記録ID: 2561588
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無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
雨飾山 雨飾山荘から薬師尾根、大曲、鋸岳周回
2020年09月12日(土) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:33
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,630m
- 下り
- 1,635m
コースタイム
天候 | 曇のち晴れ(稜線は強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第一駐車場は数台道路脇に駐車。第二駐車場は3台でガラガラ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・薬師尾根 序盤の難所のぞきまではコケが付いた小岩を踏みながら登るので滑りに注意。 難所のぞきからブナ林の中を上る。1309m地点を過ぎると梯子などが出てくる。 中の池でフラットになり西から東へ池の横や溝状の道を進む(標高1550m)。 途中に草を刈り取り糸魚川や海谷山塊を望める場所がある(のぞき)。 標高1600mからは溝の中を登る感じで始まり次第に登山道らしくなり標高を稼ぐ。 次第に尾根が近づくとロープ場も出てくる。 そこを過ぎると勾配が緩やかになり小谷側のコースと合流する。 全体的に短い距離で標高(1000m)を稼ぐので、登ってきた時よりも下るときの方がきつく感じる。ただし、尾根が北側なので日差しが当たらず涼しいが水場は無い。 ・雨飾山 合流点からアップダウンをこなし、頂上直下の急登を終えると到着。 途中は高山植物が豊富。山頂は北峰と南峰がある。標柱と三角点は南峰側にある。 ・分岐〜大曲 笹平の分岐を左に曲がり、標高1894mのポコを過ぎると茂倉尾根に向かって一気に標高を落とす(300m)。笹が刈られているが新しい下草が生え濡れていると滑りやすい。急なところは木の枝や草の幹を握って確保しながら降りる。 海谷山塊、金山、天狗原山などが良く見える。北側が切れ落ちているところもある。 大曲に近づくと緩くなり、傷ついた案内板がある分岐に着く。 近くの沢の水流が豊富であれば水場として利用できる(枯れるときもあるようだ)。 全体的に手入れされて歩きやすいが、草が濡れてる時の下りは要注意。 ・大曲〜雨飾温泉分岐 アップダウン、細い尾根のピーク越え、梯子、トラバースなどダイナミックなコースだ。意外に体力を使わされたが楽しかった。荒天時はきついコースだろう。 手入れはされているので道は明瞭。 ・鋸岳往復 標高1300m〜1600mまで300UP。出だしはブナの林の中を進む。道は明瞭で歩きやすい。次第に勾配が増す。標高1550mから最初のロープ場。進むに従って、ロープが連続するようになる。岩稜になると鎖も出てくる。新しいロープも張ってある。三点確保で進めば安全に上がれるが、砂礫の石に足場をかけるときは緊張する場合もある。 山頂まで標高差が無いので時間は短いが高度感が半端なく緊張の連続。 山頂の肩に乗っかるとそこから東へ歩いてすぐの小高いところが山頂。三角点は倒れていて標高がかかれた案内板がシンボル。雨飾山だけでなく金山、糸魚川方面、北アルプスなど眺められる。下りは登りよりも安心して下山できた(場数?)。 ・雨飾温泉分岐〜雨飾温泉 基本下り基調の道だが二回沢を渡る。最初は濁りあり、次はやや大きい沢で飲料もできそう。最後はブナの林の中の道となり山荘の上部林道に出てくる。 一部、藪漕ぎに近い区間がある。下が見えず岩の部分もあり注意が必要。たぶん、日向のため草が繁茂したことによるものだろう。 (参考資料) ・山と高原地図2020 昭文社 ・雨飾山〜鋸岳周回(雲海に浮かぶ北アルプス) asaren,kimkim0506 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2415163.html ・雨飾山 日本海から山頂目指すも途中撤退! osamuin https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2552555.html ・頸城山塊大縦走!(笹→雨→金→焼→火→笹) osamuin,Yshio_KSK https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2541274.html |
その他周辺情報 | ・雨飾山荘の内湯に浸かってきました(500円)。露天風呂もある。 館内はマスク着用。すっきりしました。 |
写真
感想
雨飾山では立ってられない位の強風とガスでお参りと写真だけのピークハントとなってしまったが、だれにも会うことなく静かな登山を味わえて充実した登山であった。
大曲からのダイナミックな尾根の縦走や緊張感が途切れなかった鋸岳往復で頚城山系の魅力を十分に味わえたと思う。
それにしても、女神の横顔を拝むためにもう一回雨飾山へ行かねばならなくなった。
今度はじっくりと天候の良いときを選んで出かけたい。
まだ、すくなくとも頚城には三コース位あるので、タイミングを見て登山の計画を組み込もう。
先週の山行では撤退して下山するときに多くの登山者とすれ違った。
さすが百名山と感じた次第だが、今回はそれを避けるためスタートを早め、下山は遠回りのコースを選択した。これはこれで良かったし、靴の選択もフィールドの変化に対応できて良かった。
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コメント
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osamuinさん
雨飾の女神の横顔、残念でしたね。
写真だけでも風の強さを感じます。
鋸岳より先は藪藪&危険そうな香りがしますね。
お疲れ様でした!(^^)
Yoshio_KSKさん こんばんわ
この日も鋸岳から振り返ると雨飾山頂は晴れていました。
また出直しなさいというメッセージでしょうね。
焼岳、金山の稜線も同様で、頚城ならではの課題かもしれません。
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