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Yamareco

記録ID: 290438
全員に公開
山滑走
妙高・戸隠・雨飾

火打山(黒沢NGとザラメ雪の芭蕉谷のレポ)

2013年04月29日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:14
距離
16.3km
登り
1,390m
下り
1,386m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

笹ヶ峰登山口ゲート 7:12
 ↓
黒沢に架かる橋   7:58
 ↓
黒沢を登る
 ↓
富士見平付近    9:30
 ↓
高谷池ヒュッテ   10:07
 ↓
火打山肩の部分(2300m付近)スキーデポ
 ↓
火打山       11:33〜11:37
 ↓
高谷池ヒュッテ   12:40
 ↓
富士見平付近    13:27
 ↓
芭蕉谷滑走
 ↓
黒沢に架かる橋   13:53
 ↓
火打山登山ゲート  14:27
=============================
行動時間  7時間14分  行動距離(滑走含む) 18.3km
天候 晴れ 山頂付近は15mほどの強風(体感です)
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
笹ヶ峰林道は除雪完了  全線ドライ 路肩には1mほどの雪あり。
コース状況/
危険箇所等
黒沢は滑走不可 登りに使う場合でもピッケルと12爪アイゼンが必要と思われる

通称芭蕉谷はメチャクチャ急斜面です そうは言っても十二曲りをスキー板を担いで下るよりはマシかな。

温泉は苗名の湯 450円 食事施設は建物内にはありません。となりにありますが15:00で終了
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/ma0011/T-Nigata08.htm
仕方ないので信濃インター近くの食堂(じゅこう) 高いかなと思ったけどていねいな盛り付けとボリューム感もありで美味しかった。
http://blogs.yahoo.co.jp/from_heartland/30868208.html

長野市内の健康ランド 村一番
カプセルinで3,300円
2013年04月29日 23:32撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:32
長野市内の健康ランド 村一番
カプセルinで3,300円
笹ヶ峰林道 多くてこのくらいの積雪 スタッドレスで行きました。
2013年04月29日 23:32撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:32
笹ヶ峰林道 多くてこのくらいの積雪 スタッドレスで行きました。
地元の人の話だと例年の半分 ゲートが全没する年もあるようです。
2013年04月29日 23:32撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:32
地元の人の話だと例年の半分 ゲートが全没する年もあるようです。
黒沢を登っていると、いきなり難関にぶち当たりました。ここは左へ巻きました。
右は一見楽に見えますが、滑ったら危険そうに見えた・・
2013年04月29日 23:32撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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4/29 23:32
黒沢を登っていると、いきなり難関にぶち当たりました。ここは左へ巻きました。
右は一見楽に見えますが、滑ったら危険そうに見えた・・
最難関のトラバース スノーブリッジは崩壊しそうなよので大きく高巻きしました。
この下は沢が流れ滑落したら大変です ピッケルとアイゼンを持っててよかったです。
2013年04月29日 23:33撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
1
4/29 23:33
最難関のトラバース スノーブリッジは崩壊しそうなよので大きく高巻きしました。
この下は沢が流れ滑落したら大変です ピッケルとアイゼンを持っててよかったです。
写真5を突破すれば安全圏です。
突然、視界が開けます
2013年04月29日 23:33撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:33
写真5を突破すれば安全圏です。
突然、視界が開けます
富士見平付近  人の形跡を見て安心しました。
2013年04月29日 23:33撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:33
富士見平付近  人の形跡を見て安心しました。
高谷池ヒュッテ ここで火打山の情報をゲット
肩の部分より上は凍っているか急斜面でデポした方が正解か??
2013年04月29日 23:33撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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高谷池ヒュッテ ここで火打山の情報をゲット
肩の部分より上は凍っているか急斜面でデポした方が正解か??
目前に火打山 大勢の人が登っているようです。
2013年04月29日 23:33撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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目前に火打山 大勢の人が登っているようです。
証拠写真 だれも居らず… 雄姿を撮りたかった!
2013年04月29日 23:33撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:33
証拠写真 だれも居らず… 雄姿を撮りたかった!
妙高山
2013年04月29日 23:34撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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妙高山
火打山からピュと滑りました 僅かな登り返しがシンドイの承知の上で!
2013年04月29日 23:34撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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4/29 23:34
火打山からピュと滑りました 僅かな登り返しがシンドイの承知の上で!
ようやく高谷池ヒュッテに戻ってきました。
ここで火打山に精通している方に会い、同行を願い出ました。
2013年04月29日 23:34撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:34
ようやく高谷池ヒュッテに戻ってきました。
ここで火打山に精通している方に会い、同行を願い出ました。
2013年04月29日 23:34撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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芭蕉谷 この人に案内してもらいました。
なかなかの急斜面  そんな斜面を物ともせずガンガン滑ります。
2013年04月29日 23:34撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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4/29 23:34
芭蕉谷 この人に案内してもらいました。
なかなかの急斜面  そんな斜面を物ともせずガンガン滑ります。
急遽加わった女性の方  テント装備を背負ってこの斜面を下るって凄すぎです。
ハンデを考えると僕が一番下手ピィでした
2013年04月29日 23:35撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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4/29 23:35
急遽加わった女性の方  テント装備を背負ってこの斜面を下るって凄すぎです。
ハンデを考えると僕が一番下手ピィでした
最高の斜面 十二曲りを歩いて下ったら大損でしょう。 歩くなんて考えられない・・
この沢の水溜りにミズバショウの群生地があるようで、芭蕉谷と言うそうです。
2013年04月29日 23:35撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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最高の斜面 十二曲りを歩いて下ったら大損でしょう。 歩くなんて考えられない・・
この沢の水溜りにミズバショウの群生地があるようで、芭蕉谷と言うそうです。
ドンピシャでゲートに滑り込みました。
地元民の威力炸裂です。さすがです。
2013年04月29日 23:35撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
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4/29 23:35
ドンピシャでゲートに滑り込みました。
地元民の威力炸裂です。さすがです。
今回のレンタカー スタッドレス付きで7800円
2013年04月29日 23:36撮影 by  Canon PowerShot D10, Canon
4/29 23:36
今回のレンタカー スタッドレス付きで7800円
撮影機器:

感想

昨日の白馬乗鞍に気をよくして本命の火打山に転戦。

数年前から火打山の山スキーは盛んでぜひ行ってみたいと、時期をうかがっていた。 ようやくレンタカーも確保できて実施。
本当は高谷池ヒュッテに泊まりたかったのだが、レンタカー代2日分と山小屋代に消えるので日帰りとした。
今回の目的は夏道以外のルートで登るというコト。。 もちろん黒沢もその計画のヒトツです。
どこかの記録からか2013年の黒沢は危険という話は事前に入手しており、装備は十分に備えて出発した。
10分ほど詰めると、沢が割れていた。早速か・・
考えた策は急斜面を高巻きするか、デコボコした沢を行くか。
ピッケルとアイゼンがあれば凍ったトラバースも大丈夫だろうと。 危険な区間は短くて安全かつスピーディーに通過できた。
僕に付いてきてしまった、2人組はどうなったのだろうか。 途中でずいぶんと引き離してしまい、よく分からない。

二股に沢が分かれていた ここは地図から左へ しばらく行くと遥か上を10人ほどが移動していくのが見えた。
おーっあそこに登山道か。 夏道が近いのを知って俄然やる気になる。

富士見平に着いてひと段落・・  1人休んでいたが先に行ってしまった。
ここから先は夏道に沿って山小屋へ。
山小屋で火打山の情報収集  どうやら凍結しているようだ。 滑っても楽しくないが、ツボ足で登っても下りに時間かかるのが悔しいので火打山の肩の部分までスキーで行くことにする。
予想通り雪面は柔らかくない。 肩の部分までトラバースが中心になるのでスキーアイゼンを装着した。
肩の部分にやっとこ着く。 北斜面から登ってきた人もいてチョッとした大賑わい。 ここでスキーをデポして山頂へ。
スキー兼用靴で登っても何ら危なくない。 スキーで登れなくもないが、急すぎて時間ばかりがかかりそう。
無駄な努力をしなくて良かった。

山頂に着いたが、一団が行ってしまったあとで誰もいなかった。 山頂の雄叫びを上げたが誰もいないのが残念。
ツボ足で肩の部分を目指す。 その途中でスキーで登ってくる2人 どこかで見たことがあるかと思ったら、高谷池ヒュッテで会った人だった。
頑張ってスキーで登っているが大変そう ツボ足の方が明らかに楽だわ。 いまさらデポできる場所もなく頑張って登るしかないのだが・・。

デポしたスキーを回収し、美味しそうな斜面を一気に下る。
最高の斜面で何度もターンを切り、一気に滑りきる。 そこから天狗に庭を横切り高谷池ヒュッテへ。
この区間 結果的にイチバンつらい場所だった。 僅かな登りなのだが、すでにシャリバテに近い状態で、チョッと行っては休み、再び歩いてまた休むの繰り返し・・  大した距離でないのに40分もかかった。

高谷池ヒュッテに着くとここから下山をどうするかの検討をする。
管理人さんに聞くと、スキーでは十二曲りおススメできないと・・ ではドコだ?
詳細にルートを聞いて理解できた。
ここで神の恵みか、地元民の方が同行してくれると! ありがたや〜 もちろんそのコースも熟知している方で、喜んで同行した。
富士見平につくと先行していた女性2人も同じコースに行くことらしく俄かパーティーが完成 4人で笹ヶ峰まで滑ることになった。
女性は若いのに、テント装備を背負って滑って行く おっコレって凄くない?
先導を買ってくれた人も泊まりだったようで軽い荷物ではない。 それなのにどんどん滑って行く。
通称芭蕉谷 素晴らしい景色で黒姫山にそしてダム湖が広がる一枚バーン ふと見るとメチャメチャ急斜面  おーっこんなところ滑るのか!
ゲッと思ったが今さら引き返せない。
先導する人は当然ながら猛スピードで滑って行く テントを背負った女性2人も何の不安もなくターンを決めて滑って行く。
当の僕はビクビクしながらターンをする始末で、豪快な滑りでない。 どう見ても僕がイチバン下手くそだった。
練習不足か世間を知らないのかよく分からないが、単独では技量が上がらないのは明らか・・ 辛うじて付いて行くのが精いっぱいで、急斜面で転倒しないようにするだけだった。
ふと立ち止まると素晴らしい斜面  あまり下まで下ってしまうと黒沢の渡渉ができなくなるので、左へ左へと芭蕉谷を逸れていく。
そこはヤブでスキーで滑るのは大変で木が生い茂っていて滑り難い。
面倒になり枝をケチらそうとしたが、敢無く引っ掛かり転倒した 無念・・。

しばらくヤブを滑ると黒沢の橋の裏手に出た。
何と言う近道 そして豪快な芭蕉谷 いい斜面だった。
あとは笹ヶ峰に向かって緩斜面を滑って行くだけ・・ 30分もせず、登山ゲートに着いた。

ここで3人と分かれお礼をして解散となった。


終ってみて夏道を通らず、山スキーをするという当初の目的を達成し、大満足。 ただ地元民に助けてもらわなかったら、そんなに楽に帰ってこれただろうか..。
日帰り7時間14分で帰ってこれて大満足でした。

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コメント

inoyasuさん、どうも〜。
白馬乗鞍からの遠征、お疲れさまでした。

いいなぁ、残雪期の火打。
3年前の10月に、火打、妙高と行っただけなんですが、
その時小屋のご主人から、GWから小屋は空けてますと伺い、
ぜひ行ってみたいな、と思ってはいるものの、
やはり山スキーの方がメイン&太平洋側の人間からは想像つかない
積雪量な気がして無理そう、、、。

でも、「美味しそうな斜面」って、ナイスな表現ですね。
2013/5/1 19:43
美味しい斜面とザラメ雪
ricalonさん こんばんは。
火打山はよかったですよ でも乗鞍岳の次かな

やっぱりスキーって真っ白な雪面を縦横無尽に歩きまわれるのが魅力なんですよね〜
日帰りだと頂上を目指すくらいしか目標がなくなってしまいますが、山小屋に泊まったら色んな斜面をもっと楽しめたのでしょうね。

でも徒歩で登っている人も結構多くて全体の1/3はアイゼンとストックで歩いていましたよ 全然大丈夫です

火打山を登っているときに赤石もどうだったのだろう?? と考えつつ来年の目標ですかね
2013/5/1 22:53
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ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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