色んな意味でヤバすぎだった空木岳
やまハチ
体力度について
- GPS
- 11:16
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,823m
- 下り
- 1,817m
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| 天候 | 快晴無風 暑かった〜（汗） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
※トイレは菅ノ台バスセンター駐車場のトイレを借用した |
| コース状況／ 危険箇所等 |
≪登山道入口〜池山尾根水場≫ ○池山遊歩道になっているようで整備されていて歩きやすく、危険個所は見受けられなかった ≪池山尾根水場〜（登山道）〜尻無≫ ○尻無までは登山道と遊歩道があり往路は登山道、復路は遊歩道を選択したが、いずれも特に危険個所は見受けられなかった ○ニリンソウ？が広域に亘って群生していて見事！ 今が見頃かも ≪尻無〜マセナギ≫ ○この辺りから残雪があり、アイスバーンや踏み抜くが特に危険個所は見受けられなかった ≪マセナギ〜空木岳≫ ○危険個所のオンパレードで神経をすり減らす ・ヤセ尾根は一歩間違えると数百m止まらないような箇所がいくつもある ・大地獄、小地獄はアイゼンの爪も効かないようなアイスバーンとなっているため、クサリなどを使えるものは使用する ・ルンゼの急登はピッケル、キックステップを確実に行う必要がある ・残雪は総じて緩んでいて踏み抜くことが多い。特に森林限界を超えた辺りからピークまでは踏み抜き地獄 |
写真
もうここで十分だー！と思ったが、我に返って空木岳に向かう（汗）
前日の雨でトレッキングパンツがずぶ濡れに（泣）
ここから空木岳に向かうには登山道経由と遊歩道経由があり、往路は登山道経由を選択
ここで遊歩道と合流する
ニリンソウ？はこの辺りまで咲き乱れている♪
と、取り敢えず尾根を外さないように（汗）
あれっ、下りの際に直進しないように針金で通行できないようにしている…ということは、今来たルートはやっぱり間違っていたようだ（汗）
ということは、今来たルートはやっぱり間違っていたようだ（汗）
ということは小地獄かな？
（標識は見つけられなかった）
てか復路が怖いなぁ（泣）
今回一番危険と思った箇所ルンゼを直登するが、本当にここを上るの？？？
（実際にはもっと切り立っていた感じを受ける）
地図を見ると夏道は左に巻いて迷尾根を経由することになっているけど…
今回は残雪が緩んでいたのでピッケルとキックステップでどうにか上っていけたが正直足が震えていた（怖）
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ルンゼを直登するが、本当にここを上るの？？？
（実際にはもっと切り立っていた感じを受ける）
地図を見ると夏道は左に巻いて迷尾根を経由することになっているけど…
今回は残雪が緩んでいたのでピッケルとキックステップでどうにか上っていけたが正直足が震えていた（怖）
実際にはもう少し切り立っていたんだけどなぁ…
空木岳山頂や駒石が見てとれる
鋸岳、甲斐駒ヶ岳、（仙丈ヶ岳が半分）
ピークは目の前にあるものの踏み抜き地獄で体力が…正直ピークを踏むのは諦めようかと何度も思ったが、気持ちを切り替えながらゆっくり上っていく
正直ピークを踏むのは諦めようかと何度も思ったが、気持ちを切り替えながらゆっくり上っていく
上れど上れどピークまでの距離が縮まった感じを受けない（泣）
めっちゃテンションアップ↑↑↑
ここも一歩間違えれば下まで止まらないだろう…
尾根を外さないように慎重に下っていく
右端の切り株からの眺めが良い
（写真55〜58）
それにしても急坂だな（怖）
あっ、左側に今日一番危険な箇所のルンゼが（汗）
改めて見てみるとやっぱりヤバいと感じる（怖）上り以上に足を震わせながら慎重に慎重を重ねて下っていく
写真だと高度感が伝わらないのが残念
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上り以上に足を震わせながら慎重に慎重を重ねて下っていく
写真だと高度感が伝わらないのが残念
往路は登山道だったが、復路は遊歩道を選択っ！
感想
GW後半は風邪で休養していたため、山歩きに行きたくてウズウズしていた今週は、なかなか行けなかったルートの中から天気が良さそうな空木岳を選択。
前夜に出発し、まずは駐車スペースを探すと登山道入口第2取付点の近くに駐車スペースがあったため、そこで車中泊する。
土曜日から降り続いていた雨も、起床時間の3時半には既に止んでおり、天気は予報通り問題ない感じ。
準備をして予定通り4時半に出発っ！
登山道入口第2取付点からは整備された登山道で緩やかに上っていくため、ウォーミングアップに良い。
日の出も近いようで少しずつ明るくなってくる。
そんな中、軽快に上っていくと林道終点に到着する。
林道終点は（今は進入できないが）駐車スペースとなっていて休憩所やトイレもあり、また開けていて南アルプスが一望できる。
ちょうど日の出になったこともあり、素晴らしい南アルプスが望めたため、もうここで満足〜！！なんて思ったが、我に返って空木岳に向かう。
林道終点の奥にある事実上の登山道入口から向かうが、登山道は整備されていて、しかも緩やかな上りで歩きやすいので、春の草花を探しながら軽快に上っていく。
しばらく上っていくと、やがて池山小屋入口に到着する。
ここから空木岳へは登山道と遊歩道で向かうことができるが、登山に来たんだから登山道だぁ〜と思い、往路は登山道を選択する。
この辺りから残雪が出始めるが、そんなに苦ではない。
道端にニリンソウがある！と思い写真撮影し、辺りを見回すと至る所に咲き乱れていることに気付き、しばし観賞する♪
この後上っていくが、尻無まで咲き乱れていた。
尻無から先は急登が始まり、残雪も増えてくる。
更に上っていくとヤセ尾根に入り、一歩間違えればどこまでも滑っていきそうな危険個所が増えてくる（汗）
アイスバーンとなっている大地獄や小地獄をクサリなどを使用しながらクリアし、安堵したのもつかの間、今日一番の危険個所と思ったルンゼの直登が現れる（汗）
夏道は左に巻いて迷尾根を経由するようだが、、、自分のスキルで大丈夫なのだろうか…
幸いなことに雪が緩んでいてキックステップとピッケルで上っていけそうだったので覚悟を決め、慎重に慎重を重ねて上っていく。
無事に上り切った後は、下山時のことを考える（てか、上る前に考えなければならないはず…）
ハァ〜
気のせいかもしれないが、その先から目印が少なくなり、辺りをキョロキョロしながら上っていくと、やがて開けた場所に出て、正面には空木岳、右手には千畳敷カールを始めとする中央アルプスの稜線、左手には南アルプスが一望できる。
ヨナ沢の頭付近の小ピークっぽい。
この先から残雪の緩み具合が最悪で踏み抜く機会が増えてくる。
更に上っていくと森林限界を超え、空木岳のピークが目の前に現れるが、踏み抜き地獄が始まり、体力と気力を奪っていく（泣）
上れど上れど空木岳のピークが近づかないヨー
もうピークは諦めようと何度も頭をよぎったが、その都度深呼吸して気持ちを落ち着かせて気持ちを奮い立たせる。
そんなこんなで、駒石を通過し、駒峰ヒュッテを通過し、バテバテになりながらピークを踏む！
ウッシャァァァァァァァー、と大声で叫び、ガッツポーズ！
もう最高の天気と景観、達成感で感無量！
写真、パシャパシャ！
そんな感じでピークを堪能していたが、上りに想定以上の時間が掛かったため、めっちゃ名残惜しいが下山を開始する（泣）
森林限界までは、何度も何度も振り返って景観を堪能するが、それもおしまい（泣）
また来るね〜と叫んだ後、森林の中に消えていく…
下山は、ルンゼの直登や大地獄・小地獄、ヤセ尾根に加えて、迷いそうな所もあり、細心の注意を払って下っていく。
無事に尻無まで下って来れた時、少々早いが安堵する。良かったヨー
尻無からは遊歩道を選択して下山してみることにする。
遊歩道はダテカンバが綺麗で、木々の間から中央アルプスの稜線が見えてハイキング気分♪
軽快に池山小屋入口、池山分岐を下っていくと、林道終点に到着する。
林道終点から見える南アルプスは相変わらず素晴らしく、またまた写真に収める（汗）
後は駐車スペースに向けて下っていくと無事に到着するっ！
到着した時の安堵感といったらハンパなく、感動に似た感情が込み上げてくる（嬉泣）
そういえば空木岳を目指す方とは会わなかったなぁ〜（寂）
今回の山歩きはたまたま無事に下山できたが、正直今の自分の実力・経験ではまだ早いものであると猛省した。
でも本当に素晴らしかったヨー！！
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