ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2664178
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸岳。上部は想定以上に積雪

2020年10月21日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:28
距離
26.5km
登り
2,097m
下り
2,097m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:34
休憩
1:50
合計
13:24
4:19
7
スタート地点
4:26
4:27
159
7:06
7:21
40
8:46
8:56
124
11:00
11:01
31
11:32
11:44
24
12:08
12:38
23
13:01
26
13:27
13:36
53
14:29
14:43
20
15:03
15:13
28
15:41
15:42
121
17:43
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
葛西IC1時頃 → 小淵沢IC → 釜無川ゲート4時頃着

駐車場はない。ゲート手前300m位と500m位の路肩に駐車。河川工事のダンプカーのスライド用のスペースなので、邪魔にならないように駐車が必要。なお、ダンプカーが通るので、砂埃で真っ白になる
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト:
最初のゲート(閉鎖ゲート)から数百メートル先にある2番目のゲート(常時オープン)の横にあったように思うが、これがポストかどうか、また有効かどうかは不明。私はコンパスでネット提出した

ゲートからログハウス:
10キロ弱のロングアプローチ。標高差600mを上げる。6.5K先から数か所の崩落個所があり、迂回を強いられる。写真に記述した

ログハウスから富士川源流:
同じく崩落のため登山ルートが不明瞭。ただし、ピンクテープ、木の幹への赤ペンキ、石への黄色の丸印など目印は多く、辿ることができる。小屋から樹林帯を進むが、源流ポイントまできたら河原を横切り、沢の真ん中の尾根の末端へ移動する。入り口のカラマツの左下に標識がある

富士川源流から横岳峠:
かなりの急登。同様にピンクテープ、赤ペンキがある。もししばらく見かけないなら逸れている可能性大。戻るか周囲をよく見渡して登山道に復帰する。尾根の右側の谷に寄りすぎないように

横岳峠から三角点ピーク:
最初は尾根を緩やかに登るが、途中から急登になる。横岳峠から標高差約600mを上げる。こちらもマークを見失わないように。倒木がところどころある

三角点ピークから鋸岳:
基本は稜線通しだが、最初の下りが分かりづらい。マークは少なく、藪漕ぎしながら下る。岩稜を下ろうとしないこと。下って登り返し、そこからまた下って登り返すと角兵衛沢ノ頭につく。そこから角兵衛沢ノコルへ下って、本峰へ登り返す(つまり3回繰り返す)。細い尾根で両側が切れ落ちているので、慎重に通過すること


※工事用トラックなどが通らない時間帯(早朝、夕刻)に歩くことを推奨。危険かつ砂埃をかぶる
※※チャリを活用すると林道のアプローチの時間短縮が可能。舗装部分もかなりある。帰りはずっと下り坂。(私は往復二足歩行して疲れた)
その他周辺情報 コンビニ:
小淵沢ICを下りて一旦右手に進むとすぐにセブンとローソンがある
ICから左手の釜無川方面へ向かう20号線にはない

日帰り温泉:小淵沢IC周辺
私は「つたの湯」を利用。便利かつ綺麗

白州塩沢温泉フォッサマグナの湯
9:30-21:30(21時受付終了)、0266-65-3570、830円、水曜定休
https://www.dunlopsportsclub.jp/hakusyu/

道の駅 信州蔦木宿 つたの湯
10:00-19:00(18:15受付終了)、0266-61-8222、700円、火曜定休
http://www.tsutakijuku.jp/spa/

延命の湯
10:00-21:30(21時受付終了)、0551-36-6111、830円
http://www.spatio.jp/hotspring/index.html
明るくなってから6K地点の先から始まる崩落個所を通過できるよう、のんびり出発して歩いてきた
2020年10月21日 05:47撮影
1
10/21 5:47
明るくなってから6K地点の先から始まる崩落個所を通過できるよう、のんびり出発して歩いてきた
山肌の紅葉は始まったところ。これから深まっていく
2020年10月21日 05:54撮影
2
10/21 5:54
山肌の紅葉は始まったところ。これから深まっていく
予報通り好天になりそう。この先から崩落個所が現れる
2020年10月21日 06:10撮影
10/21 6:10
予報通り好天になりそう。この先から崩落個所が現れる
山肌に朝日が当たる
2020年10月21日 06:23撮影
1
10/21 6:23
山肌に朝日が当たる
カモシカのカップル。オスがじっとこちらを見ている。すぐ逃げる鹿とは全く異なる性格が面白い
2020年10月21日 06:30撮影
5
10/21 6:30
カモシカのカップル。オスがじっとこちらを見ている。すぐ逃げる鹿とは全く異なる性格が面白い
崩落していない林道歩きは安心だが退屈でもある
2020年10月21日 06:39撮影
10/21 6:39
崩落していない林道歩きは安心だが退屈でもある
振り返れば八ヶ岳。写真ではわかりづらいが、稜線が白い。鋸は大丈夫か?
2020年10月21日 06:46撮影
1
10/21 6:46
振り返れば八ヶ岳。写真ではわかりづらいが、稜線が白い。鋸は大丈夫か?
堰堤の補強にもいろんなやり方がある
2020年10月21日 06:59撮影
1
10/21 6:59
堰堤の補強にもいろんなやり方がある
10キロ弱の林道歩きでログハウスに到着。標高差600mを稼いだ。小屋の下の板敷きの部分が、よく幕営に使用されているスペース
2020年10月21日 07:11撮影
1
10/21 7:11
10キロ弱の林道歩きでログハウスに到着。標高差600mを稼いだ。小屋の下の板敷きの部分が、よく幕営に使用されているスペース
小屋周辺は紅葉がいい感じ。ここで朝食。なお、小屋周辺にはトイレはない。というか、ゲートから山頂ピストンにはどこにもトイレがない
2020年10月21日 07:20撮影
3
10/21 7:20
小屋周辺は紅葉がいい感じ。ここで朝食。なお、小屋周辺にはトイレはない。というか、ゲートから山頂ピストンにはどこにもトイレがない
小屋から富士川源流まで崩落が続く。小屋からリボンを追ってくると、すぐに荒れた沢に出る。沢の向こうにリボンが見える
2020年10月21日 07:27撮影
2
10/21 7:27
小屋から富士川源流まで崩落が続く。小屋からリボンを追ってくると、すぐに荒れた沢に出る。沢の向こうにリボンが見える
沢沿いや少し樹林側にリボンや赤ペンキ、黄色の丸印などが次々とある
2020年10月21日 07:38撮影
1
10/21 7:38
沢沿いや少し樹林側にリボンや赤ペンキ、黄色の丸印などが次々とある
荒れてはいるが、リボンやマークを追えば富士川源流の標識近くまで行ける。源流ポイントまできたら左手に河原を渡る
2020年10月21日 07:39撮影
2
10/21 7:39
荒れてはいるが、リボンやマークを追えば富士川源流の標識近くまで行ける。源流ポイントまできたら左手に河原を渡る
トレースを見失った方は、河原沿いに進み、この写真の中央の林を目標にされたし。左右に分かれる沢の中央にカラマツがあり(手前ではなく奥の木)、その左下に源流の標識がある
2020年10月21日 07:54撮影
2
10/21 7:54
トレースを見失った方は、河原沿いに進み、この写真の中央の林を目標にされたし。左右に分かれる沢の中央にカラマツがあり(手前ではなく奥の木)、その左下に源流の標識がある
前の写真の右側の樹林帯(この写真奥側)からカラマツ側(手前側)へと涸れ沢をトラバースして手前側にきた
2020年10月21日 08:01撮影
2
10/21 8:01
前の写真の右側の樹林帯(この写真奥側)からカラマツ側(手前側)へと涸れ沢をトラバースして手前側にきた
これが標識。ここから少し登ったところに源流の水場
2020年10月21日 08:01撮影
2
10/21 8:01
これが標識。ここから少し登ったところに源流の水場
最初はこのロープ沿いに上がり、すぐに左手方向に進む
2020年10月21日 08:01撮影
2
10/21 8:01
最初はこのロープ沿いに上がり、すぐに左手方向に進む
源流。冷たくておいしい水だった
2020年10月21日 08:03撮影
3
10/21 8:03
源流。冷たくておいしい水だった
以降はリボンや木の赤ペンキを追い、急登を進む。リボンやマークがなければ、ルートが逸れている。途中、尾根の右の谷側に行き過ぎないこと
2020年10月21日 08:23撮影
2
10/21 8:23
以降はリボンや木の赤ペンキを追い、急登を進む。リボンやマークがなければ、ルートが逸れている。途中、尾根の右の谷側に行き過ぎないこと
横岳峠。ここまできつかった
2020年10月21日 08:52撮影
2
10/21 8:52
横岳峠。ここまできつかった
峠は絶好の幕営ポイントだが、ここまで重い荷物を担いで上がるのがつらい。ログハウスで幕営し、鋸へはアタックザックで行くのが良いと思う
2020年10月21日 08:52撮影
3
10/21 8:52
峠は絶好の幕営ポイントだが、ここまで重い荷物を担いで上がるのがつらい。ログハウスで幕営し、鋸へはアタックザックで行くのが良いと思う
横岳から三角点ピークまでが、600mのさらなる急登の試練。途中で仙丈ケ岳が見える。こんなにしっかり積雪しているのか。山腹には北沢峠へ向かう林道も見える
2020年10月21日 09:17撮影
4
10/21 9:17
横岳から三角点ピークまでが、600mのさらなる急登の試練。途中で仙丈ケ岳が見える。こんなにしっかり積雪しているのか。山腹には北沢峠へ向かう林道も見える
眼下には戸台からの河原歩きも見える。あそこを歩いて北沢峠まで行くことはもうないと思う
2020年10月21日 09:18撮影
1
10/21 9:18
眼下には戸台からの河原歩きも見える。あそこを歩いて北沢峠まで行くことはもうないと思う
2300m辺りで最初の雪の残骸
2020年10月21日 09:53撮影
1
10/21 9:53
2300m辺りで最初の雪の残骸
2400m手前でまとまった雪。以降は雪があったりなかったりだったが、チェーンアイゼンで山頂まで進んだ
2020年10月21日 10:00撮影
10/21 10:00
2400m手前でまとまった雪。以降は雪があったりなかったりだったが、チェーンアイゼンで山頂まで進んだ
さらに標高を上げて女王。左には間ノ岳が見え始めた
2020年10月21日 10:06撮影
2
10/21 10:06
さらに標高を上げて女王。左には間ノ岳が見え始めた
三角点ピークの上部は、想定以上にしっかりと雪
2020年10月21日 10:11撮影
1
10/21 10:11
三角点ピークの上部は、想定以上にしっかりと雪
さらに標高を上げると、間ノ岳と北岳の天空の稜線が現れた。左端にはアサヨ峰も見え始めた
2020年10月21日 10:43撮影
1
10/21 10:43
さらに標高を上げると、間ノ岳と北岳の天空の稜線が現れた。左端にはアサヨ峰も見え始めた
アサヨ峰アップ
2020年10月21日 10:44撮影
1
10/21 10:44
アサヨ峰アップ
さらに登ると本日のゴール、鋸岳も姿を現す。鋸にも雪がついてる。この時点で鹿窓は断念。時間的にも余裕はない
2020年10月21日 10:45撮影
5
10/21 10:45
さらに登ると本日のゴール、鋸岳も姿を現す。鋸にも雪がついてる。この時点で鹿窓は断念。時間的にも余裕はない
三角点ピークから甲斐駒とは反対側の眺め。中アの稜線も白い
2020年10月21日 10:54撮影
1
10/21 10:54
三角点ピークから甲斐駒とは反対側の眺め。中アの稜線も白い
御嶽山も
2020年10月21日 10:54撮影
2
10/21 10:54
御嶽山も
乗鞍岳も
2020年10月21日 10:53撮影
2
10/21 10:53
乗鞍岳も
遠く立山連山と剱岳も見える(カメラでは薄くなってしまうが)
2020年10月21日 10:59撮影
2
10/21 10:59
遠く立山連山と剱岳も見える(カメラでは薄くなってしまうが)
雪の稜線を進む。基本稜線通しだが、三角点ピークからの藪漕ぎの下りが分かりづらい。幸いなことに前日に入ったと思われる登山者のトレースがあり助かった
2020年10月21日 11:06撮影
4
10/21 11:06
雪の稜線を進む。基本稜線通しだが、三角点ピークからの藪漕ぎの下りが分かりづらい。幸いなことに前日に入ったと思われる登山者のトレースがあり助かった
八ケ岳、奥秩父方面は雲海
2020年10月21日 11:10撮影
2
10/21 11:10
八ケ岳、奥秩父方面は雲海
鋸へ続く稜線。三角点ピークから下って登り返したピークから。先が角兵衛沢ノ頭でその後ろが鋸岳
2020年10月21日 11:10撮影
3
10/21 11:10
鋸へ続く稜線。三角点ピークから下って登り返したピークから。先が角兵衛沢ノ頭でその後ろが鋸岳
雪がついた細い稜線を進む。先の岩の間を攀じ登る
2020年10月21日 11:24撮影
2
10/21 11:24
雪がついた細い稜線を進む。先の岩の間を攀じ登る
角兵衛沢ノ頭に向けて登り返す。
2020年10月21日 11:26撮影
5
10/21 11:26
角兵衛沢ノ頭に向けて登り返す。
角兵衛沢ノ頭からコルへ下る途中。鋸への最後の登り
2020年10月21日 11:42撮影
4
10/21 11:42
角兵衛沢ノ頭からコルへ下る途中。鋸への最後の登り
そこそこな積雪量
2020年10月21日 11:48撮影
3
10/21 11:48
そこそこな積雪量
ピッケルがないので、灌木の枝を掴んで体を持ち上げる
2020年10月21日 12:05撮影
2
10/21 12:05
ピッケルがないので、灌木の枝を掴んで体を持ち上げる
三角点ピークが2607mで鋸岳が2685m。両ピークの標高差が80mなのに、下って登るので登り返しが長い!
2020年10月21日 12:09撮影
2
10/21 12:09
三角点ピークが2607mで鋸岳が2685m。両ピークの標高差が80mなのに、下って登るので登り返しが長い!
縦で写そうが横で写そうが厳しいことには変わらんな
2020年10月21日 12:10撮影
3
10/21 12:10
縦で写そうが横で写そうが厳しいことには変わらんな
やっとこさ山頂。百高山93座目(レコ上82座目)。今シーズン中に、厄介な赤沢山と鋸岳を終わらせることができたのは大きな成果
2020年10月21日 12:15撮影
9
10/21 12:15
やっとこさ山頂。百高山93座目(レコ上82座目)。今シーズン中に、厄介な赤沢山と鋸岳を終わらせることができたのは大きな成果
標識の先の山頂にカモシカの足跡。あいつらこんなとこまで上がってくるんだ
2020年10月21日 12:16撮影
3
10/21 12:16
標識の先の山頂にカモシカの足跡。あいつらこんなとこまで上がってくるんだ
中央手前に第2高点、左奥に甲斐駒ヶ岳。こんな状態だと自分の技量では向こう側から鋸へ来るのは無理だったな。釜無川からに変更して大正解だった
2020年10月21日 12:16撮影
8
10/21 12:16
中央手前に第2高点、左奥に甲斐駒ヶ岳。こんな状態だと自分の技量では向こう側から鋸へ来るのは無理だったな。釜無川からに変更して大正解だった
甲斐駒の右に北岳と間ノ岳
2020年10月21日 12:16撮影
4
10/21 12:16
甲斐駒の右に北岳と間ノ岳
その右に塩見岳
2020年10月21日 12:17撮影
4
10/21 12:17
その右に塩見岳
さらに右に仙丈ケ岳
2020年10月21日 12:17撮影
3
10/21 12:17
さらに右に仙丈ケ岳
こちらは八ヶ岳。雪の稜線と格闘している間に雲海は消失
2020年10月21日 12:17撮影
1
10/21 12:17
こちらは八ヶ岳。雪の稜線と格闘している間に雲海は消失
八ツの奥に浅間山
2020年10月21日 12:17撮影
1
10/21 12:17
八ツの奥に浅間山
蓼科山の山頂も白い
2020年10月21日 12:18撮影
1
10/21 12:18
蓼科山の山頂も白い
槍穂も見えている。上々だ。北アの方が南プスや中アより雪が少なく見える。多分、光の加減だな
2020年10月21日 12:20撮影
2
10/21 12:20
槍穂も見えている。上々だ。北アの方が南プスや中アより雪が少なく見える。多分、光の加減だな
もう一度、この眺めを目に焼き付ける
2020年10月21日 12:20撮影
4
10/21 12:20
もう一度、この眺めを目に焼き付ける
逆光にならないよう自撮り。可動式標識は便利だ(笑)
2020年10月21日 12:26撮影
11
10/21 12:26
逆光にならないよう自撮り。可動式標識は便利だ(笑)
さて三角点ピークに戻ろう
2020年10月21日 12:44撮影
10/21 12:44
さて三角点ピークに戻ろう
コルへの下り。雪の下りは速い(笑)。でも落ちないよう慎重に
2020年10月21日 12:55撮影
2
10/21 12:55
コルへの下り。雪の下りは速い(笑)。でも落ちないよう慎重に
横岳峠まで一気に下降して休憩。樹幹の向こうに見える壁もすごいな
2020年10月21日 14:37撮影
3
10/21 14:37
横岳峠まで一気に下降して休憩。樹幹の向こうに見える壁もすごいな
源流標識からログハウスへ。明瞭なトレイルの部分もある
2020年10月21日 15:26撮影
2
10/21 15:26
源流標識からログハウスへ。明瞭なトレイルの部分もある
向こうの黄葉の下にピンクリボンが見える。あちらから手前のリボンに荒れた沢を渡ってきた。小屋はもうすぐそこ
2020年10月21日 15:42撮影
2
10/21 15:42
向こうの黄葉の下にピンクリボンが見える。あちらから手前のリボンに荒れた沢を渡ってきた。小屋はもうすぐそこ
ここでもう一回小休止。明るいうちには車まで戻れそうにない
2020年10月21日 15:43撮影
2
10/21 15:43
ここでもう一回小休止。明るいうちには車まで戻れそうにない
林道歩きの途中、七段の小滝
2020年10月21日 15:55撮影
2
10/21 15:55
林道歩きの途中、七段の小滝
もう少しすると紅葉がきれいだろうな。でも鋸に登るのは難しくなる
2020年10月21日 16:25撮影
2
10/21 16:25
もう少しすると紅葉がきれいだろうな。でも鋸に登るのは難しくなる
車まで10キロ弱。写真では分かりづらいが、本当に下っているという感じで歩くスピードがアップ。ゲート1キロ手前でヘッデン点灯。日帰りはきついな。でも無事に帰ってこれて感謝感謝!
2020年10月21日 16:47撮影
2
10/21 16:47
車まで10キロ弱。写真では分かりづらいが、本当に下っているという感じで歩くスピードがアップ。ゲート1キロ手前でヘッデン点灯。日帰りはきついな。でも無事に帰ってこれて感謝感謝!
ここからは釜無川から鋸岳へアプローチする人のための迂回路情報。最初の崩落個所。6.5Kポストの先。今のところ、細くなっているが問題なく通過可能。これ以上崩れたら、手前の梯子を上がって擁壁の上を歩いて通過
2020年10月21日 06:12撮影
2
10/21 6:12
ここからは釜無川から鋸岳へアプローチする人のための迂回路情報。最初の崩落個所。6.5Kポストの先。今のところ、細くなっているが問題なく通過可能。これ以上崩れたら、手前の梯子を上がって擁壁の上を歩いて通過
擁壁の上を歩いてくると林道に自然に下りてこられる
2020年10月21日 06:13撮影
2
10/21 6:13
擁壁の上を歩いてくると林道に自然に下りてこられる
2つ目の崩落個所。7Kポストの手前。壁沿いに進み、水が落ちている前を渡渉して河原を左側へ進む
2020年10月21日 06:15撮影
3
10/21 6:15
2つ目の崩落個所。7Kポストの手前。壁沿いに進み、水が落ちている前を渡渉して河原を左側へ進む
河原のすぐ先にあるピンクテープから林道へ登って復帰
2020年10月21日 06:18撮影
1
10/21 6:18
河原のすぐ先にあるピンクテープから林道へ登って復帰
前の写真の林道復帰から10分ほど歩くとテープを巻いた石がある。この先の木から河原へ下りておく
2020年10月21日 06:27撮影
2
10/21 6:27
前の写真の林道復帰から10分ほど歩くとテープを巻いた石がある。この先の木から河原へ下りておく
河原へ下りてきたところ。木の間を下りてこられる
2020年10月21日 06:29撮影
2
10/21 6:29
河原へ下りてきたところ。木の間を下りてこられる
河原を進むと右上に林道の崩落個所。先の写真のところで河原に下りないと、上の林道を進むことに。万一、進んだ場合は、コンクリートの道のできるだけ山側を歩くこと。下はえぐれている。コンクリート通過後、手前に戻るように斜めに河原に下りてくる
2020年10月21日 06:32撮影
2
10/21 6:32
河原を進むと右上に林道の崩落個所。先の写真のところで河原に下りないと、上の林道を進むことに。万一、進んだ場合は、コンクリートの道のできるだけ山側を歩くこと。下はえぐれている。コンクリート通過後、手前に戻るように斜めに河原に下りてくる
前の写真のすぐ先に戸草沢の崩落個所。林道を進んでくると右側のガードレールの上部に出て行き詰まる。写真左手前の土手を上がって林道復帰
2020年10月21日 06:35撮影
2
10/21 6:35
前の写真のすぐ先に戸草沢の崩落個所。林道を進んでくると右側のガードレールの上部に出て行き詰まる。写真左手前の土手を上がって林道復帰
林道に上がるところにピンクリボンあり
2020年10月21日 06:36撮影
1
10/21 6:36
林道に上がるところにピンクリボンあり
お助けロープも
2020年10月21日 06:37撮影
1
10/21 6:37
お助けロープも
林道に復帰して反対側を振り返る。二本のガードレールが痛々しい
2020年10月21日 06:39撮影
2
10/21 6:39
林道に復帰して反対側を振り返る。二本のガードレールが痛々しい
先のポイントで林道に復帰せず河原を進むとこの堰堤にでる。堰堤下の段に流木があるので、段を登り右手の梯子を上がって斜めに上の堰堤に進む。上の堰堤の梯子を下って河原に下りて進む。帰りにこちらのルートを通ってみた。写真は後掲
2020年10月21日 06:42撮影
2
10/21 6:42
先のポイントで林道に復帰せず河原を進むとこの堰堤にでる。堰堤下の段に流木があるので、段を登り右手の梯子を上がって斜めに上の堰堤に進む。上の堰堤の梯子を下って河原に下りて進む。帰りにこちらのルートを通ってみた。写真は後掲
林道を進むとこのポイントで行き詰まる。堰堤の梯子を使った場合は、河原歩きでここまでやってくるので、そのまま河原歩きを続ける
2020年10月21日 06:45撮影
3
10/21 6:45
林道を進むとこのポイントで行き詰まる。堰堤の梯子を使った場合は、河原歩きでここまでやってくるので、そのまま河原歩きを続ける
行き詰まりポイントのすぐ手前に赤白のポールが数本ある。一番端のポールから斜めに河原に下りるトレースあり
2020年10月21日 06:46撮影
1
10/21 6:46
行き詰まりポイントのすぐ手前に赤白のポールが数本ある。一番端のポールから斜めに河原に下りるトレースあり
河原を少し歩くと、同じような赤白ポールがあるので、ここを林道へ登る。トレースあり
2020年10月21日 06:49撮影
2
10/21 6:49
河原を少し歩くと、同じような赤白ポールがあるので、ここを林道へ登る。トレースあり
林道を10分程進むと崩落ポイント。ここはトラバースで突破
2020年10月21日 07:00撮影
2
10/21 7:00
林道を10分程進むと崩落ポイント。ここはトラバースで突破
そのすぐ先の鉄製の擁壁で足元が崩落。擁壁の横枠を伝って通過可能
2020年10月21日 07:04撮影
2
10/21 7:04
そのすぐ先の鉄製の擁壁で足元が崩落。擁壁の横枠を伝って通過可能
すぐ先の別の鉄製擁壁は完全に崩落。手前で河原に下りてログハウスまで進む
2020年10月21日 07:06撮影
2
10/21 7:06
すぐ先の別の鉄製擁壁は完全に崩落。手前で河原に下りてログハウスまで進む
ログハウスの手前の石組を登って小屋へ
2020年10月21日 07:09撮影
2
10/21 7:09
ログハウスの手前の石組を登って小屋へ
ここからは、小屋からの戻り。小屋前の石組を下りて河原を進む左手に鉄製擁壁の崩落ポイント
2020年10月21日 15:47撮影
2
10/21 15:47
ここからは、小屋からの戻り。小屋前の石組を下りて河原を進む左手に鉄製擁壁の崩落ポイント
次の鉄製擁壁は行きと同様に横枠を利用して通過
2020年10月21日 15:50撮影
1
10/21 15:50
次の鉄製擁壁は行きと同様に横枠を利用して通過
ここは行き同様、トラバースで通過。林道をしばらく行くと、赤白のポールの場所に着く
2020年10月21日 15:52撮影
2
10/21 15:52
ここは行き同様、トラバースで通過。林道をしばらく行くと、赤白のポールの場所に着く
ポールを下りて河原歩きをし、次のポールの場所で林道に復帰する。戸草沢の大崩落個所でピンクテープのところを河原に下りる(行きと同じ)。帰りはポールから河原に下りてそのまま河原を進み、堰堤ルートを試してみた。堰堤の上から流木を見たところ
2020年10月21日 16:05撮影
2
10/21 16:05
ポールを下りて河原歩きをし、次のポールの場所で林道に復帰する。戸草沢の大崩落個所でピンクテープのところを河原に下りる(行きと同じ)。帰りはポールから河原に下りてそのまま河原を進み、堰堤ルートを試してみた。堰堤の上から流木を見たところ
まずは河原から堰堤の梯子を上る
2020年10月21日 16:06撮影
2
10/21 16:06
まずは河原から堰堤の梯子を上る
堰堤の端から土手を斜めに木の方に下る。トレースあり
2020年10月21日 16:07撮影
2
10/21 16:07
堰堤の端から土手を斜めに木の方に下る。トレースあり
木の横にある梯子を下る。
2020年10月21日 16:10撮影
2
10/21 16:10
木の横にある梯子を下る。
この段差を流木を利用して下りる。1m位なので、私は飛び降りた
2020年10月21日 16:10撮影
2
10/21 16:10
この段差を流木を利用して下りる。1m位なので、私は飛び降りた
下から見た様子
2020年10月21日 16:11撮影
2
10/21 16:11
下から見た様子
全体像
2020年10月21日 16:12撮影
2
10/21 16:12
全体像
赤白のポールから林道に復帰すれば、戸草沢の大崩落ポイントにでるので、この写真の斜面を河原に下りる。先述の堰堤を使った場合は、河原伝いにここに出る
2020年10月21日 16:16撮影
2
10/21 16:16
赤白のポールから林道に復帰すれば、戸草沢の大崩落ポイントにでるので、この写真の斜面を河原に下りる。先述の堰堤を使った場合は、河原伝いにここに出る
大崩落ポイント
2020年10月21日 16:17撮影
3
10/21 16:17
大崩落ポイント
横から合流する小さい沢を渡渉(行きも帰りも)
2020年10月21日 16:18撮影
2
10/21 16:18
横から合流する小さい沢を渡渉(行きも帰りも)
林道の下がえぐれている箇所。この先の赤白ポールで林道復帰
2020年10月21日 16:19撮影
1
10/21 16:19
林道の下がえぐれている箇所。この先の赤白ポールで林道復帰
私はしばらく河原歩きをして、この場所から林道復帰(上がれそうな土手を適当に上がる)
2020年10月21日 16:21撮影
1
10/21 16:21
私はしばらく河原歩きをして、この場所から林道復帰(上がれそうな土手を適当に上がる)
7Kポストの先でピンクテープの個所から河原に下りて、前方の水が落ちる前を渡渉。そのまま林道を進む。すぐにコンクリート擁壁の細くなった部分を通過。以降はずっと林道をゲートまで
2020年10月21日 16:31撮影
2
10/21 16:31
7Kポストの先でピンクテープの個所から河原に下りて、前方の水が落ちる前を渡渉。そのまま林道を進む。すぐにコンクリート擁壁の細くなった部分を通過。以降はずっと林道をゲートまで

感想

鋸岳。ずっと喉に骨がひっかかったような存在だった。百高山をやる以上、いつかはやらないと、と思いつつここまで来てしまった

腹を括って、甲斐駒から鳳凰へ抜ける山行の途中で寄り道し、六合石室を利用して第2高点から鋸をピストンする計画を立てていた。3泊4日なので、ずっと天候が安定するのを待っていたが、どうも難しい

あきらめて計画を分割することに。この週の火曜と水曜が晴れの予報なので、釜無川から鋸岳へ出かけることにした。直前の日曜と月曜が雨だったので、渡渉を考えて2日目の晴れの水曜を選択した。結果は上々。水嵩も渡渉に支障なく、天候も終日晴れだった

この計画変更は大正解だった。甲斐駒ヶ岳などあちこちの山で初冠雪したことは承知していたが、うっすら程度ですぐに消えるだろうと高を括っていた。ところが出かけてみれば、想定以上の積雪で驚いた

仮に3泊4日の山行を実行できる安定した天候が来たとしても、この積雪状況では甲斐駒から鋸はとても自分にはできたものではない。釜無川からのアプローチにして本当に良かった

釜無川からのアプローチの最大の懸念は、長い林道歩きと数多の崩落個所の迂回。自分の脚力で日帰りできるのか悩んだ。ログハウスでテン泊することも考えたが、直近の槍ヶ岳や、赤岩岳・赤沢山の山行で、同じような長いアプローチと急登をやっていたので、日帰りに挑戦することにした

結果は、行きも帰りもヘッデン使用で、何とかギリギリ日帰りでき、「やれやれ」といったところ。特に三角点ピークから鋸への雪がついた稜線は、先人がつけてくれたトレースでルーファイに時間を割くことなくピストンでき、本当にありがたかった。このトレースが無かったら、帰りはログハウス辺りからヘッデン歩きだっただろう

百高山を優先した今シーズンの山。コロナで半年停滞したものの、順調に伸ばすことができた。今シーズンの残る計画は甲斐駒から鳳凰への縦走。あまり積雪が進まないうちに2泊3日の安定した天候が来ることを願うばかり。まぁ、ダメなら来シーズンという気持ちでいるので、無理はしないつもり

「60代、男性、ソロ」、遭難事故が一番多い条件にドンピシャリ。安全登山を心がけて・・・、と自分自身に言い聞かせている

なお、今回の山行にあたり、stradaさん、rikimaruさん、kaji12さんなど、多くの方のレコを参考にさせていただいた。これらのレコが無かったら、崩落個所の迂回路は途方に暮れていただろう。この場をお借りしてお礼申し上げたい

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1252人

コメント

お腹いっぱい
一番楽な鋸へのアプローチって認識でしたがログハウスまでえらい荒れてますね。
塩見の廃道になった塩川ルート以上です。
南アのアプローチの宿命なんでしょう。
メジャーな南アの未踏の山、鋸だけなんですがピンさんのレコ見ると滅茶苦茶ホネだと認識しました。
それにしても鋸の最後の登りの写真…北岳の八本歯の頭からコルへの下降が可愛く見えてしまいます、まぁあっちは切り立っていて高度感ありますが。

眺め甲斐駒より素晴らしいと思ってしまいました。
鋸から甲斐駒への稜線がいいイントロで甲斐駒がカッコいいですし、甲斐駒からだと間ノ岳が北岳の引き立て役になってしまってますがこっちは対等。

林道の崩落個所の写真、とても価値があると思います。
それにしても果敢にチャレンジされましたね、頭が下がります、お疲れさまでした。
2020/10/22 21:45
本当にお腹一杯です
トムさん、コメありがとうございます
私も「釜無川からサクッとやる」と思っていました

ところが、皆さんのレコを詳細に拝見するにつけ、林道歩きがだんだん不安になり、レコから写真を拝借して迂回のための「あんちょこ」を作成した次第です

レコによって出てくる迂回ポイントが異なるので最初は混乱しましたが、実際に行ってみていろんな迂回方法があることに気づき納得しました

あんちょこは富士川源流までで、その先はきついながらも楽勝だろうと思っていましたが、想定外の雪で三角点ポイントからの稜線歩きに思いのほか時間を要しました

山頂にたどり着けば、トムさんの表現通りの光景が広がり、最高の昼食タイムとなりました。確実に記憶に残る百高山の一つになりました

土曜の雨とその後の晴れ予報で甲斐駒の雪が消えることを願っていますが、逆に中途半端に増えてしまったら、七丈小屋のブログ発信にあるように、雪がたっぷりあるときよりもかえって危険な状況になってしまいそうです

まぁ、そうなったらトムさんが夜叉神から鳳凰、早川尾根と進んだように、御座石から早川尾根小屋へ行くプランBに変更します。広河原からトボトボ歩いて周回はしません(笑)。アサヨを登ったら同じルートをピストンして御座石に戻ります

車の回収も悩まなくてすみますから・・・
2020/10/23 9:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら