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Yamareco

記録ID: 2515780
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

トムラウシ山

1998年07月15日(水) 〜 1998年07月17日(金)
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littletrekker その他2人
GPS
80:00
距離
41.6km
登り
2,202m
下り
3,064m

コースタイム

1日目
山行
5:00
休憩
0:00
合計
5:00
2日目
山行
9:30
休憩
0:00
合計
9:30
5:30
570
15:00
ヒサゴ沼幕営地
3日目
山行
9:00
休憩
0:00
合計
9:00
5:30
540
ヒサゴ沼幕営地
14:30
トムラウシ温泉
4日目
山行
1:30
休憩
0:00
合計
1:30
6:00
90
トムラウシ温泉
7:30
トムラウシ温泉
 山の先達Y氏御夫婦と、北海道の背骨トムラウシを縦走する事にした。
 7月14日、羽田発の最終便で千歳に降りる。札幌迄移動して、明日からの縦走に備えた。
 7月15日、JRとバスを乗り継いで層雲峡へ。ケーブルとリフトを使って、黒岳登山口まで上がった。こここから約1時間の行程で、黒岳の山頂を目指す。リフトで7合目迄入れる事もあって、軽装の入山者が多い。よく整備された道の両側には、高山植物の花が至る所に咲いていて、歩いていて飽きない道だ。黒岳山頂はガスがかかっていたが、時折雲間から北鎮岳が顔を出した。黒岳から北海岳、白雲岳分岐迄は、ゆったりとした高原状の丘を登り下りする。一つ一つの地形が大きく、さすがは北海道の山だと妙に納得出来た。歩き出して約5時間、今日の幕営地である白雲岳避難小屋のテントサイトに到着した。
 7月16日快晴。白雲岳避難小屋からは、遠くトムラウシが朝日に染まって、桃色に見えた。今日の行程は、忠別岳を越えて、トムラウシ直下のヒサゴ沼幕営地までである。この縦走路、とにかく高山植物が素晴らしい。平ヶ岳周辺の溶岩台地は、どこまでもコマクサの花畑が続いているし、化雲平では黄色のタカネスミレ、ピンク色のミヤマシオガマやエゾザクラ、クリーム色のチングルマの中を延々と進んだ。約8時間の行程で、ニッコウキスゲの咲く沼に「ニペッツ岳」が浮かんで見える、ヒサゴ沼の幕営地に到着。縦走路とヒサゴ沼幕営地を結ぶ道には、残雪がたっぷりあり、これで冷やしたビールが美味しかった。
 7月17日ヒサゴ沼から縦走路に戻り、トムラウシを目指す。 「日本庭園」過ぎた辺りは、大きな石を跳び渡る様に道がつけられており、少々歩き難い。ここを登りきると、トムラウシが目の前にせまってきた。北沼からの最後の岩轢斜面を登りきると、360度の視界が広がるトムラウシ山頂である。正面には、オプタテシケ山・十勝山・美瑛山等の十勝連峰。右手にはニペッツ山。振り返ると、昨日登り越して来た忠別岳の向こうに、大雪の山塊が見える。
  トムラウシはとにかくスケールの大きな山で、層雲峡からトムラウシ温泉への縦走路は、北海道の山のスケールの大きさと、高山植物の花を満喫出来る素晴らしいコースであった。いつの日にか再登出来る事を念じつつ、トムラウシ温泉へと下った。
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
層雲峡から入山し、トムラウシ温泉までテント泊で縦走
白雲の幕営地からトムラウシを望む
白雲の幕営地からトムラウシを望む
忠別岳へ向かって縦走する。
忠別岳へ向かって縦走する。
トムラウシが大きく見えてきた。
トムラウシが大きく見えてきた。
花畑を歩く。
ヒサゴ沼の幕営地にて。ニペソツが良く見えた。
ヒサゴ沼の幕営地にて。ニペソツが良く見えた。
トムラウト山頂到着。
トムラウト山頂到着。
山頂より大雪山系の眺め。
山頂より大雪山系の眺め。
クムラウシ温泉へ下る途中でトムラウシを振り返る。
クムラウシ温泉へ下る途中でトムラウシを振り返る。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ
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訪問者数:144人

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2/5
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