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Yamareco

記録ID: 2587630
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

霊峰白山(別山・御前峰・大汝峰)テン泊周回 チブリ尾根〜観光新道

2020年09月20日(日) 〜 2020年09月21日(月)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
15:15
距離
23.7km
登り
2,517m
下り
2,098m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:38
休憩
0:29
合計
8:07
5:33
25
5:58
5:59
56
7:41
7:42
79
9:01
9:13
93
10:46
10:46
37
11:23
11:30
17
11:47
11:47
52
12:39
12:40
11
12:51
12:51
29
13:20
13:21
19
2日目
山行
6:32
休憩
0:34
合計
7:06
5:37
5:40
51
6:31
6:35
18
6:53
6:57
33
7:30
7:37
22
7:59
7:59
5
8:09
8:09
6
8:27
8:30
13
8:47
8:47
6
9:47
9:48
13
10:07
10:07
33
10:40
10:50
52
11:42
11:43
52
12:35
1日目:
チブリ尾根コースで別山に登ります。テント泊装備で標高差1600m、累積標高差1870mは今までの中でも最難関の登りでした。足がつりそうになるのを何とかなだめながら、辿り着きました。
御舎利山への急登は、飽きるほどクネクネ道が続きます。曲がった先には、また曲がり角が見えているので、オイオイいつまで続くんだと叫びたくなる。
頂上手前、一直線に続く道が青空に向かって伸びている光景が現れた時は、いつ見ても感動ものです。
別山に続く稜線は穏やかでいて、風もなく景色がいい。
別山で景色とお腹を満足させて、南竜ヶ馬場へ向かいます。予想以上にアップダウンが多く、体力を使いました。
テント場は人でいっぱい。関西の高校生が巨大なテント村を形成していて、何とか場所を確保して、ほっと一息。

2日目:
テント場は朝からガスが出ていて、御来光も期待できないので、明るくなってから行動開始。トンビ岩コースで室堂に到着。この頃には青空が広がり、絶好の登山日和。
ビジターセンターに荷物を置いて、アタックザック装備に変身。
軽くなったので、今まで散々抜いていかれた腹いせに、頂上まで目の前の人全員を追い越して上りました。( ´∀` )
御前峰、大汝峰を上り、絶景を堪能。池巡りコースで室堂に戻ると、御前峰は雲に飲み込まれてしまいました。
また、重い荷物を担いで下山します。観光コースを下り、別当出合に到着。バスで市ノ瀬に移動。
本当は、白山禅定道で市ノ瀬に下る予定だったが、何故か足が「早く下山したい」と言い始めて、つい下山バス(\500)に乗ってしまいました。(軟弱者めが!!)

このコースを歩いて、標高差はあるものの、階段の連続といったコースではないので、その点では登りやすいコースでした。季節も秋ということで、暑さがないのが救いです。
天候 1日目 晴れ、夜から朝には霧、 2日目 霧から晴れ、その後曇り
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
市ノ瀬ビジターセンターの駐車場に駐車。
以前登った時に連休中の大混雑があったので、前日夜には到着していた。
その時点では、ビジターセンター前でも余裕で駐車できたが、朝にかけて続々と到着。夜中でも駐車場の誘導があるのは助かる。
下山時には、駐車場からあふれた車が道路脇に延々と駐車していた。
750台の駐車場が満車状態。
コース状況/
危険箇所等
基本的に登山道は整備されていて問題はない。
別山と南竜ヶ馬場のルートは、切れ落ちたガレ場を通過するので注意。
市ノ瀬ビジターセンター駐車場から歩いて出発。
市ノ瀬ビジターセンター駐車場から歩いて出発。
駐車場のすぐ上の分岐から、工事用の道路に入り、チブリ尾根を登る。
駐車場のすぐ上の分岐から、工事用の道路に入り、チブリ尾根を登る。
途中に登山者専用歩道あり
途中に登山者専用歩道あり
登山者専用横断歩道まであり
登山者専用横断歩道まであり
猿壁登山口を過ぎると本格的登山道に入る。
この辺りからは白山でも有数のブナ林だそうです。
猿壁登山口を過ぎると本格的登山道に入る。
この辺りからは白山でも有数のブナ林だそうです。
栃の実がやたら多く転がっていた。
栃の実がやたら多く転がっていた。
まだ花が咲いている
まだ花が咲いている
サラシナショウマ
サラシナショウマ
水場に到着。イメージと違ってほとんど小川。
水場に到着。イメージと違ってほとんど小川。
オヤマリンドウ
秋色に染まってきた
秋色に染まってきた
森林地帯を抜け、下の景色が見えるようになった
森林地帯を抜け、下の景色が見えるようになった
稜線も見えてきた
稜線も見えてきた
カライトソウ
ヤマハハコ
やっと御前峰が見えた
やっと御前峰が見えた
ようやくチブリ尾根避難小屋に到着。一休み
ようやくチブリ尾根避難小屋に到着。一休み
タカネマツムシソウがまだ咲いていた
タカネマツムシソウがまだ咲いていた
これから上る御舎利山への急登。
無理すると足がつりそうなので、ここで漢方・ドラッグの類を注入し、気合を入れる。
これから上る御舎利山への急登。
無理すると足がつりそうなので、ここで漢方・ドラッグの類を注入し、気合を入れる。
向かい側をよく見ると、南竜山荘が見えている。
テント場までまだかなり遠い。
向かい側をよく見ると、南竜山荘が見えている。
テント場までまだかなり遠い。
ここを上るのか。ゲンナリする。
ここを上るのか。ゲンナリする。
森林地帯のこれでもかと続く曲がりくねった道を登ると、登山道が岩場に変わってきた。御前峰が良く見える。
森林地帯のこれでもかと続く曲がりくねった道を登ると、登山道が岩場に変わってきた。御前峰が良く見える。
少しずつ秋色
稜線に近づいてきた
稜線に近づいてきた
振り返ると、チブリ尾根避難小屋からの苦しい登り
1
振り返ると、チブリ尾根避難小屋からの苦しい登り
曲がりくねった道がまっすぐになった!
頂上はすぐそこだ〜
曲がりくねった道がまっすぐになった!
頂上はすぐそこだ〜
御舎利山 到着!
御舎利山 到着!
別山への縦走路
草原は少しずつ色を変えてきている様子
草原は少しずつ色を変えてきている様子
振り返ると、素晴らしい縦走路が続いている
振り返ると、素晴らしい縦走路が続いている
別山 登頂
南の縦走路。御手洗池、別山室跡が遺跡のように残っている。
三ノ峰の先には三ノ峰避難小屋が遠望できた。
腹ごしらえしながら、景色を楽しむ。
南の縦走路。御手洗池、別山室跡が遺跡のように残っている。
三ノ峰の先には三ノ峰避難小屋が遠望できた。
腹ごしらえしながら、景色を楽しむ。
遥か彼方には北アルプス 槍穂高連峰はもちろん、御嶽山まで見えた。今日はいい天気。
遥か彼方には北アルプス 槍穂高連峰はもちろん、御嶽山まで見えた。今日はいい天気。
今夜のお宿、南竜ヶ馬場に向かいます。まだまだ、アップダウンが続く。
今夜のお宿、南竜ヶ馬場に向かいます。まだまだ、アップダウンが続く。
途中には滑ったら危険な場所もあり。
途中には滑ったら危険な場所もあり。
天池。六兵衛室跡。
天池。六兵衛室跡。
ようやくテント場が見えた。
ようやくテント場が見えた。
結構急な坂を下り渡渉する。
結構急な坂を下り渡渉する。
今度は上り返す。振り向くと先ほど下った道が見える。
今度は上り返す。振り向くと先ほど下った道が見える。
湿原に到着。
湿原も秋色
テント場に到着。無人受付中。
テント場に到着。無人受付中。
テント場は、結構な混み具合
1
テント場は、結構な混み具合
トイレ新設中。奥は現在運用中のトイレ。
トイレ新設中。奥は現在運用中のトイレ。
どんどん色が変わっていきました
どんどん色が変わっていきました
テント場は満員御礼。終始、高校生のテント村は喧騒に包まれていた。
テント場は満員御礼。終始、高校生のテント村は喧騒に包まれていた。
2日目、明るくなったきたので、出発。わずかに星空は見えたものの、翌朝までガスにつつまれていた。
2日目、明るくなったきたので、出発。わずかに星空は見えたものの、翌朝までガスにつつまれていた。
トンビ岩コースを登る。ガスが取れて明るくなってきた。
トンビ岩コースを登る。ガスが取れて明るくなってきた。
遠く、御嶽山も見えている。
遠く、御嶽山も見えている。
名前の通り、風車のようだ。
名前の通り、風車のようだ。
トンビ岩通過。火山の力ってすごい。
トンビ岩通過。火山の力ってすごい。
テント村と別山
青空の中で室堂に到着
青空の中で室堂に到着
ようやく太陽の光が当たってきた
ようやく太陽の光が当たってきた
ご挨拶して、アタック装備で出発
ご挨拶して、アタック装備で出発
白山とは、「御前峰」「大汝峰」「別山」の三峰から成り立っているとのこと。今回は全て登る。
白山とは、「御前峰」「大汝峰」「別山」の三峰から成り立っているとのこと。今回は全て登る。
装備が軽いので、軽快に動ける。いくぞ!
装備が軽いので、軽快に動ける。いくぞ!
室堂の下は雲海が広がる。
室堂の下は雲海が広がる。
イワギキョウ
どんどんのぼる
あっと言う間に到着
あっと言う間に到着
快晴!!!
池巡りしながら、大汝峰に向かいます。
池巡りしながら、大汝峰に向かいます。
相変わらず綺麗な翠ヶ池
相変わらず綺麗な翠ヶ池
周囲にはチングルマの大群落
周囲にはチングルマの大群落
大汝峰に登ります
大汝峰に登ります
もう少し
雲海に浮かぶ北アルプスが北から南まで全て見える。
北から、朝日岳、白馬岳、剱岳、立山連峰
雲海に浮かぶ北アルプスが北から南まで全て見える。
北から、朝日岳、白馬岳、剱岳、立山連峰
薬師岳、水晶岳、鷲羽岳などから、槍ヶ岳、穂高連峰へ
薬師岳、水晶岳、鷲羽岳などから、槍ヶ岳、穂高連峰へ
槍穂連峰から乗鞍岳へ
槍穂連峰から乗鞍岳へ
乗鞍岳から御嶽山へ。ぜ〜んぶ見れた。
自分が登った山はいくつ見れた?
乗鞍岳から御嶽山へ。ぜ〜んぶ見れた。
自分が登った山はいくつ見れた?
翠ヶ池、剣ヶ峰、御前峰
翠ヶ池、剣ヶ峰、御前峰
池巡りコースで室堂へ。
千蛇ヶ池には、未だに残雪が!
池巡りコースで室堂へ。
千蛇ヶ池には、未だに残雪が!
青空に大汝峰
室堂に戻ってきました。右側から雲の塊が!
室堂に戻ってきました。右側から雲の塊が!
弥陀ヶ原。まだ沢山の人が登ってきます。
別山は雲に飲み込まれそう。
弥陀ヶ原。まだ沢山の人が登ってきます。
別山は雲に飲み込まれそう。
あっと言う間に御前峰は雲の中。
快晴に恵まれてよかった〜
あっと言う間に御前峰は雲の中。
快晴に恵まれてよかった〜
未だにハクサンフウロ
未だにハクサンフウロ
観光新道。結構、きつい。
観光新道。結構、きつい。
新しい殿ヶ池避難小屋。休憩にはもってこい。
新しい殿ヶ池避難小屋。休憩にはもってこい。
リンドウは今が満開
リンドウは今が満開
いっぱい
ズルして、下ってきちゃいました。
疲れたので、白山禅定道は幻と消えた・・・
ズルして、下ってきちゃいました。
疲れたので、白山禅定道は幻と消えた・・・
あっと言う間に、市ノ瀬に到着。お疲れさまでした。
あっと言う間に、市ノ瀬に到着。お疲れさまでした。

感想

当初は北アルプス大キレット縦走でもしようかと考えていたが、連休の天気予報と相談した結果、白山周辺に決定。でもこんなにいい天気なら穂高でも良かったかも。

さて、今回のコースは以前白山に登頂した際に、向かい側に見えた別山に登ってみたいと思い、テント泊での周回となりました。白山とは御前峰、大汝峰、別山の3山を言うとのことなので、今回は全部を登ります。

前回と同じコース(バスで別当出合、砂防新道往復、エコーラインなど)では面白くないので、市ノ瀬から直登して別山に登りました。心配はテント泊装備なのに標高差があるので、バテないか?ということ。
まあ、予想通り足がプルプルして、登るのを拒否し始めました(何とか説得して、騙し騙し登りましたが)。チブリ尾根はテント泊装備の人はほとんどおらず、装備が軽い皆さんに次々追い抜かれてしまい、ちょっと凹む。翌日のアタック装備では軽快に抜き返しましたが。
それでも、コースタイムは遅れることなく、予定通りの時刻にテント場へ着きました。

テント場は結構な人数でビックリ。昨年は熊騒動で休止していたのだが信じられないほど。これだけの人がいるなら、熊も怖がって出てこないだろうというほどの人数。
特に関西の高校生テント村の人数はすごい。一体何張あるのか?喧騒もすごかったので、耳栓必須でした。
テント場の設備は依然と変わらず、古い建物です。トイレは相変わらずの古さと臭い。現在新設中ですが、再来年?。
コロナ対策で、無人受付で申請書と\300/大人1人を封筒に入れて、ボックスに投入。今時\300は珍しい。北アルプスでは\1300のところもあるのに。

夜は残念ながら、満天の星空というわけにはいきませんでした。御来光も霧が濃かったので諦めて、明るくなってからの出発となりました。

室堂に上がるとすっかり快晴。一気に御前峰、大汝峰と登り、池巡りを楽しんだ。
下る頃には、山全体が雲で真っ白に。観光新道を下る。この道、結構大変。とても観光気分で登る道とは思えん。砂防新道は楽だった記憶がある。
殿ヶ池で休憩し、別当出合と市ノ瀬の分岐に到着。時間的には全然いけるけど、適当な休憩場所もなく、延々と歩いてきたので足に疲労が溜り、別当出合に下山することに。マスク装備でバスに揺られて10分程で市ノ瀬に到着しちゃいました。

2日とも山頂は快晴で、これ以上ないほどの眺望も得られ、登った苦労も忘れるほどでした。

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