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Yamareco

記録ID: 2830687
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥武蔵

奥武蔵から奥多摩へ/棒ノ嶺〜高水山縦走の大晦日

2020年12月31日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:43
距離
14.1km
登り
1,260m
下り
1,266m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:12
休憩
1:30
合計
6:42
7:40
7:40
22
8:02
8:06
8
藤懸の滝(470m)
8:14
8:16
5
ゴルジュ(490m)
8:21
8:21
4
天狗の滝(516m)
8:25
8:32
18
8:50
8:59
25
9:24
9:25
16
9:41
10:16
8
10:24
10:25
18
10:43
10:51
19
11:10
11:11
8
11:19
11:20
37
11:57
12:00
14
12:14
12:14
12
12:26
12:38
22
13:00
13:06
6
13:12
13:12
29
13:41
13:41
16
13:57
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
・バス停(さわらびの湯)がある登山口最寄りの名栗湖有馬ダム下の「さわらびの湯」。以前の無料駐車場はグランピング施設(ノーラ名栗)の敷地にかわり、駐車禁止に。周辺の民間駐車場を推薦されます。「さわらび」駐車場は温泉利用者は駐車可能のようです。
・バスは飯能駅・東飯能駅から国際興業バスが1時間に1本程度あります。さわらびの湯に寄らないバスの場合、県道にある近くのバス停「河又名栗湖入口」で降りても徒歩数分です)
コース状況/
危険箇所等
【トイレ】さわらびの湯バス停周辺に2カ所あり。高水山にあり。(ほかにはありません)
【携帯電話】棒ノ嶺山頂付近の稜線は「圏外」でした(docomo)

【コース】14km(うち道路3.5km)、up1,200mのややロングコース。【コース定数28】
・棒ノ嶺まで標高差700m。その後2時間の尾根歩きで高水三山に合流します。全体として道はしっかりついています。急坂はありますが危険ではありません。尾根は小刻みな登り返し。白谷沢は沢底などを歩くので注意です。道中霜柱はありましたが雪は無しでした。

<さわらびの湯(250m)〜白谷沢登山口〜林道(670m)>ゴルジュなど沢歩きを楽しめます。台風の影響で崩落地がいくつかありますが巡回路あり
・最初の1/3は沢の上部を上がります。段差のある場所が2〜3カ所ありますがほとんどの人は通過に支障ありません。
・1/3〜2/3が核心部。滝(藤懸、天狗、白孔雀)やゴルジュが出迎えてくれます。沢の底を歩きます。急な石段や石場があります、何度か滑落事故も発生していますので注意。その後、沢沿いを登ると林道に出ます。

<林道〜棒ノ嶺(969m)>沢を詰め尾根に取り付きゴンジリ(権次入)峠を経て登り続ける
・登り続けます。通れない木段(横を通れます)あり。ゴンジリ峠からは都県境です。
・棒ノ嶺山頂は北や東が開けています。広場が広く、あずまやベンチ、テーブルがあります。

<棒ノ嶺〜黒山(842m)〜岩茸石山(793m)>
・多くのピークを越えながら進みます。
・棒ノ嶺の方が標高が170m高いので下りが少し多いですが、それなりの登り返しとなります。眺望は基本的に良くありません。
・黒山から岩茸石山方面に入ります。都県境を離れ東京都となります。
・岩茸石山は「高水三山」の一座。棒ノ嶺と同様、東や北は眺望が良いです。ベンチはありませんが食事をする方が多かったです

<岩茸石山〜高水山(759m)〜軍畑(いくさばた)駅(250m)>
・いったん峠に下りてひと登りすると高水山です。あずまやの北に少し下りると常福院があります(トイレ利用可能)。
・軍畑駅までは、沢沿いに下りると後半は舗装路です
その他周辺情報 ・名栗湖下にある「さわらびの湯」は、20年12月から休業中です。早期再開をお祈りします。
さわらびの湯バス停。「ノーラ名栗」というグランピング施設が出来ていました。駐車場もその施設のものとして、ロービング。うーむ、不便(隣接のトイレは公衆のようで利用可能)
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さわらびの湯バス停。「ノーラ名栗」というグランピング施設が出来ていました。駐車場もその施設のものとして、ロービング。うーむ、不便(隣接のトイレは公衆のようで利用可能)
やはり、「グランピング専用駐車場」になっており、駐車できません。やむなし。
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やはり、「グランピング専用駐車場」になっており、駐車できません。やむなし。
さわらびの湯のバス時刻表。飯能行きは土日祝は1時間に2本、平日は同1本のイメージです
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さわらびの湯のバス時刻表。飯能行きは土日祝は1時間に2本、平日は同1本のイメージです
名栗湖湖畔を歩いて白谷沢登山口へ。いつもは登山口まで車ですが、今回はさわらびの湯から登山口まで25分位歩きます。台風の爪痕がここにも
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名栗湖湖畔を歩いて白谷沢登山口へ。いつもは登山口まで車ですが、今回はさわらびの湯から登山口まで25分位歩きます。台風の爪痕がここにも
名栗湖!有間ダムから。紺碧の空に映える朝焼けの山
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名栗湖!有間ダムから。紺碧の空に映える朝焼けの山
白谷沢登山口です。9回目の白谷沢。今年初、やっと来られました
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白谷沢登山口です。9回目の白谷沢。今年初、やっと来られました
20分ほど歩くと始まります。まずは藤懸の滝
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20分ほど歩くと始まります。まずは藤懸の滝
林道までの1/3-2/3が滝とゴルジュのある沢と戯れ区間。まずは藤懸の滝
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林道までの1/3-2/3が滝とゴルジュのある沢と戯れ区間。まずは藤懸の滝
しばらくするとゲートのようなゴルジュ登場。この間を抜けて登ります
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しばらくするとゲートのようなゴルジュ登場。この間を抜けて登ります
それなりの迫力でございます
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それなりの迫力でございます
また滝が出てきます。天狗の滝
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また滝が出てきます。天狗の滝
髄所にこんな流れが
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髄所にこんな流れが
いい音がします
いろんな流れ
少し遠くにある三つ目の滝(白孔雀の滝)の手前も切れ込んでます。正面に鎖付き階段。あれを登ります
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少し遠くにある三つ目の滝(白孔雀の滝)の手前も切れ込んでます。正面に鎖付き階段。あれを登ります
鎖付き階段は少し危険ですがしっかり整備されています
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鎖付き階段は少し危険ですがしっかり整備されています
下流を振り返ります
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下流を振り返ります
三つ目の白孔雀の滝。これで最後です
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三つ目の白孔雀の滝。これで最後です
白孔雀の滝を真上から。さて、林道へ向かいます
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白孔雀の滝を真上から。さて、林道へ向かいます
20分ほどで林道に。おや、舗装されている。この1年の整備と思われます。
台風で崩壊したあずまやはベンチのみ残っています。ここまで登山口から1時間10分
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20分ほどで林道に。おや、舗装されている。この1年の整備と思われます。
台風で崩壊したあずまやはベンチのみ残っています。ここまで登山口から1時間10分
林道を越えると急な登り。沢を詰めます
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林道を越えると急な登り。沢を詰めます
沢の急登からトラバース。崩落ヶ所は迂回路があります。このあと尾根に取り付き、ゴンジリ峠へ登ります
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沢の急登からトラバース。崩落ヶ所は迂回路があります。このあと尾根に取り付き、ゴンジリ峠へ登ります
えぐれた階段は、通せんぼ。このようなサインができるなど、きめ細かくなってる気がします
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えぐれた階段は、通せんぼ。このようなサインができるなど、きめ細かくなってる気がします
ゴンジリ峠に着きました。林道から35分。権次入と書きます。峠といいながら
両側が高くなっておらず尾根の肩と言った方が正確かも。ここから山頂まで20分程度です。
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ゴンジリ峠に着きました。林道から35分。権次入と書きます。峠といいながら
両側が高くなっておらず尾根の肩と言った方が正確かも。ここから山頂まで20分程度です。
山頂! 1年半ぶり9回目。快晴です。北から東の景色が見えます。登山口から2時間。まだ9時半過ぎと早いですがランチの準備へ
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山頂! 1年半ぶり9回目。快晴です。北から東の景色が見えます。登山口から2時間。まだ9時半過ぎと早いですがランチの準備へ
青梅線からの奥多摩カテゴリーの案内表示。わたくしは、埼玉側から、奥武蔵という意識で通っています。
都県境なので、みなさんそれぞれの棒ノ嶺(棒ノ折山)がありそう
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青梅線からの奥多摩カテゴリーの案内表示。わたくしは、埼玉側から、奥武蔵という意識で通っています。
都県境なので、みなさんそれぞれの棒ノ嶺(棒ノ折山)がありそう
(棒ノ嶺)山頂広場
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(棒ノ嶺)山頂広場
(棒ノ嶺)北側の眺望です。谷川岳、日光白根山なども見えました
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(棒ノ嶺)北側の眺望です。谷川岳、日光白根山なども見えました
(棒ノ嶺)大持山、武甲山、武川岳方面
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(棒ノ嶺)大持山、武甲山、武川岳方面
(棒ノ嶺)望遠で谷川岳
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(棒ノ嶺)望遠で谷川岳
(棒ノ嶺)筑波(左)から都心部への眺望
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(棒ノ嶺)筑波(左)から都心部への眺望
10時前ですがランチ。高水方面に足を延ばすことにしました。カップラーメンにゆでたまご
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10時前ですがランチ。高水方面に足を延ばすことにしました。カップラーメンにゆでたまご
飯能の工業団地が白いエリア。先日登った竜崖山や柏木山方面です
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飯能の工業団地が白いエリア。先日登った竜崖山や柏木山方面です
ゴンジリ峠に戻ってから、埼玉方面でははなく、都県境から東京側の高水三山方面へ。初めてのルートです。こんな木漏れ日の道が続きます
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ゴンジリ峠に戻ってから、埼玉方面でははなく、都県境から東京側の高水三山方面へ。初めてのルートです。こんな木漏れ日の道が続きます
30分ほどで黒山に登り返し。ここからまっすぐ東方面は埼玉に戻るルート。今日は東京に突入する南東方面に舵を切ります
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30分ほどで黒山に登り返し。ここからまっすぐ東方面は埼玉に戻るルート。今日は東京に突入する南東方面に舵を切ります
(黒山)特徴的な大岳山が映えます
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(黒山)特徴的な大岳山が映えます
(黒山)奥の山稜は、丹沢。左に大山、右に丹沢山
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(黒山)奥の山稜は、丹沢。左に大山、右に丹沢山
(黒山)左の木の枝の向こう側に川苔山。右の円錐状の山は蕎麦粒山
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(黒山)左の木の枝の向こう側に川苔山。右の円錐状の山は蕎麦粒山
小さなピークをいくつ越えたでしょう。6つくらいかな
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小さなピークをいくつ越えたでしょう。6つくらいかな
(黒山→岩茸)富士山。強烈な風が右(西)から左に吹き付けているようです。
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(黒山→岩茸)富士山。強烈な風が右(西)から左に吹き付けているようです。
黒山から次の岩茸石山(高水三山の一つ)が結構遠い。最後の登り
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黒山から次の岩茸石山(高水三山の一つ)が結構遠い。最後の登り
岩茸石山、につきました。影とともに。意外と良いところでした。眺望がすぐれてますねー。たくさんのひとがランチしてました
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岩茸石山、につきました。影とともに。意外と良いところでした。眺望がすぐれてますねー。たくさんのひとがランチしてました
(岩茸)今日歩いてきた稜線。真ん中奥ひ台地ように見えるのが棒ノ嶺。ここから見ると目立ちます。埼玉から見るのとは違う形です
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(岩茸)今日歩いてきた稜線。真ん中奥ひ台地ように見えるのが棒ノ嶺。ここから見ると目立ちます。埼玉から見るのとは違う形です
(岩茸)左の尖りは武甲山、
右の大きいのが大持山です
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(岩茸)左の尖りは武甲山、
右の大きいのが大持山です
(岩茸)左は筑波山、さいたま
方面、右は都心部。スカイツリーもきれいに見えました
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(岩茸)左は筑波山、さいたま
方面、右は都心部。スカイツリーもきれいに見えました
(岩茸)少し拡大、手前の尖り山の左奥にスカイツリー
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(岩茸)少し拡大、手前の尖り山の左奥にスカイツリー
(岩茸)もっともっと拡大してスカイツリー望遠
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(岩茸)もっともっと拡大してスカイツリー望遠
(岩茸)さいたま新都心のビル2棟が見えました。その左奥には埼玉スタジアム
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(岩茸)さいたま新都心のビル2棟が見えました。その左奥には埼玉スタジアム
(岩茸)都心部方面。ビルが林立。左手前は西武ドーム
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(岩茸)都心部方面。ビルが林立。左手前は西武ドーム
岩茸石山を離れもうひとつの目的地高水山に。13時です。棒ノ嶺から2時間半
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岩茸石山を離れもうひとつの目的地高水山に。13時です。棒ノ嶺から2時間半
高水山・常福院。奥多摩線の軍畑(いくさばた)に下山します
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高水山・常福院。奥多摩線の軍畑(いくさばた)に下山します
(高水山〜軍畑)誤って撮影されたものです。2020年の山行が終了しました。お疲れ様でした
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(高水山〜軍畑)誤って撮影されたものです。2020年の山行が終了しました。お疲れ様でした

感想

9回目となる棒ノ嶺。ホームコースに登らぬまま2020年を終えたくなく、大晦日ではありますが山行実現しました。この棒ノ嶺は体調の状態を測る役目もあります。1年でも長く歩けたらいいなと思っています。

埼玉側名栗湖(さわらびの湯)から白谷沢経由で棒ノ嶺。ここまではお馴染みのルートですが、今回は新たに南東に進み都県境をまたいで東京側「高水三山」へ。岩茸石山と高水山の「二山」をめぐる奥武蔵から奥多摩への縦走となりました。

棒ノ嶺は、白谷沢など少し荒れた感じがありました。2019年台風19号の影響でしょうか。とはいえ、いつもの姿でしたし景色がよく嬉しかったです。

クライマックスと言えるゴルジュがルート序盤にあります。中盤以降の稜線は景色がないためか少し長く感じましたが、辿り着いた岩茸石山の眺望が期待以上によかったです。寒波予報のもと風はほぼ無く、シャツだけで歩けました。奥武蔵から奥多摩をまたぐ充実の年末ハイクとなりました。

たくさんのつらいことが起きたであろう2020年。来年の大みそかは、明るい2021年だったと振り返れますようお祈りしながらの山行でした。

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