赤岳・阿弥陀岳−南八ヶ岳の眺望と星景


- GPS
- 27:30
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,646m
コースタイム
06:35 美濃戸口 発
07:20-07:35 美濃戸(休憩&アイゼン装着)
09:30-10:20 行者小屋(休憩&駄弁りw)
10:55 中岳のコル
11:20-12:40 阿弥陀岳(休憩&撮影)
13:05 中岳
13:25 文三郎尾根 分岐
14:10-14:20 赤岳(小休憩)
14:40 地蔵尾根の頭
15:05 行者小屋 着(テント泊)
2日目
07:35 行者小屋 発
08:50-09:10 美濃戸(休憩&アイゼン外して川洗い)
10:05 美濃戸口 着
天候 | 1日目:霰のち晴れ 2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
約20台駐車可。有料(1日500円)。トイレあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コースは全てしっかり整備されており踏み跡も明瞭で迷う心配はありません。 ●美濃戸口〜美濃戸:雪は完全に溶けて夏道です。車は夏タイヤでOKです。 ●美濃戸〜行者小屋:土面とアイスバーンから締まった雪面の道です。 アイゼンを装着したほうが安全で歩き易いです。 ●行者小屋〜中岳コル:谷道のため雪崩の危険あり。登るなら朝早い内に。 ●中岳コル〜阿弥陀岳:かなりの急勾配区間です。降りで滑落注意。 ●中岳コル〜中岳:雪面のナイフリッジになってます。滑落注意。 ●中岳〜文三郎尾根分岐:ほとんど夏道で歩きやすいです。 ●文三郎尾根分岐〜赤岳:締まった雪面で鎖も出てます。急勾配なので滑落注意。 ●赤岳〜地蔵の頭:締まった雪面。歩きやすいです。 ●地蔵の頭〜行者小屋:尾根上部はナイフリッジのトラバースや急勾配あり。 尾根下部は樹林帯の歩き易い雪面です。 |
写真
感想
久々に三連休が取れたので、残雪の南八ヶ岳にテント泊で行って来ました。
目的は[阿弥陀岳からの南八ヶ岳連峰の眺望]と[行者小屋からの星景]です。
しかしながら、今回の山行では天候に一喜一憂する羽目になりました。
1日目は、朝まで雨でその後晴れ時々曇りの天気予報。
しかし実際には朝一旦雨が上がったものの、その後にわか霰が降り。
行者小屋に到着した9時半になっても曇ったまま…
道中で出会ったおじさんと暫く協議して、とりあえずそれぞれの目的地まで登ってみる事に。
途中、危険を感じたら躊躇無く撤退してそのまま下山するつもりでした。
ところが、阿弥陀岳に到着した昼頃から急速に天候回復。
半ば諦めかけていた南八ヶ岳の素晴らしい眺望が眼前に展開してヤッタイ!
風も穏やかでポカポカ陽気。微速度撮影がてら昼飯を食べて暫し眺望を楽しみました。
この後、予定ではそのまま行者小屋にピストンするつもりでしたが、テント泊なので
時間的にまだ余裕があるわけで…。
欲が出てきて、とりあえず寄り道のつもりで中岳まで行ってみる事に。
しかし、阿弥陀から中岳までの道程がかなりの難所でした。
まず、阿弥陀からの急勾配の降りで5mほど滑落。
そしてコルから中岳まで要所で雪面のナイフリッジをピッケル使って慎重にトラバース。
で、中岳に到着して思いました。[これを戻ってまた危険な目には遭いたくないなぁ]とw
てなわけで降りを文三郎尾根に変更して尾根分岐まで行く事に。
ところが、尾根分岐に到着した所で道中で出会った件のおじさんが赤岳から降りてくるのを
発見し、そちらへもう少し登りまして。
で、おじさんから赤岳方面の様子+何故か世間話しに花が咲いてしまった罠。
そんなこんなで20分程駄弁ってしまい、おじさんの情報から赤岳へ寄り道する欲が…w
てなわけで、結局主峰の赤岳にも登頂。
山頂は暴風で地面の雪が巻き上げられ礫となって横から叩き付けて来る始末!痛ぅっ!!
そしてせっかくなので、地蔵尾根から行者小屋へ下山したのでした。
行者小屋に到着した頃からまた天候が悪くなって、稜線は見えているものの空は曇り。
このままテント泊するか下山するかで10分ほど思考逡巡。
で、ダメ元でテント泊する事に決定。
ラジオの天気予報では、夜は曇りと言ってましたが翌日は晴れるとの事。
明け方には雲が取れる可能性もあるわけで、いつでも撮影できるよう準備して就寝。
深夜0時過ぎにトイレで起きて外へ出てみるも、雲は取れず。
時折、星が一部だけ見えるもののすぐに隠れてしまう始末。
こりゃダメかなぁと諦めつつ再度シュラフに入るものの暫らく寝付けず。
どうせダメなら可能性に賭けて撮影しておくかと思考を換えて起きて撮影準備。
再度、外に出たら全天星空が輝いてました!
時間は深夜1時過ぎ。夜明けが朝5時過ぎなので天文薄明が4時頃。
この後また曇ってくる可能性もありで、ガイド撮影の極軸合わせ時間がもったいない!
で、三脚固定で微速度撮影開始。カメラはレリーズ押しっぱなしの連写モードで放置。
そして天文薄命まで就寝したのでした。
翌朝は予報通り晴れまして清清しい朝を迎えられましたよ。
ただし、テントに霜が降りていて寒い事この上なしw
持参していた温度計を見たらテント内で氷点下6℃でした。そりゃ寒いよねぇ。
とりあえず朝飯食べて撮影機材とテントを撤収。
朝の日差しを浴びながら無事に下山しました。
撮影結果は…下の動画でご確認くださいませ。
陳腐な言葉しか出ないんですが、夜空の写真に動画、どちらもすごいですね〜
宇宙旅行してるみたい
この時期はラッセルは少ないですが雪質がどんどんかわるので
難しいですね〜
またきれいな夜空の写真楽しみにしています
毎度どもー
なかなか連休と天候の巡り合わせが悪くて、2ヶ月ぶりの夜空撮影になりました。
今の時期は、明け方に天の川が登ってくるのでそれを狙って撮影に臨みました。
短い時間でしたけど、あまり曇らず撮影できたのはラッキーでしたよ。
自分はラッセル苦手なんで今の時期の残雪の山の方が好きなんですが、それでも雪質が緩むと滑落したり腰まで嵌まったりでなかなか難しいです。
まぁ、それを楽しんでる面もありますけどね
星空の写真と動画に感動しました。
まだテン泊したことがないんで羨ましいです。
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