ヒカゲツツジの坪山から混雑を避け西原峠を経て中風呂まで


- GPS
- 04:15
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 736m
- 下り
- 813m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:39(JR中央本線) 上野原07:56 上野原駅🚏08:06(富士急バス)※定時に増発あり¥1010 八ッ田🚏08:58 復路: 中風呂🚏15:02(富士急バス)¥530 市営グランド入口🚏15:26 ※猿橋駅まで徒歩7分。バスルートは迂回するのでバスと同じ時間に駅に着ける。 猿橋駅までバスに乗った場合15:33着 ¥590 猿橋15:46 高尾16:32 |
写真
感想
前に麻生山に行った時に見たヒカゲツツジ↓。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-626157.html
ただヒカゲツツジといえばやはり坪山なので、前から見に行きたいと思っていた。
最盛期は4月中旬だと思っていたのだが、今年は先週でもう満開とのネットの記録もあったので慌ててこの週末で行くことにした。
坪山への登山口になる「八ツ田」や「学校前」に行くバスは上野原駅発の鶴峠行のバスだ。
このバスは3年前奈良倉山に登った時にも乗った↓が、新緑の時期はすごく混む。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1444816.html
なので、8:06発、8:35発とあるが、8:35発に乗るつもりで上野原駅に7:56着に着く電車で行くことにした。
高尾駅から乗り込んだ中央本線はかなり混んでいる。
土曜日は上野原にある私立高校の授業があるので朝の電車は混みがちなのだが、それにしても多い。
電車内で高校生のほとんどは静かにしているのだが、おしゃべりな女子生徒がすぐ近くで話しているのが聞こえ、今日は1年生全てが一斉に登校する日のこと。
それでこんなに混んでしまったのだ。
今日は降りる駅も同じ上野原駅なので、改札もすごく混んでいた。
ただここの高校生はまじめでおとなしい生徒が多いイメージで、嫌な気分にはならない。
この高校は駅の北側、駅から登った河岸段丘上にあるのだが、高校へ行くバスも南口の新しいロータリーになったようだ。
南口ロータリーは登山者と高校生でかなりの列ができていた。
当然8:06発のバスには乗れない前提でゆっくりと行ったのだが、ちょうどバスが1台満車で発車し、そしてすぐに増発が出たのは運がよかった。
8:35発に乗るつもりの人はまだ到着しておらず、1台目に乗り切れなかった人だけだったので車内もかなり空いていた。
ただ途中長寿で有名な棡原から、名札を付けた大学生たちがたくさん乗ってきた。
名札には東北地方の地名が書いてあったが、国内の「交換留学」のようなものをやっているのだろうか。
ヒカゲツツジのある西尾根を登るために「八ツ田」で降りる。
八ツ田にはトイレもあるのだが、まずはトイレが大行列。
坪山山頂からほとんどの人が東側の尾根をたどり「びりゅう館」へ下りるようなので、今日は混雑を避けるため山頂から西側の尾根をたどり西原峠を経て、小菅村と大月市を結ぶ国道139号側に下りる予定にしていた。
ただそちらのバスの本数が少ないので早く下りても仕方がない。
なので、ゆっくりトイレに並び、登り始めても前の人と間隔を詰めないようにゆっくりと進む。
よく管理されたきれいな植林地を抜けると、輝く新緑の広葉樹。
そして岩がちな痩せた尾根になるといよいよヒカゲツツジが姿を現す。
最初は数輪しか残っていない株が多かったが高度を上げていくと満開の株もたくさんあった。
常緑のツツジでありシャクナゲにも似ているのだが、全体的に葉も花も小さい。
そして色は薄いレモンイエローだ。
よく見ると雄蕊の色が赤褐色のものもあり、株によってすこしずつ変異があるようだ。
時間に余裕があるので、ゆっくりと写真を撮りながら進む。
目の前には三頭山、奥には飛龍山〜雲取山にかけての奥秩父主稜線が見えるが、今年はもう全く雪は残っていないようだ。
ヒカゲツツジだけではなく、イワウチワもあちこちに群落がある。
イワウチワをこんなにたくさん見たのは初めてかもしれない。
狭いと聞いていた山頂は思ったよりは広かったが、それでも登山者がたくさんいるので、少し先で昼食にすることにした。
山頂の少し南側で「びりゅう館」へ至る東側の尾根と、西側へ向かう尾根との分岐がある。
山頂に「松姫鉱泉」の小さな看板があったが、これは今日向かう西側の尾根を下った先にある。
ここで宣伝をしているが向かう人はほとんどいないようだ。
西側の尾根に入ると急に人がいなくなる。
この尾根にも少しだけヒカゲツツジがあった。
この尾根には標高1100mを超える今日一番のピークがあるのだが名前は付いていないようだ。
登山者は少ないようだが、「八ツ田向分収造林地」の立て札があり、よく管理された登山道が続く。
西原峠は旧佐野峠でもあるようだ。
たしかにここのすぐ北側の笹尾根の槇寄山近くにも西原峠があるようで紛らわしい。
西原峠あたりは現在は車が入らない林道になっていて勾配も緩く歩きやすい。
周囲は名残の桜と柔らかな様々な緑色が混じりあった新緑の山だ。
近くに三ッ峠山が見えると思ったら、その向こうに雲に隠れた白い富士山があった。
最後国道139号に下りていく道は、登山道が斜めに崩れていて少々歩きにくい。
さらさらとした土なので気を付けないとそのまま下へ一緒に崩れて行ってしまいそうだ。
思う存分写真を撮りながらゆっくりと歩いたはずなのに、バスの時間の1時間半前に139号に沿いに出てしまった。
ここには「小寺」と「中風呂」というバス停がすぐ近くにあるのだが、「中風呂」の方が地図から見て広い場所がありそうなのでそちらへ向かう。
行ってみると「中風呂」バス停前が坪山の山頂に看板を出していた「松姫鉱泉」がある場所だった。
「中風呂」とは面白いバス停名だが、この松姫鉱泉があるから付いた名称なのだろうか。
松姫鉱泉はいかにも営業していそうなきれいな建物だったが、営業しておらず。
看板には渓流釣りとあったので、渓流釣りのシーズン中しか営業していないのかもしれない。
近くには立派なご神木が祀られている松姫神社や、工事現場のようなところに役行者の大きな像があったりした。
最初は仏像にしては脚を出しすぎだなあと思ったのだが、役行者なら脚をアピールするのは納得だ。
スギ花粉シーズンも終わったうららかな春の陽射しの中だと1時間半くらいのバスの待ち時間は全然苦にならなかった。
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