幌尻岳
- GPS
- 19:06
- 距離
- 46.9km
- 登り
- 2,585m
- 下り
- 2,569m
コースタイム
- 山行
- 18:28
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 19:07
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
冬の幌尻岳には過去に2回ほどチャレンジしている。そのときは天気がいまいちで幌尻岳までたどり着けなかった。2回とも宿泊装備を持っての登山だ。泊りとなると荷物も増えるし重いザックを背負っての登山はペースも上がらない。それに冬の北海道で連続して晴れの日なんて少ない。それなら快晴予報の日を狙って日帰りした方が確実に登れるのではと思った。過去2回の記録から日帰りも可能だと感じた。快晴予報の休日。冬の幌尻岳に日帰りで登ってみることにした。
スタート時の気温マイナス8度。そこそこ寒い夜だった。暗闇のチロロ林道をひたすら進む。ラッセルもなく軽快だった。今日は長丁場になるので後半にバテないようあまり急がず歩いた。二ノ沢辺りまで進んでようやく空が明るくなる。正面にはヌカビラ岳も良く見える。予報通りの快晴の空にモチベーションも上がった。尾根は雪が硬めだったため沢沿いに登っていく。
稜線まで登ると正面に幌尻岳の雄姿がドーン。これから進む稜線もくっきり見えた。遠くにも色々な山が見える。北海道の全ての山が見えるのではないかと思えるほどの大パノラマだった。感動。ヌカビラ岳手前でスキーをデポ。アイゼンを履いて稜線をトボトボ歩いていく。快晴の稜線歩きは楽しい。朝のうちは踏み抜きも少なくて快適な稜線歩きだった。
北戸蔦別岳と戸蔦別岳間の岩稜地帯は登ったり巻いたりしながら進む。戸蔦別岳は登らず巻いた。太陽が昇るにつれ気温が上がってくる。暖かくなってきたせいか踏み抜きが増えてくる。コルから幌尻岳への登りはズボズボなところが多くてあまりペースも上がらなかった。正面に幌尻岳が見えているのになかなか近づいてこないのだ。山頂が近づくと冷たい風が吹いていてちょい寒かった。
そんなこんなで幌尻岳の山頂に到着。山頂からも360度のパノラマ風景が広がっていた。絶景。ずっと冬の幌尻岳に登りたいと思っていたので感無量だった。しかし帰りも長いためあまりゆっくりしている時間もない。早々に山頂を後にした。登ってきたルートを戻る。
帰りはさらに気温が上がって踏み抜き度がさっきより酷くなる。ズボズボ。アイゼンに雪団子も大量に付いて歩きづらかった。ズボズボの稜線歩きは疲れる。それに暑さのせいで思いのほか水の消費も早くて焦る。仕方がないので天然のかき氷をボリボリかじりながら歩いていた。デポ地点まで戻ってスキーを履く。
登ってきたルートを滑り降りる。超重い雪でまともに滑るのはほぼ困難だった。ひたすら斜滑降しながら標高を下げた。二ノ沢出会いで再度シールを付ける。今度はシールに大量に雪団子がこびり付くようになる。勘弁してほしい。しばらくして涼しくなったところでようやく雪団子地獄から解放された。
暗くなる前までに取水施設まで戻ることが出来た。水がなかったため沢で500mlぐらい汲んでおく。あとは林道を戻るだけだけど…。疲れた体で長い林道を戻るのはマジ苦行だった。辛い。しんどい。スマホで音楽を聴きながら気を紛らわした。
3回目にしてようやく冬の幌尻岳へ登ることが出来て嬉しい。超絶に疲れたけど日帰りの方が軽快に歩けて快適だった。稜線はスキーが使えそうな場所も多かったのでデポしないで状況に応じてスキーを使った方がもっと早く下山できたような気がする。
【過去の山行記録】
北戸蔦別岳 2021年02月11日(木) 〜 2021年02月12日(金)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2917644.html
幌尻岳(ヌカビラ岳手前で強風撤退) 2020年03月27日(金) 〜 2020年03月28日(土)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2279896.html
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