不帰�曲�・逆しの字
Tomahawk
その他2人 
体力度について
- GPS
- 05:20
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,092m
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| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
※GPSの調子が悪くログが途切れています |
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感想
最近週末は天気が悪いので、ピーカンがあれば有休取って日帰りでも行きたい。この日は風も弱く完璧な予報。行きたいところは色々あるが、一人で行くリスクは取れないので、行き先はパートナー次第でもある。今回は藤田ドローン氏と2人で2峰に行くことになった。朝一で車を二股にデポして計画書を出してアダムに乗り込む。今日は思っていたより人が少なく、知り合いはあっこさんだけ。同行のちかさんを紹介してもらった。数年前に小蓮華で会ったアラケンさんにも会い、初めて話す。
歩き出して間もなく先頭に。前泊組のトレースがあり、尾根沿いは歩きトレースに踏まれているので、この日は2361を大きく回り込んでスキー向きなトレースをつけて行く。丸山あたりで小休止して、ふたたびアラケンさんと話す。迷っていたようだが、なんとなく3人で2峰を目指す感じに。順調にシールで登り、今日は唐松岳山荘からコルに下りたところでシートラに切り替える。準備中にふと後ろを振り返るとドローン氏が消えていた。
大きく開いたクラックの横でスノーボーダーが1人そこを覗き込んでいる。どうやらドローン氏が落ちたようだ。ピッケルを持って現場に急行。返事は聞こえるので大丈夫そうだ。とりあえずステップを切って下に降りる。ザックが埋まって自力で起き上がれないようだったので、ストラップを外して立ち上がってもらう。頭から落ちたようで、頭が雪だらけだった。傍にいたボーダーグループに装備を上げるのを手伝ってもらった。感謝。
ここは稜線の谷側で雪庇が剥がれるような形で亀裂ができた場所だった。それが雪で埋まっており、実は自分もその上を歩いていたのだが、シールでサッと通ったので、自分の時は崩れなかった。石がごつごつしていて歩きにくいと思ってそっちに寄ったのだが、これでは以前双六で落ちた時と全く同じで、教訓を活かしきれていないことを露呈してしまった。
ドローン氏は精神的なショックを受けたようだったが、怪我はなかったので、とりあえず唐松岳まで行くことに。その後も特に問題はなかったので、山頂で再度2峰に行くことを確認した。脱出を手伝ってくれたボーダーグループはDルンゼまで。ここで少し話して先を急ぐ。アラケン先頭で途中まで。追い付いてからは私が先行する。直前に南岸がきたせいで普段雪付が悪い西側も雪が多い。時折表面の数センチが破断して流れるが、それ以上の不安定性はなかった。
時折踏み抜いたりしながらも2峰まで。近くで見ると北峰はマッシュの大きさがかなりのもので、ちょっと行く気がしない。南峰はもういい。自然とセンターになる。3人でオブザベすると、みんな「逆しの字」がセーフティで良い、という感じの結論に至る。アラケン氏はそれなら「面ツルB」と言う。ファーストでドロップ。数ターンで「これはスラフが多い」と気づき停止する。こんな社会情勢なので、今日は安全第一。いや、二峰だから安全は第二くらいか。
その後、何回か止まりながらXルンゼの交差点まで。ここでどこへ行くか少し悩む。スキーヤーズレフトのルンゼはもう2回も行っているので、つまらない。三角尾根に出ることにしたが、ここのスラフはさらにすごい。ここで流されると下が崖でタダでは済まない。ライト側のルンゼに逃げた。下部はクラックだらけでこれをかわしていく。ニードル状の岩峰基部でしばし休んで、太ももの回復を待って唐松沢に下りた。
アラケン氏は一旦は尾根沿いに「面ツルB」を目指すも、ノール状になっていたそうで、「逆しの字」に合流。ドローン氏は初志貫徹で同ルート。3人揃ったが、南峰にいたスノーボーダーがまだDPにいたまま下りてこない。2人いたうちにもう1人のスキーヤーは我々よりも先にドロップしたのでこれは何かがおかしい、と思っていたらやがてボーダーも下りてきた。無線の周波数もわからなかったので、何かあったとしてもどうしようもなかっただろう。ボーダーの方とはSNSでつながっており、後からその時の記録（先にドロップしたスキーヤーの方の記録）を見せて頂いた。
https://yamap.com/activities/9561386
下りてきたのを見て我々は帰ることに。唐松沢はそこまでパックしておらず、なかなか良い雪だった。南滝はライト側が直近の雨で溶けており、ちょっと無理な感じ。レフトの滝側のマッシュを下りた。
https://twitter.com/Geldfels/status/1354782132485332994
渡渉地点はスノーブリッジがまだった。今日も素晴らしい一日でした。なお、この日は風が強くドローンは飛ばず。動画は編集中です。
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