槍ヶ岳西稜
- GPS
- 19:23
- 距離
- 45.5km
- 登り
- 4,219m
- 下り
- 4,170m
コースタイム
- 山行
- 2:52
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:04
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 12:42
天候 | 前日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所は特になし |
その他周辺情報 | 平湯の森を利用 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
食器ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオルナイフ
カメラ
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
キャメロット
ハンマーバイル
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
ガスカートリッジ
コッヘル
ツェルト
ポール
テント
テントマット
|
感想
4連休2本目のルートは槍ヶ岳西稜。丸山から下山し、扇沢に戻りそこから車で急ぎ新穂高を目指す。今回の計画では時間の関係上21日の月曜日に西稜を上りたかったため、日曜日の内に槍平まで入る計画としていた。しかし調べてみると槍平のテン場は完全予約制で当日は既に一杯。あきらめて手前の滝谷避難小屋に泊まることにした。夜遅くに到着したので、先客の方をびっくりさせてしまった。
2日目は3時起きで4時に出発する。槍ヶ岳に向け、進んでいく。8時には槍ヶ岳山荘に着き、受付を済ませテントを張り一息入れてから西稜に向けて出発する。西稜は槍への登り道の一つ目のハシゴの前のルンゼを下っていく。しかしこのルンゼが最悪だった。一歩踏み出すとガラガラと足元が崩れる。ビビりながら下っていく。下っていくと小槍の基部が見えてくる。状況を伺いながらトラバースしていくとハーケンが打たれた取付につく。準備して登り始める。
1ピッチ目はスラブを登っていき、その後フェースを登る。フェースと言ってもホールドはたくさんあり、よく探せば問題ない。怖いのは岩が本当に脆いこと。大丈夫だと思って持った岩がどんどん崩れる。滝谷は脆いといわれるがそれ以上に脆い。このルートは難易度というよりも岩に対して気疲れするルートである。慎重に登っていき40mほどでカムを支点にビレイをする。
2ピッチ目は簡単なフェースを登っていくと目の前にくの字に曲がったクラックが見える。登山大系によるとくの字ジェードルは4ピッチ目のはずだが、2ピッチ目の後半にここに届く。ロープも半分以上余っているので登っていく。もともとはエイドでA2らしいが、クラックの中にはホールドあり、壁に体を押し付けながら登っていくとそこまで難しいことなく、フリーで上まで抜けることができた。ジェードルの上部でピッチを切る。3ピッチ目は覆いかぶさる岩を右側から回り込み、脆い石にビビりながら進んでいく。そしていよいよ小槍に到着。
小槍からは懸垂下降で小槍、曾孫槍のコルに降り、曾孫槍、孫槍と登って槍の本峰に至る。4連休ということもあり槍の頂上は多くの人でにぎわっており、またタイミングよくブロッケン現象もみることができた。テン場に戻り、一杯飲みながら4連休の成功を祝う。
しかし西稜は本当の意味で岩がぐずぐずでまた来たいとは思えないコースであった。
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