火打山(黒沢NGとザラメ雪の芭蕉谷のレポ)


- GPS
- 07:14
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,386m
コースタイム
↓
黒沢に架かる橋 7:58
↓
黒沢を登る
↓
富士見平付近 9:30
↓
高谷池ヒュッテ 10:07
↓
火打山肩の部分(2300m付近)スキーデポ
↓
火打山 11:33〜11:37
↓
高谷池ヒュッテ 12:40
↓
富士見平付近 13:27
↓
芭蕉谷滑走
↓
黒沢に架かる橋 13:53
↓
火打山登山ゲート 14:27
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行動時間 7時間14分 行動距離(滑走含む) 18.3km
天候 | 晴れ 山頂付近は15mほどの強風(体感です) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒沢は滑走不可 登りに使う場合でもピッケルと12爪アイゼンが必要と思われる 通称芭蕉谷はメチャクチャ急斜面です そうは言っても十二曲りをスキー板を担いで下るよりはマシかな。 温泉は苗名の湯 450円 食事施設は建物内にはありません。となりにありますが15:00で終了 http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Nigata08.htm 仕方ないので信濃インター近くの食堂(じゅこう) 高いかなと思ったけどていねいな盛り付けとボリューム感もありで美味しかった。 http://blogs.yahoo.co.jp/from_heartland/30868208.html |
写真
感想
昨日の白馬乗鞍に気をよくして本命の火打山に転戦。
数年前から火打山の山スキーは盛んでぜひ行ってみたいと、時期をうかがっていた。 ようやくレンタカーも確保できて実施。
本当は高谷池ヒュッテに泊まりたかったのだが、レンタカー代2日分と山小屋代に消えるので日帰りとした。
今回の目的は夏道以外のルートで登るというコト。。 もちろん黒沢もその計画のヒトツです。
どこかの記録からか2013年の黒沢は危険という話は事前に入手しており、装備は十分に備えて出発した。
10分ほど詰めると、沢が割れていた。早速か・・
考えた策は急斜面を高巻きするか、デコボコした沢を行くか。
ピッケルとアイゼンがあれば凍ったトラバースも大丈夫だろうと。 危険な区間は短くて安全かつスピーディーに通過できた。
僕に付いてきてしまった、2人組はどうなったのだろうか。 途中でずいぶんと引き離してしまい、よく分からない。
二股に沢が分かれていた ここは地図から左へ しばらく行くと遥か上を10人ほどが移動していくのが見えた。
おーっあそこに登山道か。 夏道が近いのを知って俄然やる気になる。
富士見平に着いてひと段落・・ 1人休んでいたが先に行ってしまった。
ここから先は夏道に沿って山小屋へ。
山小屋で火打山の情報収集 どうやら凍結しているようだ。 滑っても楽しくないが、ツボ足で登っても下りに時間かかるのが悔しいので火打山の肩の部分までスキーで行くことにする。
予想通り雪面は柔らかくない。 肩の部分までトラバースが中心になるのでスキーアイゼンを装着した。
肩の部分にやっとこ着く。 北斜面から登ってきた人もいてチョッとした大賑わい。 ここでスキーをデポして山頂へ。
スキー兼用靴で登っても何ら危なくない。 スキーで登れなくもないが、急すぎて時間ばかりがかかりそう。
無駄な努力をしなくて良かった。
山頂に着いたが、一団が行ってしまったあとで誰もいなかった。 山頂の雄叫びを上げたが誰もいないのが残念。
ツボ足で肩の部分を目指す。 その途中でスキーで登ってくる2人 どこかで見たことがあるかと思ったら、高谷池ヒュッテで会った人だった。
頑張ってスキーで登っているが大変そう ツボ足の方が明らかに楽だわ。 いまさらデポできる場所もなく頑張って登るしかないのだが・・。
デポしたスキーを回収し、美味しそうな斜面を一気に下る。
最高の斜面で何度もターンを切り、一気に滑りきる。 そこから天狗に庭を横切り高谷池ヒュッテへ。
この区間 結果的にイチバンつらい場所だった。 僅かな登りなのだが、すでにシャリバテに近い状態で、チョッと行っては休み、再び歩いてまた休むの繰り返し・・ 大した距離でないのに40分もかかった。
高谷池ヒュッテに着くとここから下山をどうするかの検討をする。
管理人さんに聞くと、スキーでは十二曲りおススメできないと・・ ではドコだ?
詳細にルートを聞いて理解できた。
ここで神の恵みか、地元民の方が同行してくれると! ありがたや〜 もちろんそのコースも熟知している方で、喜んで同行した。
富士見平につくと先行していた女性2人も同じコースに行くことらしく俄かパーティーが完成 4人で笹ヶ峰まで滑ることになった。
女性は若いのに、テント装備を背負って滑って行く おっコレって凄くない?
先導を買ってくれた人も泊まりだったようで軽い荷物ではない。 それなのにどんどん滑って行く。
通称芭蕉谷 素晴らしい景色で黒姫山にそしてダム湖が広がる一枚バーン ふと見るとメチャメチャ急斜面 おーっこんなところ滑るのか!
ゲッと思ったが今さら引き返せない。
先導する人は当然ながら猛スピードで滑って行く テントを背負った女性2人も何の不安もなくターンを決めて滑って行く。
当の僕はビクビクしながらターンをする始末で、豪快な滑りでない。 どう見ても僕がイチバン下手くそだった。
練習不足か世間を知らないのかよく分からないが、単独では技量が上がらないのは明らか・・ 辛うじて付いて行くのが精いっぱいで、急斜面で転倒しないようにするだけだった。
ふと立ち止まると素晴らしい斜面 あまり下まで下ってしまうと黒沢の渡渉ができなくなるので、左へ左へと芭蕉谷を逸れていく。
そこはヤブでスキーで滑るのは大変で木が生い茂っていて滑り難い。
面倒になり枝をケチらそうとしたが、敢無く引っ掛かり転倒した 無念・・。
しばらくヤブを滑ると黒沢の橋の裏手に出た。
何と言う近道 そして豪快な芭蕉谷 いい斜面だった。
あとは笹ヶ峰に向かって緩斜面を滑って行くだけ・・ 30分もせず、登山ゲートに着いた。
ここで3人と分かれお礼をして解散となった。
終ってみて夏道を通らず、山スキーをするという当初の目的を達成し、大満足。 ただ地元民に助けてもらわなかったら、そんなに楽に帰ってこれただろうか..。
日帰り7時間14分で帰ってこれて大満足でした。
白馬乗鞍からの遠征、お疲れさまでした。
いいなぁ、残雪期の火打。
3年前の10月に、火打、妙高と行っただけなんですが、
その時小屋のご主人から、GWから小屋は空けてますと伺い、
ぜひ行ってみたいな、と思ってはいるものの、
やはり山スキーの方がメイン&太平洋側の人間からは想像つかない
積雪量な気がして無理そう、、、。
でも、「美味しそうな斜面」って、ナイスな表現ですね。
ricalonさん こんばんは。
火打山はよかったですよ でも乗鞍岳の次かな
やっぱりスキーって真っ白な雪面を縦横無尽に歩きまわれるのが魅力なんですよね〜
日帰りだと頂上を目指すくらいしか目標がなくなってしまいますが、山小屋に泊まったら色んな斜面をもっと楽しめたのでしょうね。
でも徒歩で登っている人も結構多くて全体の1/3はアイゼンとストックで歩いていましたよ 全然大丈夫です
火打山を登っているときに赤石もどうだったのだろう?? と考えつつ来年の目標ですかね
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