坪山、奈良倉、三頭山〜横浜復帰初ハイクは、アレレ県外逃亡
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- GPS
- 06:49
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,972m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
12:50奈良倉山-13:28蔓峠13:31-14:20向山分岐14:24-15:23三頭山15:31-16:12
天候 | 晴れたり曇ったり一時雨あられ、後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.yamanashibus.com/noriai_hiking.htm 来週土曜から季節運航バスが増えます 復路 都民の森から武蔵五日市駅(西東京バス) http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/tominnomori_2013-04-01.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
・坪山〜西原峠北のピーク 坪山頂上からびりゅう館方面に少し下ったところに松姫鉱泉方面の指導標あり。最初転げ落ちるような急坂だが、細いが登山道として整備されている。 ・西原峠北のピーク〜奈良倉山 西面は巨大な伐採地が広がる。フェンス脇を奈良倉方面行くとすぐ車道(未舗装)に出て、これが奈良倉直下まで続く。主なピークには踏み跡があるが、気張って登る価値は? ・奈良倉山〜鶴峠 迂回するのが面倒なので東京都下水道局の分界標を目安に直接下った。途中で杉林に入ると赤テープと薄い踏み跡があったが、1150m付近で突然車道に出る。この車道が登山道? |
写真
感想
週末暴風雨戸の予報だったが、以外に回復が早めに変わってきた。仙台出向から自宅の横浜に戻ってのハイク第1弾はもちろん地元丹沢・・・・と思ったが、やつがひらひら蠢きだす季節、しかも雨上がり。ということで、奥多摩方面の春の花ハイクに県外逃亡。そこで目を付けたのが、以前は聞いたこともなかった坪山というところにイワウチワやヒカゲツツジの群落があるという。ただ、それだけではあまりにユル過ぎるでしょう※、ということで奈良倉山、鶴峠までを周回することに。奈良倉から鶴峠への下りは、かつて多摩川分水嶺縦走を目指し、最後に牛の寝通りから鶴峠を目指した時、晩秋の雨・ガスの中道を失い松姫峠に敗走し、未踏となったままなのだ。1回で2度おいしい山行き・・・・のはずだった。
※最近ひょんなやりとりから、Mな山歩きについて他人を煽ってきたこともあるので(汗)。興味のある方はこちら↓。
http://www.yamareco.com/modules/diary/41049-detail-49509
上野原駅に着いて、予定した時間になってもバスが来ない。聞くとその便は季節運航で来週からとか。またまたやってしまいました。行きは20分後に通年運航の便があるが、帰りは遅い便がなくなるよう。これは小菅側に下らざるを得ないか?ま、それはそれで、小菅の湯にでも浸かって、と方針変更。桜が残り新緑がまぶしい山間をバスはゆっくり進む。同バスには坪山に行かれる方が1人のみ。イワウチワは大岳山周辺にもあるが、坪山の方が良いと話される。
御岳神社でバスを下りると、先の方はゆっくり行くとのことで先行する。少し登ると、左坪山を示す木の道標に従いしばし登るが、ちょっと方向が違う、ととって返す。木の道標の後ろに直進方向ツツジの多いコースの道標、こっちが西コースだ。途中、昨夜の影響の泥水の小窪と思いきや、薄黄色の岩床の流れを渡ると徐々に傾斜を増す登りとなるが、急登というほどでもなく、尾根状になったところでさっそくイワウチワ、続いてヒカゲツツジが現れる。いずれも結構いい群落、特にヒカゲツツジは路の両側に繁茂してくる。なるほど、これは人気が出るのがわかる。例年ならシーズン前だろうが、やはり今年は早いようでほぼ満開。丁度いい時期にきたもんだ。頂上が近付くとヒカゲツツジの群落の密度はやや落ちるが、展望も開けてくる。林床にはイワウチワに替わってイワカガミ(まだ葉っぱ)が目立つ。1時間程で西を除き展望の開ける坪山山頂に着く。無人なのがウソのようである。
一休みした後、西へ奈良倉〜権現を結ぶ尾根を目指す。下り口は頂上少し南へ下った松姫鉱泉への道標に従い、転がりそうな急坂を下るが危険はない。道は狭いが一応整備されているようで、忠実に尾根通しをアップダウンして行く。北面の巻道は塞がれた1,170mコンターピークを越えると緩やかな広い尾根となり、西原峠への道が左に分かれるが、忠実に尾根を行き奈良倉〜権現を結ぶ尾根に出ると、強風とともに西面の伐採地が広がる。伐採地のフェンス脇を北に向かうのは興ざめだが、笹中にカタクリが点在するのがせめてもの慰め(本日の行程中カタクリを見掛けたのははここだけ)。だがすぐに林道に出てしまう。折しも雨もぱらつき始める。ここからは、林道を行き、顕著なピークには薄い踏み跡を拾って登る。藪というほどではないが、気分良いという程でもないので、1,238mピーク手前から奈良倉までは林道を行く。奈良倉へは真南付近から道標に従い一登り。頂上手前で休憩中のご夫妻としばし立ち話するが、展望のない広く地味な頂上は記憶通り。エネルギー補給をするが、ビールはお預け。ここからが第2の目的、多摩川分水嶺縦走の朱線を結ぶ行程だ。
登山道は、東を迂回気味に下るようだが、どうせ道に出るだろうと、最短経路を東京都下水道局の分界標を頼りに下る。厚く積もった落ち葉にヤツが潜んでいやしないかと、おっかなびっくり下る。太い巻き道を突っ切って分界標どおり下るが、ちょっと不安になり途中登山道を探したりしたが、位置はつかんでいるのでそのまま下る。密度の高い植林帯に入っても赤テープと薄いが踏み跡もあるのでこれを辿っていると、1,100m付近で突如林道に出る。えっと思ったが、下ると四駆が何台か(猟の方?)登ってきた。赤テープは林道沿いに付いている。途中林道から離れて下る赤テープもあったが、少し下ると峠よりかなり北に下りそうなので林道に戻る。ジグザグを切って下るのが馬鹿馬鹿しくなる頃、右に登山道が別れるようになる。下り着いた鶴峠、放置してきた懸案をクリアしたにもかかわらず、ビールを飲む気にも、達成感で風呂を浴びる気にもならない。
このままでは気分が悪いので、予定変更、気合いで三頭山を登ることにする。都民の森へ下ればなんとか夕方のバスに間に合うとの皮算用(営業4時半ごろまでだったはず)だ。道は最初稜線の南側を巻いてゆくが、野鳥の姿、鳴き声が多いものの、ちっとも撮らせてくれない。1,100m手前から道は北面の巻道となるが、ブナの明るい林が気持ちいい。だが、流石に花粉で運動不足の付けでペースが鈍ってくる。1,322mピークを巻き終わった当りで巻道から稜線に上がる。いくつも小さなピークを越えて行くが、足がパンパンに張ってきてさらにペースダウン。おまけにあられも降ってきた。いざる様に進み、無人の三頭山西峰にようやく辿り着く。
自分にお疲れさん!とりあえず乾杯気分になったので1人ビール。ウソのように青空も拡がってきたが、富士は相変わらず顔を隠している。結構足にきているし、時間も押してきたので、中央峰はパスして下山することに。
南に一下りして、三頭大滝方面に折れる。バス時間がわからないので足がつらない程度に急いで下る。下る途中も野鳥の鳴き声が多いが、姿は見えない。三頭大滝はチラ見しただけで、都民の森駐車場についてバスの時間を訪ねると、終バス(16:45)にはなんとか間に合ったようでホッとしたのでした。結局、登下山口を除き、奈良倉山のお二人以外登山者には会わない、結構M(←マイナーの方です)なコース取りでした。
坪山は、初めてでしたが花ハイクに人気なのは肯けますね。西原峠北のピーク〜奈良倉〜鶴峠は、まああまりお勧めしませんかね(笑)。ショックのあまり、思わず三頭山を追加してしまいましたが、お陰で体力不足を痛感する羽目に(苦笑)!それにしても、雨後の「奴」にビビって丹沢を回避しましたが、同日のレコで生生しい「奴」の姿もアップされているのを見てしまい、さらにビビってます。逃げ癖がついて、丹沢に復帰できないのではないかとちょっと不安。
コメント
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おかえりなさい
、、、、、、、、
奈良倉山廻って 三頭山ですか、、
坪山を西、東ルートで 三頭山は考えてみましたが
それでも 都民の森側と違い厳しいと思って大寺山経由の周回にしましたが
いやー大変恐れ入ります。
前回のodaxさんのレコで横浜に戻られると言う事で
<困る尾根>でお待ちしていますとコメント書こうかなと思いましたが
書かなくて 良かった!!
我々は 身の程知って陰から 応援する事にします。
お疲れさまでした。
buroPさん、おはようございます。
今回の坪山は、先日のburoPさんのレコを見て急きょきめたものです。坪山〜西原峠も行けそうだと判断しました。ただ、チキンなodaxはどうせバリルート(尾名手尾根)を1人で下る勇気はありませし、下り先を替えちゃえばコピー商品とばれないだろうと(笑)
odaxはもともとユルハイカーですので、鶴峠で目的を達すればさっさと下るつもりでした。が、奈良倉の下りで余りにテンションが下がったので、気合いを入れ直しに三頭山に登りましたが・・・・もう若くはなかったですね
こんばんはodaxさん
単身赴任からおさらば、これからは毎日家族だんらんの毎日、でもちょっぴり複雑な気持ち???
いずれにしても、横浜へ帰ってからの山行記録第一報
>ともかく乾杯。下山に移る。
odaxさんの素直な気持ちだと思います
こんばんは☆
神奈川県民のclioneです
先週、私もイワウチワを見に奥多摩へ行きました
「花の坪山」も頭に浮かんだのですが、
ひとり山行だったので昨年も行って知っている山にしました。
イワウチワかわいいですよね
和みます
坪山はこれから花盛りになり、人も多くなりますね
平日にまた行くかなぁ〜
これから例の「秘密の花園」を含め、
身近な地域のレコになるのでしょうか?
楽しみにしております
丹沢はヤツが出てきましたか…
もう冬まで近づけなくなりました
こんばんは、kajyukiさん。
横浜復帰一登目に坪山を選んだのは、イワウチワの花があるから。仙台周辺の里山もイワウチワが咲き始めたようですね。ほんの裏山のような蕃山のそこここに、カタクリ、ショウジョウバカマの濃いピンクに混じり、控えめな淡いピンクを点綴させるイワウチワに心癒された昨春を思い出しながら歩いていました。坪山も素晴らしい花の山でしたが、そう思うにはこちらではやや場所を選ぶ必要があるようです。
また、今回の最高点三頭山は、1500mを超えています(船形より高いわけです)が、雪は一片もありません。こちらでは雪を見るにはもっと高さを稼がねばなりません。
ということは、kajyukiさんたち東北の方達と同じように花や残雪を愉しむには、こちらではちょっと体力のハードルが高くなります。小生ももう少し体力を戻す必要ありですね
それがうまくいけば、アプローチが遠いので宮城の主要ピークで唯一登り残した船形、今年遠征しに行くかも。
kajyukiさんも、東北の山々はもちろんいいですが、たまには関東や中部にも足を延ばしてみてください。山域によってはお勧めコースお教えしますよ。
こんばんは、晴れ女
あ、今は夜なのでさしずめ星空女
日の出山のイワウチワハイク
丹沢は、名物の「やつ」にはビビりますが、一応かつてのホームグランド。最低でもコイワザクラの時期にはまた会いに行かねばと思ってます。
clioneさん、頼もしい相棒引き連れての快晴レコ、お待ちしています。良さそうなコースは、事後承諾でパクらせて頂くかも(笑)。
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