安倍奥縦走（大谷崩登山口から、大谷嶺↔八紘嶺↔七面山。なかなかに歯応えがありました。）
MonsieurKudo
体力度について
- GPS
- 15:12
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,309m
- 下り
- 2,310m
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- 山行
- 13:35
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 15:04
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
10台程度駐車可能なスペースです。 ここ以降は通行止めゲートがあり、一般車両は進入できません。 以下、登山口ナビさんのページ（ https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-7973 ）からの引用です。 緯度経度：35.30486 138.313113 大谷嶺の南麓にある大谷崩の幸田文 文学碑前にある駐車スペース。 アクセスは新東名高速の新静岡インターチェンジを下りて県道27号線（安倍街道）の井川方面へ向かい、玉機橋の交差点を県道29号線の梅ヶ島方面へ直進、赤水の滝を過ぎ大谷川橋を渡ってすぐに川沿いの工事用道路があるので左折し、金山温泉からの道と合流して梅ヶ島の別荘地区をさらに奥へと進む。 新窪乗越方面の登山口は車道を奥へ進むとある（車両通行止）。 ※県道29号線、通称「梅ヶ島街道」は、安倍川沿いを1車線と2車線が交互に連続する幅の狭い山道の割には交通量が多く（静岡側から梅ヶ島温泉に向かうには、この道を通るしかないからでしょうか？）、走行には注意が必要です。 2車線から1車線の区間に入る際に、前方から来る対向車が見えたら、無理せず停車し、対向車をやり過ごすほうがいいです。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※編集中・・・ ＜登山口〜大谷崩＞ ＜大谷崩＞ ＜新窪乗越〜大谷嶺＞ ＜大谷嶺〜八紘嶺＞ ＜八紘嶺〜希望峰＞ ＜希望峰〜七面山＞ |
| その他周辺情報 | 今回は無し・・・。 |
写真
まだ5時前で暗いですが、今日は行程が長いので出発します。
通行止めゲートを越えてすぐに、歩行者通路ができてました。前回来たときは無かったはず。
このまま車道を歩いても少し先で合流します。
（昼間は工事車両が通るので、こっちを歩くほうがいいでしょう。）
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前回来たときは無かったはず。
このまま車道を歩いても少し先で合流します。
（昼間は工事車両が通るので、こっちを歩くほうがいいでしょう。）
雲は多めですが、晴れていますね。
青笹山、真富士山が見えます。右端の双耳峰っぽく見えるのは、薬師岳（左）と文殊岳（右）ですね。
ここからだと左の十枚山は見えません。
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右端の双耳峰っぽく見えるのは、薬師岳（左）と文殊岳（右）ですね。
ここからだと左の十枚山は見えません。
やっぱり雪があったほうが登りやすいですね。
ザレザレの斜面が圧巻です。
左の十枚山が大きいですね。
大谷崩を上から見下ろします。大谷崩は1707年（宝永4年）の宝永地震によってできた山体崩壊で、1858年に富山県で起きた鳶山崩、1911年に長野県で起きた稗田山崩とともに、日本三大崩れのひとつとされています。（Wikiより）
大谷崩は1707年（宝永4年）の宝永地震によってできた山体崩壊で、1858年に富山県で起きた鳶山崩、1911年に長野県で起きた稗田山崩とともに、日本三大崩れのひとつとされています。（Wikiより）
南側はごっそり崩れていますね。
下に見えている部分を登ってきました。
右奥に山伏が見えていますね。
こうして見ると、展望がある山には見えませんね。
大谷嶺の山頂です。新窪乗越から約1時間かかりました。（標準CTでは45分です。自分は写真を撮りながらだったので、やや遅くなりました。）
山頂はなかなかに広いですね。
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新窪乗越から約1時間かかりました。（標準CTでは45分です。自分は写真を撮りながらだったので、やや遅くなりました。）
山頂はなかなかに広いですね。
大谷嶺山頂からの展望_1雲が多く、青空は僅かしか見えませんが、遠くの山々まで見えます。
正面奥に見える大無間山の存在感が凄いです。
雲が多く、青空は僅かしか見えませんが、遠くの山々まで見えます。
正面奥に見える大無間山の存在感が凄いです。
大無間山をアップで。
鋸歯や小無間山の大崩落地も、はっきりと確認できます。
行田山の標柱と一緒に。山梨県早川町では、この山を「行田山」と呼ぶそうです。
それが気に食わない人がいたようで、「行田」の文字が削られていました。
なんて自分勝手で心の狭い人でしょうか。
自分は別に、同じ山に呼び名が幾つあっても、何の問題も無いと思うのですが・・・。
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山梨県早川町では、この山を「行田山」と呼ぶそうです。
それが気に食わない人がいたようで、「行田」の文字が削られていました。
なんて自分勝手で心の狭い人でしょうか。
自分は別に、同じ山に呼び名が幾つあっても、何の問題も無いと思うのですが・・・。
標高が2,000mなので、それにかけているんですね。
・・・まあ、正確な標高は1,999.8mですけど。
山頂は左のピークです。
右のピークは希望峰ですね。
今日はあちらに登っている人もいるのでしょうか。
東側はかなりガスっているようです。
稜線上にもガスが漂っているのが見えました。
八紘嶺山頂に到着です。ここは昨年の12月に登って以来、2回目です。
あの時は若干ガスっていました。
ですが、ガスっているかどうかはあまり関係ないですね。
このとおり、360度展望がないですから・・・。
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ここは昨年の12月に登って以来、2回目です。
あの時は若干ガスっていました。
ですが、ガスっているかどうかはあまり関係ないですね。
このとおり、360度展望がないですから・・・。
帰りは逆にダラダラとした登りになり、かなり堪えました（笑）。
まあ、自分が下手クソなだけでしょうけど。
インクラ跡。「インクラ」とは、インクライン（ケーブルカーのようなレールと巻き上げ機で、高低差のある区間で物資を運搬する装置）のことみたいです。
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「インクラ」とは、インクライン（ケーブルカーのようなレールと巻き上げ機で、高低差のある区間で物資を運搬する装置）のことみたいです。
「インクラ跡」と書かれたプレートと、地中に埋まったドラム缶がありました。ここは「四ノ池」と地図に記載がありましたが、まさかコレが四ノ池じゃないよね？
ここは「四ノ池」と地図に記載がありましたが、まさかコレが四ノ池じゃないよね？
（ここまでも倒木が多めでしたが、ここからはさらに酷くなりました。）
たぶん、誰かの忘れ物でしょう。
ですが、登るにしたがって倒木が減っていくのは良いですね。
ペットボトルに「いくむし山」と書かれた紙が入っていました。1（い）9（く）6（む）4（し）山ってこと？
ちょっと安直じゃないですかねー（笑）。
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1（い）9（く）6（む）4（し）山ってこと？
ちょっと安直じゃないですかねー（笑）。
素晴らしい眺めです！
南ア深南部の山々が一望できました。
中丸盛山、白蓬ノ頭、大沢岳をアップで。
笊ヶ岳の右後方には、荒川三山の中岳と荒川岳、悪沢岳が見えました。
光岳（左）と仁田岳（右）をアップで。
男性が2名、お昼休憩中でした。
元々は固定されていたのでしょうけど、円盤部が取れてしまってグラグラしています。
標高は1,989m、自分にとって日本二百名山41座目です。
山梨百名山の標柱と一緒に。自分にとって92座目です。
これであと苦労せずに登れるのは、隣りの身延山だけになってしまいました。
後の7座は、今季はそもそも登れなかったり、かなりの苦労が伴う山ばかりです。
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自分にとって92座目です。
これであと苦労せずに登れるのは、隣りの身延山だけになってしまいました。
後の7座は、今季はそもそも登れなかったり、かなりの苦労が伴う山ばかりです。
樹林帯にポッカリと空いた広場といった感じです。
周りの展望は一切ありません。
富士山の展望台がある敬慎院まで行こうかと思いましたが、往復で1時間半かかるし、ガスガス確定なのでやめました。代わりにちょっと下った場所から、ナナイタガレを見下ろせるスポットまで行ってみました。
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代わりにちょっと下った場所から、ナナイタガレを見下ろせるスポットまで行ってみました。
往路では雲がかかっていて見えなかった白峰三山が見えました！ここからだと、間ノ岳と農鳥岳は重なって見えますね。
左には、笹山と広河内岳、大籠岳。
手前には、別当代山も見えています。
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ここからだと、間ノ岳と農鳥岳は重なって見えますね。
左には、笹山と広河内岳、大籠岳。
手前には、別当代山も見えています。
涼しくて丁度良いや。
（止まっていると、ちょっと肌寒いくらいです。）
疲れたなー。
今いる辺りだと思うのですが・・・。
ふぃ〜、やっと大谷嶺まで戻ってきました。只今の時刻は18時半。
辺りはすっかり暗くなってしまいました。
今が真夏だったらまだ十分明るい時間でしょうけど・・・。
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只今の時刻は18時半。
辺りはすっかり暗くなってしまいました。
今が真夏だったらまだ十分明るい時間でしょうけど・・・。
ここからはもう、下るだけです。
ガラガラ、ザレザレの大谷崩が厄介ですけど。
感想
※後で内容を書き足すと思いますが、ひとまず。
今回の4連休、初日と3日目に狙いを絞って、山に行くことにしました。
まずは、日本二百名山の1座であり、山梨百名山でもある七面山。
一般的には、表参道コースか北参道コースで登り下りすることになりますが、捻くれている自分は、大谷崩登山口から大谷嶺→八紘嶺→七面山というコースで登ることにしました。
大谷崩は、昨年の11月末に山伏に登った際、積雪がある状態で歩いたことがありますが、やはりガレガレなので雪があったほうが断然登りやすかったです。
大谷崩を登っている間に陽は完全に上り、振りかえると安倍奥の山々が見えました。
新窪乗越に着いたのは1時間半後。
前回は西に向かいましたが、今日は逆の東に向かいました。
大谷嶺へと続く稜線から見る大谷崩は、圧倒的な迫力がありました。
大谷嶺の山頂からは、隣りの山伏の奥に大無間山が目立っていました。
大谷嶺は行田山とも呼ばれますが、「行田」の文字が削られた山頂標を見て、なんて心ないことをする人がいるんだろうと、悲しくなりました。
大谷嶺からは下り基調の登山道で250mほど標高を下げ（行きはよいよい帰りは・・・ってヤツですね。帰りは疲れている終盤でずっと登り基調が続き、キツかったです。）、最後に一気に登って八紘嶺に着きました。
八紘嶺から1964m峰までの間には、広い範囲で倒木地帯があり、越えるのに四苦八苦。（八紘嶺の山頂にあった注意書きに、「平成30年9月30日に台風24号で登山道が被害を受けた」と書かれていましたが、おそらくこの大量の倒木はそのときに発生したものと思われます。）
幸い、ピンクテープはきちんと設置されているので迷わずに済みましたが、コレを帰りも通らないといけないと思うとウンザリしました（笑）。
ですが、それを越えて辿り着いた希望峰からの眺めは素晴らしく、ズラリと並ぶ南アの山々が一望できて大興奮でした。
希望峰から七面山へは明瞭な登山道で歩きやすかったです。
七面山の山頂に着くと、男性が2名先着していて、お昼休憩中でした。
挨拶をして、自分も日差しを遮ることができる木の下でお昼にしました。
お昼を準備している間に、7〜8名のグループが到着し、希望峰に向かったのですが、すぐに戻ってきました。
「あんなに明瞭な道なのにどうしたんだろう？」と訝しんでいると、どうやら次のような理由だったみたいです。
七面山〜希望峰は、最初にひたすら緩やかに下り、最後に登ると到着します。
最初にずっと下るので、女性陣から帰りに登り返すのは嫌だと抗議されたみたいです。（聞こえた話から推測）
上記グループの後に到着したトレラン風の格好をしたご夫婦と山談義。
希望峰からの眺めが素晴らしかったことを伝えると、ご夫婦は希望峰へ向かっていきました。
自分はお昼を食べ終え、富士山の展望台があるという敬慎院方面に歩き出しましたが、よくよく考えたら行く理由がないことに気が付きました。
�‥貘Δ呂瓩舛磴�ちゃガスっていて、富士山が見えないことは確実・・・。
��敬慎院まで行って戻ってくるには標準CTで1時間45分かかり、時間が足りない。
�７豹輝，砲惑篥后△發靴�は自販機があれば補給しようかと思っていましたが、どうやら無い様子。
なので、敬慎院に行くのは止めました。
ただ、七面山の山頂から敬慎院方面に少し下った場所からナナイタガレの直上に出ることができるみたいなので、ちょっと行ってみました。
登山道を外れ、50mほど歩くとナナイタガレの真上に出ました。
やはりガスで真っ白でした。
ですが、ガスっていてもなお、その迫力は感じることができました。
希望峰へ引き返す途中で、七面山の山頂で山談義したご夫婦に会いました。
自分が「眺めは楽しめましたか？」と聞くと、
「凄かったです！」との答え。
自分も教えた甲斐があったというもので、嬉しくなりました。
挨拶をして、ご夫婦と別れました。
下山は結構な苦行でした（笑）。
下って登って、大きく下った後は、基本的にずっと登り基調。
1つのピークを越えても、次々にピークが現れます。
例の倒木地帯を通過し、八紘嶺を越え、大谷嶺に着く頃には、18時半を回ってしまい、真っ暗になってしまいました。
新窪乗越からガレガレ＆ザレザレの大谷崩を下り（何度か滑って尻餅をついてしまいました。）
そんなこんなで車に着いたのは、20時でした。
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MonsieurKudoさん、こんばんは！
以前に梅ヶ島→八紘嶺→七面山→早川町を歩きましたので、また未踏の山伏〜八紘嶺が気になってまして、レコを懐かしく興味深く読ませて頂きました。そしてなんと往復！お疲れさまでした(^_^)ゞ
希望峰は高々40mのアップダウン、七面山まで行って見にいかないのはもったいなさすぎますよね！ ただうちの時はかなり曇っていたので、これは敬眞院に泊まって朝のお勤めをしつつ、再訪しなければと思っています。あと七面山の山頂標識は、物理的なピーク(笹藪の先)とは別の場所に立っていような気が？？
としみずさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
＞希望峰は高々40mのアップダウン、七面山まで行って見にいかないのはもったいなさすぎますよね！
ほんとですね。
希望峰まで行かずに引き返してきた方々は、かなり損をしていると思います。
あの絶景を見ずに帰ってしまうとは・・・。
＞あと七面山の山頂標識は、物理的なピーク(笹藪の先)とは別の場所に
自分としたことが、調査不足でした。
おっしゃるとおり、最高点は登山道を外れた笹藪の先にあるみたいですね。
自分も、今度は富士山が見える日に羽衣登山口から登ってみたいと思っていますが、その時は忘れずに最高点に行ってみようと思います。
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