ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 272929
全員に公開
雪山ハイキング
丹沢

加入道山〜大室山・静かな西丹沢を賑やかに歩く

2013年02月26日(火) [日帰り]
 - 拍手
guru その他3人
GPS
--:--
距離
10.8km
登り
1,162m
下り
1,152m

コースタイム

用木沢出合 8:26
白石滝 9:40
白石峠 10:36
加入道山山頂 11:11-57(昼食・避難小屋)
前大室 12:21
大室山分岐 13:46
大室山山頂 13:55-14:02
大室山分岐 14:10
犬越路 15:11-32(休憩・避難小屋)
用木沢出合 16:32
天候 晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ゲートまで路面の凍結はありません(2/26時点)。ノーマルタイヤで問題なし。
西丹沢自然教室の奥にある用木沢出合・ゲート前の道路脇に駐車。5台程度駐車可能。

(参考)公共交通の場合は西丹沢自然教室までバス、用木沢出合へ徒歩25分。
富士急湘南バス(新松田駅〜山北駅〜谷峨駅〜西丹沢自然教室)
http://www.fujikyu.co.jp/syonan/rosen_time/time01_w.html
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは西丹沢自然教室の建物内にあります。
トイレは犬越路避難小屋にあります。使用した紙は持ち帰りが必要です。
加入道避難小屋にはありません。西丹沢自然教室の利用を推奨します。

・用木沢出合→白石峠
歩き始めはまったく雪がない状態。沢を離れてからの斜面は雪が増えるが、
凍結していないので、登りは滑り止めの必要はない。

・白石峠→加入道山→大室山分岐→大室山(甲相国境尾根)
稜線上を通して30cm〜1m程度の積雪がある。凍結はしていない。
最初滑り止めをつけず歩いていたが、メンバーが前大室からの下りで
危険を感じ、下りきった破風口で装着。ここは狭いので前大室の山頂か、
もしくは加入道山でつけておいた方が良かった。

・大室山分岐→犬越路
雪とドロンコの完全なミックス(区間通して交互に現れる)。
途中の大杉丸付近で滑り止めを外したくなるが、結果的に犬越路まで装着した。

・犬越路→用木沢出合
滑り止め着用の必要はないが、用木沢出合近くになって
日陰の橋などの残雪が凍結しており、注意が必要。
用木沢出合に駐車しスタート。今日のメンバーはいつになく賑やか。
1
用木沢出合に駐車しスタート。今日のメンバーはいつになく賑やか。
20分ほどの林道歩きのあと、渡渉を繰り返しながら沢沿いを登っていきます。
20分ほどの林道歩きのあと、渡渉を繰り返しながら沢沿いを登っていきます。
大理石の滝とも言われる白石滝に到着。滝の見た目はさておき石に特徴があるらしい。
大理石の滝とも言われる白石滝に到着。滝の見た目はさておき石に特徴があるらしい。
雪がしっかり積もったままのベンチを通過。丹沢にあってこの山は登っている人少なそう。
雪がしっかり積もったままのベンチを通過。丹沢にあってこの山は登っている人少なそう。
先行者がいたようです。孤独な雪だるまがお出迎え。
先行者がいたようです。孤独な雪だるまがお出迎え。
途中1箇所クサリがあります。雪がついている方がむしろ登りやすいかも。
途中1箇所クサリがあります。雪がついている方がむしろ登りやすいかも。
だいぶ上がってきました。背後に西丹沢の山並みが広がりはじめます。
だいぶ上がってきました。背後に西丹沢の山並みが広がりはじめます。
白石峠に到着しました。ここで初めて西側の眺望が開けます。
白石峠に到着しました。ここで初めて西側の眺望が開けます。
ごほうびは南アルプス、白根三山から甲斐駒までと・・・
1
ごほうびは南アルプス、白根三山から甲斐駒までと・・・
富士山!!この時期限定かも。
4
富士山!!この時期限定かも。
ここからは雪の稜線歩きです。
ここからは雪の稜線歩きです。
足取りも軽く登っていきます。
足取りも軽く登っていきます。
本日最初のピーク、加入道山に到着。
1
本日最初のピーク、加入道山に到着。
はい、ピース。
山頂のすぐ脇に加入道避難小屋があります。
山頂のすぐ脇に加入道避難小屋があります。
ハイ、綺麗に使ってカエルね。
1
ハイ、綺麗に使ってカエルね。
我が家のようにリラックスする面々。ここで食事にしました。
3
我が家のようにリラックスする面々。ここで食事にしました。
今日のエスビットはどんべえ。リフィルタイプで作りました。
5
今日のエスビットはどんべえ。リフィルタイプで作りました。
暖かな日差しが降り注ぎます。春はすぐそこ。
1
暖かな日差しが降り注ぎます。春はすぐそこ。
満腹で更にテンション上がる一行。元気な理由のひとつは・・・
満腹で更にテンション上がる一行。元気な理由のひとつは・・・
大室山のピークがすぐそこに見えていると勘違いしていたため。実はもっと左奥の方。結構遠かった^ ^;
1
大室山のピークがすぐそこに見えていると勘違いしていたため。実はもっと左奥の方。結構遠かった^ ^;
加入道山から前大室にかけては木々も雪も一番綺麗でした。オススメ。
加入道山から前大室にかけては木々も雪も一番綺麗でした。オススメ。
樹林の合い間、檜洞丸へと連なる山並みと向き合います。
樹林の合い間、檜洞丸へと連なる山並みと向き合います。
前大室に到着。名前と裏腹に、加入道山山頂と近く、大室山山頂とは遠い・・・
1
前大室に到着。名前と裏腹に、加入道山山頂と近く、大室山山頂とは遠い・・・
北側には奥多摩が見えました。あのトンガリは大岳山でしょうか。
北側には奥多摩が見えました。あのトンガリは大岳山でしょうか。
この先、破風口へはリスキーな下り。たまらず滑り止めを装着。痩せた鞍部や斜面より、前もって山頂でつけた方がいいです。
この先、破風口へはリスキーな下り。たまらず滑り止めを装着。痩せた鞍部や斜面より、前もって山頂でつけた方がいいです。
登り返しで、西丹沢から道志山塊にかけての雄大な眺めが広がりました。
登り返しで、西丹沢から道志山塊にかけての雄大な眺めが広がりました。
脈々と連なる甲相国境尾根です。白い山肌が凛とした風情を引き立てます。
脈々と連なる甲相国境尾根です。白い山肌が凛とした風情を引き立てます。
一列奥に抜きん出て大きくそびえるのは、先日登った御正体山です。
一列奥に抜きん出て大きくそびえるのは、先日登った御正体山です。
最近のマイブーム、ピラミダルな山容が美しい菰釣山の南面。
最近のマイブーム、ピラミダルな山容が美しい菰釣山の南面。
手前にぽつり、こんもりとした畦ヶ丸。カワユス。
6
手前にぽつり、こんもりとした畦ヶ丸。カワユス。
いやいや、この辺りの山域も面白いですね〜☆
いやいや、この辺りの山域も面白いですね〜☆
調子に乗って道を外れたら踏み抜き。1m近くあった・・・
調子に乗って道を外れたら踏み抜き。1m近くあった・・・
残念ながら、大室山の広い稜線は巨木の立ち枯れが目立ちました。なんとかブナ林が残っているところを木道で通過。
残念ながら、大室山の広い稜線は巨木の立ち枯れが目立ちました。なんとかブナ林が残っているところを木道で通過。
加入道山の道標に1時間強と書いてあったのが、2時間弱かかってようやく分岐まで来ました。(CTは1:25)
加入道山の道標に1時間強と書いてあったのが、2時間弱かかってようやく分岐まで来ました。(CTは1:25)
ハイテンションギャルズも大室山の山頂までの遠さにバテたので、ここに荷物をデポ。
ハイテンションギャルズも大室山の山頂までの遠さにバテたので、ここに荷物をデポ。
大室山の山頂との間をピストンします。
大室山の山頂との間をピストンします。
大室山の山頂に、着きましたよね?!
8
大室山の山頂に、着きましたよね?!
はい、ポーズ。
ちょうど山梨百名山の山頂標の辺りが吹き溜まりだったようです。
ちょうど山梨百名山の山頂標の辺りが吹き溜まりだったようです。
いざ下山。分岐から犬越路へ。こちらは笹が目立ちました。
いざ下山。分岐から犬越路へ。こちらは笹が目立ちました。
檜洞丸から蛭ヶ岳へ、丹沢主稜の山並み。
檜洞丸から蛭ヶ岳へ、丹沢主稜の山並み。
蛭様のノースフェイスを繰り返し拝んでおきました。
8
蛭様のノースフェイスを繰り返し拝んでおきました。
蛭ヶ岳から焼山方面への丹沢主脈も見えました。こういう角度は主稜も主脈も初めてで嬉しい。
1
蛭ヶ岳から焼山方面への丹沢主脈も見えました。こういう角度は主稜も主脈も初めてで嬉しい。
犬越路まではしっかり雪が残っているところと、ドロドロとを極端に繰り返しました。
犬越路まではしっかり雪が残っているところと、ドロドロとを極端に繰り返しました。
犬越路の避難小屋に到着。檜洞丸を見晴らすテラスつきでまるで別荘みたい。トイレもあります。
1
犬越路の避難小屋に到着。檜洞丸を見晴らすテラスつきでまるで別荘みたい。トイレもあります。
信玄の伝説が残る十字路・犬越路から、スタート地点の用木沢出合へ、最後の下りです。
信玄の伝説が残る十字路・犬越路から、スタート地点の用木沢出合へ、最後の下りです。
歴史の道のはずが荒れてます。丹沢は沢筋も鞍部もどこもかしこも崩壊してるなあ・・・
1
歴史の道のはずが荒れてます。丹沢は沢筋も鞍部もどこもかしこも崩壊してるなあ・・・
落石注意のがけ下は桟道が設けられてました。ちょうど美しい沢の流れが見れます。
1
落石注意のがけ下は桟道が設けられてました。ちょうど美しい沢の流れが見れます。
東海自然歩道のためにこれを作ったの?巨大なアーチとS字ループを描く橋を下りるとゴールは間もなく。
1
東海自然歩道のためにこれを作ったの?巨大なアーチとS字ループを描く橋を下りるとゴールは間もなく。
おつかれさま、今日も無事に下山できました。静かな山で賑やかな山行でした。(終)
おつかれさま、今日も無事に下山できました。静かな山で賑やかな山行でした。(終)

感想

多摩の一部では「富士隠し」とも言われる大室山(ガイドブックの受け売り)。
高尾や奥多摩の方から見ると、先日登った御正体山と並立する鈍重な巨体が目をひく山です。

鈍重な山の例に漏れず、この山の山頂も樹林に覆われ眺望には恵まれないため、
丹沢の主要な山の中では登る人が少ない山のようです。
わざわざ交通の便の悪い西丹沢まで来るのであれば、皆さん人気の檜洞丸に行ってしまうようで。
(実は丹沢山の1,567mより高い、標高1,588mを誇る。檜洞丸が1,601m、蛭ヶ岳は断トツ1,673m)

更に訪れたのは平日の火曜日、すれ違った登山者は3組だけで、
静かな山歩きが楽しめました・・・
・・・というはずがいつになく賑やかな山行に。
人が少ない分、むしろ山との一体感を感じながらハジけたようです。

よく整備された加入道山、犬越路の避難小屋も休憩に最適でした。
残念だったのは大室山の樹林の立ち枯れぶり。
そう思うと、近傍の御正体山の樹林が自然のままに
美しく保全されていたのは奇跡的だったのかも知れません。

□□お知らせ□□
3月24日(日)にtomonkeyさんと「笹子雁ヶ腹摺山」イベントを開催します!
ご興味ある方は是非トップページ「これから開催されるイベント」よりご確認ください。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2104人

コメント

こんばんは♪
まさに我が家からも、大室山が富士山を隠しています.
いつか行ってみたいと思っていますが・・・
ヒルのいない時期を狙うと・・・
あとどれくらいでしょうか?
2013/2/28 20:42
西丹沢はいまのところほぼ安全です♪
おお、本当にそうなんですね!>富士隠し

大室山を含め西丹沢にはヒルは出ないことになってます。
檜洞丸までぎりぎりセーフのようで。
(ただし犬越路から神ノ川の方に下りるとダメです)

ヒルの季節は4月〜10月ごろですが、この時期に
丹沢を縦走する場合は西→東がルールだとか。

もっともヒルを運んでいるのは人ではなくたいてい鹿ですが。
西と東では縄張りが違ったりするのでしょうか。
2013/2/28 21:31
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 丹沢 [日帰り]
西丹沢大室山加入道山
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 丹沢 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら