【鉄道】岩木山 / 八甲田山


- GPS
- 09:56
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,235m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:42
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:15
天候 | 10/19日(月): 晴れ ☀ 気温8〜16℃ 10/20日(火): 晴れ ☀ 気温6〜9℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
:東京駅−(JR新幹線 はやぶさ9号)−新青森駅 (えきねっと50%引き 8,730円 ※通常17,670円) :新青森駅−(JR奥羽本線)−青森駅 (宿泊) (片道 190円) 《10/19(月)アクセス》 :青森駅−(JR奥羽本線)−弘前駅 (片道 680円) :弘前駅−(弘南バス)−岩木山神社前 (片道 720円) :岩木山八合目−(弘南バス)−嶽温泉 (片道 1,000円) :嶽温泉−(弘南バス)−弘前駅 (片道 1,060円) :弘前駅−(JR奥羽本線)−青森駅 (宿泊) (片道 680円) 《10/20(火)アクセス》 :青森駅−(JRバス 十和田湖みずうみ4号)−ロープウェイ駅前 (片道 1,120円) :酸ヶ湯温泉−(JRバス 十和田湖みずうみ5号)−新青森駅 (片道 1,360円) :新青森駅−(JR新幹線 はやぶさ40号)−東京駅 (えきねっと50%引き 8,730円) 【アクセス詳細】 ■10/18(日) 東京8:40−11:51新青森12:24−青森12:30 ■10/19(月) 青森5:41−6:21弘前7:10−7:49岩木山神社前−13:50岩木山八合目−14:20嶽温泉14:30−15:30弘前16:15−青森17:04 ■10/20(火) 青森7:45−8:39ロープウェイ前−14:53酸ヶ湯温泉−15:59新青森17:22−東京20:32 【登山口までの交通機関】 ■弘南バス 弘前駅〜嶽温泉〜岩木山八合目 http://www.konanbus.com/1540.html ■JRバス みずうみ号 青森駅〜酸ヶ湯温泉〜十和田湖 https://www.jrbustohoku.co.jp/route/detail.php?r=187&rc=11 ■弘前駅〜岩木山八合目へのバスは弘前駅前6番乗り場 ■十和田湖みずうみ号は青森駅前11番乗り場 ※ICカード不可 現金のみ。 ■現地の移動では「津軽フリーパス」を利用 2,100円でJR、弘南鉄道、津軽鉄道、弘南バスが二日間乗り降り自由。 http://www.tsugarunavi.jp/freepass/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
<1日目:岩木山> ■岩木山神社〜焼止り避難小屋 赤い鳥居の先にある楼門の右手に御神水が流れ落ちており、水の調達が可能。 楼門の先にある中門の階段手前左側に奥宮参拝道(登山道)への入り口がある。 キャンプ場とスキー場を抜けると、長い樹林帯の登山道に入る。 ■焼止り避難小屋〜錫杖清水 沢沿いの岩が連なる道を登っていく。 降雨後はちょっとした沢登りのようになると思われる。 所々、急なので滑らないように注意。錫杖清水の水量は豊富で美味。 ■錫杖清水〜岩木山山頂 急登を登ると種蒔苗代の小さな池に着く。そのすぐ上が鳳鳴ヒュッテ。 ここで八合目駐車場から登ってきた多くの登山者と合流する。 ヒュッテから山頂までは最後の急登となる。 登りと下りで登山道の左右を一方通行するように矢印が誘導する。 ■鳳鳴ヒュッテ〜八合目駐車場 所々、泥濘の滑りやすい道。湿っているときはスリップに要注意。 <2日目:八甲田山> ■ロープウェイ駅〜赤倉岳 木道の滑りやすい部分や泥濘はあるが、全体的に特に危険な箇所なし。 樹林帯を登る。部分的に泥濘もあったが問題は無い。 ■赤倉岳〜大岳 整備されていて歩きやすい。 風も通り気持ちのよい登山道になる。強風の時は注意が必要 斜面を下って行くと大岳鞍部避難小屋に出る。鞍部を20分ほど登れば大岳 ■大岳鞍部避難小屋〜毛無岱〜酸ヶ湯温泉 30分ほど下ると上毛無岱、15分ほど進むと下毛無岱の2つの湿原が広がる。 木道を進むが濡れていると滑るので注意。 酸ヶ湯温泉までの樹林帯は部分的に泥濘があり。 ■岩木山・八甲田山は観測の充実が必要な50活火山の一つ 10/22現在 噴火警戒レベル1 気象庁HP↓ https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/202.html https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/203.html ■岩木山 【トイレ】 3か所 岩木山神社/山頂避難小屋/八合目駐車場 ■八甲田山 【トイレ】 3か所 ロープウェイ駅/大岳鞍部避難小屋/酸ヶ湯温泉 ※大岳鞍部避難小屋は紙持参 |
その他周辺情報 | ■ホテル ルートイン青森駅前 goto割引でシングル 4,140円 青森駅徒歩1分 大浴場あり、朝食無料。 https://www.route-inn.co.jp/hotel_list/aomori/index_hotel_id_65/ ■八甲田山ロープウェイ 片道1,250円 ※地域共通クーポン利用可(紙のみ) 10月1日〜31日は平日の始発便は8時30分、土日祝の始発便は8時15分 http://www.hakkoda-ropeway.jp/ ■青森まちなか温泉 青森駅徒歩5分にある温泉 pH値:7.57のナトリウム塩化物泉 大人450円 (日帰り入浴 6:00〜24:00) https://aomori.atinnhotels.com/ ■酸ヶ湯温泉 有名な「ヒバ千人風呂」は600円 「玉の湯」とのセット入浴で1,000円 (貸しタオル、バスタオルつき)※石鹸、シャンプーがあるのは玉の湯のみ。 ヒバ千人風呂は2つの大きな浴槽があり混浴になっている。 pH値:1.9の酸性硫黄泉。目に入ると沁みて痛い。 ※地域共通クーポン利用可 (日帰り入浴 7:00〜17:30) http://www.sukayu.jp/ |
写真
装備
備考 |
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感想
Gotoトラベルを使って東北の名峰二座を巡る山旅。
東京駅は秋雨の明けきらない曇り空だった。
好天を祈りながら東北新幹線「はやぶさ9号」で本州最北の地、青森へ
1日目は移動日で青森駅まで
青森駅前のビジネスホテルを拠点にして二座を巡ることに
当初は酸ヶ湯温泉か嶽温泉の宿泊を検討したが、
翌日に八甲田山を登ることを考えると、
岩木山から下山した当日のうちに酸ヶ湯温泉にはたどり着けず、
また嶽温泉だと青森駅の十和田湖行き始発バスには間に合わない。
従って、青森駅前のホテルに宿泊することにした。
この日は三内丸山遺跡や県立美術館などを観光する。
2日目は在来線とバスを乗り継いで岩木山へ
青森県の最高峰であり活火山にして津軽平野の真ん中に
裾野を広げた美しさから「津軽富士」の異名をとっている。
八合目駐車場から1時間程で登ることもできるが…
それでは、ちょっと味気ないので、
岩木山神社から登る表参道の百沢コースを選ぶ。
弘前からバスを降りると昨夜の雨は上がっていた。
岩木山神社の本殿で参拝して、ゆっくりと登り始める。
百沢スキー場を過ぎると、長い長い樹林帯の登山道が続く。
百沢コースは標高170mの神社から1625mの山頂までひたすら登る。
沢沿いの岩が連なる道があったり、勾配のきつい場所もあったが、
岩木山の登拝道であることから、よく踏まれ迷うことはなかった。
ただ、この日は季節外れに暖かく…
焼止り避難小屋までの樹林帯の登りを大汗をかきながら登る。
本州最北の山でこんなに汗をかくとは思わなかった。
焼止りから先は展望が開けて、弘前の市街地がよく見えた。
錫杖清水では湧水を飲みながら休憩。冷たくて旨かった。
鳳鳴ヒュッテからは、八合目駐車場の道と合流して多くの登山者がいた。
静かな道を歩いてきたので、人の多さに驚かされる。
岩の直登を登りきると山頂へ。眺望は予想以上に素晴らしかった。
独立峰だけにパノラマは遮るものがなく、
眼下には広大な津軽平野、下北半島、八甲田の山々。
津軽半島を挟む日本海と陸奥湾は美しく輝き、
海峡の向こう側には北海道の地も望むことができた。
絶景を満喫して下山の途に着いた。
3日目は始発のバスで八甲田山へ
八甲田山とは複数火山の総称で「八甲田山」と名がついた単独峰は存在せず、
18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。
この日も風は強かったが、天気は見事な快晴。
八甲田ロープウェイを下車して赤倉岳から大岳を目指す。
山頂駅からアオモリトドマツの針葉樹林帯を抜けると、
赤倉岳から井戸岳は荒涼とした火口を歩いていく。
ここが火山の面影を色濃く残している場所だった。
大岳鞍部避難小屋へと下ると、20分ほどで八甲田大岳に到着した。
山頂からは眼下に青森市内の街並みと陸奥湾
マサカリのような突き出た下北半島に津軽半島。
東の方には太平洋が薄白く光り、西には昨日登った岩木山が望めた。
絶景を堪能しながら、のんびりお湯を沸かして昼食にした。
大岳をゆっくり下り始めると、毛無岱の湿原が広がっていた。
毛無岱は何とも心が安らぐ空間で、絨毯を轢いたような草紅葉が美しい湿原
下毛無岱のベンチで岩木山を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごした。
酸ヶ湯温泉までのブナ林は紅葉が見頃で黄、橙、紅のトンネルを歩く。
八甲田の秋は言葉を失う美しさだった。
下山後は酸ヶ湯温泉で日帰り入浴。
温泉に浸かりながら、山の疲れを十分に癒して帰路に着いた。
八甲田山は雪中行軍のイメージが強く…正直どこか暗い印象だったが、
登ってみると丸みのある優しい女性的な山だった。
やはり実際に歩いてみないと分からないものですねぇ。
津軽富士と呼ばれる秀麗な火山峰の岩木山
湿原と美しく構成する火山群の八甲田山
東北の美しい自然と、
個性的な山々を堪能できた旅でした。
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