大日ヶ岳 高鷲スノーパークPから周回

2021年02月11日(木) [日帰り]

• GPS: 04:40
• 距離: 9.4km
• 登り: 437m
• 下り: 980m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:28
• 休憩: 0:58
• 合計: 4:26

8:37 高鷲スノーパークゲレンデトップ
9:04 9:09 前大日
9:11 9:11 東縦走路分岐
9:28 9:34 大日ヶ岳
10:25 10:36 天狗山
11:26 12:02 大日ヶ岳
13:03 ゴール地点

〇想定リスクと対応
1.ホワイトアウトでは雪庇、雪割れ区間は避ける→ホワイトアウト無し。GPS予備含め2台とアプリ入れたスマホ1台。
2.コース外れ、遭難→一晩ビバークできる装備あり。翌日まで気温高いことは確認済みのため、雪洞不要と考え、スコップは持参せず。
3.雪崩埋没→ココヘリ持参。再度、ココヘリ機能確認する。今後、ビーコン検討。
4.雪割れ→今後、一層の注意が必要。経験値、情報収集とも研鑽する。
〇その他
今回は、天候、雪質とも最高の条件。大日ヶ岳からのドロップも、5、6人のルート取り、雪の状況、雪崩リスクなど様子を見た。このうち、1名が2回ほど転倒したが雪崩等の危険は感じなかった。複数人にヒアリングしたが、滑落のリスクもないとの返答。このためドロップを決行したが、結果的に特に問題ないと判断。そこからのスキーコースへのツリーランについては、ソロ複数人や団体が滑走していた様子が山頂から見えたため決行。トレースばっちりで常に近くに他のスキーヤーやボーダーがいたため、リスク軽減できた。事前に等高線や他の方のレコを調べておいたので役に立った。滑落の危険もなく、ルーファイでコース取りして斜度も殺せた。叺谷への迷いリスクは事前にご助言があり、これは最も注意して、頻繁にGPS確認した。ただし、念のためスコップは持参すべきだったかも。

天候

雪のち快晴　気温0~5℃　風速は山頂付近で最大7m/s位。予報よりもはるかに穏やかだった。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

当初、水道山登山口から北側の尾根の登山道から大日ヶ岳へ行く予定だったが、雪で車がスタックして水道山登山口まで進めなかったため、急遽、高鷲スノーパーク駐車場（1日1000円）からのエントリーとした。そこからリフト（登山者用、往復券1700円。徒歩での登りは禁止されているようだ）を乗り継ぎ、登山を開始した。下山後にリフト券を返却すると500円返却されます。なお、リフトは7:30から開始です。規定上、スキー場コースを外れると券は没収とのこと（実際は厳密には守られていない？）。リフト券販売所では、紙の登山届提出を強要される（コンパスで出していても）。下山時刻も求められる。自立した登山者としては、管理感が半端なく非常にうっとおしい。

コース状況／危険箇所等

天狗岳から大日ヶ岳へ戻る途中、スキーで雪庇際4m位のところを滑って行った勅語トラック1台分位の雪庇の塊が崩落した。幸い雪庇の下は登山道ではなく、バリエーションルートで直下に人もいなかったため事故にはならなかった。しかし、少し離れたところに山スキーヤーが登ってきていたため、少しタイミングが違っていたら大事故になっていた可能性あり。大日ヶ岳山頂からのスキードロップは、今日の雪質ならば比較的安全で、転んでも滑落せず停まるような状況だった。それ以降のツリーランは斜度がかなり緩く疎林だったため危険はない。ただし、北側の叺谷へは落ちないように注意。

写真

2/11 8:04

今日は大日ヶ岳、天狗山への山スキーです。ただし、お嫁様（そう呼べと命令されている）はスノーシュー。
水道山登山口からのエントリーは積雪で到達できず、仕方なく駐車場1000円、リフト代1700円（うち、チケット保険料の500年はチケット返却時に払い戻し）払って高鷲スノーパークからとなりました。登山客でもリフト頂上までは徒歩登山は禁止らしいです。朝からうっぷんがたまります。

2/11 8:34

やっとコースから外れて喧噪から逃れるように登山開始です。
コース外の境界線にはネットとバックカントリーや登山者への脅し文句の看板がありました。
悪者のような扱いで・・・でした。
当然、リフト乗り場から自分はスキー、お嫁様はスノーシューです。
しっかりしまった雪の上の新雪パウダーは30cm位かな？
素晴らしい雪質です。

2/11 8:57

そして景色も抜群！！
この山はどうしても一度はお嫁様を連れていきたかった。
前大日山頂から。

2/11 9:04

体力的には楽な山だが、晴れた日の景色は相当に素晴らしいお山だからです。

2/11 9:04

2/11 9:11

大日ヶ岳山頂へ

2/11 9:17

後ろは前大日ヶ岳かな？あっという間です。

2/11 9:24

大日ヶ岳山頂、すぐ着きました。
後ろから「写真撮るよ~！！」と言われたので、体をひねってポーズ！！
女性みたいなポージングになってしまった・・・

2/11 9:28

ここからはノートレースです。
こちらは恐ろしいので行きません。

2/11 9:28

ひたすら優しく美しい稜線です。

2/11 9:29

荒島岳かな？
今年は雪いっぱいだ！！

2/11 9:40

なんという快晴だ！！来てよかった

2/11 9:45

2/11 9:46

ちょっと危険な雪庇があるので距離を離して通過します。

2/11 9:48

自分はシール履いて登って、ちょっとした下りはそのまま滑走します。

2/11 9:55

2/11 9:58

2/11 10:02

2/11 10:03

帰りに、この雪庇が恐ろしいことになるとは知らずに通過する

2/11 10:09

天狗山山頂から

2/11 10:20

2/11 10:20

2/11 10:27

白山は雲の中

2/11 10:27

天狗山の一つ向こうのピークです。
行こうか迷いましたが、途中の小さなコル上の部分に、わずかな崩落リスクを感じたので止めました。まあ、8割がた問題ないと思いますが、2019年に来た時には、危険な感じがした記憶がありましたので念のため。

2/11 10:29

天狗山山頂です。
雪質がよく斜度も緩いので、ここまでずっとスキーのみで来れました。

2/11 10:30

白山バック！！

2/11 10:30

大日ヶ岳バック！！

2/11 10:31

それにしても360度素晴らしい景色です。

2/11 10:36

さあ、戻りましょうか。美しい稜線を！！

2/11 10:36

白山よ！！ガスが抜けるか？

2/11 10:37

美しい谷です。

2/11 10:45

絶景を眺めながら天狗から大日ヶ岳への稜線を進んでいきます。
ちょっとした下りがあったので、スキーでゆっくりと下っていきます。

2/11 10:48

すると、後ろからお嫁様から叫び声が！！

2/11 11:12

話を聞くと・・・なんと！！自分がスキーで通った直後に巨大雪庇が崩落したとか・・・(@_@。
見てみると！！

2/11 11:12

う・・・うわっ！！
ま・・・まじか？？？？
トラック位あるじゃないか？

2/11 11:13

ここか？崩落個所・・・。
4m位は離して通過したはずだが・・・。
まだ甘かったようだ。これはヤバい！！

2/11 11:15

登山道でもないし、大丈夫だと思うが、念のため、もう一度人が巻き込まれていないか確認する。
すると、ちょっと下からスキーヤーが上がってくるではないか？
スキーヤーの目の前には、数日前に落ちたと思われるもっと大きな雪庇の塊が・・・。
「先ほど巨大な雪庇が落ちたので、ルート変更して下さ~い！！危険です！！」と大声でやり取りする。
スキーヤーからは、「まあ、ここは崩落しても止まるから大丈夫！！」とのご返答があったが、左に巻いて雪庇が小さな箇所から乗り上げてこられた。
まあ、雪庇の直下を歩くような方はいないだろうが、ひとつ間違えれば、平和な快晴の山日和に、大惨事が発生していたかもしれない。しかも自分のせいで・・・。
恐ろしすぎる。

2/11 11:17

とにかく、逃げよう。さあ逃げよう！！

2/11 11:41

崩落した雪庇の稜線！！
美しくも危険な稜線・・・。
どうみても安全、平和の天国のような天気と稜線だ！！
危険は、安全・平和と隣り合わせだと強く心に刻もう！！

2/11 11:42

そういう観点で見ると、この写真の雪庇の上の方も結構ヤバい。
ちなみにここは大日ヶ岳山頂のスキードロップポイントです。
今まさに、ドロップしようとしている自分がいます。
雪庇崩落でチキンになっているが、今日のような絶好の雪質で行かねば、いつ行くのだ？
やってやる！！やってやるぞ！！
スキー歴1.5ヶ月の超ビギナーだけれど！！
・・・とりゃっ・・・

2/11 12:02

パウダーに突っ込むと、数秒で下足のスキーが外れて放り出された・・・。
く・・・くそっ！！
なぜだ？なぜなんだ？
数m滑って止まって、上を振り返る。
とりあえず、雪崩は大丈夫そうだ。
板を履きなおして滑走していこう！！

2/11 12:02

そこからは快適そのものでした。
厚く積もったパウダーに助けられ、ゆっくりとしたスピードで滑走していく。
めちゃくちゃ気持ちがいい！！

2/11 12:04

ほわーっ！！天国だ！！

2/11 12:08

急斜面の滑走はあっという間でした。

2/11 12:11

大日ヶ岳バックに記念写真。

2/11 12:22

ここからはゆるーい傾斜のツリーラン！！
ビギナーの自分でも楽しめる。
そして、これが今日の自分のシンボルツリー！！
美しい！！

2/11 12:31

さあ、滑走だか、スキートレッキングだか区別がつかないような緩い斜度を滑っていく。
これなら自分でもツリーランが楽しめる。

2/11 12:31

それにしてもブナの森が美しいです。
登りにならないように、GPSの等高線と目視ルーファイして、尾根を滑走し、谷をトラバースして下っていきます。

2/11 12:52

あっという間にスキー場に合流

2/11 13:01

スキー場って、こんな感じなんだ！！知らんかった。
めちゃくちゃ・・・・物足りない・・・・。
まっ平で、穴が無くて、雪質均一で、斜度が緩い・・・。
でも、折角だから、何度も何度もターンの練習をしよう。
エッジの使い方・・・、急に、ゆっくり、短めに、長めに・・・と色々エッジをかけてみる。
そして、あっという間に駐車場についてしまった。
インフォメーションで、先にリフトで戻ったお嫁様と合流して帰路についた。
景色は絶景だったが、あと3倍位は滑りたかった・・・。

2/11 13:53

帰路の車から、ガスの抜けた白山が見えました。
中央が別山と三の峰などの尾根かな？
右端のツインピークが御前峰と大汝峰かな？

2/11 13:53

大日ヶ岳、天狗山、ありがとね。
素晴らしかったよ。
今日も幸せをくれた神様に感謝m(__)m。
おいまい。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

装備

個人装備

ジオライン長袖シャツ モンベルのウィックロンジオサーマルロング ロングパンツ（モンベルマウンテンガイドパンツ中厚手） モンベルのジオラインバラクラバ 防寒テムレス ハードシェル上下 スキー スキーブーツ ザック(モンベルチャチャパック45) スキー板 パン1個 カップラーメン1個(消費せず) 非常食（柿の種） スポーツドリンク1L（0.2L消費） 地図（地形図） 1L水筒（お湯1L 消費せず） ヘッドランプ（レッドレンザーＭＨ5を2個） 予備電池 GPS(ガーミンmap64s) 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 スマホ BDウィペット（直径12cmのスノーバスケットへ交換） ココヘリ 防寒着（化繊ジャケット） ツェルト（juza） ワカン 合計16.5kg

感想

グリーン☕⛷

このコースは、大日ヶ岳の山頂からのドロップ以外、斜度が緩く、滑走が楽しめるのは短い区間のみです。しかし景色が素晴らしい！！
一度は行くべきですね。

コメント

sm1959

ニアミス?
８時半過ぎ、高鷲スノーパークトップから登っていく人を見かけましたがgreenriverさんたちだったのかな?
私はその後、ダイナランドでモーグルしてました。

グリーン☕⛷

Re: ニアミス?
おお！！
8：24にトップ着で、そこでお嫁様がスノーシュー履いてからの出発なので、夫婦登山ならかなりドンピシャですね(笑)。8割がた自分だと思います。
ああ、、、お会いしてご挨拶したかった、、、。
それと、ｓｍ1959さん、モーグルまでされてるんですか？いやはや凄いですね。メニエル同士(笑)、負けずにアクティブに頑張って楽しんで行きましょうね。
今度見かけたら、絶対にお声かけてくださいね。