岡山県西粟倉村 作業道〜若杉峰〜若杉天然林 大雨翌日の秋の気配
- GPS
- 04:14
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 430m
- 下り
- 429m
コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 4:13
歩行距離7.5km、歩行時間4時間、歩行数14,400歩、消費カロリー2,020Kcal
天候 | 晴れ時々曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雨洪水警報翌日でしたが、雨の影響はほとんどなく、出発点とした作業道に多少水たまりやちょろちょろ流れがあった程度でした。若杉天然林内の若杉渓谷も水量はあまり変わっていないようで、若杉渓谷渡渉点<写真29>は石が水没しかけていましたが、これ以上は水量が増えそうになく、よほどの豪雨にならない限り普通に歩けそうな気がしました。 若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>から三町分岐<写真20>までの県境尾根は、基本、県境沿いですが北に逸れる箇所が2箇所あり、踏み跡やピンクテープを見落とすと根曲がり竹のヤブコギになります。下調べしていなかったので、2箇所ともヤブコギする羽目になりました。 サワオトギリ<写真13>撮影地点南の標高1,050m辺りで作業道は終わり、そこから県境尾根合流点までは道ではありませんが、植林帯で踏み跡があることが多く、根曲がり竹のヤブになってもすぐに境界標柱や踏み跡が現れました。 三町分岐<写真20>からゴール地点までは、よく整備された遊歩道や舗装道路です。 作業道入口<写真02>から県境尾根合流点までは、作業道や踏み跡のある植林帯などで歩きやすかったです。 砂利と石埋まりの作業道の左右は溝状になっていることが多く、雨水はこの溝へと流れ落ちていくようでした。大雨洪水警報翌日でもほとんど水たまりがなかったのはこのためでしょう。歩きやすいのですが、ところどころ落石や豪雨で崩れたような箇所がありました。 尾根に乗るには溝を越えて急斜面を登らなければならないようだったので、吉野川支流の滝<写真11>まで作業道を進みました。ここから作業道は西に進路を変えます。沢沿いに北東に進み標高1,140m峰を目指せなくはなかったのですが、「土砂災害警戒レベル2」が解除されたばかりなので、そのまま作業道を歩きました。 サワオトギリ<写真13>撮影地点南の標高1,050m辺りが作業道終点で、そこからしばらくは尾根上の植林帯の踏み跡を辿りました。 標高1,090m辺りから踏み跡は北西に方向転換、このまま若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>の南東の谷までトラバースして谷を詰めていくつもりでしたが、結局、標高1,100m辺りからまばらな根曲がり竹をつかんで尾根に登り、北上しました。幸い、すぐに植林帯の踏み跡が現れました。 標高1,150m辺りから踏み跡は怪しくなり始め、標高1,160m辺りでとうとう根曲がり竹などのヤブに突っ込みました。しかし、ヤブになってもすぐに抜けられ境界標柱や踏み跡が現れるの繰り返しで、標高1,170mを過ぎると再び植林帯できれいな踏み跡があり、県境尾根までスムーズに登れました。 若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>から三町分岐<写真20>までの県境尾根は、基本、県境沿いですが、北に逸れる箇所が2箇所あり、踏み跡やピンクテープを見落とすと根曲がり竹のヤブコギになります。特にこの時季は、下調べなしだと我々のように2箇所ともヤブコギになる可能性が高そうです。 県境尾根より北に逸れなければならないのは、県境尾根合流点の東西1箇所ずつです。県境尾根合流点から西に進み、鞍部を過ぎ標高1,180m手前から腰くらいの高さのシダヤブに突っ込み南西へ、標高1,185m辺りで根曲がり竹のヤブに突っ込み、北西に斜面を登りました。北寄りに進むにつれてヤブはマシになり、標高1,190m辺りから根曲がり竹は低く次第に歩きやすくなりました。復路では、踏み跡を辿っていると、結局は根曲がり竹のヤブに入りましたが、かき分けずに歩けました。 もう1箇所は、県境尾根合流点の東、標高1,180〜1,160mで、根曲がり竹の斜面をヤブコギしながら下る羽目になりました。幸い、前方はずっと見えました。 |
その他周辺情報 | 鳥取自動車道西粟倉ICすぐ近くに道の駅「あわくらんど」、その隣にランチバイキングが楽しめる「あわくら旬の里」<写真34,35>、少し北北西に進むと温泉施設「湯〜とぴあ 黄金泉」があります。「あわくら旬の里」で食事すると、「湯〜とぴあ 黄金泉」の割引券がいただけました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
出発の前日、我が家の玄関内に闖入者が・・・(*_*;よく見ると、ミツカドコオロギのオス<写真01>でした。オスの頭部は、前が真っ平らで両側は角状に突き出し、その名の通り、頭に上部と左右の三つの角(でっぱり)があります。
秋に鳴く虫という表現で語られる虫たちの多くは、夏の終わりにはもう一生の終盤を迎えます。このミツカドコオロギも死期が迫っていたのでしょう。外に出してやろうと連れがタッパーをかぶせて厚紙でふたをすると、ひっくり返ってしまいました(*_*;再び起こしてやり庭に出すと、程なくアリに襲われ成仏しました(+_+)
今回は、大雨洪水警報翌日で台風最接近の前日ということで、先週下調べの際に気になった作業道を北上し標高1,140m峰をピストンするか、峰越峠(みそぎとうげ)から三国平を経て若杉天然林を周回するか現地で判断することにしました。
出発点としたのは、吉野川沿いの県道72号線がちくさ高原(峰越峠)方面に向かい東に方向転換する地点の少し南にある路肩スペースです。この西向かいが登山口<写真02>です。作業道入口には水がなく、普通に歩けそうだったので、ひとまず、歩けるところまで歩こうということになりました。
前回に引き続き、愉快な生き物たちに出会いました。その筆頭はアカハライモリです。日本の固有種で、岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。そんな珍獣がなんと、作業道にできた水たまりにいました。写真や動画でも紹介していますように、ちょうど水に浮かんだ餌をゲットしようとして、イモリかきをしながら近づくのですが、うまくいきません。まるでパン食い競争でパンをうまく食べられずにもがいている人のようでした(^^♪表情豊かでとても可愛らしく、どのキャラクターに似ているかで盛り上がりました(*^^*)
さて、歩きやすい作業道の左右は溝状になっていることが多く、雨水はこの溝へと流れ落ちていくようでした。大雨洪水警報翌日でもほとんど水たまりがなかったのはこのためでしょう。尾根に乗るには溝を越えて急斜面を登らなければならないようだったので、標高1,030m峰は作業道で西を巻きました。
吉野川支流の滝<写真11>からは、作業道は西に進路を変えます。沢沿いに北東に進み標高1,140m峰を目指せなくはなかったのですが、「土砂災害警戒レベル2」が解除されたばかりなので、そのまま作業道を歩きました。
Googleマップの航空写真どおり、作業道は標高1,050m辺りで突然なくなりました(*_*;そこで、岡山県と鳥取県の境にある若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>に先週とはまったく異なるルートで登ることにしました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2541149.html
最初はここから若杉峰の南東の谷までトラバースして谷を詰めていくつもりで、植林帯の踏み跡を辿り始めましたが、標高1,100m辺りで連れが足元に不安を感じ始めたらしく、尾根を北上し、県境尾根まで出てから頂上を目指したいと言い出したので、結局、比較的安全と思われるそちらのルートを選択しました。標高1,150〜1,170mは植林帯ではありませんでしたが、根曲がり竹のヤブになってもすぐに境界標柱や踏み跡が現れ、県境尾根までは比較的スムーズに登れました。
ここから若杉峰(1,196.1m峰)<写真16>を経て沖ノ山(おきのせん)まで歩いたことがあるので楽勝のはずでした。
2018年11月11日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1647557.html
ところが、県境尾根沿いに地形図上の登山道を進もうとしたところ、鞍部を過ぎ標高1,180m手前から腰くらいの高さのシダヤブに突っ込み、しまいには根曲がり竹のヤブコギになりました。実は、もう少し北側を歩くとヤブコギせずにすむことに復路で気が付きました。
若杉峰頂上からは、先週同様、沖ノ山(おきのせん)方面の景観がバッチリでした!(^^)!ここから沖ノ山まで行けますが、台風が接近し、午後から雷雨の可能性もあったので、若杉天然林経由で下山することにしました。
若杉峰から三町分岐(鳥取県智頭町、同若桜町、岡山県西粟倉村の境)<写真20>までルートファインディングの連続でした。ピンクテープや踏み跡を見失いルートを誤ると、根曲がり竹ヤブの罰ゲームが待っています(*_*;県境尾根より北に逸れる箇所が2箇所あるのですが、今回はこのルートの下調べをしていなかったので、ほぼ県境を忠実に歩きました。
往路の根曲がり竹のヤブは、復路では踏み跡に気づいて回避できましたが、県境尾根合流点の東、標高1,180〜1,160mは、根曲がり竹の斜面をヤブコギしながら下る羽目に(-_-;)それでも、下調べなしの割には、思っていたよりはスムーズに進んでよかったです。
三町分岐<写真20>からは若杉天然林ハイキングコースに合流しました。
若杉天然林は83haの面積に、ブナ、カエデ、ミズナラ、トチノキなどの巨木をはじめ199種類の樹木が立ち並ぶ中国地方でも有数の天然樹林です。昭和61年には県下で最初の森林浴の森日本百選に選ばれました。
標高1,020m辺りで若杉渓谷に合流すると、雨が降ってきました。先週はあっという間に大雨になり、ザックカバーをつける暇もなく中までびしょ濡れになったので、今回はすぐにザックカバーをつけてとりあえず傘を差しました。この辺りから美作の国(岡山県)と因幡の国(鳥取県)を結ぶ古道は、次第に石畳がはっきりしてきましたが、少し気を付ければ案外滑らず、傘を差したままでも安全に下れます。
幸い、今回は一時的に雨脚が強まったものの、15分程でやみ、再び日差しが戻ってきました。日に照らされた石畳と苔むした岩塊流、若杉渓谷のコントラストが美しく、心が安らぎました(*^^*)若杉渓谷渡渉点<写真29>は石が水没しかけていましたが、これ以上は水量が増えそうになく、よほどの豪雨にならない限り、普通に歩けそうな気がしました。
さすがにこの天気では人は少なく、すれ違ったのは一人だけ、駐車場の自動車も数台しかなく、次々に我々を追い越して帰っていきました。
山行後は同じ西粟倉村にある「あわくら旬の里」で食事<写真34,35>をしました。
会計時には、スタンプカードとあわくら温泉黄金泉の割引券をいただきました。スタンプカードは、1,000円毎に1スタンプ、20個たまると無料お食事券になります(^^♪
8月8日に営業を再開してからコロナ対策も徹底されており、アルコール消毒はもちろん、料理を取りに行くときはマスクと使い捨てビニール手袋の着用、四人掛けのテーブルには、はす向かいに2人ずつ座るので、3人以上の組は一斉に食事できないこともあります。
品数はそのままで、安心しておいしい食事をとることができました。特に鳥取県産でしょうか、二十世紀梨がとても美味しかったです。アユの食べ放題は9月30日(水)までですが、おそらく、次はマツタケ料理食べ放題があるはず!(^^)!継続してくれてありがとう\(^o^)/
食事中にふと気づけば、外はまたしても大雨(*_*;走って自動車に駆け込みました。また大雨警報が出たようですが、今回はたいして濡れずにすみました。
天候に注意しながら、今度は山とマツタケ料理を楽しみたいと思います(*^^*)
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