天川川合〜狼平〜弥山〜八経ヶ岳〜楊子の宿〜明星ヶ岳〜カナビキ尾根〜天川川合
- GPS
- 14:13
- 距離
- 35.0km
- 登り
- 2,375m
- 下り
- 2,360m
コースタイム
7:50 天川村役場
10:02 栃尾辻(休憩10分)
10:42 カナビキ尾根分岐
11:36 高崎横手
11:55 狼平(昼食20分)
13:11 弥山
13:34 八経ヶ岳
13:52 弥山辻
15:14 舟の峠
15:44 楊子の宿
26日(日)
5:10 起床(朝食など)
6:32 楊子の宿
6:58 楊子の森(休憩10分)
7:20 舟の峠
8:18 禅師の森(休憩5分)
8:50 弥山辻
9:15 日裏山
9:33 高崎横手
10:12 カナビキ尾根分岐
11:57 熊渡
12:50 天川村役場
天候 | 2日間とも超快晴!大晴快! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥駆道の明星が岳を過ぎてから数カ所ザレた所とか、ロープを使う所がありました。 5月26日のルートは、GPSロガー電池切れで、登山地図を元に作成しましたが、、カナビキ尾根から林道までのルートは超アバウトです。 |
写真
感想
今回は「初づくし」です。
まず、初の大峰山系、初のお泊まり(避難小屋)、初の車移動。
普段の行いのせいか今回も超快晴!
6時過ぎに我が家を出発。R371からR24橋本道、R370からR309。ルート検索では2時間ほどだったが、1時間半で到着。
天川村役場に駐車させていただき、ついでにトイレも借りました。
本当に天川村さんありがとう、です。
7時50分、予定より10分早めの出発。役場を出て右へ5分ほど。弥山登山口です。いきなりの急登です。すぐに汗が出てきますが、今回買ったグレゴリーZ40、快適です。汗は出るものの、背中はそこそこ気持ちよく、汗が直ぐに乾きます。
30分くらい登って、林道を横切って、高度も上がり北の方角を見ると大和葛城山から金剛山、岩湧山あたりが見えます。
登山地図では栃尾辻まで2時間45分ですが、10時2分、2時間12分で到着。
小休止です。いつもは5分で出発ですが、今回は泊まりと言うことで、シュラフとかはもちろんのこと、ビール3缶、焼酎2合、ワイン200mlくらい。それに、食事用の水1l、行動用のスポーツ飲料1l。荷物は13.2kg。ちょっと、肩がしんどい、なので10分間休憩。
快晴の日差しに空の青と新緑の緑、そして春の空気。最高の気分で順調に高度を稼ぎます。
結構沢山案内板があり、きょろきょろしながら登っていくと「金引橋」の表示。
ヤマレコの記事でもそうですが、登山地図にも「踏み跡不明瞭」と書かれています。左前方斜面にテープを見つけました。明日は、これを目印に下るのだ。
少しだけ急登を登ってゆったりと歩いていると、また案内板です。高崎横手。狼平への分岐です。11時半。このままいけば12時前には狼平です。とすれば、今日は楊枝の宿までか。
有名な吊り橋が見え、狼平に到着。次回は滝を見てこの橋を渡ってくるぞ!
河原に降りて夕食時に飲む予定の缶ビールのうちの1本と、今日はテルモスの湯でカップ麺とおにぎり2個。
ビールもまだよく冷えてて、最高の昼食です。
12時20分頃、ビールの酔いを少し感じながら木製階段を弥山に向け登っていきます。
どこの山に行ってもそうですが、階段、はしご、微妙に歩幅が合いません。
木製階段に足を取られながら弥山、八経ヶ岳、頂仙岳を眺めながらしばらく歩くと弥山神社の鳥居が見えてきます。その向こうに弥山小屋も。
参拝を済ませ小屋方面まで戻ると沢山の登山者です。ちょうど昼時ということもあり、たいそう賑やかでした。
13時15分、八経ヶ岳に向け出発。登山地図では楊枝の宿まで2時間45分。16時頃到着予定、まずまずかな。
ちょっと下ってちょっと登って、八経ヶ岳山頂、八剣山ともいうのだそうです。
近畿の最高峰に立ちました!カシミール3Dで山頂からの展望図を作成して持ってきたのですが、確実に山座同定ができたのは山上ヶ岳のみ。大台ヶ原もなんとなく、あれかな?くらい。これから向かう仏生が岳、釈迦ヶ岳もたぶん、あれかな?・・・。
天気もよく日差しは強いのですが、風も強く、気持ちいいというか、ちょっと陰ると涼しいくらいで、休憩時間短めで、楊子の宿に急ぎます。結構逆向き(僕から見たら)の方も多く、途中で何人かの方と挨拶ついでに行程などを聞いてみると、楊子の宿まではまだ、結構あるそうな・・・。
ちょっと落ち込みながら下りを小走りに歩いていると、石ころに足を取られ転倒、木の根っこに支えられて、なんとか滑落?を逃れました。気が緩んでいたのと、疲れからか、着地の足下が安定していなかった・・・。
それからは、慎重に、走れるところ以外は歩いて、でも、結構なザレ場が続き、高巻きしようか迷うような場面とか、ロープ伝いに下る場面とか、高所恐怖症の僕には、ハードなコースが続きます。
いつもは、余り地図を見ないのですが、初めての山域と言うこともあり、また、あんまり遅くならないうちに避難小屋に着きたいと思う気持ちもあり地図を片手に歩きます。大体登山地図の所要時間の70%位で歩いていたのですが、遂に、100%で。舟の峠から楊子の森まで15分、更に避難小屋までは15分以上。
しかし、16時前には小屋に着き、先着者に挨拶をして、まずは、水くみに出かけました。
水場の表示は分かりにくく(というか、手前から谷に下る足跡が沢山あって、ついつられて別の谷を下ってしまった・・・)、水くみで20分近く掛かり、やっと、小屋に帰り一息ついて、同宿の方たちとちょっと話をします。
どうやら、4人連れで愛知県から来られて、行者還トンネルと釈迦ヶ岳に
車をおいてそれぞれから登って楊子の宿で合流だそうな。
そういう山行きもあるのですね。
いろいろ、お話を伺いましたが、4人中3人が山小屋、1人だけテントで。テントの方は鼾が大きいらしい・・・。(その話をしてくれた一番の経験者らしい方は僕の隣に寝たのだが小屋の中では一番の鼾歯ぎしりの主でした)
初めての夕食はレトルトカレーとレトルトご飯。それに乾燥海藻(水戻し)にツナマヨ掛けのサラダです。残りの缶ビール2本も冷凍して持ってきたのがちょうど良い飲み頃。更に赤ワインに、芋焼酎のお湯割り。いつもの晩酌より豪勢な?ラインナップ!
食事は18時頃には終わり、既に同宿者はシュラフの中。皆さん軽い寝息や小さな鼾。僕は窓の外が暗くなるまでは本でも読んでいようと思い、小さなヘッデンの明かりで、本を読みます。19時半になってもまだ外は明るい。そう、今日は満月だったのです!
しかし、疲れからか、過剰な?アルコール摂取からか20時半頃には隣の鼾も、小屋の外からの鼾も(テント泊の方、外で正解です、とてつもなく大きな鼾!)子守歌となって初のシュラフデビューを盛り上げてくれました。
26日は、5時起き6時出発の予定でしたが、起きたのは5時10分ですが、出発は6時30分。段取りが悪くこれからの反省(研究?点です)。
しかし、悪いことばかりではありませんでした。山小屋前からルートである奥駆け道を見上げると誰かがこちらをじっと見つめているではありませんか。最初はよくわかりませんでしたが、「鹿」です、しかも3頭。野生の鹿を見たのは初めてなので、どうしていいかしばらくぼーっとお見合い状態。
しばらくして、こちらが動くとやっと、樹間の傾斜地に移動しました。
実は昨日、右足の踵の皮がむけ(靴と靴下のマッチングが悪かった?)初めて救急セットを使い、少しだけ気にしながら歩き始めたのですが、スピードが上がりません。楊枝の森まで15分のところ25分もかかり、再度、救急絆を貼り替え靴紐を調整し直して歩き始めます。
今日は12時くらいに天川村役場に着く予定ですが、出発も30分ほど遅れ、足の状態もよくないので13〜14時くらい?ちょっと予定を後にずらすことにしました。
昨日はほとんど地図を手に持ったまま歩いたのですが、今日は逆に戻るコースなので地図を開かず歩きましたが、予定より30分ほど早く弥山辻に到着。いつもの癖で十分確認せず、何気なく八経ヶ岳方面に・・・。
30mくらい行って気がつき日裏山方面に向け歩き出します。
昨日の奥駆け道がさすが修験道の道?らしかったせいか、このルートは緩やかな下りでルートも幅広くわかりやすくしかも樹林帯の中を歩くので、今の季節のハイキングには最高です。右踵のことも忘れ、トレッキングシューズであるにもかかわらず思わずトレラン?
同じ時間帯に下っていた女性の方、家族連れの方等、びっくりさせてしまったかもしれません、すみませんでした。
日裏山からの眺望もよく弥山、八経ヶ岳、頂仙岳、そして金剛山地方面がきれいに見えます。
さらに気持ちよく高崎横手、カナビキ尾根分岐と下っていきます。
カナビキ尾根分岐では、昨日確認しておいたテープを目印に下っていきますが、二つ目のテープがわかりません。ヤマレコの記事を思い出しながらよーく目をこらすと、谷に向かって右斜め下にテープを発見。それからは、短い距離で頻繁にテープが巻かれていることに感謝しながら結構急に下っていきます。
途中1回すべって左肘をすりむきましたが、まぁ、なんとか林道に到着。すでに11時20分だったので、本日の昼食カップラーメン。朝食の時レトルトの炊き込みご飯を温めた湯をテルモスに入れていたので、3分のところ4分待って食べました。食後のコーヒーも飲んでいざ出発。
林道から白川八丁への分岐はすぐと思っていたのですが、(地図を見ていなかったので)結構歩きました。いやになった頃、有名な案内板を見つけ、しばらくで熊渡に到着、11時55分。
これから、R309をみたらい渓谷沿いに歩きます。道幅の狭いところもあるので車に注意。
白倉橋で、渓谷の売店のお姉さんに吊り橋から村役場までの行き方を教えて貰い、みたらい渓谷を満喫しながら、最後のロードを終え12時50分、無事に天川村役場に着きました。
今日はまだ、用を足していないのでまたトイレを借り、すっきりした気分で天の川温泉に。
超満足感と達成感、そして次回の山への期待感で一杯の二日間を温泉の湯でかみしめながら ,幸せを感じたのでした。
今回の反省点:
1.靴と靴下はきちんとマッチングして(というか靴が小さいのか??)
2.宿泊に関して、必要な物品の再点検。更なる軽量化へ!(軽い装備に買い換えるという話ではありません)
3.花の名前を少しは覚えようよ
※添付した写真が中途半端です。実は今回は余り花には期待していなかったのですが(オオヤマレンゲにはちょっと早い?でも、自生地にはそれらしいのは有りませんでした)、沢山の花に出会えてとても嬉しかったのに、名前が・・・
もう少し経験を積んで、近いうちに弥山川を遡行して狼平に行きたいです。
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