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Yamareco

記録ID: 308435
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ハイキング
谷川・武尊

谷川岳 天神尾根から厳剛新道へ

2013年06月09日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:03
距離
11.7km
登り
760m
下り
1,583m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

09:21 天神峠
10:14 熊穴沢避難小屋
11:33 肩の小屋
11:43 トマノ耳
12:00-12:36 オキノ耳
13:15 ザンゲ岩
14:20 厳剛新道
16:27 厳剛新道登山口
16:57 ロープウェイ山麓駅
17:25 土合駅

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
土合は無人駅なので、乗車時には改札口の発券機で証明書を受け取る。
コース状況/
危険箇所等
厳剛新道に雪渓が残っている。今回は状態が良かったので使わなかったが、ここを超えるだけのためにアイゼンを持って行った方が良いかもしれない。西黒尾根や天神尾根の最上部にも雪田が有り。

西黒尾根はブヨが多い。何らかの対策を立てたいところ。
ロープウェイ乗り場。
2013年06月09日 08:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 8:51
ロープウェイ乗り場。
ロープウェイから下道を写す。影が写ってる。
2013年06月09日 08:58撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 8:58
ロープウェイから下道を写す。影が写ってる。
天神平と谷川岳。
2013年06月09日 09:10撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 9:10
天神平と谷川岳。
リフトでさらに上へ。
2013年06月09日 09:20撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 9:20
リフトでさらに上へ。
天気が良い。
2013年06月09日 09:47撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 9:47
天気が良い。
花と谷川岳。
2013年06月10日 23:31撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/10 23:31
花と谷川岳。
所々で行列ができていた。
2013年06月09日 10:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 10:32
所々で行列ができていた。
テーブルマウンテン状の山が2座。左は三峰山、右は吾妻耶山。手前に水上近辺の町並みが見えている。
2013年06月09日 10:42撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 10:42
テーブルマウンテン状の山が2座。左は三峰山、右は吾妻耶山。手前に水上近辺の町並みが見えている。
山頂が近づいてきた。
2013年06月09日 10:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 10:43
山頂が近づいてきた。
雪田を歩く必要あり。
2013年06月09日 11:19撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 11:19
雪田を歩く必要あり。
2013年06月09日 11:39撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 11:39
トマノ耳。
2013年06月09日 11:42撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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トマノ耳。
オキノ耳。
2013年06月10日 23:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/10 23:32
オキノ耳。
まだまだ残雪が厚い。
2013年06月09日 11:46撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 11:46
まだまだ残雪が厚い。
オキノ耳山頂。
2013年06月09日 11:59撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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オキノ耳山頂。
山頂からのパノラマ写真。
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山頂からのパノラマ写真。
中央やや左が至仏山。その奥に燧ヶ岳が見えている。
2013年06月09日 12:04撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 12:04
中央やや左が至仏山。その奥に燧ヶ岳が見えている。
白毛門を見ながら昼食。
2013年06月09日 12:18撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 12:18
白毛門を見ながら昼食。
清水峠。良く見ると登山道(=廃国道291号)が写っている。
2013年06月09日 12:24撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 12:24
清水峠。良く見ると登山道(=廃国道291号)が写っている。
万太郎山の方向。
2013年06月09日 12:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 12:32
万太郎山の方向。
妙高山(多分)。
2013年06月09日 12:35撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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妙高山(多分)。
この雪田を越えると西黒尾根。
2013年06月09日 13:03撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 13:03
この雪田を越えると西黒尾根。
ここを下る。
2013年06月10日 23:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/10 23:34
ここを下る。
氷河の跡。
2013年06月09日 13:27撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 13:27
氷河の跡。
『魔の山』と呼ばれる理由が良く分かる。
2013年06月09日 13:40撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 13:40
『魔の山』と呼ばれる理由が良く分かる。
2013年06月09日 13:44撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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これを降りてきた。
2013年06月09日 13:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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これを降りてきた。
厳剛新道の入り口。
2013年06月09日 14:20撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 14:20
厳剛新道の入り口。
新道にも鎖場がある。
2013年06月10日 23:36撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/10 23:36
新道にも鎖場がある。
この雪渓越えで、今回最大の緊張。落ちたらどうしようもない。
2013年06月09日 14:57撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 14:57
この雪渓越えで、今回最大の緊張。落ちたらどうしようもない。
マチガ沢の残雪。氷河みたいだ。
2013年06月10日 23:37撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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マチガ沢の残雪。氷河みたいだ。
転けてストックを折ってしまった。
2013年06月09日 15:36撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 15:36
転けてストックを折ってしまった。
2013年06月09日 15:38撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 15:38
2013年06月09日 15:49撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 15:49
最後に振り返って、谷川岳にしばしの別れ。
2013年06月09日 16:07撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 16:07
最後に振り返って、谷川岳にしばしの別れ。
ようやく林道に到着。いや、林道じゃなくて今でも国道291号。車は通れないけど……。
2013年06月09日 16:27撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 16:27
ようやく林道に到着。いや、林道じゃなくて今でも国道291号。車は通れないけど……。
ロープウェイの営業もそろそろ終わる時間。
2013年06月09日 17:03撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 17:03
ロープウェイの営業もそろそろ終わる時間。
雪解け水が集まるとこうなる。
2013年06月09日 17:15撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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雪解け水が集まるとこうなる。
土合駅。
2013年06月09日 17:27撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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土合駅。
これを受け取ってから乗車する。
2013年06月09日 17:37撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 17:37
これを受け取ってから乗車する。
良い感じの駅舎。
2013年06月09日 17:38撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 17:38
良い感じの駅舎。
この回廊を通って……
2013年06月09日 17:38撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
6/9 17:38
この回廊を通って……
地下駅へのトンネルへ。
2013年06月09日 17:40撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 17:40
地下駅へのトンネルへ。
電車が到着。
2013年06月09日 17:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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6/9 17:51
電車が到着。
撮影機器:

感想

 谷川岳に登るのは、いつもこの時期になってしまう。雪がある期間は自信がないので避けていて、夏は暑すぎるし雷も怖い。秋は人が多すぎる。結局、6月に梅雨の合間を見計らって登ることになる。

 前回登ったのは2009年、この時に厳剛新道を下ったが、後半水が足らなくなり日射病と脱水症状で死ぬ思いをした。何とか無事に下山したが、周囲の景色を楽しむ余裕など無く写真もほとんど撮っていない。今回はそのリベンジを果たそうと思う。あえてまた、同じコースを下りることにした。

 上毛高原からバス・ロープウェイ・リフトを乗り継いで天神峠からスタート。今回は水を多めに持って行っている。気温もそれほど高くなく、調子がよい。私には滅多にないことで、他の人を抜いて登れている。例のごとく肩の小屋手前には雪田があった。登りは足跡を踏んで歩けば何とか行けるが、下りはアイゼンを装着しなければならないと思う。

 トマノ耳はそのまま通過し、双耳峰のもう片方であるオキノ耳へ。オキノ耳からさらに数十メートル先に行ったところにちょっとした岩があり、そこが私のいつもの定位置である。この場所を訪れたら、面白い現象が見られるのでコンパスを取り出して欲しいと思う。鉄鉱石が埋まっているのだろう、ここは磁力異常の場所であるらしく、地面近くではコンパスが狂うのである。(↓動画を撮ってきた。)職場の先輩と初めて一緒に登った時に、山座同定をしても地図と景色が合わないことから気がついた。
(N36°50′15.58″、E138°55′47.93″)





 昼食後、いよいよ西黒尾根へ。この尾根の入り口には雪田があり、毎回緊張する。西黒尾根はひたすら岩場を下る。途中にはザンゲ岩と呼ばれる特徴的な岩や、氷河の跡などの見所もあり、飽くことがない。振り返ると山頂から後光が差していて、すさまじい存在感を示している。下りはともかく、登れる気がしない。逆ルートを行く人は、体力はもちろん精神力も強靱なのだろうなと思う。

 ラクダの背からは迷わず左に折れて新道へ。実は平均傾斜だけを見ると、山頂からここまでの岩場と新道は同程度に急な下りである。鎖場も数カ所あり、それなりに大変である。最大の危険は雪渓で、短いがかなり急な斜面を横断せざるを得ず、落ちたら助かりそうにない。奥多摩の登山道なら間違いなく桟橋がかかっているだろうが、ここでは作っても冬の間に崩れてしまうだろうなと思う。

 改めて山頂の方を見ると、マチガ沢の雪渓が氷河のような景色を作っている。やがて雪解け水でできた川の音が聞こえてきた。まるで巨大な滝の近くにいるような轟音である。枝沢の水で顔を洗うと気持ち良い。前回は水が足りなくてふらふらになりながらここにたどり着き、生水だということも気にせずにがぶ飲みした。この水が無ければ倒れていたかもしれない。

 このあと道はゆるやかになるが、石がごろごろしていて歩きにくい。そして途中、何もないところで盛大に転んでしまった。怪我は無いが、ストックが一本折れてしまった。何故転んだのか判然とせず、ストックが折れたから転んだようにも、逆にストックが折れたことで衝撃が吸収されて助かったようにも思える。

 ここまで下りたついでに、土合駅まで徒歩で下る。下り線の地下駅を見たくなったのである。やはりこのトンネルはとんでもない建造物だ。前回来たときに、トンネルの横についている幅広い溝は何だろうかと不思議に思っていたが、後で調べるとここにエスカレーターを造る計画があったと言う。当時は今よりも電車での登山客が多く、この駅の将来性も高かったのだろう。

 さすがにこのトンネルを登り返す気は起こらず、越後湯沢まで行き新幹線で帰宅した。4年越しでなんとか前回のリベンジは果たしたかなと思う。

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