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Yamareco

記録ID: 2552849
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県西粟倉村 作業道〜若杉峰〜若杉天然林 大雨翌日の秋の気配

2020年09月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:14
距離
7.5km
登り
430m
下り
429m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
0:13
合計
4:13
8:47
49
作業道入口向かいスペース
9:36
9:36
11
吉野川支流の滝
9:47
9:48
31
作業道終点
10:19
10:19
28
県境尾根合流点
10:47
10:58
16
11:14
11:14
27
県境尾根合流点(2回目)
11:41
11:42
12
三町分岐
11:54
11:54
47
第三分岐点
12:41
12:41
3
若杉天然林碑
12:44
12:44
16
13:00
作業道入口向かいスペース
展望や旬の動植物観察などを楽しむコース
歩行距離7.5km、歩行時間4時間、歩行数14,400歩、消費カロリー2,020Kcal
天候 晴れ時々曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道72号線がちくさ高原(峰越峠)方面に向かい東に方向転換する地点の少し南にある路肩スペースに自動車を停めました。2台程駐車可能です。また、若杉天然林の駐車場は20台程停められます。
コース状況/
危険箇所等
 大雨洪水警報翌日でしたが、雨の影響はほとんどなく、出発点とした作業道に多少水たまりやちょろちょろ流れがあった程度でした。若杉天然林内の若杉渓谷も水量はあまり変わっていないようで、若杉渓谷渡渉点<写真29>は石が水没しかけていましたが、これ以上は水量が増えそうになく、よほどの豪雨にならない限り普通に歩けそうな気がしました。
 若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>から三町分岐<写真20>までの県境尾根は、基本、県境沿いですが北に逸れる箇所が2箇所あり、踏み跡やピンクテープを見落とすと根曲がり竹のヤブコギになります。下調べしていなかったので、2箇所ともヤブコギする羽目になりました。
 サワオトギリ<写真13>撮影地点南の標高1,050m辺りで作業道は終わり、そこから県境尾根合流点までは道ではありませんが、植林帯で踏み跡があることが多く、根曲がり竹のヤブになってもすぐに境界標柱や踏み跡が現れました。
 三町分岐<写真20>からゴール地点までは、よく整備された遊歩道や舗装道路です。

 作業道入口<写真02>から県境尾根合流点までは、作業道や踏み跡のある植林帯などで歩きやすかったです。
 砂利と石埋まりの作業道の左右は溝状になっていることが多く、雨水はこの溝へと流れ落ちていくようでした。大雨洪水警報翌日でもほとんど水たまりがなかったのはこのためでしょう。歩きやすいのですが、ところどころ落石や豪雨で崩れたような箇所がありました。
 尾根に乗るには溝を越えて急斜面を登らなければならないようだったので、吉野川支流の滝<写真11>まで作業道を進みました。ここから作業道は西に進路を変えます。沢沿いに北東に進み標高1,140m峰を目指せなくはなかったのですが、「土砂災害警戒レベル2」が解除されたばかりなので、そのまま作業道を歩きました。
 サワオトギリ<写真13>撮影地点南の標高1,050m辺りが作業道終点で、そこからしばらくは尾根上の植林帯の踏み跡を辿りました。
 標高1,090m辺りから踏み跡は北西に方向転換、このまま若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>の南東の谷までトラバースして谷を詰めていくつもりでしたが、結局、標高1,100m辺りからまばらな根曲がり竹をつかんで尾根に登り、北上しました。幸い、すぐに植林帯の踏み跡が現れました。
 標高1,150m辺りから踏み跡は怪しくなり始め、標高1,160m辺りでとうとう根曲がり竹などのヤブに突っ込みました。しかし、ヤブになってもすぐに抜けられ境界標柱や踏み跡が現れるの繰り返しで、標高1,170mを過ぎると再び植林帯できれいな踏み跡があり、県境尾根までスムーズに登れました。

 若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>から三町分岐<写真20>までの県境尾根は、基本、県境沿いですが、北に逸れる箇所が2箇所あり、踏み跡やピンクテープを見落とすと根曲がり竹のヤブコギになります。特にこの時季は、下調べなしだと我々のように2箇所ともヤブコギになる可能性が高そうです。
 県境尾根より北に逸れなければならないのは、県境尾根合流点の東西1箇所ずつです。県境尾根合流点から西に進み、鞍部を過ぎ標高1,180m手前から腰くらいの高さのシダヤブに突っ込み南西へ、標高1,185m辺りで根曲がり竹のヤブに突っ込み、北西に斜面を登りました。北寄りに進むにつれてヤブはマシになり、標高1,190m辺りから根曲がり竹は低く次第に歩きやすくなりました。復路では、踏み跡を辿っていると、結局は根曲がり竹のヤブに入りましたが、かき分けずに歩けました。
 もう1箇所は、県境尾根合流点の東、標高1,180〜1,160mで、根曲がり竹の斜面をヤブコギしながら下る羽目になりました。幸い、前方はずっと見えました。
その他周辺情報 鳥取自動車道西粟倉ICすぐ近くに道の駅「あわくらんど」、その隣にランチバイキングが楽しめる「あわくら旬の里」<写真34,35>、少し北北西に進むと温泉施設「湯〜とぴあ 黄金泉」があります。「あわくら旬の里」で食事すると、「湯〜とぴあ 黄金泉」の割引券がいただけました。
01ミツカドコオロギ♂
我が家の玄関内にいました。文字通り、頭上部、左右に三つの角があります。詳細は感想にて。
2
01ミツカドコオロギ♂
我が家の玄関内にいました。文字通り、頭上部、左右に三つの角があります。詳細は感想にて。
02作業道入口
地形図上に載っている作業道を登ることにしました。向こうに見えている990m峰を西から北に巻きました。
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02作業道入口
地形図上に載っている作業道を登ることにしました。向こうに見えている990m峰を西から北に巻きました。
03アキアカネ♀
秋になると、メスは腹部の上のほうだけがうっすら赤くなります。アキアカネもだんだん平地に下りてきつつあります。側にオス<写真19>もいました。岡山県のレッドデータブックでは情報不足になっていますが、県境近くではよく見かけます。
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03アキアカネ♀
秋になると、メスは腹部の上のほうだけがうっすら赤くなります。アキアカネもだんだん平地に下りてきつつあります。側にオス<写真19>もいました。岡山県のレッドデータブックでは情報不足になっていますが、県境近くではよく見かけます。
04餌に気づいた
    アカハライモリ
作業道の水たまりにいたアカハライモリが水面に浮かぶ餌に気が付いたようです。
7
04餌に気づいた
    アカハライモリ
作業道の水たまりにいたアカハライモリが水面に浮かぶ餌に気が付いたようです。
05餌を食べようとする
     アカハライモリ
イモリかきをしながら餌に近づきます。足を左右に広げ、大口を開けた姿がおもしろすぎました(*^^*)こんな怪獣キャラ、いそうです。
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05餌を食べようとする
     アカハライモリ
イモリかきをしながら餌に近づきます。足を左右に広げ、大口を開けた姿がおもしろすぎました(*^^*)こんな怪獣キャラ、いそうです。
06目測を誤った
    アカハライモリ
おっとぉ!餌をゲットするかと思いきや、目測を誤り餌まで届きませんでした(-_-;)
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06目測を誤った
    アカハライモリ
おっとぉ!餌をゲットするかと思いきや、目測を誤り餌まで届きませんでした(-_-;)
07がっかりする
    アカハライモリ
結局、餌をあきらめたのか、カリメロのような口をして意気消沈。連れには、ガチャピンのように見えたそうです。一部始終を動画にも撮りましたが、一瞬だったので、写真のほうがわかりやすいです。
8
07がっかりする
    アカハライモリ
結局、餌をあきらめたのか、カリメロのような口をして意気消沈。連れには、ガチャピンのように見えたそうです。一部始終を動画にも撮りましたが、一瞬だったので、写真のほうがわかりやすいです。
08落ちない木
根が浮いています。落ちない木は受験の神木かも!(^^)!っていうか、帰りに落ちて道をふさいでないか心配したら?と連れの冷静なツッコミが(*_*;このときは、ここをピストンするつもりでした。
2
08落ちない木
根が浮いています。落ちない木は受験の神木かも!(^^)!っていうか、帰りに落ちて道をふさいでないか心配したら?と連れの冷静なツッコミが(*_*;このときは、ここをピストンするつもりでした。
09ツチガエルの
    オタマジャクシ
作業道の水たまりに生息していました。後ろ足だけが生えた状態で体長3cm前後、尾などに白斑が多数あることから、ツチガエルのオタマジャクシと判断しました。
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09ツチガエルの
    オタマジャクシ
作業道の水たまりに生息していました。後ろ足だけが生えた状態で体長3cm前後、尾などに白斑が多数あることから、ツチガエルのオタマジャクシと判断しました。
10群れるツチガエルの
      オタマジャクシ
みんな後ろ足が生えてきています。ツチガエルは、オタマジャクシで越冬する個体も多いようです。まさか、みんなこの作業道の水たまりで越冬(´・ω・`)
2
10群れるツチガエルの
      オタマジャクシ
みんな後ろ足が生えてきています。ツチガエルは、オタマジャクシで越冬する個体も多いようです。まさか、みんなこの作業道の水たまりで越冬(´・ω・`)
11吉野川支流の滝
岡山県の三大河川のひとつである吉井川の支流、吉野川にはたくさんの支流があります。沢は予想外でした。とりあえず、動画も撮り、作戦会議。沢沿いに北東に進み標高1,140m峰を目指すのはあきらめ、作業道を西に進みました。
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11吉野川支流の滝
岡山県の三大河川のひとつである吉井川の支流、吉野川にはたくさんの支流があります。沢は予想外でした。とりあえず、動画も撮り、作戦会議。沢沿いに北東に進み標高1,140m峰を目指すのはあきらめ、作業道を西に進みました。
12砂地斜面の岩群
落ちない岩は受験の神石かも!(^^)!っていうか、これ落ちてきたら帰れないかもと連れのツッコミ(*_*;結局、ピストンはあきらめ、県境尾根に向かうことにしました。
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12砂地斜面の岩群
落ちない岩は受験の神石かも!(^^)!っていうか、これ落ちてきたら帰れないかもと連れのツッコミ(*_*;結局、ピストンはあきらめ、県境尾根に向かうことにしました。
13サワオトギリ
花は直径0.8〜1.3cmとオトギリソウよりも小さく、花弁や葉の縁にだけ黒点があります。このすぐ南で作業道は突然なくなり、尾根を登ることにしました。
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13サワオトギリ
花は直径0.8〜1.3cmとオトギリソウよりも小さく、花弁や葉の縁にだけ黒点があります。このすぐ南で作業道は突然なくなり、尾根を登ることにしました。
14ホウロクタケ
植林帯の踏み跡を辿っていると、倒木に生えていました。カサの直径は大きいもので20cm近くありました。表面は新鮮な時はコルク色、後に汚れて暗褐色または灰白色に色あせます。こぶ状隆起があるのが特徴です。
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14ホウロクタケ
植林帯の踏み跡を辿っていると、倒木に生えていました。カサの直径は大きいもので20cm近くありました。表面は新鮮な時はコルク色、後に汚れて暗褐色または灰白色に色あせます。こぶ状隆起があるのが特徴です。
15若杉峰東より沖ノ山
根曲がり竹のヤブコギから解放され、たまにある踏み跡をのんびり歩いていると、標高1,317.9mの沖ノ山(おきのせん)がはっきりと見えました。
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15若杉峰東より沖ノ山
根曲がり竹のヤブコギから解放され、たまにある踏み跡をのんびり歩いていると、標高1,317.9mの沖ノ山(おきのせん)がはっきりと見えました。
16三角点「若杉」
標高1,196.1mの頂上三角点です。勝手に若杉峰と呼ばせていただきました。先週登ったルートとは一度もかぶることなく到着しました。
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16三角点「若杉」
標高1,196.1mの頂上三角点です。勝手に若杉峰と呼ばせていただきました。先週登ったルートとは一度もかぶることなく到着しました。
17若杉峰より沖ノ山
動画でもズームしてみました。沖ノ山(おきのせん)へは若杉峰から1時間ほどで行けますが、この日は雷雨を恐れここで引き返しました。
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17若杉峰より沖ノ山
動画でもズームしてみました。沖ノ山(おきのせん)へは若杉峰から1時間ほどで行けますが、この日は雷雨を恐れここで引き返しました。
18ツリガネタケ小型タイプ
小型タイプはカサの直径5cm程にしかなりません。サルノコシカケの仲間ですが、名前の通り釣り鐘型になるのでサルが腰かけるには具合が悪そうです(*_*;大型タイプのほうがサルノコシカケらしく見えます。踏み跡を辿っていると、往路よりも北を歩いていることに気づきました。
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18ツリガネタケ小型タイプ
小型タイプはカサの直径5cm程にしかなりません。サルノコシカケの仲間ですが、名前の通り釣り鐘型になるのでサルが腰かけるには具合が悪そうです(*_*;大型タイプのほうがサルノコシカケらしく見えます。踏み跡を辿っていると、往路よりも北を歩いていることに気づきました。
19アキアカネ♂
メス<写真03>とは異なり、秋になるとオスは腹部全体が赤色になります。よく似たナツアカネとは、胸部の黒条の真ん中の1本の先端が先細りになることで見分けられます。
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19アキアカネ♂
メス<写真03>とは異なり、秋になるとオスは腹部全体が赤色になります。よく似たナツアカネとは、胸部の黒条の真ん中の1本の先端が先細りになることで見分けられます。
20三町分岐
三町とは鳥取県智頭(ちづ)町、同若桜(わかさ)町と岡山県西粟倉村を指します。ここからは若杉天然林の遊歩道なので、とても歩きやすく、のんびり森林浴を楽しみました。
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20三町分岐
三町とは鳥取県智頭(ちづ)町、同若桜(わかさ)町と岡山県西粟倉村を指します。ここからは若杉天然林の遊歩道なので、とても歩きやすく、のんびり森林浴を楽しみました。
21杉林
ブナ、カエデ、ミズナラ、トチノキなどの巨木をはじめとした199種類の樹木が立ち並ぶ天然林で杉林はここに集中していました。歩きながら動画も撮りました。
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21杉林
ブナ、カエデ、ミズナラ、トチノキなどの巨木をはじめとした199種類の樹木が立ち並ぶ天然林で杉林はここに集中していました。歩きながら動画も撮りました。
22第三分岐点
倒木をまたいで振り返ってみました。若杉橋を起点にハイキングコースとして4つの分岐点があり、散策ができます。
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22第三分岐点
倒木をまたいで振り返ってみました。若杉橋を起点にハイキングコースとして4つの分岐点があり、散策ができます。
23休憩舎
ハイキングコースなので、こうした休憩舎やベンチがいくつか設置されていました。
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23休憩舎
ハイキングコースなので、こうした休憩舎やベンチがいくつか設置されていました。
24ナナカマド未熟な実
名前の由来は、燃えにくく、七度カマドに入れてもなお燃え残るため、とするのが通説です。花期はもう終わっていましたが、秋には紅葉と真っ赤な実で美しくなります。動画も撮りました。
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24ナナカマド未熟な実
名前の由来は、燃えにくく、七度カマドに入れてもなお燃え残るため、とするのが通説です。花期はもう終わっていましたが、秋には紅葉と真っ赤な実で美しくなります。動画も撮りました。
25若杉渓谷三筋小滝
急に雨が降り始め傘を差しながらしばらく歩きました。幸い、水量は増えず、常に心地よい音が響いていました。動画も撮りました。
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25若杉渓谷三筋小滝
急に雨が降り始め傘を差しながらしばらく歩きました。幸い、水量は増えず、常に心地よい音が響いていました。動画も撮りました。
26若杉渓谷沢と石畳道
昔は美作の国(岡山県)と因幡の国(鳥取県)の往来道として、この石畳の道がよく利用されました。すぐ隣に沢があるので気分爽快です。動画も撮りました。
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26若杉渓谷沢と石畳道
昔は美作の国(岡山県)と因幡の国(鳥取県)の往来道として、この石畳の道がよく利用されました。すぐ隣に沢があるので気分爽快です。動画も撮りました。
27若杉渓谷
   沢と苔むした岩塊流
雨はやみ、再び日差しが戻ってきました。しっとりと濡れた緑と穏やかな水の流れ。目と心にやさしいロケーションです(*^^*)動画では最後に岩塊流をズームしました。
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27若杉渓谷
   沢と苔むした岩塊流
雨はやみ、再び日差しが戻ってきました。しっとりと濡れた緑と穏やかな水の流れ。目と心にやさしいロケーションです(*^^*)動画では最後に岩塊流をズームしました。
28若杉渓谷二筋小滝
滝、岩、苔、何度見ても飽きません。動画も撮りました。
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28若杉渓谷二筋小滝
滝、岩、苔、何度見ても飽きません。動画も撮りました。
29若杉渓谷渡渉点より渓流
岡山県で最もクーラー効果があるコースでしょう。動画も撮りました。ちょうど渡渉点で石が水没しかけていましたが、これ以上は水量が増えそうになく、よほどの豪雨にならない限り、普通に歩けそうな気がしました。
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29若杉渓谷渡渉点より渓流
岡山県で最もクーラー効果があるコースでしょう。動画も撮りました。ちょうど渡渉点で石が水没しかけていましたが、これ以上は水量が増えそうになく、よほどの豪雨にならない限り、普通に歩けそうな気がしました。
30若杉天然林碑
「森林浴の森日本百選」は岡山県では鏡野町の県立森林公園とここだけです。ここから砂利道で、すぐにアスファルト道になりました。
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30若杉天然林碑
「森林浴の森日本百選」は岡山県では鏡野町の県立森林公園とここだけです。ここから砂利道で、すぐにアスファルト道になりました。
31あわくら13景
   天野屋利兵衛潜居の地
播州赤穂藩の資金援助で倒産の危機を脱した天野屋の利兵衛(りへえ)は、大石内蔵助から吉良邸討入りの際に使用する刀の製作を依頼され恩返しを決意、良質のハガネのある「あわくらの里-若杉の村」で作らせた刀を周辺に繁茂する茅(かや)に包み隠し、無事に届けたことから、この地を”大茅(おおがや)”というようになったともいわれています。
31あわくら13景
   天野屋利兵衛潜居の地
播州赤穂藩の資金援助で倒産の危機を脱した天野屋の利兵衛(りへえ)は、大石内蔵助から吉良邸討入りの際に使用する刀の製作を依頼され恩返しを決意、良質のハガネのある「あわくらの里-若杉の村」で作らせた刀を周辺に繁茂する茅(かや)に包み隠し、無事に届けたことから、この地を”大茅(おおがや)”というようになったともいわれています。
32オオウラギンスジ
      ヒョウモン♀
ウラギンスジヒョウモンによく似ていますが、前翅裏側には白い模様がありません。メスは前翅の先端の表側に三角形の白斑があります。8月は休眠し、9月に入ってまた動き出したのでしょう。
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32オオウラギンスジ
      ヒョウモン♀
ウラギンスジヒョウモンによく似ていますが、前翅裏側には白い模様がありません。メスは前翅の先端の表側に三角形の白斑があります。8月は休眠し、9月に入ってまた動き出したのでしょう。
33ゴマギ色づき始めの実
ガマズミと同じくスイカズラ科なので、よく似ています。ガマズミよりも早く色づきはじめ、実がついた柄も赤くなります。
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33ゴマギ色づき始めの実
ガマズミと同じくスイカズラ科なので、よく似ています。ガマズミよりも早く色づきはじめ、実がついた柄も赤くなります。
34あわくら旬の里
  ランチバイキングその1
アユ食べ放題は9月いっぱいまでやっています。ワタリガニの唐揚げ、県北名物の炙り鯖寿司、秋ナスのそぼろあんかけ、二十世紀梨などが美味しかったです。
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34あわくら旬の里
  ランチバイキングその1
アユ食べ放題は9月いっぱいまでやっています。ワタリガニの唐揚げ、県北名物の炙り鯖寿司、秋ナスのそぼろあんかけ、二十世紀梨などが美味しかったです。
35あわくら旬の里
  ランチバイキングその2
売店で購入もできるパン、風味の強いソバ、大豆風味のする豆腐、抹茶パウンドケーキなどがおいしいので食が進みます(*^^*)
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35あわくら旬の里
  ランチバイキングその2
売店で購入もできるパン、風味の強いソバ、大豆風味のする豆腐、抹茶パウンドケーキなどがおいしいので食が進みます(*^^*)

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

 出発の前日、我が家の玄関内に闖入者が・・・(*_*;よく見ると、ミツカドコオロギのオス<写真01>でした。オスの頭部は、前が真っ平らで両側は角状に突き出し、その名の通り、頭に上部と左右の三つの角(でっぱり)があります。
 秋に鳴く虫という表現で語られる虫たちの多くは、夏の終わりにはもう一生の終盤を迎えます。このミツカドコオロギも死期が迫っていたのでしょう。外に出してやろうと連れがタッパーをかぶせて厚紙でふたをすると、ひっくり返ってしまいました(*_*;再び起こしてやり庭に出すと、程なくアリに襲われ成仏しました(+_+)

 今回は、大雨洪水警報翌日で台風最接近の前日ということで、先週下調べの際に気になった作業道を北上し標高1,140m峰をピストンするか、峰越峠(みそぎとうげ)から三国平を経て若杉天然林を周回するか現地で判断することにしました。
 出発点としたのは、吉野川沿いの県道72号線がちくさ高原(峰越峠)方面に向かい東に方向転換する地点の少し南にある路肩スペースです。この西向かいが登山口<写真02>です。作業道入口には水がなく、普通に歩けそうだったので、ひとまず、歩けるところまで歩こうということになりました。
 前回に引き続き、愉快な生き物たちに出会いました。その筆頭はアカハライモリです。日本の固有種で、岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。そんな珍獣がなんと、作業道にできた水たまりにいました。写真や動画でも紹介していますように、ちょうど水に浮かんだ餌をゲットしようとして、イモリかきをしながら近づくのですが、うまくいきません。まるでパン食い競争でパンをうまく食べられずにもがいている人のようでした(^^♪表情豊かでとても可愛らしく、どのキャラクターに似ているかで盛り上がりました(*^^*)

 さて、歩きやすい作業道の左右は溝状になっていることが多く、雨水はこの溝へと流れ落ちていくようでした。大雨洪水警報翌日でもほとんど水たまりがなかったのはこのためでしょう。尾根に乗るには溝を越えて急斜面を登らなければならないようだったので、標高1,030m峰は作業道で西を巻きました。
 吉野川支流の滝<写真11>からは、作業道は西に進路を変えます。沢沿いに北東に進み標高1,140m峰を目指せなくはなかったのですが、「土砂災害警戒レベル2」が解除されたばかりなので、そのまま作業道を歩きました。
 Googleマップの航空写真どおり、作業道は標高1,050m辺りで突然なくなりました(*_*;そこで、岡山県と鳥取県の境にある若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>に先週とはまったく異なるルートで登ることにしました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2541149.html
 最初はここから若杉峰の南東の谷までトラバースして谷を詰めていくつもりで、植林帯の踏み跡を辿り始めましたが、標高1,100m辺りで連れが足元に不安を感じ始めたらしく、尾根を北上し、県境尾根まで出てから頂上を目指したいと言い出したので、結局、比較的安全と思われるそちらのルートを選択しました。標高1,150〜1,170mは植林帯ではありませんでしたが、根曲がり竹のヤブになってもすぐに境界標柱や踏み跡が現れ、県境尾根までは比較的スムーズに登れました。
 ここから若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>を経て沖ノ山(おきのせん)まで歩いたことがあるので楽勝のはずでした。
2018年11月11日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1647557.html
ところが、県境尾根沿いに地形図上の登山道を進もうとしたところ、鞍部を過ぎ標高1,180m手前から腰くらいの高さのシダヤブに突っ込み、しまいには根曲がり竹のヤブコギになりました。実は、もう少し北側を歩くとヤブコギせずにすむことに復路で気が付きました。
 若杉峰頂上からは、先週同様、沖ノ山(おきのせん)方面の景観がバッチリでした!(^^)!ここから沖ノ山まで行けますが、台風が接近し、午後から雷雨の可能性もあったので、若杉天然林経由で下山することにしました。

 若杉峰から三町分岐(鳥取県智頭町、同若桜町、岡山県西粟倉村の境)<写真20>までルートファインディングの連続でした。ピンクテープや踏み跡を見失いルートを誤ると、根曲がり竹ヤブの罰ゲームが待っています(*_*;県境尾根より北に逸れる箇所が2箇所あるのですが、今回はこのルートの下調べをしていなかったので、ほぼ県境を忠実に歩きました。
 往路の根曲がり竹のヤブは、復路では踏み跡に気づいて回避できましたが、県境尾根合流点の東、標高1,180〜1,160mは、根曲がり竹の斜面をヤブコギしながら下る羽目に(-_-;)それでも、下調べなしの割には、思っていたよりはスムーズに進んでよかったです。

 三町分岐<写真20>からは若杉天然林ハイキングコースに合流しました。
 若杉天然林は83haの面積に、ブナ、カエデ、ミズナラ、トチノキなどの巨木をはじめ199種類の樹木が立ち並ぶ中国地方でも有数の天然樹林です。昭和61年には県下で最初の森林浴の森日本百選に選ばれました。
 標高1,020m辺りで若杉渓谷に合流すると、雨が降ってきました。先週はあっという間に大雨になり、ザックカバーをつける暇もなく中までびしょ濡れになったので、今回はすぐにザックカバーをつけてとりあえず傘を差しました。この辺りから美作の国(岡山県)と因幡の国(鳥取県)を結ぶ古道は、次第に石畳がはっきりしてきましたが、少し気を付ければ案外滑らず、傘を差したままでも安全に下れます。
 幸い、今回は一時的に雨脚が強まったものの、15分程でやみ、再び日差しが戻ってきました。日に照らされた石畳と苔むした岩塊流、若杉渓谷のコントラストが美しく、心が安らぎました(*^^*)若杉渓谷渡渉点<写真29>は石が水没しかけていましたが、これ以上は水量が増えそうになく、よほどの豪雨にならない限り、普通に歩けそうな気がしました。
 さすがにこの天気では人は少なく、すれ違ったのは一人だけ、駐車場の自動車も数台しかなく、次々に我々を追い越して帰っていきました。

 山行後は同じ西粟倉村にある「あわくら旬の里」で食事<写真34,35>をしました。
 会計時には、スタンプカードとあわくら温泉黄金泉の割引券をいただきました。スタンプカードは、1,000円毎に1スタンプ、20個たまると無料お食事券になります(^^♪
 8月8日に営業を再開してからコロナ対策も徹底されており、アルコール消毒はもちろん、料理を取りに行くときはマスクと使い捨てビニール手袋の着用、四人掛けのテーブルには、はす向かいに2人ずつ座るので、3人以上の組は一斉に食事できないこともあります。
 品数はそのままで、安心しておいしい食事をとることができました。特に鳥取県産でしょうか、二十世紀梨がとても美味しかったです。アユの食べ放題は9月30日(水)までですが、おそらく、次はマツタケ料理食べ放題があるはず!(^^)!継続してくれてありがとう\(^o^)/
 食事中にふと気づけば、外はまたしても大雨(*_*;走って自動車に駆け込みました。また大雨警報が出たようですが、今回はたいして濡れずにすみました。
 天候に注意しながら、今度は山とマツタケ料理を楽しみたいと思います(*^^*)



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