山行記録: 薬師岳・黒部五郎岳

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Shin-ichi

急遽土～火まで夏休みとなりまして、正月以来の4連休。
せっかくだから、行きたいところへ行こうと思い、北アルプスへ行ってきました。

土曜日の夕方に自宅を出発し、5時間高速を走らせて、富山県へ。
北陸道の有磯海SAで車中泊しました。
日曜日は5時起きで、立山ICから有峰林道を通り、折立登山口。
荷物を整えて、7時20分に出発しました。

今回は初めて、ソロテント泊も目的の1つ。
そのため荷物はずしりと重く、肩に食い込みます。
1時間歩き三角点を過ぎると、緩やかな草原の尾根に変わり、10時20分に太郎平小屋へ到着。
太郎平小屋は薬師岳、黒部五郎岳、雲ノ平への登山道が交わる交差点にあり、展望は抜群でした。
アルプスに来たんだと実感しました。

太郎平で小休憩をとり、11時には薬師峠のキャンプ場へ到着。
雲ノ平が望める絶好のポイントがあり、さっそくテントを張りました。
軽く昼食をすませてから、サブザックで薬師岳を目指します。

12時20分に出発し、キャンプ場から薬師岳へは片道2時間。
沢道、がれ場を通り抜けると、薬師平で、まわりはチングルマやハクサンイチゲの花畑が広がりました。
山頂のカールの周辺には雪渓が残り、ガスの隙間に槍ヶ岳が望めました。

16時半にはテントに戻り、雲ノ平を望みながらビール。
贅沢な時間を楽しみました。
夕飯のカレーライスを食べ終わると、間もなく夕立が降り始め、暗くなるのとともに就寝しました。

翌朝には天候が回復し、テントをたたんで黒部五郎岳を目指しました。
朝食をとって6時に出発。
昨日よりガスが少なく、水晶岳や鷲羽岳、槍ヶ岳など、北アルプスの山々がよく見えます。
草原の中のハイクは気持ちよくて、途中でライチョウの親子に出会い、癒されました。
北ノ俣岳、中俣乗越を過ぎ、5時間かかって黒部五郎の肩へ。
そこから10分ほどで、黒部五郎岳の山頂です。
周囲はガスが広がっていましたが、下を見下ろすと巨大なカールが望めました。

下山路はもと来た道を太郎平から折立まで下りました。
黒部五郎岳12時発で、下山したのは18時。
2日合計で40キロ以上は歩き、長い道のりでした。

下山後は岐阜県側に抜け、安房トンネル手前の栃尾温泉で入浴し、AM1時に帰宅しました。
疲れましたが充実の山行でした。

薬師岳・黒部五郎岳

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