燕岳&涸沢


- GPS
- 61:10
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 2,384m
- 下り
- 2,384m
コースタイム
移動(〜安曇野IC:高速 穂高駅〜中房温泉:バス)
4月29日
08:00中房温泉−12:30合戦小屋13:00−14:15燕山荘15:00−15:30燕岳15:40−16:00燕山荘
4月30日
09:00燕山荘−12:00中房温泉
5月1日
06:30小梨平−07:00明神館−07:50徳澤園−08:50横尾山荘−12:15涸沢ヒュッテ
5月2日
09:00涸沢ヒュッテ−12:00横尾山荘12:20−15:30上高地
天候 | 29日:晴れ 30日:山頂付近吹雪、下界雨 1日:晴れ時々曇り 2日:晴れ後曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
上高地へは沢渡駐車場に駐車後バスで移動(往復割引で2000円) 当初常念縦走予定のため穂高無料駐車場に駐車後バスで中房温泉まで移動。しかし荒天のためピストンでまたバスで穂高駐車場におりました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
燕岳の登山道は合戦小屋まではしっかりトレースあり。合戦小屋から上部は赤リボンがしっかりあるので迷うことはありませんでした。下山時は吹雪ましたが赤リボンに助けられました。 下山後の温泉は中房温泉、有明荘があります。 上高地から横尾までは道路のような広いハイキング道。横尾から先は残雪道、夏の本谷橋付近からは沢筋を歩きます。残雪期はアイゼンがあると心強い。涸沢から上はアイゼン、ピッケル必須。 上高地での温泉は小梨平、アルペンホテルがあります。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
今回の計画は本当は燕岳、大天井、常念岳、蝶ヶ岳を結ぶ常念山脈縦走。1週間前から天気予報では前線通過の予報で厳しいなと思っていたけど休みは動かせないし、天気も動かせない。念じるのみであった。でも結局2日目に前線通過、そして3日前に風邪で熱をあげる。せめて初日だったらなぁと思ったがもう準備したし心も決まったので行くしかない。薬のおかげもあり熱が下がりいよいよ出発する。移動に1日かかる遠征の開始。
初日は中房温泉に泊まる。得意の相部屋である。受付を済ませると8畳ほどの部屋に2人で泊まることになった。もう一人は大阪から来られたOさん。明日同じく燕へ登るのだそうだ。北アルプスは関西の方が多い。いろいろと山話に花を咲かせる。Oさんはベテランだけれどもいつも決まったようなところにばかり登っていたので今更ではあるがいろいろな山に登ろうとしているのだそうだ。Oさんは明日早いというので自分も早寝することにした。夜はちょっと冷えて鼻水止まらない。
次の日、天候○、アルプス3大急坂に挑む。昨日燕山荘に泊まった登山客がどんどん降りてくる。大分上のほうで待っていてくれるので登る僕はシンドイ。そしてツアーのような大グループが結構いて超越するのにまたシンドイ。すぐに汗をかく。息上がる。テント泊装備の自分に「頑張って下さい」「重そうですね」とみんな声をかけてくれる。ありがたい。でも今日は小屋に泊まるけどね。だって燕山荘に一度泊まってみたいんだもん。錯雑地を抜けると時々常念の稜線が見える。天気が良すぎて明日本当に前線通過するのかと思うくらいだ。合戦小屋について一休み。予定より遅れてるので行動食で済ませて先に行く。ここからもなかなかいい坂が待っている。でもここを抜けるとすぐに開豁した尾根に出る。なんと見晴らしがいいのだろう。槍も見える。去年は奥穂に行って涸沢岳からガスの中ちらっとしか見れなかった槍がスッキリ、しかも雪をまとって綺麗に見える。北の方を見ると北アルプス北部の山も見える。素晴らしいなぁ
燕山荘にて受付を済ませて燕岳へ。山頂で中房温泉で一緒だったOさんと再会する。あの山が剣であの山が○○でといろいろと教えてもらった。お互いに写真を撮りあって山荘へ下山する。夜は山荘に泊まる。食事で一緒の席になったKさん夫婦と話が弾む。Kさんはネパール、パキスタンとヒマラヤなども登るクライマーだ。と、その時は信じがたい話ばかりで聞き流す程度だったが食事のあとある本を見せてもらってビックリ、東海大チームで医師としてK2登山隊に参加していた。しかも夫婦で。って最初の話のままだけど。次はチョ・オユーに登るのだそうだ。そして僕にも是非海外の山を登って欲しいと勧めていただいた。休みとお金があれば行ってみたいな。ヒマラヤのいろんな話を聞きながら結局その夜は山荘のスタッフの方もう1組の夫婦を加えて大いに盛り上がった。
3日目、吹雪。山荘を出ると強風。やはり予報通りですね。ちょっと様子を見てもしも稜線ダメだったら下山、そしてそのあとについて考える。そこでOさんが現れてOさんは下山後明日涸沢に向かうと言ったのでそれもいいなと思う。ちょっと様子見てとりあえず外に出てみよう。窓から外を見ると下山者がかなり風に煽られていた。9時に山荘を出てとりあえず稜線に向かってみる。山荘付近も風が強いけど稜線はハンパない。強風でいて風の息もるので時折サックを掴まれて体ごと投げられるような感じ。慎重に歩くもあまりに時間がかかるので早い段階で計画を諦め下山することにした。合戦小屋から下は雨。でも足場は時々凍っていて滑る。
下山後、上高地に行くことにした。目的地は涸沢に変更、目指すは前線通過後の晴れ空の下でビールとおでん。常念縦走を諦めた時点で気持ちが切れてたので奥穂とか北穂は考えなかった。とりあえずこの日は小梨平にテント泊。近くにテントを張ってたおっさん組がうるさかった。朝またうるさいなと思って時計見たら2時だった「アホか」もっかい寝て6時半に小梨平を出発。
4日目上高地からハイキング開始。横尾までサクサク歩く。横尾過ぎて夏の本谷橋付近から雪渓を歩く。天気○。鯉のぼりが見えてから長く感じる。結構風が強かったけど晴れてて心地よい。涸沢ヒュッテに着くと小屋明けが進んでいた。前線通過の昨日は大分風が強かったそうだ。みんなブロック積んでる。すごい人はテントがすっぽり隠れるほど。テント自体は20張くらいしかなかった。とりあえずテントの受付をしてブロック積んでテント設営してひと段落。テラスにて本山行最後の目的であるビールとおでんに舌鼓。あぁ、なんて贅沢なんだろう。夜は結構風が出た。でもブロック積んだので飛ばされることはなかった。夜は時々星空がみえて綺麗だった。
最終日、帰るのがもったいないくらいの晴れ。支度をしていると外から「滑落!」の大声。外に出て見ると涸沢小屋あたりに人が横たわってた。県警の山岳救助隊の方等が救助しヘリで搬送された。無事であって欲しいと願うしかできなかった。(後でニュースを見たら下山中の滑落で800mも滑落したとか?やはり事故は下山中が多いのだ。)朝は風があって一人でテントをたたむのに難儀した。晴天の中寂しい思いで下山中にOさんとまたまた再会。なんて偶然!握手をしてまたいつか会いましょうと約束して別れた。帰りは何度も穂高を振り返った。次はいつ来るかな。と
天気がよくてよかったですね、長旅お疲れ様でした。
山の天気はころころ変わるんですもんね、計画もころころ変えないとついていけない?
私が去年行った夏の燕岳とはまた全然違った景色を見せてもらいました((o(*^^*)o))
燕山荘のケーキは食べなかったのですか?
コメントありがとうございます。予備日があるといいのですけどね。計画kもバリエーションを考えると北アルプスの場合は他の山も登れるのでいいですね。
小屋のほうはまだ小屋明けしたばかりなのでカフェのほうはまだでした。なのでケーキも食べてません
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