立山



- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 581m
- 下り
- 577m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷・薬師の湯。ココイチ安曇野店で黒部ダムカレー。 |
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
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感想
今回は愛弓ちゃん、純子さんと立山に日帰り山行だ。天気予報は今日明日ともに立山方面は快晴の見込みだ。気温も高そうで、快適な春山登山ができそうだ。
さすがに平日なので中央道も渋滞は無く梓川SAで15分ほど休憩し、穂高駅近くのコンビニで朝食を買った以外はひたすら走る。
1:15立山黒部アルペンルートの長野側玄関口の扇沢ターミナルに到着。
市営の無料駐車場は20台くらいの車があるもののガラガラ。しかし未舗装なうえにトイレまで100mくらいあるので、扇沢ターミナル近くの有料駐車場(1,000円/日)に入る。有料駐車場は3ヶ所あるが一番駅に近い最上段でも車は3台くらいしか無い。流石に平日だ。
車の横にワンタッチテントを張り、マットを敷いて寝袋で仮眠。2:00就寝、空には満天の星が輝いている。
夜中風が時々強く吹き、テントがバタバタと煽られていた。誰もいなかったら飛ばされそうだ。
5:30起床。愛弓ちゃんと純子さんはまだ爆睡中。外に出るとピーカン!扇沢ターミナル越しの後立山の鳴沢岳から赤沢岳の白い稜線が美しい。
夜が明けても車は増えておらず、400台収容の有料駐車場には5台しか車が無い。絶好の春山シーズンかつ好天でも平日とはこんなものなのかと驚く! 駐車場の駅寄りにあるきれいなトイレで洗面して目を覚ます。
6:00に愛弓ちゃんと純子さんを起こし、お湯を沸かしてカップスープを作り、テントの中でコンビニ朝食。
装備を整え、7:15に扇沢ターミナルへ。扇沢〜室堂往復の運賃は8,800円。10kg以上の荷物は荷物代1,000円必要。10kg超かも知れないが、窓口の人から「10kgありませんよね?」と言われて頷いてしまった。
7:30の始発の関電トンネルトロリーバスの乗客は20人くらいしかいない。大半はスキーやスノボを持った登山者で観光客は3人くらいしかいない。トロリーバスの車体には黒部ダムの50周年のラッピングがなされている。関電トンネルトロリーバスは移動距離は6.1kmあるが、標高差は37mしかない、ほとんど水平移動だ。トロリーバスは16分で黒部ダム駅に到着。さすがに黒部ダムは大きい! 貯水量約2億立方メートルはピンとこないが、日本一の堰堤の高さ186mは圧巻だ! 黒部川第四発電所は335千kWだ。
巨大なアーチダムの上を約500m歩いて黒部ケーブルカーの黒部湖駅へ。
ケーブルカーは移動距離は0.8kmと短いが、標高差は373mもあり、平均斜度は約30°もある。定員は130名だが、8:10発の始発便の乗客はトロリーバスから乗り継いだ約20人。5分で黒部平駅に到着。黒部平〜大観峰を結ぶ立山ロープウェイの始発は8:50で35分の待ち時間がある。屋上の展望台に出ると素晴らしいパノラマに息をのむ。東側は後立山連峰で、目の前に針木岳や赤沢岳が聳え、遠くに五龍岳や鹿島槍ヶ岳が見える。西側は立山連峰、雄山、大汝山、富士ノ折立が真っ白な壁で聳え、間にロープウェイのケーブルが張られている。立山ロープウェイは間に支柱が1本もない「ワンスパンロープウェイ」だ。移動距離1.7kmで標高差488mを7分で結ぶ。ゴンドラは80人乗り。立山からの斜面には無数のシュプールが描かれている。一ノ越や雄山の山頂からスキーやスノボで滑り降りるのだ。気持ち良いだろう!
8:50の始発に乗り、8:57に大観峰駅に到着。大観峰〜室堂の立山トンネルトロリーバスは移動距離3.7km、標高差134mを10分で結ぶ。9:15の始発を待つ間に売店で濁り酒の試飲をしたが、凄く旨かった。雄山の山頂で飲みたかったが、ビンを背負っていく訳にもいかないので断念した。夏に剱に行くときはペットボトルに詰め替えて行こう。
9:15の始発バスに乗り、9:25に室堂に到着した。室堂は1995年のGWに藤井さん、平塚と来て以来実に18年ぶりだ。
まずは有名な10m以上の雪の壁の回廊「雪の大谷」に行こうとしたら、なんと開場は10:00からだったので、帰りに行くことにして出発する。
身支度をして外にでると、写真屋さんがサービスでシャッターを押してくれる。小道具として大きな雷鳥のぬいぐるみや白いオコジョのぬいぐるみまで持たせてくれた。写真屋さんのカメラで撮影した写真は1分もたたないうちにプリントされたが、購入はしなかった。
10:00室堂を出発。気温が17℃もある上にピーカンの日差しと雪面からの照り返しで暑いくらいで、Tシャツ1枚で丁度良い。愛弓ちゃんと純子さんは日焼け対策としてバンダナで覆面をしてかなり怪しくなっている。自分も普段は付けない日焼け止めを付けて日焼け対策をした。
雪はシャーベット状だが、トレースを辿っても時々潜って歩きにくい。ツボ足の登山者より、山スキーを履いたりスノーシューを履いてスノボを背負った人が多い。
ほぼ無風で暑いくらいだが、時々吹く風が心地よい。真っ白な雪の上を汗をかきながら登るのも春山の醍醐味だ。
一ノ越の下部で雷鳥が飛んできて近くに降り立った。ほぼ冬毛の白い雷鳥だ。愛弓ちゃんは雷鳥の鳴き声は初めてらしく、ガーガーとカエルのような鳴き声にビックリしていた。
11:10一ノ越に到着。室堂から1時間10分。ほぼ標準コースタイム通りだ。一ノ越でも気温は10℃もある。一ノ越の外トイレは雪に埋まっていた。
一ノ越から雄山までは傾斜が増すので、小屋の前で休憩しながらアイゼンを履いた。一ノ越にも雷鳥が2羽飛来した。今日は運が良い。
11:45出発。一ノ越から雄山までは雪と岩のミックス帯で非常に歩きにくい。そして稜線は風が強い。
12:55雄山(3,003m)登頂。一ノ越から1時間10分、これもほぼ標準タイムだ。山頂でも気温10℃ある。今日は暑い。
山頂には霊峰立山・雄山神社の峰本社があり、社務所と神殿がある。社務所はほぼ雪に埋まっているが、少し先の岩峰上の神殿は埋まっていない。
神殿まで行くと剱岳が間近に見える。真っ白な剱岳を見るのは初めてだ。剱をはじめ後立山連峰など360°の大展望だ。愛弓ちゃんと純子さんも大喜びだ。
山頂から大観峰に向かって大斜面を滑降していくボーダーが見える。気持ちよさそうだ。
社務所の前に戻り、ピールで乾杯してフルーツゼリーをいただく。
13:35下山開始。雪と岩ミックスの急斜面を大胆かつ慎重に下る。登りはきつかったが、下りは半分の35分であっという間に一ノ越に着いてしまった。
一ノ越山荘前の斜面がヒップボード滑降に丁度よさそうなので、アイゼンを外して30mくらい登ってから滑ったが、そこそこスピードが出て面白い。愛弓ちゃんと純子さんも滑って楽しんだ。これはなかなか面白い。
一ノ越からの下りは程よい傾斜で駆け下りる事が出来るので、時々小走りしながら45分で室堂に着いてしまった。
15:15室堂ターミナル着。次のトロリーバスは16:00なので、ターミナルから自然保護センターまでの雪の回廊を歩いた。回廊の雪の壁の高さは約6mある。朝行けなかった「雪の大谷」に行こうとしたら、15:00で入場ストップだった。残念!
15:45からアルペンルートを乗り継ぎ、17:20に扇沢に到着した。依然として雲ひとつない快晴が続いている。今日は本当に天気に恵まれている。
室堂では「みくりが池温泉」に入る時間が無かったので、大町温泉郷の「薬師の湯」で汗を流した。露天風呂からはアルプスの稜線が見えて気持ち良かった。
夕食は大町のご当地グルメである「黒部ダムカレー」を食べようと思ったが、薬師の湯の食堂は16:00で終了していた。黒部ダムカレーを出している店は20店ほどあるが、場所が判りにくいので、大町ではないが安曇野インター近くのCoCo壱番屋で食べる事にした。ココイチでは長野県限定で県内の18店舗で黒部ダムカレーを出している。カレーなのですぐに出てくると思いきや、20分も掛かった。ご飯がアーチダム、ルーがダム湖、ルーに浮かぶポテトフライが遊覧船を表し、その他にハンバーグ、コロッケ、ウィンナソーセージとボリューム満点だ。なかなか美味しかったが、ご飯が多くて少し残してしまった。聖なら軽く完食したと思うが・・・
安曇野ICで高速に乗ったが、往路同様に渋滞皆無。やはり平日は良い。
今回は天候に恵まれ、ピーカンの春山を満喫する事が出来てとても楽しかった。愛弓ちゃんと純子さんにも喜んで貰えたようだ。
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