秩父湖から和名倉山〜飛龍山〜雲取山周回


- GPS
- 53:28
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 3,391m
- 下り
- 3,380m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:05
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:20
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:40
天候 | 晴れ 上空は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅大滝温泉 お食事処郷路館 カレー850円 ミニ天盛500円 埼玉大学秩父山寮の先の駐車スペースに駐車。5台ほど停められる。出発時は自分の車だけ、下山時は自分の車を含め3台だった。 将監小屋は新型コロナの影響で営業していないが、テント場とトイレは使える。水場は元気。 雲取山荘の水場はまだ出ていた。トイレは冬季用。 |
写真
山のトイレは下手に洋式より、和式の方が良いかも。いずれにしてもキレイに使いましょう。
感想
秩父湖から和名倉山〜雲取山を周回してきた。前からやってみたいと思っていたルートだ。本当はGWに回ろうと思っていたが、新型コロナの影響で延期していた。
暗いうちにスタートしたが、実は少し不安だった。破線ルートで、過去には遭難も多かったと。でも、最近は道が明瞭になってきているとのことで、特に植林帯は明確そうなので、暗いうちにスタート。道が不明瞭そうな所に着く頃には夜が明けているだろう。
11/21
秩父湖〜反射板跡
いきなり急登だが、道は明瞭。落ち葉で若干不明瞭なところも、ピンクテープがある。歩いているうちに、夜が明けた。ピンクテープも豊富だったと思う。
反射板跡〜造林小屋跡
レールの軌道が通っていたルートなので、基本的に平らで明瞭。ただ、若干崩れているところや倒木もある。道にレールやワイヤーが転がっているので、足を引っかけて転ばないように注意。造林小屋跡手前に、レールやトロッコが放置されていて、よくレコにも載っているがルートからは外れているので、注意。
造林小屋跡〜北ノタル〜二瀬分岐
造林小屋跡から少し分かりにくい。小屋跡を過ぎたところの、小さな沢を少し登り、対岸にテープがあるので、渡る。水場は沢の小さな段差で汲むのかな?数メートル上で湧き出ているようなので、キレイだと思う。沢を渡ると急登となり、不明瞭な道が続くが、ピンクテープが豊富で、落ち葉の下は踏みかためられているので、そこが道だとわかる。逆に、ふかふかで柔らかいところはルートから外れていると思った方がいいかも。急登を暫く登ると、左右に白いテープがあり、どちらもその先にピンクテープがあるが、右に行くのが正解。所々道が崩れていて、倒木も多く邪魔。ちなみに、遭難が多発したというスズタケの藪は、スズタケの残骸がほんの少しある程度で、最早明瞭な登山道だった。最初は気付かなかったが、アレ?もしかしてここ?と思い、GPSを確認したらそうだった、というレベル。北ノタルは気付かず通過。標識とかあるの?
北ノタルから二瀬分岐手前までは、見事な苔の森。北八ヶ岳にだって負けてない。一見の価値あり。
二瀬分岐〜和名倉山往復
ピンクテープ多数で踏み跡も比較的明瞭だが、途中北に折れるところは直進しないように注意。山頂に展望はないが、雰囲気のある森が広がっていて、静かで、悪くない。和名倉山山頂で写真を撮っていると、誰か登ってきた。今回初めて他の登山者に会った。
二瀬分岐〜東仙波〜西仙波〜山ノ神土〜将監小屋
二瀬分岐から暫く下ると、平らな場所に出る。ここでビバークする人もいるようだ。
川又分岐は気付かず通過。だんだん開けてきて、岩っぽくなって、西側が開ける。北西方向は遠くまで見渡せ、南寄り奥秩父主脈の山々の向こうに富士山が顔を出す。
東仙波手前の笹の草原からは、左前方にカバアノ頭のキレイな三角の山容を望める。最初はカバアノ頭が西仙波だと思ってた。でも、よくよく考えたら、進行方向は南で、左にあるから、東仙波より東だよね(笑)
東仙波から南側が開け、展望が良い。東仙波の看板は気付かなかったけど、あるの?西仙波に至っては、気付かず通過。今回気付かず通過が多いな(笑)
西仙波から山ノ神土までは笹藪の急斜面をトラバース。斜面に倒れた笹の上を歩くので、滑る滑る。乾いていただけマシだったが、これには閉口した。
山ノ神土からは将監峠まで歩きやすい道が続く。将監峠から少し下れば、将監小屋。1日目は将監小屋でテントを張る。担いできたビールはスーパードライとヱビス。1日目が1番行動時間が長く、1番大変なので、キリッと辛口のスーパードライをチョイス。テントは20張くらいはあったかな。和名倉山〜将監峠間は、将監小屋から往復している人が多い様だった。
11/22
将監小屋〜飛龍権現〜飛龍山
縦走路に復帰するのに、朝イチから急登。しかし、そこを登りきって縦走路に出れば、あとは多少のアップダウンや倒木、崩落箇所はあるが、基本的に水平移動で、歩きやすい道が続く。大ダルからは飛龍権現まで、登りとなる。途中、禿岩に寄り、景色を堪能。将監小屋から禿岩手前までは、8:30を回っても日が当たらず、風も強めで少々寒かった。
まだ通ったことのない、飛龍山の巻き道を通りたかったので、山頂は今回パスしようと思っていたが、飛龍権現に1つザックがデポってある。なんとなく悔しくなり、やっぱり登ることにした。でも巻き道を通りたいので飛龍権現にザックをデポり登った。
飛龍権現〜北天ノタル〜三条ダルミ〜雲取山〜雲取山荘
飛龍山の巻き道は歩きやすく、あっという間に終了。以降、北天ノタルまでは逆から2回ほど歩いている。飛龍権現までは誰にも会わなかったが、飛龍権現〜北天ノタルまでは結構すれ違った。北天ノタルから雲取山避難小屋までは再び静かな登山道となった。
狼平のふかふかの苔の上でテント張ったら、気持ちいいだろうな〜なんて想像しているうちに、三条ダルミ。風が強く、上空は雲が広がり始めているが、まだ遠望がきくので、取り敢えず休憩。最後の急登に備える。
雲取山山頂はさすがの賑わい。それでもやはり、連休としては少な目か。テント場の空きが気になるのでそそくさと退散、雲取山荘へ。
テント場はまだまだ余裕があったが、いつも張るお気に入りの場所は既に張られていた。まあ仕方ない。
受付は14時から。受付すると、なんとビールを売っているという。HPで、アルコール類は売り切れ、次回荷揚げは12月初旬と書いてあったから、わざわざ担いできたのに!まあいい。取り敢えずスーパードライを購入。担いできたヱビスは?ん?飲んだけど??
11/23
雲取山〜霧藻ヶ峰〜三峰神社〜秩父湖
3連休最終日、渋滞にハマりたくないので、夜明け前から行動開始。
昨晩テントは最終的に40張くらいにはなったようで、雲取ヒュッテ付近まで張られていた。
暗い道だと、昼間では間違えようも無いようなところでアレ?となるので、慎重に進む。夜明け前の不気味な白岩小屋を過ぎたあたりで明るくなってくる。空が紫色になり、雲がピンクに染まる。あー、今日雲取山山頂で日の出迎えた人達はアタリだわ〜と思いつつ、木々の合間から見える空の変化を眺めた。
霧藻ヶ峰の休憩所が開いているのを初めて見たが、誰もいない。休憩をしていると、進む方向からシャッシャッと音が聞こえる。進むと、霧藻ヶ峰の休憩所の管理人さんが登山道に溜まった落ち葉を掃いていた。こうやって登山道が守られているのだな。管理人さんと少し立ち話をし(和名倉山への登頂ルートを色々と教えてくれた)、妙法ヶ岳はパスし、三峰神社へ。三峰神社は初めて立ち寄った。観光客の中、デカイザックを背負ってフラフラしてるのも気が引けたので、お参りをし、先へ進む。
三峰山がどこなのか、イマイチ分からなかったが、そこから先が問題。一応、丸太で階段にしてあるようだが、落ち葉で道がわかんねぇ。ピンクテープと、時折立派な標識やらベンチやらがあるからまだいいが・・・。最近人が歩いた気配もない。一旦林道に出るが、そこから先がまたわかんねぇ。少し林道を進んでしまったが、どうやら違うようで、林道に出た地点に引き返すと、ガードレールの隙間から下りていく道が。でもその先は民家。???。民家の軒先を通る登山道なんて、よくあるじゃないか。てなわけで、進む。正解。その先も、道は明瞭だが荒れに荒れた道を進み、三峰観光道路との出合いにある休憩舎からの登り返しに気付かず、でも結果的に巻けてよかったけど、そんなこんなでやっとスタート地点の埼玉大学秩父山寮。二瀬尾根より、三峰神社から埼大寮間を破線にしろやーーーっ!と思った。暗かったら遭難する自信あるわ(笑)
日の短いこの時期に、無理に1泊2日で強行、ヘッドライト下山とかしなくて良かった。
さて。3日間、天気とくらすはC判定で、上空は風が強かったし、斜面の向きによっては風が強かったが、樹林帯、テント場と、それほど風の影響は受けず、ひたすら良い天気、と。直前の1週間も好天で、登山道の泥濘等も一切なし。気温もこの時期としては高めで、快適な縦走ができた。将監峠付近、地味だがまだまだ行きたいルートがいっぱいある。この冬、どこまで潰せるか、楽しみだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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d-suke820さん 初めまして。
とても整理されていて見やすく、要点を押さえた参考になるレコを
ありがとうございました。
このレコを元に 12月29〜30日に同じコースを巡ってきました。
d-suke820さんのペースとはかけ離れたカメさんペースでですが
お陰様で、無事に楽しんで帰ってくることができました。
ありがとうございました m(__)m (^O^)
pi-tiさん
初めまして!
レコ、参考になったようで何よりです。飛龍山山頂標識の、のっぺらぼうは裏側です。山頂標識、登山道側を向いてないんです(笑)
次回行くことがあったら、確認してみてください。
人が少ない、渋いコースですが、それだけに山を感じて満足感も大きいですよね。
お疲れ様でした!
d-sukeさん 私のレコを見て下さってありがとうございました。
飛龍山の山頂標識 裏返しだったんですね!!
へー ウケますね(^o^)
場所を間違えたのではなくて良かったです。
謎が解けてさっぱりしました。
次回行くときはちゃんと回り込んできますね。
ご親切な返信、ありがとうございました。
レコにもその事追記しておきます。
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