お久しぶりです!! 〜武奈ヶ岳〜
- GPS
- 07:00
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,193m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
天候 | 基本晴れ、時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週思いがけない雪山ハイクができたのに味を占めて、今週末を待ちかねて同じ比良に出かけました(笑)
ここ最近平日にゆっくり情報を見たり考えたりする時間が取れなくて、どこに行こうかと検討することができていません。
どこの山でもいいという気持ちが根底にあるものですからまじめに行きたいところを探す気になっていないのも本音です。
2週続けての比良も全くOKで、今日はどのルートから歩いてやろうかといつものようにワクワクで車を降りました。
年末の雪山テン泊に向けて、そろえた装備のテストをしてみるつもりでいくつか持ってきています。
冬用シューズにハードシェルのウェア、12爪のアイゼン・・・
ピッケルやシャベルは家で留守番。
今週の平日は天気がぐずついた印象があって、この分だと雪はかなり増えていそうだ・・・と皮算用をしながら山を見上げて・・・???
下から見上げる限りですが、白いところが見当たらない!
どうやら予想に反して雪はかなり消えているようです。
とはいっても峠を越えれば雪はどっさりあるはず。
新しいシューズでゆっくり歩き出します。
店で購入時に試し履きをしているのに、実地に山を歩くとソールの堅さがあらためて実感できますね。
爪先立っても靴は曲がらず、まるで下駄を履いているような感触です。
慣れないとふくらはぎが張ってくるような緊張感があります。
青空の広がるいい天気ですが気温はかなり低く、他の登山者も万全の防寒装備の人がほとんどです。
青ガレの岩にも雪はついていなくて問題なく登り、傾斜を増した谷を金糞峠に向かっていると「むっしゅさん!」と声をかけてこられたのはご夫婦と息子さんの3人連れでした。
4月の比良縦走で出会ったsenrakuyaさんのご一家です(拍手!!)
コメントのやり取りなどはずっとありましたが、久しぶりの再会に一気にテンションが上がりました(恥)
八雲ヶ原で時間を過ごすのがお気に入りだと今日もその予定の山行だそうです。
今日のルートを尋ねられ、中峠からワサビ峠〜西南稜と答えると、あちらは八雲ヶ原にツェルトを張って荷物をデポし、武奈ヶ岳までピストンするので落ち合って豚汁食べませんかと思いがけないお誘い!
ご家族の時間を邪魔してはと躊躇したのは一瞬で、ほとんど二つ返事で承諾してしまいました(笑)
私の手持ちの食材はアルファ米に缶入りカレーくらいで提供できるものがないと心配でしたが、奥さんの自信たっぷりの「大丈夫です!」に安心させてもらいました。
一旦別れて金糞峠から奥の深谷に下ります。
こちら側は予想したとおりの白い世界です。
外界の音が遮断され、雪景色特有の静かさを感じます。
立ち止まって耳を澄ませては、雪の中に一人立って無音を感じる贅沢にニンマリしています。
(誰も見ていませんから!)
2つの峠を上り下りする道で、これも今日がデビューのセミワンタッチアイゼンをつけてみました。
前爪の大きさに緊張してしまうのも初々しい反応でしょうか?
踵が旨く嵌まっていなかったのか、右足のアイゼンが外れたことに気付かず数十m歩いてしまう失敗もありました(汗)
パンツのすそを引っ掛けて破いてしまう話もよく聞くので、左右の間隔を保つ歩き方の練習を兼ねて進みます。
前爪だけで岩に立ってみると、アイゼンは問題なく対応しているのですが、足の方が慣れない負担に驚いています。
踵が少し浮くのが気になるところです。
ひもの締め方にコツがありそうですが、自分で身につけないと・・・
そんなこんなであれこれ気を散らしながら歩いていたので登りの疲れはほとんど感じずに稜線に立っていました。
あと1ヶ月もするとこの中峠〜ワサビ峠のルートは雪で埋もれてしまいます。
今日歩けてよかったと、本当に何度も感じることができた道でした。
南に目を向けると蓬莱山あたりは陽を浴びて見事に輝いています。
手前の山は雲に日光を遮られ、グレーの濃淡で輪郭を浮かべています。
極端なほどのコントラストも自然の演出だと嬉しい気持ちで眺めながら稜線を辿ります。
山頂にはご一家が一足先に着いていました。
ツェルトの設営もして、どれだけ速いんだと驚きました!
(お前が遅いんや! と四方八方から突っ込まれています・・・)
合流して八雲まではスキー場跡経由で下り、すきっ腹を抱えてツェルトまでやってきました。
奥さんが手際よく段取りされた豚汁は味噌の風味と豚肉の舌触り、プラスその暖かさが素晴らしいご馳走でした!
タープで風除けの効果もあって居心地のいい食事空間でしたが、食後に出てきたデザートもありがたく頂戴し(遠慮もせずにすみません・・・)、話のネタも次々出てきて楽しい時間が過ぎていきます。
一通り盛り上がった後は満ち足りた気分での撤収・下山となりました。
先週と同じ比良を歩きながら、そこでの体験は全く違うものになりました。
先週は一人で山の空気に触れながら、五感で受け取った山の一日。
今週は山友との再会というハプニングから違う暖かさを感じることができた一日でした。
どちらがいいとか悪いとか、比べる意味はないと思います。
山に順位をつけることができないのと同じように、そこでいろいろな偶然が奇跡のように重なって体験できたことに優劣などあるはずもなく、毎回自分に残るのは「今日この山に来て良かった」と喜ぶ心だけです。
sennrakuyaさんご一家には、お世話になっただけで何のお返しもできていないのが心苦しいのですが、この場でせめてお礼を申し上げます。
素晴らしい時間をいただきました。
ありがとうございました!
天気予報外れで思わぬ??晴れ間の武奈ヶ岳
我が家は北山歩いてましたが、比良はどうなってるんだろ・・・ってずっと気になっておりました
なんとも素敵なsenrakuyaご一家との出会い
こんな素敵な出会いがあるのがヤマレコの素晴らしさですね
雪の武奈・・・
年末、年始と立て続けに計画しちゃってます。
楽しみだぁ
光と音を感じるレコですね
風〜木々 雫〜水 雪を踏みしめる
楽しそうな笑い声
まで はらりと聞こえてきそうです
monさんらしさをいつまでも失わないでほしいなぁと思いながら
次も楽しみにしています
何かぼくが無理やり引き込んだ感が満載でしたが、たまにはこんなアクシデントもいいでしょう?
本当に驚きの再会でしたね!
ぼくが全然写真を撮っていなかったので写真を見ることができてありがたいです!
意外に雪が少なかったのですが、荒れることもなくてよかったですね。またお話ししながら歩きましょう
と思っていたら、senrakuyaさんとバッタリだったんですね!!
比良縦走の時以来なら、もぉ話の話題は尽きませんよねぇ
僕なんか施術中、いつも喋ってばかりですよ(笑)
それにしても新装備!!
ここぞとばかり、財を投じられましたね・・・すごい
さて、新装備を使ってどちらに行かれるのでしょうか?
monsieurさんのレコ、ますます楽しみです
やっぱり比良はいいですよね
「帰ってきた」と自然に思えるところです。
そちらも年末年始は毎年の恒例行事になっていますか
多くの人にとって、比良は時間を過ごすところなんですね。
あまり甘やかすとこいつはすぐに付け上がるものですから、手綱は締めておいてくださいね
最近は感想文に時間をかけることができなくて、一気に書いてはそのまま 放ってあるような状態です。
もう少しだけ時間を取れれば少しは吟味できそうなものですが・・・
穏やかな雪景色の中で立ち尽くすほんの数秒の時間は好きです。
senrakuyaさん、こんばんは!
八雲での時間の過ごし方は羨ましい光景ですね
ご家族みんなのお気に入りってところが素敵です
今週末にも予定できそうなので、また教えてくださいね
一度同じ時間を過ごした仲間とは半年のブランクなんて関係ないようで、senrakuyaさんにも失礼なくらいなれなれしく接してしまいました
またnobuchiさん達ともご一緒できたらと思っています。
時間違いますが武奈ヶ岳いってました!
朝、写真のsenrakuyaさん家族に青ガレですれ違ったような気がします。
レコを拝見しましたよ
この季節に早朝から登るのはすごい根性ですね!
でも寒さは感じても、そこに立っている時間はその人にとって大事な時間に感じたりもしますね。
どこかの山で見つけたら声をかけてくださいな
オレンジの真新しい靴がまぶしすぎます。
アイゼンもばっちりですね。
モ○○○ン、狙っているのですが、海外通販は語学がなく、
国内では、財力がなく・・・
クリスマスセールで勇気を出してみる?
テントは、冬用の外張用意されましたか?
冬道具は本当にお金がかかりますね
シューズは慣らしに履いていますが、まだ足に馴染むまでには時間がかかりそうです
一度揃えてしまえば大事に使って長く付き合えるつもりの道具たちですが、使いこなせるかな・・・
テントの外張りは今回は用意しません。
凍りつくと開け閉めに苦労するだろうと思いますが、アライテントの説明書きに「必要な場面は限られる」との記述があったもので・・・
ま、寝られないかもしれませんがね
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