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Yamareco

記録ID: 2539138
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

晩夏の赤岳 真教寺尾根・県界尾根経由

2020年08月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
cham18 その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:11
距離
14.2km
登り
1,440m
下り
1,436m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:45
休憩
2:57
合計
12:42
4:38
4:39
53
5:51
5:52
67
6:59
7:20
15
7:35
7:35
161
10:16
10:29
2
10:31
10:46
5
10:51
10:58
1
10:59
11:06
2
11:08
12:40
101
14:21
14:21
64
15:30
15:32
49
16:21
16:21
26
17:11
17:11
1
17:12
ゴール地点
パノラマリフト付近・牛首山・竜頭峰付近で小休止。
赤岳頂上山荘で昼食休憩
県界尾根で3回小休止。
天候 快晴→ガス→晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美し森ロッジの登山者用第2駐車場に駐車。
3:45着で1台先着者あり。
コース状況/
危険箇所等
真教寺尾根核心部までは危険個所はなし。
核心部は鎖等整備が行き届き注意すれば問題なし。
県界尾根の下り口が赤岳頂上山荘のWC看板の影にかくれ、一度見落とす。
岩場はしっかり整備されており問題なし。
小天狗から大門川までの下りは土砂の流出で登山道が多少荒れている。
その他周辺情報 どこにもよらず直帰。
迷い込んだコテージの中で。
2020年08月29日 04:09撮影 by  HERO6 Black, GoPro
8/29 4:09
迷い込んだコテージの中で。
気を取り直して出発。
登山道入ってすぐのポストへ
気を取り直して出発。
登山道入ってすぐのポストへ
羽衣の池くらいからだいぶ明るくなってきた。
2020年08月29日 05:09撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/29 5:09
羽衣の池くらいからだいぶ明るくなってきた。
清里テラス手前でご来光
2020年08月29日 05:19撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/29 5:19
清里テラス手前でご来光
雲海が広がる
2020年08月29日 05:22撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/29 5:22
雲海が広がる
南アルプスのモルゲン
右端甲斐駒と中央の北岳
2020年08月29日 05:25撮影 by  X-T20, FUJIFILM
5
8/29 5:25
南アルプスのモルゲン
右端甲斐駒と中央の北岳
すばらしい光芒!
2020年08月29日 05:36撮影 by  X-T20, FUJIFILM
6
8/29 5:36
すばらしい光芒!
賽の河原より牛首山と後方にそびえる赤岳
2020年08月29日 05:54撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 5:54
賽の河原より牛首山と後方にそびえる赤岳
赤岳と横岳
2020年08月29日 05:54撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/29 5:54
赤岳と横岳
富士と雲海
2020年08月29日 06:06撮影 by  X-T20, FUJIFILM
3
8/29 6:06
富士と雲海
金峰山方面から南アルプスまで
2020年08月29日 06:07撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 6:07
金峰山方面から南アルプスまで
牛首山山頂。なかなか赤岳への眺望が開けない
2020年08月29日 07:16撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 7:16
牛首山山頂。なかなか赤岳への眺望が開けない
シラビソなど針葉樹が多い登山道
2020年08月29日 07:34撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 7:34
シラビソなど針葉樹が多い登山道
牛首山を越えた扇山ピークでわずかにみえる赤岳
2020年08月29日 07:38撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 7:38
牛首山を越えた扇山ピークでわずかにみえる赤岳
足元の小さな世界
2020年08月29日 07:40撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 7:40
足元の小さな世界
八ヶ岳に来たなーって感じの苔の群生
2020年08月29日 07:48撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 7:48
八ヶ岳に来たなーって感じの苔の群生
県界尾根と真教寺、両尾根
2020年08月29日 08:45撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 8:45
県界尾根と真教寺、両尾根
いよいよ核心部がはじまる
2020年08月29日 09:25撮影 by  iPhone 8, Apple
8/29 9:25
いよいよ核心部がはじまる
長い鎖場
2020年08月29日 09:33撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 9:33
長い鎖場
手はあくまで補助。足場はかけるところはたくさんある。
手はあくまで補助。足場はかけるところはたくさんある。
ガスが湧いてきてだんだん眺望がなくなるが、県界尾根はしばらく見えていた。
2020年08月29日 09:49撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 9:49
ガスが湧いてきてだんだん眺望がなくなるが、県界尾根はしばらく見えていた。
いよいよ赤岳本峰直下
2020年08月29日 09:55撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 9:55
いよいよ赤岳本峰直下
青空がのぞく、好転するか??
2020年08月29日 09:56撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 9:56
青空がのぞく、好転するか??
目の前の岩稜は左に巻いていく
目の前の岩稜は左に巻いていく
そのトラバースはなかなか怖い
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そのトラバースはなかなか怖い
トラバースを越えると、直登は終了。
2020年08月29日 10:07撮影 by  iPhone 8, Apple
8/29 10:07
トラバースを越えると、直登は終了。
権現岳分岐。左に進めばキレット。右に回り込むと赤岳。
権現岳分岐。左に進めばキレット。右に回り込むと赤岳。
うーむ濃いガス。
2020年08月29日 10:33撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 10:33
うーむ濃いガス。
おぉ晴れる?
文三郎尾根方向。いつか阿弥陀岳から赤岳をみたい。
2020年08月29日 10:55撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 10:55
文三郎尾根方向。いつか阿弥陀岳から赤岳をみたい。
竜頭峰の分岐は迫力ある岩稜
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竜頭峰の分岐は迫力ある岩稜
3年ぶりの登頂!今回は眺望があるぞ!!
2020年08月29日 11:05撮影 by  X-T20, FUJIFILM
3
8/29 11:05
3年ぶりの登頂!今回は眺望があるぞ!!
北峰と赤岳頂上山荘(今年度は営業休止)
2020年08月29日 11:02撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 11:02
北峰と赤岳頂上山荘(今年度は営業休止)
北峰より山頂をみる。
2020年08月29日 11:23撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 11:23
北峰より山頂をみる。
少しづつガスが取れ始める。
2020年08月29日 11:46撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 11:46
少しづつガスが取れ始める。
横岳も見えた!
2020年08月29日 11:48撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/29 11:48
横岳も見えた!
八ヶ岳連峰パノラマ
2020年08月29日 11:49撮影 by  iPhone 8, Apple
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8/29 11:49
八ヶ岳連峰パノラマ
大迫力の阿弥陀岳
2020年08月29日 11:59撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/29 11:59
大迫力の阿弥陀岳
天狗岳もちらちら
2020年08月29日 12:00撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 12:00
天狗岳もちらちら
箱庭感満載の行者小屋
2020年08月29日 12:01撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 12:01
箱庭感満載の行者小屋
おおー、見えたぞー。阿弥陀に中岳、文三郎尾根。
2020年08月29日 12:02撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/29 12:02
おおー、見えたぞー。阿弥陀に中岳、文三郎尾根。
文三郎尾根。今度はここを歩きたい。
2020年08月29日 12:03撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 12:03
文三郎尾根。今度はここを歩きたい。
3年前宿泊の赤岳展望荘。
2020年08月29日 12:10撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 12:10
3年前宿泊の赤岳展望荘。
さぁ県界尾根を下る。
2020年08月29日 12:21撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 12:21
さぁ県界尾根を下る。
日差しがきついが、眺望があるのはなにより。
2020年08月29日 13:10撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/29 13:10
日差しがきついが、眺望があるのはなにより。
タカネナデシコ
@県界尾根の岩場
2020年08月29日 13:12撮影 by  X-T20, FUJIFILM
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8/29 13:12
タカネナデシコ
@県界尾根の岩場
トリカブト
@県界尾根の岩場
2020年08月29日 13:19撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 13:19
トリカブト
@県界尾根の岩場
岩場がおわればなだらかそうな県界尾根
2020年08月29日 13:21撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 13:21
岩場がおわればなだらかそうな県界尾根
最後の岩場。梯子→鎖→トラバース鎖→鎖と総合力が問われた。
最後の岩場。梯子→鎖→トラバース鎖→鎖と総合力が問われた。
小天狗からの最後の赤岳。ありがとう!
2020年08月29日 15:07撮影 by  X-T20, FUJIFILM
1
8/29 15:07
小天狗からの最後の赤岳。ありがとう!
真教寺尾根と赤岳。
2020年08月29日 15:05撮影 by  X-T20, FUJIFILM
8/29 15:05
真教寺尾根と赤岳。
小天狗をすぎてすぐに尾根道と沢へ降りるルートの分岐。
2020年08月29日 15:27撮影 by  iPhone 8, Apple
8/29 15:27
小天狗をすぎてすぐに尾根道と沢へ降りるルートの分岐。
40分くだると、沢沿いの林道に
2020年08月29日 16:02撮影 by  HERO6 Black, GoPro
8/29 16:02
40分くだると、沢沿いの林道に
役割を終えた砂防ダムを8つほど通り過ぎていく。
2020年08月29日 16:15撮影 by  HERO6 Black, GoPro
8/29 16:15
役割を終えた砂防ダムを8つほど通り過ぎていく。
橋も岩や砂に埋まりつつある。
このあと車道にでて下山完遂。
2020年08月29日 16:42撮影 by  HERO6 Black, GoPro
8/29 16:42
橋も岩や砂に埋まりつつある。
このあと車道にでて下山完遂。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ポール ヘルメット 携帯トイレ

感想

 夏山シーズンといっても、宿泊が難しい。ギリギリというか限界に挑戦するという意味合いで、日帰りがなんとか可能であり、アルペン感があり、最高峰という好条件をもつ赤岳を今年の夏山メインイベントに選択。八ヶ岳は3年前に赤岳から白駒池まで縦走したが、天気に恵まれずとくに赤岳はガスでまったく眺望はなかったこともあり、今回リベンジもかねて、様々な思いで臨む。
 4時発を予定したが、暗闇で登山口を見逃し、コテージエリアに迷い込み30分のロスで、ようやくスタート。土が流出した木段に難儀したものの、あっという間に明るくなり、樹林の中でご来光をむかえる。木の間からはモルゲンロートの南アルプスや八ヶ岳の山容が拝めた。やがて雲海が朝日に照らされ、今回はそれが目的でないものの思わぬ展開にしばし休憩。賽の河原からは、通過する牛首山がぬっと立ちはだかり、その後ろに目標の赤岳の岩峰がそびえる。すごそうだ真教寺尾根。
 記憶もおぼつかない、ストレスフルな樹林尾根道をひたすら登り、体力を消耗しきったところで始まる核心部の岩稜。足がプルプルしそうな状況で、上半身の力に頼りながら這うように進んでいく。牛首山を過ぎたあたりがからガスも出てきて、眺望もなくなってきたため気力にも陰りが…下山してくるハイカーに上の状況を聞いても、みな一様に、真っ白だったと…3年前のあの時と同じかー。
気を取り直す要素もないまま、唯一、「日帰りで八ヶ岳最高峰に挑むのだ」というアクティビティ的価値観を振りかざし、がむしゃらに両手両足を上へ前へと進める。文字通り、壁にへばりつきながら権現岳分岐にたどり着く。
呼吸を整えながら赤岳本峰をみるも、となりの峰からすら真っ白で見えない。ううむ。わずかなながら上空には青空が覗く、希望あるかも。
 とりあえず赤岳本峰の山頂を踏む。人が多かったので赤岳頂上山荘横の広場から左は阿弥陀、右は横岳への主稜線がみえる位置に陣取り昼食。するとカッと熱さを感じるとともに光が差し込む。おぉ!雲がごそっと取れ、八ヶ岳連峰と谷が開ける!やったー、3年前はガス、2泊3日のうち、主稜線で眺望が開けたのは10分間、その時は横岳から赤岳を見たとき(そのタイミングでの晴れはそれはそれで奇跡)だったので今回は見えなかった最高峰からの八ヶ岳の峰々を見ることができた!
 阿弥陀岳と中岳、それをつなぐ文三郎尾根の綺麗な登山道、行者小屋・赤岳鉱泉とそれを包み込む緑の谷、かつて歩いた横岳の鋸のような稜線。北八ヶ岳の天狗など、なににも代えがたい眺望が舞い込んだ。
 長居の代償として、ペースを上げての県界尾根下山。岩場は気持ち真教寺よりは、進みやすい。しかし鎖場は長くテクニカル、ここは緊張感を楽しむ。しかし疲弊しきった身体に堪える緩やかな、いや、言い換えればだらだらした樹林の尾根道。しかし、終盤、今日歩いた稜線と赤岳が総覧できるポイントである小天狗で一気に報われた感覚に!そのときも雲は取れ八ヶ岳連峰がすべて見えた。ややかすむかけているが、むしろかすむほどの距離を降りてきたと思えば達成感もひとしお。ありがとう赤岳!
 沢に降りるまで40分のやや急な下りがあったが、その後は砂防ダム関連の作業道と思われる林道を快適に進み、車道から出発地点の美し森ロッジに戻り、真教寺・県界周回を達成!!17時過ぎだった。計13時間の山行を完遂。行動時間としてはレコードだ(ほめられたものではないが)。
 感染防止等、条件が多いなかでのハードなやり方であったが、計画と経験、自身の実力において限界だったと思う、それを受け入れてくれた友人そして八ヶ岳に感謝したい。今度は権現岳あるいは阿弥陀岳から、屹立する赤岳の雄姿をみさせてほしい!!

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