ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2767000
全員に公開
ハイキング
丹沢

山神径路(玄倉〜蕗平橋〜山神峠〜雨山橋〜雨山峠〜寄)

2020年11月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:05
距離
15.5km
登り
1,120m
下り
1,153m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:43
休憩
0:22
合計
8:05
8:11
50
9:01
9:14
127
11:21
11:25
134
13:39
13:43
42
14:25
14:26
67
16:16
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
蕗平橋からユーシン側林道までの間は、ところにより崩壊がひどく、緊張します。
蕗平橋までの秦野峠林道とユーシン側の玄倉林道は共に通行止めですが、工事区間を微妙に外れているので通行可。
雨山峠から寄方面に下る途中の林道工事区間は工事中だったため、川に降りて迂回しました。
玄倉でバスを降りて、すぐの分岐から秦野峠林道に入る。
2020年11月28日 08:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 8:11
玄倉でバスを降りて、すぐの分岐から秦野峠林道に入る。
通行止めの表示。この日は土曜日だったが、工事をしていた模様。
2020年11月28日 08:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 8:33
通行止めの表示。この日は土曜日だったが、工事をしていた模様。
蕗平橋が前方に見えてきた。橋の向こう(小菅沢左岸)には送電鉄塔の巡視路があるが、本来の登山道は手前(右岸)。
2020年11月28日 09:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 9:14
蕗平橋が前方に見えてきた。橋の向こう(小菅沢左岸)には送電鉄塔の巡視路があるが、本来の登山道は手前(右岸)。
カーブミラーの右の階段が登山道の入り口。
2020年11月28日 09:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 9:14
カーブミラーの右の階段が登山道の入り口。
標識その一。
2020年11月28日 09:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 9:19
標識その一。
標識その二。この後にもいくつか標識が出てくる。
2020年11月28日 09:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 9:21
標識その二。この後にもいくつか標識が出てくる。
斜面の中腹をゆく道の形がそこはかとなく残っており、ピンクテープなどもあって最初のうちは歩行に困らない。
2020年11月28日 09:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 9:26
斜面の中腹をゆく道の形がそこはかとなく残っており、ピンクテープなどもあって最初のうちは歩行に困らない。
ふと気づくと鹿がじっとしていて驚く。よく見るとツノが青いネット(?)にからまって動けなくなっており、すでに衰弱している様子。なんとかしたいと思ったがこの日に限ってナイフを持ってきていないし、そもそもツノのある大型獣に不用意に近づくわけにもいかない。
2020年11月28日 09:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3
11/28 9:38
ふと気づくと鹿がじっとしていて驚く。よく見るとツノが青いネット(?)にからまって動けなくなっており、すでに衰弱している様子。なんとかしたいと思ったがこの日に限ってナイフを持ってきていないし、そもそもツノのある大型獣に不用意に近づくわけにもいかない。
そうこうするうちに道の形はどんどん薄くなり、ピンクテープも消えて、鹿の心配をしている場合ではなくなってきた。
2020年11月28日 09:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 9:45
そうこうするうちに道の形はどんどん薄くなり、ピンクテープも消えて、鹿の心配をしている場合ではなくなってきた。
斜面を追い上げられてはまずいと思い、沢筋に降りる。
2020年11月28日 10:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 10:09
斜面を追い上げられてはまずいと思い、沢筋に降りる。
旧登山道は右岸についていたはずだが、このように崩壊しているところもあり、臨機応変に進路を探すしかなさそう。
2020年11月28日 10:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 10:32
旧登山道は右岸についていたはずだが、このように崩壊しているところもあり、臨機応変に進路を探すしかなさそう。
堰堤の中には左岸の方が越えやすいものもあるので、視野を広く持つ必要がある(そのことに気付くまで暫し悩み、時間を使ってしまった)。
2020年11月28日 10:32撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
11/28 10:32
堰堤の中には左岸の方が越えやすいものもあるので、視野を広く持つ必要がある(そのことに気付くまで暫し悩み、時間を使ってしまった)。
空が近づいてきた。
2020年11月28日 10:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 10:37
空が近づいてきた。
後ろが開けてきたのでスマホを取り出すと電波が届いている。西丹沢ビジターセンターに電話を入れて先ほどの鹿のことを報告したが、「そういう場合、基本的には何もしない(=助けない)んです」との返事。野生動物の生死に人が関わってはならないということなのだろうと納得はしたものの、その鹿を苦しめているのは人が残したものなのにと割り切れない気持ちにもなった。
2020年11月28日 10:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
5
11/28 10:40
後ろが開けてきたのでスマホを取り出すと電波が届いている。西丹沢ビジターセンターに電話を入れて先ほどの鹿のことを報告したが、「そういう場合、基本的には何もしない(=助けない)んです」との返事。野生動物の生死に人が関わってはならないということなのだろうと納得はしたものの、その鹿を苦しめているのは人が残したものなのにと割り切れない気持ちにもなった。
右岸の崩壊が激しいため、ついに左岸の巡視路に転進。左岸から右岸を眺めると、かつての指導標が崩壊地の中にぽつんと立っていた。
2020年11月28日 11:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 11:11
右岸の崩壊が激しいため、ついに左岸の巡視路に転進。左岸から右岸を眺めると、かつての指導標が崩壊地の中にぽつんと立っていた。
送電鉄塔の足元まで来れば、山神峠は目と鼻の先。
2020年11月28日 11:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 11:14
送電鉄塔の足元まで来れば、山神峠は目と鼻の先。
山神峠に到着。木のテーブルあり。
2020年11月28日 11:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 11:18
山神峠に到着。木のテーブルあり。
峠の左手、ちょっと高いところにある山神と水神。1769年に寄進されたもの。
2020年11月28日 11:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4
11/28 11:20
峠の左手、ちょっと高いところにある山神と水神。1769年に寄進されたもの。
峠からユーシン方向へ向かう手前に立ちはだかる注意書き。
2020年11月28日 11:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 11:27
峠からユーシン方向へ向かう手前に立ちはだかる注意書き。
いきなり荒れている。ここは上側に踏み跡がつけられていた。
2020年11月28日 11:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 11:30
いきなり荒れている。ここは上側に踏み跡がつけられていた。
巡視路なので事故っても自己責任で、と書かれた注意書き。
2020年11月28日 11:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 11:36
巡視路なので事故っても自己責任で、と書かれた注意書き。
意味がよくわからない跨線橋。
2020年11月28日 11:46撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 11:46
意味がよくわからない跨線橋。
この崩壊地も斜面の上に道がつけられていた。
2020年11月28日 11:50撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 11:50
この崩壊地も斜面の上に道がつけられていた。
植林帯の中はしばらく歩きやすい道が続く。
2020年11月28日 12:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 12:01
植林帯の中はしばらく歩きやすい道が続く。
いや、ここまででも十分崩れていたんですけど...。
2020年11月28日 12:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 12:17
いや、ここまででも十分崩れていたんですけど...。
確かにこの崩壊はひどい。
2020年11月28日 12:18撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 12:18
確かにこの崩壊はひどい。
一番緊張したトラバース。写真ではわかりにくいが、道の形はなく、左下は高度感のある崖になっている。露岩をフットホールドにして、慎重に一歩一歩つなぎながらトラバースした。
2020年11月28日 12:24撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2
11/28 12:24
一番緊張したトラバース。写真ではわかりにくいが、道の形はなく、左下は高度感のある崖になっている。露岩をフットホールドにして、慎重に一歩一歩つなぎながらトラバースした。
さらに外傾した斜面のトラバースが続く。
2020年11月28日 12:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 12:29
さらに外傾した斜面のトラバースが続く。
鎖は比較的新しめだが、何の役にも立っていない。
2020年11月28日 12:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 12:33
鎖は比較的新しめだが、何の役にも立っていない。
腐食して落ちた桟道。
2020年11月28日 12:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 12:44
腐食して落ちた桟道。
大石山が正面に見えてきた。あと少し。
2020年11月28日 12:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 12:49
大石山が正面に見えてきた。あと少し。
慣れてくるとこれくらいでは怖くなくなる。
2020年11月28日 13:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 13:01
慣れてくるとこれくらいでは怖くなくなる。
悪場はもう終わりかな?
2020年11月28日 13:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 13:04
悪場はもう終わりかな?
まだありました。ただ、標高が下がるとともに斜度も落ちているので、さほど危険は感じない。
2020年11月28日 13:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 13:10
まだありました。ただ、標高が下がるとともに斜度も落ちているので、さほど危険は感じない。
とうとう林道に到着。お疲れさまでした。
2020年11月28日 13:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 13:29
とうとう林道に到着。お疲れさまでした。
雨山橋下流の八号隧道の近くに出た。
2020年11月28日 13:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 13:30
雨山橋下流の八号隧道の近くに出た。
帰路は雨山峠越えで。
2020年11月28日 13:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 13:43
帰路は雨山峠越えで。
ほぼ四週間前にも来た雨山峠。
2020年11月28日 14:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 14:22
ほぼ四週間前にも来た雨山峠。
寄までの間の工事区間は、工事中のために通行止め。
2020年11月28日 15:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
11/28 15:39
寄までの間の工事区間は、工事中のために通行止め。
よって河原に降り、迂回した。
2020年11月28日 15:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 15:42
よって河原に降り、迂回した。
明るいうちに下山できてよかった。
2020年11月28日 16:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
11/28 16:05
明るいうちに下山できてよかった。

感想

丹沢のマイナールート「山神径路」。玄倉とユーシン集落の間を山神峠越えで結んでいた古道を、20年前に神奈川県が登山道として整備したものの、弱い地質のために維持できず数年で廃道になったものです。

たかが廃道……と甘く見ていましたが、西丹沢特有のザレザレの斜面は崩壊が進んでおり、フリクション頼みのトラバースの連続はヘタな沢登りよりよほどスリリングでした。ヘルメットと20mほどのロープがあれば心強かったかもしれません。

詳細な記録はこちらです。→ https://climb.juqcho.jp/2020/20201128.html

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1060人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら