれまた疲れる。峠からは大体コースタイムで下りられただろうか。3年前は玄倉からの日帰りで檜洞丸経由で下ってきたがこんな調子では同じ山行は難しい感じだ。沢の変化も少なくは無かったけれど自分の老化の方が変化が大きいな。
ともあれ無事に夏休み山行を終えられた。水遊びを堪能できたし。2日目は臼ヶ岳で1名、ユーシンロッジ周辺で5名、雨山峠に向かうところで2名に出逢ったが丹沢としては静かなもの。終わってみればなかなか楽しい山行でした。
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