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Yamareco

記録ID: 301987
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

晩春の南八ヶ岳(美濃戸口-赤岳-権現岳-天女山-甲斐大泉駅)

2013年05月24日(金) 〜 2013年05月25日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.9km
登り
1,785m
下り
2,128m

コースタイム

【1日目】
10:00 美濃戸口 - 11:00 美濃戸山荘 - 13:00 赤岳鉱泉 - 14:30 行者小屋 - 17:00 赤岳山頂
【2日目】
6:30 赤岳山頂 - 8:30 キレット - 10:00 権現岳 - 11:00 三ツ頭 - 13:00 天の河原 - 14:30 甲斐大泉駅
天候 5/24
5/25
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
【往路】
JR中央本線 富士見駅よりタクシーで美濃戸口(4000円)
【復路】
JR小海線 甲斐大泉駅
コース状況/
危険箇所等
【美濃戸山荘→赤岳鉱泉】
 赤岳鉱泉の少し手前から残雪がありました。
【赤岳鉱泉→行者小屋】
 深い所で50センチくらいの残雪がありました。
【行者小屋→文三郎尾根】
 鉄梯子の下まで残雪がありました。軽アイゼンでは少々滑ることも。
【赤岳→権現岳】
 岩場は雪無し、樹林の中に少しだけ残雪あり。アイゼン不要です。

上記以外は残雪もぬかるみもありませんでした。
トイレは登山口と各山小屋、天女山にあります。
美濃戸口。
新緑の林道を歩きます。
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新緑の林道を歩きます。
タチツボスミレ。スミレ類は最盛期でたくさん咲いていました。
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タチツボスミレ。スミレ類は最盛期でたくさん咲いていました。
オオタチツボスミレ。
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オオタチツボスミレ。
登山口近くに咲いていたヒトリシズカ。
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登山口近くに咲いていたヒトリシズカ。
三角屋根の美濃戸山荘。ここから北沢ルートに入ります。
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三角屋根の美濃戸山荘。ここから北沢ルートに入ります。
アカネスミレ。色が濃いスミレです。
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アカネスミレ。色が濃いスミレです。
コミヤマカタバミ。苔生した岩の上にたくさん咲いていました。
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コミヤマカタバミ。苔生した岩の上にたくさん咲いていました。
広い河原に出ました。
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広い河原に出ました。
ミヤマスミレ。
コミヤマカタバミ、絵になる花です。
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コミヤマカタバミ、絵になる花です。
雪解け水が轟々と流れていました。
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雪解け水が轟々と流れていました。
シロバナヘビイチゴ。
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シロバナヘビイチゴ。
標高2000メートル付近に群生していたキバナノコマノツメ。変な名前だけどスミレの高山種です。
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標高2000メートル付近に群生していたキバナノコマノツメ。変な名前だけどスミレの高山種です。
北沢を登っていくと横岳が見えてきました。
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北沢を登っていくと横岳が見えてきました。
ブカブカの残雪は歩きづらく余計な体力使いました。
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ブカブカの残雪は歩きづらく余計な体力使いました。
解凍中のアイスキャンディー。
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解凍中のアイスキャンディー。
行者小屋付近から赤岳と中岳。
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行者小屋付近から赤岳と中岳。
登っても登っても先が見えない文三郎尾根の階段。
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登っても登っても先が見えない文三郎尾根の階段。
横岳〜赤岳のルンゼを間近に見ながら。
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横岳〜赤岳のルンゼを間近に見ながら。
稜線が見えてきました。もうバテバテ〜
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稜線が見えてきました。もうバテバテ〜
やっと稜線に着きました。横岳の雄大な眺めです。
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やっと稜線に着きました。横岳の雄大な眺めです。
キレット分岐。このあたりでペットボトルの水が底をつき、水筒のお湯を冷まして飲む。
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キレット分岐。このあたりでペットボトルの水が底をつき、水筒のお湯を冷まして飲む。
最後の登りは鎖場の連続。
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最後の登りは鎖場の連続。
赤岳山頂。一等三角点がある南峰。
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赤岳山頂。一等三角点がある南峰。
清里・奥秩父方面の眺め。手前は影赤岳。
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清里・奥秩父方面の眺め。手前は影赤岳。
北峰から夕日に染まる南峰を眺める。
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北峰から夕日に染まる南峰を眺める。
横岳〜北八ヶ岳方面。
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横岳〜北八ヶ岳方面。
蓼科山の左に霧ヶ峰高原、一番奥の稜線は立山連峰。
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蓼科山の左に霧ヶ峰高原、一番奥の稜線は立山連峰。
北岳も夕日に照らされています。
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北岳も夕日に照らされています。
日本画風に、北斎の"凱風快晴"を真似てみました。
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日本画風に、北斎の"凱風快晴"を真似てみました。
北アルプスに沈む太陽。中央左の白い部分は諏訪湖です。
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北アルプスに沈む太陽。中央左の白い部分は諏訪湖です。
日没直後、穂高連峰・槍ヶ岳がクッキリ。
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日没直後、穂高連峰・槍ヶ岳がクッキリ。
素晴らしい眺めでした。
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素晴らしい眺めでした。
東の空には満月が出ていました。
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東の空には満月が出ていました。
赤岳頂上山荘。
朝靄に浮かぶ富士。
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朝靄に浮かぶ富士。
南アルプス(白峰三山と甲斐駒ヶ岳)
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南アルプス(白峰三山と甲斐駒ヶ岳)
足元が赤く染まっていきます。
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足元が赤く染まっていきます。
モルゲンロートの阿弥陀岳。
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モルゲンロートの阿弥陀岳。
それでは出発〜
赤嶽神社。
風が弱く、上空3000メートルあたりにスモッグの層が滞留しています。
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風が弱く、上空3000メートルあたりにスモッグの層が滞留しています。
竜頭峰と権現岳。天を突く姿はカッコイイ!
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竜頭峰と権現岳。天を突く姿はカッコイイ!
切り立った岩場の鎖場。足元を見ながら下りるので結構怖い。
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切り立った岩場の鎖場。足元を見ながら下りるので結構怖い。
5月はイワヒバリの繁殖シーズン。たくさん飛び交っていました。
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5月はイワヒバリの繁殖シーズン。たくさん飛び交っていました。
キレットから。右の尾根が阿弥陀南陵で正面の低い山が立場岳。
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キレットから。右の尾根が阿弥陀南陵で正面の低い山が立場岳。
高山植物の時期には早いですが、標高2500メートル地点で僅かに咲いていたミヤマキンバイ。
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高山植物の時期には早いですが、標高2500メートル地点で僅かに咲いていたミヤマキンバイ。
ツルネから権現岳。
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ツルネから権現岳。
ギボシ(権現岳の西峰)
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ギボシ(権現岳の西峰)
このトラバースは足場が狭くて怖かった。
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このトラバースは足場が狭くて怖かった。
あの2本の線はもしや(ー"ー;)
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あの2本の線はもしや(ー"ー;)
ビル5階分くらいの長いハシゴでした。登り切るまで下を見てはいけない…。
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ビル5階分くらいの長いハシゴでした。登り切るまで下を見てはいけない…。
権現小屋と編笠山。正面奥は中央アルプス、その右に御嶽〜乗鞍。
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権現小屋と編笠山。正面奥は中央アルプス、その右に御嶽〜乗鞍。
権現岳山頂(東峰)。いつの間にかスモッグの層が無くなり空がきれいになりました。
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権現岳山頂(東峰)。いつの間にかスモッグの層が無くなり空がきれいになりました。
山頂の岩塊。
権現岳から望む八ヶ岳中心部。威風堂々の山容です。
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権現岳から望む八ヶ岳中心部。威風堂々の山容です。
少し下りて見上げる権現岳。
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少し下りて見上げる権現岳。
南アルプスや中央アルプスの眺めが良い三ツ頭。
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南アルプスや中央アルプスの眺めが良い三ツ頭。
さらに下って前三ツ頭。この先で樹林帯に入ります。
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さらに下って前三ツ頭。この先で樹林帯に入ります。
アカフタチツボスミレ(葉脈が赤色)
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アカフタチツボスミレ(葉脈が赤色)
急な樹林帯を降りた先は緩やかな道です。後ろは三ツ頭。
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急な樹林帯を降りた先は緩やかな道です。後ろは三ツ頭。
フデリンドウがたくさん咲いていました。
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フデリンドウがたくさん咲いていました。
サクラスミレ。大ぶりな花は目立ちます。
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サクラスミレ。大ぶりな花は目立ちます。
サクラスミレの亜種、チシオスミレ(葉の裏が紫色)
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サクラスミレの亜種、チシオスミレ(葉の裏が紫色)
天の河原。富士山がよく見える展望スポットですが、逆光で写りませんでした。
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天の河原。富士山がよく見える展望スポットですが、逆光で写りませんでした。
新緑が気持ちいい森を歩きます。ミツバツツジも満開!
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新緑が気持ちいい森を歩きます。ミツバツツジも満開!
ミツバツチグリ。八ヶ岳では控えめに咲いていました。
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ミツバツチグリ。八ヶ岳では控えめに咲いていました。
シロバナエゾタチツボスミレのようです。スミレは種類が多くて見分けがつかません。
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シロバナエゾタチツボスミレのようです。スミレは種類が多くて見分けがつかません。
天女山の駐車場が見えてきました。
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天女山の駐車場が見えてきました。
無印スミレ。
ズミ(コナシ)
巨大な山頂の石碑。天女山は花の山でした。
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巨大な山頂の石碑。天女山は花の山でした。
ミヤマウグイスカグラ。
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ミヤマウグイスカグラ。
シロヤブケマン。
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シロヤブケマン。
山頂から10分ほどで天女山の登山口に着きました。
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山頂から10分ほどで天女山の登山口に着きました。
登山口から駅まで3キロほど車道を歩きます。こんな道をドライブしたら気持ちよさそうだ。
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登山口から駅まで3キロほど車道を歩きます。こんな道をドライブしたら気持ちよさそうだ。
寂れた神社の境内がキンポウゲの花畑になっていました。
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寂れた神社の境内がキンポウゲの花畑になっていました。
立ち寄り湯は甲斐大泉温泉。広い露天風呂が気持ちいい温泉でした。
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立ち寄り湯は甲斐大泉温泉。広い露天風呂が気持ちいい温泉でした。
小海線甲斐大泉駅に到着。
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小海線甲斐大泉駅に到着。

感想

1年ぶりの八ヶ岳。今年は最高峰の赤岳に登りました。5月は忙しくて山行の予定も無かったのですが、急に代休が取れたので急いで準備。この機会を逃すと梅雨に入ってしまう。

富士見駅を降りて駅から500メートルくらい離れたセブンイレブンで食料を調達し、近くの町役場からタクシーに乗ろうと思ったら1台も待機していない・・・都会の常識は通用しないようで、駅まで戻って乗車。

登山口から標高2000メートル付近までは春の花が咲き乱れ、なかなか足が進みませんでした。ズボスボ沈む残雪地帯では体力を消耗し、中山展望台は諦めました。

文三郎尾根は急登の残雪に足を取られ、延々と続く階段でヘロヘロになりましたが、徐々に近づいてくる山頂を見ると不思議と力が湧いてきます。
山頂からの眺めは文句なしですね。

頂上山荘は宿泊客3人だけで恐ろしく空いてました。当然夜も静かで快眠、朝起きられずご来光を見逃してしまいました。たいてい、明け方になると周りがゴソゴソして目が覚めるんですけどね。

2日目も天候が良く、赤岳から前三ツ頭までの稜線は見晴らし抜群でした。あまり水をガブガブ飲む方ではないのですが、暑くて水分補給が多くなり天女山登山口に着いた頃には500mlのペットボトルがほとんど空でした。

鎖場とハシゴだらけのコースを歩いたせいか、翌日は腕が筋肉痛になりました。

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コメント

いい連休代休でしたね〜♪
1月に赤岳鉱泉までゆるり雪山ハイクして来たことが
懐かしく思い出される一方で、アイスキャンディーの
解体現場には悲しいものが

雪は残っていても、 の多さで春が来たんだなって
嬉しくなりました

雪山でない八ヶ岳なら、私にもチャレンジできるかなぁ・・・
でもあの長いハシゴは無理かなぁ・・・
2013/5/29 6:20
>Liccaさん
1月のレコ覗いてきました!
ほっこり真冬の赤岳鉱泉も良さそうですねspa

アイスキャンディーもう残り僅かでしたが、
あんなに大きかったとはsweat01

あのハシゴ、長さもさることながら地面から結構離れていて、
スリルがありました。ハシゴフェチには至高のコースですね。

雪が無ければ中山展望台から山頂まで、
2時間ちょっとの散歩道ですよ
2013/5/29 22:59
素晴らしい八ヶ岳♪
まったく予定してなかったのですが、
写真見て早速行きたくなってしまいました

ってtabidoriさんのように晴れるかどうか
高山植物 も気づかず通過してしまいそうです。

残雪にだけは足を取られたりして
腐ってるんでしたら滑り止めは要らないですよね?
2013/6/2 21:59
>guruさん
こんばんは!

実は鳳凰山に登るつもりで準備したのですが、
6月までバスが運休だったので八ヶ岳に変更しました。
南アルプスの上の方はまだ真っ白だったので、南ア行ってたら
悪戦苦闘していたかも・・・と山小屋でまったりしてましたjapanesetea

予想外に雪が深かったので、6月前半頃までは滑り止めは
持って行った方がいいかもしれません。
急斜面はアイゼン無しだと全く登れませんでした

見晴らしがいい山なので、晴れればほんと最高ですよ〜
2013/6/4 1:02
プロフィール画像
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