針ノ木岳 マヤクボ沢BC
- GPS
- 09:49
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,514m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上りは上に行くほど傾斜がきついので、登山者のステップ使えるなら、シートラの方が楽だと思う。 雪渓下部はデブリがひどい。帰りはスキーは履いたままで林道まではいけた。 |
写真
感想
この時期の北アの眺めとスキーを楽しもうと思い、眺望絶佳の針ノ木岳に行くことにした。
夜20時過ぎに、さいたま市の自宅を出て、扇沢の無料駐車場に0時半過ぎに着いた。
ものすごい星空だった。駐車場は空いていた。すぐにシュラフに潜る。
テントで騒いでいるパーティーがある。若者だろうか、まあいいか。
18日(土)
5時前に起きる。当然、もう明るい。いい天気だ。外を見ると彼方此方からBCスキーヤーが出動している。
自分もそうしたかったが、起きれなかった。昨晩騒いでいたテントのほうを見ると、熟年3名が出てきた。
準備を済ませ6時過ぎに出発。登山口の横から林道をしばらく歩いて河原に下りる。沢の右岸の雪の上を歩き、堰堤をいくつか越す。
最後の堰堤を越したところで、シール登高となる。クトー(スキーアイゼン)も最初からつけておく。針ノ木岳ははるか遠く。
淡々と高度を上げる。振り返ると爺が岳。マヤクボ沢出合付近(標高2226m)で大休止。けっこうキツい。とりあえずマヤクボコルに向かう。
下から見ると緩そうだが、傾斜は段々とキツくなる。右手の石の出ているところを使って、シートラ(スキーを担ぐ)に切り替え、アイゼンをつける。
これが正解、登山者のステップ跡を使えば、楽に高度を稼げる。とはいえ、しんどいけど。直登で喘ぎ、最後長いトラバースを凌いで、
何とか、針ノ木岳とスバリ岳の鞍部、マヤクボコルに到着。剱、立山とその下の黒部湖の眺めが最高。ここで小休止。
このままスキーを担いで針ノ木岳の頂上まで上がろうかとも思ったが、このままコルから滑ることにし、針ノ木岳はカラ身でピストンすることにした。
アイゼンをつけたま上がる。針ノ木岳へは夏道がほとんど出ていたが、一か所、雪のトラバースがいやらしかった。30分弱でたどり着いた頂上は絶景だった。北に続く後立山の稜線、剱立山から薬師への稜線も素晴らしいが、針ノ木からの北ア南部の眺めが好きだ。
餓鬼岳から燕岳への稜線、すぐ隣の蓮華岳から烏帽子・野口五郎に続く稜線、黒部湖から読売新道を経て赤牛・水晶に続く稜線が並び、
その奥に槍穂高が控え、手前に高瀬ダムのグリーンの水面が美しい。360度の山々の眺め。
個人的には、野口五郎岳と針ノ木岳が2大眺望の山と思う。山頂ではスキーヤー、ボーダー、登山者が寛いでいた。
眺めを堪能してコルに戻るが、スキーには頂上直下からの斜面も楽しそうだった。
準備を済ませ、さあ滑ろう。斜滑降で様子を見るが雪はシャリシャリだ。ターンは問題ない。大きなジャガイモがたくさん転がる。
あっという間に高度を下げる。もったいないので大きなターンでいく。頂上付近からのラインと合流し、雪渓の上部まではまあまあだった。
雪渓の中ほどまで来ると雪も汚れ、デブリを避けながら滑る。登りの時よりも荒れた感じがする。
最後雪を拾いながら、堰堤を越し、スタート地点に戻って滑走終了。林道を歩いて戻る。トロリーバス5、6台が満員の乗客を乗せて戻ってきた。
大町温泉郷の薬師の湯で汗を流す。登山シーズンもまだのせいか、いつもより空いていた。帰りの上信越道、関越道も空いていて順調に帰宅した。
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