晴れた! 槍ヶ岳【新穂高からピストン】


- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,176m
- 下り
- 2,166m
コースタイム
10:00新穂高登山口-12:50白出沢出合-14:50滝谷出合-16:20槍平(幕営)
4月29日
5:20槍平-9:50飛騨乗越-11:20槍ヶ岳頂上-14:20槍平-15:50滝谷出合-17:30白出沢出合(幕営)
4月30日
6:00白出沢出合-7:50新穂高登山口
天候 | 4月28日:晴れ 4月29日:曇りのち晴れ 4月30日:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
穂高平への近道(夏道)は、小沢に架かる橋が崩落している箇所があり通行注意。 下山後はいつもの中崎山荘で入浴。おとな800円。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
昨年予定していたGWの槍ヶ岳、未遂に終わったので今年こそはと気合で出発。
しかし、前日に大雪が降ったとの情報があり、雪崩の恐怖を拭いきれないまま新穂高に9:30到着。
天気は快晴、気温も高く、雪崩には絶好?の条件が揃っている。身支度を整え、10:00に新穂高を出発。
いきなり腐れ雪の洗礼を受け、白出沢出合付近で既に体力は激減。先行きが思いやられる…
チビ谷下部では大量のデブリに行く手を阻まれ、戦々恐々で歩みを進める。滝谷出合を過ぎたあたりで
やっと雪も締まってきたが、槍平まで6時間以上も費やしてしまった…
翌朝、5:00出発の予定が、例によってモタモタしているうちに5:20になってしまった。
槍平小屋を過ぎてすぐ、何やら毛皮のようなものが雪に埋もれているのを見つけ近づくと、
あろうことかカモシカの亡骸であった。雪崩に巻き込まれたのだろうか…?
飛騨沢をひたすらつめること3時間、標高2800mあたりでアイゼンを装着。薄曇りだった空も雲が切れ
はじめ、晴れ間も見えてきた。飛騨乗越に近づくと、強風とともに雪面が硬くなり、寒さを感じる。
やっとたどり着いた乗越では、強風で長時間滞在できず、写真2枚撮って早々に槍ヶ岳山荘へ向かう。
山荘前にザックをデポし、穂先を見上げるが、強風とガスのため登れる気がしない。
少し様子を見ようと「キッチン槍」にお邪魔して熱いコーヒーを注文し、行動食を摂っていたら、
20分もしないうちにガスが晴れ、強風もおさまっているではないか!
この機をのがさじ、とアタックに向かい、ハシゴ直下のトラバースにビビリつつ、何とか登頂に成功。
北鎌を眺め、昭和初期にここを踏破しようとして斃れた先人達を偲び、自分の他に誰もいないので
セルフで記念写真を撮り、滞在5分ほどで下山開始。予想したように下りのほうが断然難しく、
アイゼンをガリガリ言わせながらようやく肩の広場へ戻る。
名残は尽きないが、あまり時間も無いので下山を開始。シリセードを試みたが雪が柔らかすぎて
まったく滑らず、残念な気持ちでいっぱいになる。
14:20に槍平のテントに帰着。予報では明日は雨だし、先ほど見た笠雲も気になるので、今日のうちに
下りられるところまで下りようと、テントを撤収してさらに下山。しかし、自分の体力と往路の状況から、
新穂高まで下山することは無理なので、ノロノロ歩いて17:20、白出沢出合にテントを張って寝る。
翌朝、テントをうつ雨の音を聞きながら、やっぱり昨日のうちにここまで下りていて良かった、
と自己満足しつつ朝食を摂り、ズブ濡れでテントを撤収し、新穂高に帰り着いた。
7:50に中崎山荘の前を通ると、営業は8:00から、とのことなので嬉々として駐車場に戻り、一番風呂?
をいただいてから帰路についた。
余談
またもや日焼け止めを忘れたため、顔面がひどいことになってしまった。
次回の教訓は、荷物の軽量化とウルオス持参、に尽きる…
おはようございます、akashiさん。
コースタイムからみると、山頂直下でお会いしたと思います。36枚目の写真の登って来る列の最後尾と48枚目の写真の山頂の黄色のウェアーが私です。
途中までは雲行きが怪しかったですが
我々も30日の悪天予報のため、当初は槍ヶ岳山荘泊の予定を変更し、槍沢ロッヂまで下山したため、帰路はほとんど風の影響を受けない林間歩きとなりました。
お互い、最高の山行を堪能することができましたね。
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