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Yamareco

記録ID: 278925
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

甲斐小泉駅から権現岳・編笠山縦走、痛恨のルートミス

2013年03月19日(火) 〜 2013年03月20日(水)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
29:32
距離
27.0km
登り
2,058m
下り
2,213m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

<19日(火)>
甲斐小泉11:30―12:30小荒間―15:45ヘリポート跡<テント泊>
<20日(水)>
ヘリポート跡6:40―8:45三ツ頭分岐―8:53三ツ頭―10:07権現岳―11:30青年小屋12:00―12:22編笠山―13:18編笠山南西ルート・標高2000m地点―14:34編笠山南ルート・2030m地点―15:15観音平―17:02小淵沢駅
天候 天気  19日:晴れ 20日:曇り
気温
<19日(火)>
12:30小荒間 18℃、15:45ヘリポート跡 11℃、18:08ヘリポート跡 1℃
<20日(水)>
4:40テント内 0℃、8:46三ツ頭分岐 6℃、10:06権現岳 3℃、11:30青年小屋 6℃、17:01小淵沢駅13℃
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:甲斐小泉駅下車(JR小海線で小淵沢駅から1駅)
帰り:小淵沢駅からスーパーあずさに乗車
コース状況/
危険箇所等
・小泉ルート、標高1900m以上で積雪が残る。踏み抜くことが多く、ツボ足では苦労する。
 標高2240mの木戸口公園の案内板が尾根の西側にあったので、ヘリポート跡を越えた後は、西側にルートを求めると踏み抜きは少なかったかもしれない。
・三ツ頭分岐〜権現岳、北側は雪庇があるため、南側を歩くほうが安全。鞍部の林も、南側に踏み跡がある。
・権現岳〜青年小屋、ギボシのピークはナイフリッジになっていて危険。急斜面だが南側をトラバースする方が楽。そこさえ越えれば、西には特に不安箇所なし。
・青年小屋から来た場合、編笠山から下山する方向に注意。
・編笠山の標高2100〜2000mはアイスバーンが多い。アイゼンが必要。
小海線の甲斐小泉駅から出発。駅舎にトイレはないが、少し下った駐車場横にあり
2013年03月19日 11:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 11:29
小海線の甲斐小泉駅から出発。駅舎にトイレはないが、少し下った駐車場横にあり
三分一湧水に寄り道
2013年03月19日 11:46撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 11:46
三分一湧水に寄り道
棒道遊歩道を進む。空が青い
2013年03月19日 12:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 12:13
棒道遊歩道を進む。空が青い
駅から1時間ほどで小荒間交差点
2013年03月19日 12:27撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 12:27
駅から1時間ほどで小荒間交差点
この地図のように、編笠山からの下山路は1本しかないと思い込んでいた
2013年03月19日 12:29撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 12:29
この地図のように、編笠山からの下山路は1本しかないと思い込んでいた
強風で高い梢が大きく揺れる
2013年03月19日 12:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 12:33
強風で高い梢が大きく揺れる
鐘掛松からトレイルが始まる
2013年03月19日 12:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 12:49
鐘掛松からトレイルが始まる
静かで気持ちの良い道。しかし足元には鹿の糞が大量に転がる
2013年03月19日 13:06撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 13:06
静かで気持ちの良い道。しかし足元には鹿の糞が大量に転がる
ひっそりと佇む八ヶ岳神社
2013年03月19日 13:20撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 13:20
ひっそりと佇む八ヶ岳神社
標高1580m、八ヶ岳横断歩道。気持ち良く走れそうなダブルトラック
2013年03月19日 13:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 13:33
標高1580m、八ヶ岳横断歩道。気持ち良く走れそうなダブルトラック
延命水への分岐。獣専用の生水で飲用不可らしい
2013年03月19日 13:51撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 13:51
延命水への分岐。獣専用の生水で飲用不可らしい
標高1900m、雪が増えてきた
2013年03月19日 14:42撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 14:42
標高1900m、雪が増えてきた
長坂山岳会から応援をもらう
2013年03月19日 15:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 15:13
長坂山岳会から応援をもらう
標高2130m、樹林帯が切れて空が広がる
2013年03月19日 15:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 15:35
標高2130m、樹林帯が切れて空が広がる
ヘリポート跡地、富士山も見える
2013年03月19日 15:42撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 15:42
ヘリポート跡地、富士山も見える
眺めの良い南側に向けてテントを張った。風が弱まっていたので、ペグの打ち方は適当
2013年03月19日 16:46撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 16:46
眺めの良い南側に向けてテントを張った。風が弱まっていたので、ペグの打ち方は適当
樹林から離れたところで、できるだけきれいな雪を集める。簡易ショベルに紐を付けたらヒップソリになるかと試してみたけど・・・まったく滑らなかった
2013年03月19日 16:47撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 16:47
樹林から離れたところで、できるだけきれいな雪を集める。簡易ショベルに紐を付けたらヒップソリになるかと試してみたけど・・・まったく滑らなかった
南アルプスも一望
2013年03月19日 17:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 17:12
南アルプスも一望
飛行機雲が90度旋回して伸びていく
2013年03月19日 17:33撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 17:33
飛行機雲が90度旋回して伸びていく
日没まで眺めていた
2013年03月19日 17:52撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/19 17:52
日没まで眺めていた
甲府盆地の明かりが届く。携帯の電波も届く
2013年03月19日 18:35撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/19 18:35
甲府盆地の明かりが届く。携帯の電波も届く
明け方、雲海の向こうに薄日が差す。今日は時間が経つほど天気が崩れる予報。できるだけ早くの登頂を目指す
2013年03月20日 05:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 5:24
明け方、雲海の向こうに薄日が差す。今日は時間が経つほど天気が崩れる予報。できるだけ早くの登頂を目指す
南アルプスが雲海に浮かぶ島のように見える
2013年03月20日 05:57撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 5:57
南アルプスが雲海に浮かぶ島のように見える
富士山もうっすら浮かんできた
2013年03月20日 05:58撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 5:58
富士山もうっすら浮かんできた
木戸口まであまりに踏み抜きが多かったので、ワカンを履いた
2013年03月20日 07:25撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 7:25
木戸口まであまりに踏み抜きが多かったので、ワカンを履いた
標高2300mを越え、木がまばらになってきた
2013年03月20日 07:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 7:37
標高2300mを越え、木がまばらになってきた
権現岳と東西のギボシ、「奥三ツ頭」という異名がしっくりくる
2013年03月20日 07:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 7:49
権現岳と東西のギボシ、「奥三ツ頭」という異名がしっくりくる
鯨のような雪庇
2013年03月20日 08:00撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 8:00
鯨のような雪庇
振り返ると南アルプスが鎮座している
2013年03月20日 08:04撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 8:04
振り返ると南アルプスが鎮座している
テントを張りたくなるような平らな雪面。しかし雪庇の上
2013年03月20日 08:04撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 8:04
テントを張りたくなるような平らな雪面。しかし雪庇の上
編笠山の北面には雪が残っているのが見える
2013年03月20日 08:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 8:39
編笠山の北面には雪が残っているのが見える
三ツ頭から権現岳を望む
2013年03月20日 08:49撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 8:49
三ツ頭から権現岳を望む
トレースはこの後、雪庇のある北側を避けて南側に続く
2013年03月20日 08:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 8:55
トレースはこの後、雪庇のある北側を避けて南側に続く
権現岳と三ツ頭の鞍部に林が茂る。南側にトレースあり
2013年03月20日 09:05撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 9:05
権現岳と三ツ頭の鞍部に林が茂る。南側にトレースあり
10日前のレコより、大分先端が丸くなっている
2013年03月20日 09:30撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 9:30
10日前のレコより、大分先端が丸くなっている
ハイマツとシャクナゲの間にトレースが続く
2013年03月20日 09:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 9:39
ハイマツとシャクナゲの間にトレースが続く
権現岳の手前にちょっとだけスリリングな場面
2013年03月20日 09:54撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 9:54
権現岳の手前にちょっとだけスリリングな場面
権現岳山頂から眺める三ツ頭。風が強くて長く留まっていられない
2013年03月20日 23:03撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 23:03
権現岳山頂から眺める三ツ頭。風が強くて長く留まっていられない
旭岳(左奥)、赤岳(右)の縦走路。いつか辿ってみたい
2013年03月20日 10:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 10:16
旭岳(左奥)、赤岳(右)の縦走路。いつか辿ってみたい
半分雪に埋もれた権現小屋と、遠くに青年小屋が見える
2013年03月20日 10:16撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 10:16
半分雪に埋もれた権現小屋と、遠くに青年小屋が見える
東ギボシのピークに向かうトレースと、南側をトラバースするトレースが見える
2013年03月20日 10:22撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 10:22
東ギボシのピークに向かうトレースと、南側をトラバースするトレースが見える
トレースはピークに達する前に消えた。ここで滑落すると谷底まで止まれない。引き返す
2013年03月20日 10:28撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 10:28
トレースはピークに達する前に消えた。ここで滑落すると谷底まで止まれない。引き返す
ここは慎重に。カニ歩きでトラバース
2013年03月20日 23:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 23:13
ここは慎重に。カニ歩きでトラバース
現場にいると、写真よりもう少し高度感がある
2013年03月20日 10:39撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 10:39
現場にいると、写真よりもう少し高度感がある
西ギボシの南を巻く
2013年03月20日 10:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 10:44
西ギボシの南を巻く
核心部を抜けたので気は楽
2013年03月20日 10:47撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 10:47
核心部を抜けたので気は楽
こんな切り立った崖にも植物が茂っていることに感動する
2013年03月20日 10:55撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 10:55
こんな切り立った崖にも植物が茂っていることに感動する
スキー場と入笠山が見える。入笠山山頂からの展望は絶景。八ヶ岳はもちろん、各アルプスと富士山が望める
2013年03月20日 11:14撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 11:14
スキー場と入笠山が見える。入笠山山頂からの展望は絶景。八ヶ岳はもちろん、各アルプスと富士山が望める
青年小屋付近の樹林帯は、踏み抜きが多くて難儀した
2013年03月20日 11:22撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 11:22
青年小屋付近の樹林帯は、踏み抜きが多くて難儀した
ワカンに履き替えて編笠山を登る。このとき、真北から登っていると勘違いしていた
2013年03月20日 12:08撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 12:08
ワカンに履き替えて編笠山を登る。このとき、真北から登っていると勘違いしていた
青年小屋と権現岳を振り返る。稜線の向こうから黒い雲が上がっていている
2013年03月20日 12:13撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 12:13
青年小屋と権現岳を振り返る。稜線の向こうから黒い雲が上がっていている
強風の編笠山山頂。カメラを持つ手が風でぶれる
2013年03月20日 12:22撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 12:22
強風の編笠山山頂。カメラを持つ手が風でぶれる
「最後だダッシュ!」しましたとも、誤った方向へ
2013年03月20日 12:23撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 12:23
「最後だダッシュ!」しましたとも、誤った方向へ
南アも午前中とは違う、重々しい雰囲気に
2013年03月20日 12:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 12:24
南アも午前中とは違う、重々しい雰囲気に
冷静に考えれば、入笠山が正面近くに見えることを疑問に思えただろう
2013年03月20日 12:31撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 12:31
冷静に考えれば、入笠山が正面近くに見えることを疑問に思えただろう
樹林帯には雪が残る。アイゼンを履かずにキックステップで下りていく
2013年03月20日 12:46撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 12:46
樹林帯には雪が残る。アイゼンを履かずにキックステップで下りていく
標高2050m辺り。氷に足を滑らせて1mほど滑落。痛い
2013年03月20日 13:12撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 13:12
標高2050m辺り。氷に足を滑らせて1mほど滑落。痛い
トラバース中。押手川上部の沢を通過
2013年03月20日 14:21撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 14:21
トラバース中。押手川上部の沢を通過
編笠山南のルートへ合流
2013年03月20日 14:34撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 14:34
編笠山南のルートへ合流
今回の山行では人間より鹿を多く見かけた
2013年03月20日 14:44撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 14:44
今回の山行では人間より鹿を多く見かけた
標高1851m雲海の少し先で雪・氷がなくなる
2013年03月20日 14:54撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 14:54
標高1851m雲海の少し先で雪・氷がなくなる
観音平の下、ヒカリゴケの岩屋を横切って道が続く
2013年03月20日 15:27撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 15:27
観音平の下、ヒカリゴケの岩屋を横切って道が続く
自然歩道ハイキングコースが真っ直ぐ伸びる
2013年03月20日 15:37撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
3/20 15:37
自然歩道ハイキングコースが真っ直ぐ伸びる
雲が重く下がっている
2013年03月20日 15:45撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 15:45
雲が重く下がっている
舗装路に合流、小淵沢駅まで歩く。走る気にもなれない
2013年03月20日 15:53撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 15:53
舗装路に合流、小淵沢駅まで歩く。走る気にもなれない
16:24ごろ、編笠山の山頂は雲に飲まれている
2013年03月20日 16:24撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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3/20 16:24
16:24ごろ、編笠山の山頂は雲に飲まれている
小海線を横断する。もう少し
2013年03月20日 16:45撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 16:45
小海線を横断する。もう少し
17:02、小淵沢駅に到着
2013年03月20日 17:01撮影 by  TG-625 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3/20 17:01
17:02、小淵沢駅に到着

感想

 一年に一度はピッケルと前爪のあるアイゼンを必要とする登山をしたい。人の少ないルートでテント泊をしたい。両方を叶えるルートとして、小泉ルートからの権現岳・編笠山縦走を考えていました。連休を取れる日程と天候とが合わずに遅くなってしまいましたが、春分の日の前日、風が少し落ち着く予報が出たので、最後のチャンスと思い、決行しました。

 小泉ルートのヘリポート跡にテントを張って南アルプスの展望や甲府盆地の夜景を楽しみ、権現岳・ギボシをトラバースするスリルも楽しみましたが、核心部を抜けて気が緩んだのか、編笠山から大きなルートミスを犯してしまいました。
 編笠山の山頂から南・小淵沢駅方面に下りるべきところを、南西・信濃境駅方面へ下りてしまいました。どれだけ下ったか確認するのにGPSを見たところ、予定ルートを大きく外れているのに気づきました。すでに山頂から50分、標高差で500m以上下っています。途中、信濃境駅・富士見高原方面に向かっていることを示す標識があったにも関わらず、無視して進み続けました。一体なぜ。
 第一に、メンタルマップが誤っていました。編笠山から南西に伸びるルートの存在を認識していませんでした。さらに、青年小屋の位置は山頂の北東方向ですが、真北にあるものとイメージしていたために、山頂へ上がって直進→目的のルートに接続すると誤解していました。北東から来て真っ直ぐ進めば南西ルートに入るという可能性は、地図を読めば明らかですし、山行ルートを検討する上で認識すべき危険でしたが、それを怠っていました。
 第二に、山頂で方位を確認しなかったことです。通常、山頂からは複数のルートが伸びていて、ルートミスしやすいので、下りる前に方位を確認するべきところです。体が押されるほど風が強かったこと、人が上がってくるのを見てつられてしまったためではありますが、人と同じルートを辿るとは限らないし、悪天候であれ方位の確認は省略して良い手続きではなかった。
 第三に、合理化。自分が正しいと思っているとき、間違いを正してくれる情報を目にしても、都合良く解釈してしまうということが起こっていました。富士見高原と見ても、「観音平のすぐ隣に富士見平があった」、信濃境駅と見ても、「小淵沢の近くだろう」あげく「古い看板だし、小淵沢駅の旧称では?」などと解釈していました。
 青年小屋に着いてから、地図を見ていませんでした。地図を見ないときに限って、確信的に間違えているのだからたちが悪い。
 そして、間違いに気づいたとき、通常は登り返して正しい道に進むところですが、斜面をトラバースして編笠山南のルートに合流しました。あえて道を外す愚を犯さなくても、そのまま登山口まで下ってしまっても良かった。大回りにはなりますが、そこから小淵沢駅に歩いても到着する時刻に大差なかったはずです。

 反省多い失敗山行になり、記録を残すか迷いましたが、戒めとして晒します。

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
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利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
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編笠岳・権現岳(観音平駐車場から周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
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