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Yamareco

記録ID: 28868
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

水晶・赤牛

2008年09月13日(土) 〜 2008年09月15日(月)
 - 拍手
GPS
22:45
距離
42.3km
登り
2,887m
下り
2,739m

コースタイム

13日 8:10折立発-11:10太郎平-13:15薬師沢小屋-15:55雲の平山荘(泊)
14日 5:50雲の平山荘発-6:55祖父岳-8;15水晶小屋-8:50水晶岳-9:35温泉沢の頭-11:15赤牛岳-14:55奥黒部ヒュッテ(泊)
15日 7:40奥黒部ヒュッテ発-9:10平の渡し着-10:20乗船-10:35下船-13:35黒部湖トロリーバス乗場
天候 13日 雨のち曇り時々晴れ
14日 晴れ時々曇り
15日 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
前夜発の急行能登で5:40富山駅着、6:10発の富山地方鉄道夏山バス折立行きに乗って8時前に折立に到着。折立周辺にはマイカーも沢山停まっていました。折立までの道路は一部1車線の所もあります。

登山道はさすがに北アルプス、あの読売新道ですら迷うところはありませんでした。
薬師沢小屋への下りや雲の平周辺の木道は雨で濡れていて、5回くらい転びました、
薬師沢小屋から雲の平への直登ルートは巨石のゴロゴロ道でしかも眺望がなく、大変疲れる道でした。1時間半強でようやく木道になったときはほっとしました。

雲の平山荘は湧き水がないため飲料水はなるべくテント場の湧き水を汲んで欲しい、食事も食器を洗う必要が少ないようにメニューは鍋物にしている、と美人の管理人さんが説明していました。体と心の温まる大変美味しい石狩鍋でした。宿泊客は天候のせいか連休中なのに20名弱で、久しぶりに布団1枚でゆっくり眠れました。

赤牛周辺で会った登山者は同じ方向にテント泊の4人パーティー、すれ違い方向に10人、3人、1人でした。10人と3人のパーティーは11時頃に、赤牛の手前ですれ違い、下から登ってきたにしてはいくら何でも速すぎると不思議に思っていたら、奥黒部ヒュッテのおじさんが、4時ごろにどこかの山岳会の宿泊者13人が出発した、と言っていたので納得しました。1人の人はテント泊で、6時ごろ奥黒部ヒュッテテント場を出発したそうで、12時ごろ赤牛の下りですれ違いました。結局、奥黒部ヒュッテから赤牛に登るには6時間半〜7時間程度かかるようです。

読売新道は下2/3が樹林で眺望のない、大変長い長い道で、アップダウンあり、木登りありで疲れる道です。

奥黒部ヒュッテの宿泊客は私1人でした。時間的には平の小屋まで行けたのですが、猛烈にビールが飲みたかったので、こちらにお世話になりました。かけつけアサヒロング缶をあけると、風呂があるよ、と言われ、風呂に入った後でまたロング缶をあけてしまいました。風呂は特に料金は不要、湯船は1人入れるくらいの大きさですが、洗い場は広く、3人が洗えます。とてもよい風呂で癒されました。この日は部屋貸し切りで寝ました。これじゃ赤字だろうと思って尋ねると、立山室堂山荘と経営が同じとのことで、あちらで成り立っているのでしょう。奥黒部ヒュッテの方はテント場管理のために必要なのかもしれません。ちなみに雲の平山荘は水晶小屋や三俣山荘と経営が同じようで(連絡先電話番号が同じです)、後2者で経営が成り立っているのでしょう。

黒部ダムまでの道はアップダウンで意外に時間がかかりました。湖のせいか比較的涼しくて助かりましたが。平の渡しの船にルアー釣りの人が同乗していて、50cm近くあるニジマスを釣っていました。渡し舟に船窪小屋からの人もいたので針の木谷の状況を尋ねてみたら、最近整備がすすんで割合とよかったこと、でも少し迷ったこと、熊を2回見かけたことなど話してくれました。

扇沢からは長野駅行きのバスに乗って、長野新幹線で帰宅しました。
薬師沢小屋。沢屋さん達が憩っています。雲ノ平への直登道取り付きから撮影。
2008年09月16日 06:23撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:23
薬師沢小屋。沢屋さん達が憩っています。雲ノ平への直登道取り付きから撮影。
雲の平の手前
2008年09月16日 06:24撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:24
雲の平の手前
祖父岳への登りから水晶を望む
2008年09月16日 06:26撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:26
祖父岳への登りから水晶を望む
祖父岳頂上から薬師
2008年09月16日 06:27撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:27
祖父岳頂上から薬師
祖父岳頂上から三俣蓮華と笠ケ岳。槍だと思っていましたが、カシミールで検討すると笠でした。槍はもっと左。
2008年09月16日 06:28撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:28
祖父岳頂上から三俣蓮華と笠ケ岳。槍だと思っていましたが、カシミールで検討すると笠でした。槍はもっと左。
祖父岳頂上から黒部五郎
2008年09月16日 06:28撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:28
祖父岳頂上から黒部五郎
主稜線へ登る途中で振り返った祖父岳と黒部源流
2008年09月16日 06:29撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:29
主稜線へ登る途中で振り返った祖父岳と黒部源流
水晶頂上から赤牛を望む
2008年09月16日 06:30撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:30
水晶頂上から赤牛を望む
赤牛への途中で振り返り見る水晶
2008年09月16日 06:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:31
赤牛への途中で振り返り見る水晶
赤牛が近づいてきます
2008年09月16日 06:32撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:32
赤牛が近づいてきます
対岸の薬師
2008年09月16日 06:33撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:33
対岸の薬師
さらに赤牛が近くに
2008年09月16日 06:33撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:33
さらに赤牛が近くに
赤牛から下る途中で黒部湖と立山が見えました
2008年09月16日 06:34撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/16 6:34
赤牛から下る途中で黒部湖と立山が見えました
撮影機器:

感想

30年前に裏銀座を縦走した折、また来れるよ、と言って水晶ピストンをパスしたのが失敗のもとで、それ以来登る機会がありませんでした。当時は今ほど百名山ブームではありませんでしたし。赤牛は、今年200名山の本を読んだ時に初めて名前を知りました。水晶・赤牛を、なるべく今までと重ならないルートで登ろうと思い立ち、また7月の鹿島槍山行の折に、夏の北アルプス小屋泊まりはコースタイムの0.8xで行けそうだとわかっていましたので、このような計画になりました。

雲の平山荘に宿泊の方々はたいてい高天ケ原温泉と黒部川源流に行かれるようです。私もあと1泊あれば廻ったのですが。

「赤牛」とはまさにぴったりの名前です。南からの稜線は広々として爽快、北から登ってくるのも充実感があってよろしい。最初天候が悪くてどうなることかと不安でしたが、幸い比較的天候に恵まれ、満足度の高い山行でした。

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