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記録ID: 248651
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塩見・赤石・聖

畑薙第一ダム〜大根沢山東尾根(偵察)

2012年11月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:44
距離
14.8km
登り
1,507m
下り
1,505m

コースタイム

2012/11/24(土) 日の出6:29/日の入16:37

6:20畑薙第一ダム - 8:30_EL1648 - 9:30_EL1927 - 10:30田代沢ノ頭△2112 - 12:00大根沢山12:25
- 13:35田代沢ノ頭△2112 - 16:05畑薙第一ダム
天候 2012/11/24(土) 曇のち晴
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・前夜の車中泊は田代の「てしゃまんく」駐車場。トイレ有り。軒先が使える。22時消灯。
・畑薙第一ダム右岸堰堤の取付きは乗用車4台程度の路駐可
コース状況/
危険箇所等
<コース状況>
全体に見通しの悪く踏み跡の薄い尾根です。登りは大体尾根通しに進めますが、降りは支尾根に入ってしまいそうなところが数か所あります。地形図上で間違えそうなポイントをあらかじめピックアップし、実際に登るときに注意箇所で振り返って降りの景色を記憶しておくこと。注意箇所には赤・ピンク・青いスズランテープなどでマーキングがあります。

登り方向;
・取付きすぐはかなりの急傾斜。左手に固定ロープ有。
・EL1300あたりまでは、青スズランテープの鹿?熊?対策が施してある幹が出てくる。
 これよりも右手(北)を歩く。
・EL1500で畑薙牛首から登ってくる尾根とぶつかる。降りの要注意ポイント。マーク有り。
・EL1500を過ぎると尾根が広がり、傾斜が再度強くなった先が1648。ここまで概ね南西方向だった
 進路が1648で南に変わる。
・再び進路を徐々に南西へ変えながら尾根を辿る。
・EL1900付近から平坦な地形になり、倒木が増える。EL1950を超えると倒木傾斜地帯となる。
 ここは右手(北)に寄せるよう進路を取る。
・倒木傾斜を登りきると右手のガレ方向が明るくなる。ガレの淵は展望良。
・緩やかに進むとEL2112△田代沢ノ頭。標石、幹に黄色のプレート有。
・前方の鞍部の右手のガレから、大根沢〜信濃俣〜光〜仁田岳方向の大展望。ここがいちばん。
・ここから先は緩やかにアップダウンしながら大根沢山頂を目指す。
・最後の100mがんばって、大根沢山頂。小さな標石と幹に赤テープで「最高点」の文字。
・三角点には行っていませんが「大根沢山」の看板があるらしいです。

降り方向;
・とにかく見通し悪く支尾根に入りやすい。
・取付き直前の急傾斜は左手のほうが若干傾斜が緩い。ロープがあったほうが安全かも。


<温泉>
赤石温泉白樺荘
 4月〜11月10:00〜18:00 12月〜3月10:00〜17:00
 勤労感謝の日の連休は紅葉見物客も多く、宿泊は満室だそうです。
 au携帯は圏外
ここから取付きます。この日は我々含め4台の路駐。
2012年11月24日 06:29撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
11/24 6:29
ここから取付きます。この日は我々含め4台の路駐。
最初の急登。下山時は手がかりなく滑り落ちるように降ります。
2012年11月24日 06:33撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
11/24 6:33
最初の急登。下山時は手がかりなく滑り落ちるように降ります。
畑薙第一ダム堰堤⇔大根沢の尾根(写真右手方向)と、畑薙牛首⇔大根沢の尾根(写真直進方向)の分岐。幹にマークが沢山つけてある。
2012年11月24日 08:36撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/24 8:36
畑薙第一ダム堰堤⇔大根沢の尾根(写真右手方向)と、畑薙牛首⇔大根沢の尾根(写真直進方向)の分岐。幹にマークが沢山つけてある。
田代沢ノ頭。EL2112.2の三角点。
2012年11月24日 10:37撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/24 10:37
田代沢ノ頭。EL2112.2の三角点。
田代沢ノ頭の目印
2012年11月24日 10:38撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
11/24 10:38
田代沢ノ頭の目印
大根沢山の山頂。積雪10cmくらい。三角点には行かなかったので小さな標石を証拠にパチリ。
2012年11月24日 12:11撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
11/24 12:11
大根沢山の山頂。積雪10cmくらい。三角点には行かなかったので小さな標石を証拠にパチリ。
田代沢ノ頭の北西側ガレの淵は光岳方面の展望所。
中央から右に、光岳、イザルケ岳と手前にイザル尾根、易老岳、仁田岳から手前に仁田岳南尾根、手前は信濃俣尾根?
2012年11月24日 13:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
2
11/24 13:16
田代沢ノ頭の北西側ガレの淵は光岳方面の展望所。
中央から右に、光岳、イザルケ岳と手前にイザル尾根、易老岳、仁田岳から手前に仁田岳南尾根、手前は信濃俣尾根?
左から、大根沢山からブナ沢コルへの激下り斜面、樺沢山へ続く尾根。ひとつ向こう側は信濃俣から寸又川左岸林道へ下る尾根?
2012年11月24日 13:19撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/24 13:19
左から、大根沢山からブナ沢コルへの激下り斜面、樺沢山へ続く尾根。ひとつ向こう側は信濃俣から寸又川左岸林道へ下る尾根?
左から、仁田岳と仁田岳南尾根、茶臼岳と鳥小屋尾根、白い頭の上河内岳。
2012年11月24日 13:32撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
11/24 13:32
左から、仁田岳と仁田岳南尾根、茶臼岳と鳥小屋尾根、白い頭の上河内岳。
雄大
2012年11月24日 13:56撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/24 13:56
雄大
光岳ってあんなに尖ってましたっけ?
2012年11月24日 13:57撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/24 13:57
光岳ってあんなに尖ってましたっけ?
エメラルドブルーの畑薙湖と紅葉
2012年11月24日 15:57撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/24 15:57
エメラルドブルーの畑薙湖と紅葉
(25日おまけ)
東河内の紅葉が見頃ときいて、やってきました。
2012年11月25日 08:43撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/25 8:43
(25日おまけ)
東河内の紅葉が見頃ときいて、やってきました。
(25日おまけ)
2012年11月25日 08:50撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/25 8:50
(25日おまけ)
(25日おまけ)
2012年11月25日 08:55撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/25 8:55
(25日おまけ)
(25日おまけ)
記念に持ってかえりました
2012年11月25日 08:57撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/25 8:57
(25日おまけ)
記念に持ってかえりました
(25日おまけ)
畑薙第一ダムからも白くカッコイイ上河内岳がみえます。
2012年11月25日 09:18撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/25 9:18
(25日おまけ)
畑薙第一ダムからも白くカッコイイ上河内岳がみえます。
(25日おまけ)
ダム脇にひっそりと南アルプス遭難者慰霊碑。
yosi-yamaさんの義弟さん、人生の最後を此処で迎えた方々に手を合わせてきました。
2012年11月25日 09:21撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
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11/25 9:21
(25日おまけ)
ダム脇にひっそりと南アルプス遭難者慰霊碑。
yosi-yamaさんの義弟さん、人生の最後を此処で迎えた方々に手を合わせてきました。

感想

年末年始の縦走に備え、大根沢山への偵察山行。
南ア南部〜深南部バリルートのエキスパートであり当該ルート経験もあるletsさんが同行してくださり、大根沢山への往復を無事果たすことができた。

最初の急登は岩場でなく脆く崩れやすい土質で、なんとか越えたあとも急傾斜が暫く続き、一般登山道なら九十九折につけてありそうなところを直登する。安全をみて冬靴装備にしたが、足首が固すぎて登りづらく靴擦れができる。降り積もった落葉の下には見えない大小の石ころだらけで、何も考えずに足を置くと捻挫しそうになる。
ただ歩くだけでも、人の手で整備された一般登山道との大きな違いが沢山あることを知った。修行が必要だ。

そんなバリエーションルートをletsさんはシンプルに着実に進んでいく。自分はGPSや高度計などの文明の利器に頼りっぱなしであるが、地形図とコンパスをたよりに地形を読みながら進路を取る形態は、本来あるべき姿であるだけでなく、これこそが山歩きの醍醐味なんだろうと考えさせられた。自分の目指す理想の山行を実行されているletsさんとご一緒させていただき、今の自分に足りないもの、今後やるべきこと、多くのことを学ばせていただいた。

静かな樹林帯で足を止めると、鳥の声、見上げると梢のあいだに青空、木々の隙間からは11月の低く黄色い太陽に照らされやわらかなコントラストの稜線や尾根が見える。幸せだ。
相変わらず軟弱な自分は、今日は偵察だから無理しないで山頂まで行かなくても充分、と考え、途中で何度も「もういいかな〜」などと弱腰発言を続けていたが、着実なletsさんに引っ張っていただき、大根沢山の山頂へ到達した。約1年前にバテバテで到着、ゆっくりする時間もなく後ろ髪を引かれながら後にした大根沢山。また来ることができた。

大変充実した偵察山行となりました。letsさんに心より御礼申し上げます。

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