宝川源流ナルミズ沢スキー(大烏帽子・朝日岳)
- GPS
- 11:35
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,244m
- 下り
- 2,217m
コースタイム
天候 | 晴れ 風弱く、暑い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
pon2oon169
|
---|
感想
沢登りで何度か訪れているナルミズ沢。スキーの記録もヤマレコにあがっていて気になっていた。かなりのロングコース…時間が読めない。快晴予報の土曜日、行くしかない!
宝川温泉手前の路肩のスペースに車をとめてスタート。林道の取り付き箇所がわからず、一段上の宝川温泉の施設の方に行ってしまった。急斜面の崖を危うく降りて林道に出た。すると今日のスキートレースあり、しかも複数名いるようでしっかり踏まれて道ができている。ラッセル覚悟できたがラッキー。トラバース気味に林道を進むとトンネル。中には氷筍がたくさんできていた。ヤマレコの記録から板幽沢越えてから尾根に取り付くルートを予定していたが、トレースが手前の初沢沿いを登るルートとなっていた。少し悩んだがトレースを追う。トレースは30センチくらい沈んでブーツラッセル。道ができているので楽々距離を伸ばす。今日は暑くなる予報なので、ハイドレーションにポカリ1.5L入れてきた。朝の冷え込みで吸水バルブが氷って飲めなくなる…。バルブを脇の下あたりに入れておくと凍らず調子が良い。少し登った小ピークにテント1張り。日の出タイムだが樹林帯から抜け出せず。トレースは布引山方面へ向かっているのでそのまま乗っかる。布引山の稜線に出ると展望が開け、谷川岳が見えた。先行している3名も見え、布引山手前のピークで追いついて先を行かせてもらう。稜線は西側が凍っていてクトー装着。あまり固くはないのでバリバリ割りながら進む。滑走ポイントに到着、今日の1本目。滑りを楽しみつつ沢地形なので慎重に。あっっという間にナルミズ沢にでた、シール装着。柔らかいところでブーツラッセル程度。ここまで楽をさせてもらったのでトレースを引く。デート沢なので急斜面がなく、心地よくスキーでトレースが伸ばせる。まずは大烏帽子なので右俣へ。源頭に来て大烏帽子の最後の登り。南東側の斜面からの方が登りやすそうだったが、滑る斜面をとっておきたかったので沢登りと同様に一旦コルに出た。コルから反対の越後烏帽子を見るとテカテカして固そうだった。ここで後続の方に抜かれる。稜線上は風も通るので雪面が波打っており、西側は凍っている。波打った柔らかい方を短くジグを切って登って行く。山頂直下の急斜面でスキーはギブアップ、シートラ・ツボ足。スネラッセルに耐えて2番手で大烏帽子山頂。圧巻の景色、難路道ナシはロマン、巻機山まで縦走したことを思い出す。ピーク1段下から本日2本目の滑走。固めパウダーで滑りやすい。天気も良いし予定通り朝日岳も行くことに。左俣の方にトラバース気味に滑ろうとしたが、雪庇に阻まれしっかり二俣まで滑って登り返し。左俣も斜面の状態良くまっすぐトレースを伸ばして行く。だんだん斜度がきつくなるが、雪の状態が良いので真っ直ぐ登れる、しかし体力を消耗する。谷の中は風もなく灼熱、さらに体力を消耗。稜線手前までくると、朝日岳側は雪庇張り出していて登れそうにないので右から巻いて行く。上部はクラスト、凍っていない部分を選んで登る。稜線直下の岩陰に平坦地があり、アイゼンにチェンジ。クラストした斜面をバリバリ割りながら直登。時折踏み抜き膝まで埋まる。固そうな箇所を選んで進むが、そううまくはいかない。朝日岳山頂手前で大烏帽子で会った2名が見えた。追い抜かれてないので、ナルミズ沢を下らず稜線上を歩いて来たようだ。朝日岳着いて写真撮影。大石沢へ滑り込むことも考えていたので、斜面を覗いてみる。上部は固そうだがその下は快適そうな斜面が見えた。登って来たナルミズ沢左俣も状態がよかったので、今日は安全に登って来た道を滑る。序盤のクラスト帯を慎重に滑ったあとはお楽しみタイム。一気に滑りたいが、写真も撮りつつ、かっ飛ばす。気持ち良いのはすぐに終わり、二俣からはトラバースしながら滑って行く。大石沢手前で滑りは限界。片足シールにチェンジ。ぱっくり沢割れしている箇所が多くなってくる。広河原の少し上のゴルジュ滝がしっかり露出している、落ちたらヤバイ。広河原の少し手前から左手の尾根に取り付き登り返し。斜面に陽がよくあたり、斜面で休憩するとシールに団子がつく…。休憩は日陰の斜面で取るようにする。雪がシャバシャバで標高差200mの登り返しがひどく堪えた。ここでハイドレの1.5Lが無くなる。1400mほどのピークから本日4度目の滑走。足の体力がなくなっていて思った通りに滑れない。ヤブ沢はルートどりが難しく、登り返し。片足シールだとツラく両足シールで。板幽沢出て、沢近くは危ないので右岸を高巻きして行く。水が無く喉カラカラ、早く帰りたい。上りのトレースに合流して一安心。トレース上に下りのスノーシュートレースが1つ、テント泊の人かな。トレースがあまり荒れていなく歩きやすい。長い林道歩きを終え宝川温泉到着。10時間くらいで帰ってこれると思ったが、トレースがあったにも関わらずそれ以上に時間がかかった。
車に着いて、朝飲んだ緑茶の残りが150ml程…、喉の渇きは満たされず。車を走らせ最初の自販機コーラで喉を潤した。帰りの温泉も人が多いし、沼田ICで事故渋滞…3km進むのに1時間かかった…。スタート時間をもう2時間くらい早くすべきだった。そうしたらトレースなかったか…。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
布引尾根から先で前後して登っていた2人組のスプリットボードの方です
トレースと山頂で写真ありがとうございました!
厳冬期とは思えない暑さでしたが天気良くて最高でしたね。
ロングルートお疲れ様でした
こちらこそトレース助かりました!
お強い2人でうらやましいです😊
最後は出し切ってヘロヘロでしたが、1日たてばまた行きたくなるロングルートですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する