修験者の道‼️…大峯奥崖道逆峯(吉野→熊野本宮大社)
- GPS
- 49:27
- 距離
- 99.5km
- 登り
- 7,610m
- 下り
- 7,673m
コースタイム
- 山行
- 13:41
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 15:03
- 山行
- 13:34
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 14:09
- 山行
- 11:35
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 12:47
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:18
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好 |
写真
感想
無事、大峯奥駈道逆峯(さかふ、ぎゃくふ)を歩いてきました。いやぁ、やっぱり長い(笑)地図が登山の地図じゃなくなってますね🤣
人の手のあまり入ってない登山道を、ゆっくりじっくり楽しむことが出来ました😊
長い時間を一人で黙々と歩き、風の音、鳥の鳴き声、足音、熊鈴、人工物のない登山道…
色々自分自身と向き合う事の出来た貴重な時間を持つ事が出来ました。
即身成仏して生まれ変われたかな?😁
雑念多いから、小辺路も歩かないとダメかなぁ😅
※めちゃくちゃ長くなってますので、近々大峯奥駈道に行かれる方のために情報載せてます。写真が300枚ほどあるが、無料プランの為、かなり抜粋(笑)
📝準備編📝
今まで登った山々の行動記録から、1日の行動可能時間・距離等を考え、3泊4日で大峯奥駈道逆峯を実施。テント3泊は体験済みですが、山小屋が途中にあったり、水の確保が出来たりしたので今回とは少し違う。
①距離:約100キロ、獲得標高8000メートル超
②水分の確保:水場が限られており、常に担いで歩く必要がある。
③宿泊:小屋はあるが時期によっては使えない場合もあり宿泊装備必須。
④食料の確保:重いもの不可。辛いもの、ラーメン等水を多く使うのものも避けたい。
上記を踏まえ、
🔹深夜0時出発、柳の渡しを起点とする。
🔹1日で歩ける距離、時間は先日登った六甲全山縦走で40キロ、獲得標高3000メートルが問題なかったので3泊4日とする。※5泊6日が標準。2泊3日だときついかも。トレランの方は1泊2日らしい😳
🔹1日の歩く距離・時間は初日は多めに、後半にかけて少なくする。
🔹小屋で泊まれそうならば小屋を利用し、軽くするためツェルトとする。
🔹ザックの重さは水3リットル、宿泊装備、4日分の食料含めて目標10キロ。ほぼ水と食料(笑)
🔹水の確保が高確率で出来そうな場所を宿泊地とする(行者還ノ宿、持経の宿、玉置神社付近)
🔹食料はモンベルのリゾッタを中心にフリーズドライの食べ物で構成。
🔹1日の摂取カロリーを1500kcalとし高カロリーでかつ軽量なものを選択。
🔹行動食はアーモンドチョコをメインに。
🔹結局、甘いものばかりだと飽きるので辛いものも合わせて持参。結果、お菓子だらけ(笑)
———✏️✏️✏️———
🚗アクセス🚗
🚃:名古屋から六田駅まで約3時間半。
🏪:六田駅周辺に無し
⛰登山口⛰
🚾:六田駅、駅トイレ
💧:無し 自販機あり
🥾登山道🥾
良好。新宮山彦ぐるーぷさんに感謝‼️標識、リボンもあり迷う箇所少ない。一部鎖場、急下りあるが、注意すれば問題なし。
🚰水場🚰
💧:事前確認必須。限られており水の確保が重要。枯れている所も多し。
🏔山頂🏔
🚾:携帯トイレ持参。小屋にあり。
🏠:要所にあり。混雑時は泊まれないことあり。
📶docomo 通じるが不安定。山道も通じない所多い。
⛺️装備⛺️
🎒:10.5キロ(水2.5ℓ含む)
💧:水場では必ず補給し常に2ℓ以上持参
地図:山と高原地図、新宮山彦ぐるーぷさんのイラストマップ
他:距離があるので膝注意。足のマメ対策必須。
———✒️✒️✒️ ———
■1日目(柳の渡し→行者還避難小屋)
気温12度。天候晴れ。
近鉄六田駅に0時前に到着。準備をら整えて出発!
桜の時期には人で溢れていた吉野周辺ですが、すでに桜も散り、人のいない深夜の街並みを歩いて行きます。
初めはお店の間を通り、竹林院辺りまで舗装路で登山道と言った感じでは無いです。
最後の自販機を越え金峯神社を越えた、心見茶屋辺りから本格的な登山道になります。
※金峯神社辺りに登山届を出すところがあるみたいですが、見落としました😅登山届は家まで持ち帰りました😆
細かなアップダウンを繰り返して、立派な二蔵小屋へ。こちらは長期休業となっていました。近くに水場もあるようですが、未確認。休憩してから大天井ヶ岳に。
少し進むと有名な女人結界門があります。ここから阿弥陀森分岐までの間になります。
女性のためのエスケープルートもあるようです。
しばらくすると洞辻茶屋というアーケードの店舗があります。
山開き後は営業してるようです。※今回は全部閉まってました😅
小笹の宿にて水を補給。ここは小川なので大量に水があります。ソーヤーミニ(浄水器)使用。行者還避難小屋に水がなかったり、手前の水が枯れているといけないのでここで2ℓ確保。
全行程、夜中、早朝だと暑さがないので5時間で500?ほどしか消費しません。この日トータル1.5ℓの消費。
ここから、行者還避難小屋までアップダウンを繰り返して、いくつかの山を越えて行き、ようやく行者還避難小屋到着。
めちゃくちゃ長い1日が終わりました。やはり山開き前のためか、小屋に水はありませんでした。
途中で汲んできた水で何とかなりそうですが、余裕という訳ではありません。
少し後に、小笹の宿でお会いした方が到着。
「ガレ場階段横に水がチョロチョロでしたが出てましたよ」と、教えていただき、1ℓほど調達。
この方は1週間かけてゆっくり熊野本宮大社を目指すそうです。他にも数組お会いしましたが、60ℓ超のザックで6日間の方ばかりでした。軽くして短い日数で歩くか、たくさん持って長期で歩くか…迷うところです😅
この日は疲れと睡眠不足もあって、6時過ぎに就寝。
🏡行者還避難小屋🏡
綺麗で立派な小屋。数人のグループ個室が1つと大部屋あり。毛布、マットあり。
トイレ:あり
水場:山開き前のため貯水タンクに水無し。小屋手前のがれ場階段右側に細いが水場あり。手前の小笹小屋で水の確保が望ましい。
携帯:不安定だが可
■2日目(行者還避難小屋→持経の宿)
気温0度。晴れ。早朝のみガス。
3時前に出発するもガスっていて、朝陽が登るまで視界不良。普通の道は良いが、岩場辺りで少し迷いGPSで確認しながら進む。
この日もアップダウンを繰り返して、聖宝宿を越えて弥山までは長い登り。
弥山と八経ヶ岳には夏に相方と一緒にテント泊で登っています。
その時は山頂焼肉するために道具持って登ったらめちゃくちゃ疲れました(笑)
弥山小屋も山開き前で閉まってました。避難小屋は開放中。
2日目に思ったんですが、ヤ○レコさんのコースタイムがタイトすぎるような気がします。特に下り。
登りは0.6〜0.8倍くらいで歩けるんですが、下りになると1.5倍とかになるんです😵
途中で到着予定時間が23時とかになってました(笑)少し余裕を見て行かれる方が良いかも😅
仏生ヶ岳を越えたところに鳥の水があります。こちらもチョロチョロですが出てましたので、水を補給。
ここで水が補給出来たので、深仙宿手前のかくし水はパス。深仙宿には数人の宿泊者がおられました。
立派な南奥駈道の看板を見て、入ってしばらくした所で、新宮山彦ぐるーぷさんに会う。小屋の準備を昨日したとの事。掃除をして水も汲んで置いたから使って、と。山道の木々の伐採や標識、テープ貼り等、快適に歩けるようにボランティアでされてます。本当に感謝です。
太古の辻から持経宿まで、天狗岳、奥守岳、地蔵岳、般若岳、涅槃岳と登っては下るを繰り返します。ここが一番しんどかった😵
無事、17時前に持経宿に到着。
この日は貸切で、薪ストーブを使って暖かく過ごす事が出来ました😍初めての薪ストーブ、ちゃんと暖かくなるのか心配でしたが問題ありませんでした。
今回持参した着替えは1セットのみ。ここの水場で身体を拭き、網シャツと速乾シャツを洗濯。
靴下、下着とTシャツを持ってきたものに替えました。
疲れてるのか食欲があまりない。途中でアーモンドチョコ食べすぎたのか、昼過ぎに食べた尾西のおにぎりが効いているのか…(笑)
食べないと力が出ないので押し込むようにモンベルのリゾッタを食べる😅
リゾッタはアルファ米ではなくフリーズドライなので、3分で出来ます😳
日清のカレーメシはどっちなんでしょうか?
尾西食品のおにぎりはオススメです。縦走でおにぎりを持って行くことは出来ないし朝作るのは大変なんですけど、朝に水を入れて置けばお昼にはおにぎりを食べることが出来ます。お手軽で美味しくうるち米で腹持ちも良いです😁
この日は19時に就寝。
🏡持経の宿🏡
前日、神宮山彦ぐるーぷさんが小屋準備をされていた小屋。志納金1人2000円以上。汲み置きの水もあり快適に過ごすことができた。薪ストーブや毛布もあり朝までぐっすり😪少しだがカップ麺等もあった(有料)
トイレ:あり
水場:林道を400メートルほど行った所にあり。たっぷり出てた。ここで今回唯一の洗濯😅 途中にある鳥の水、かくし水共に細いが出ていたが、間もなく枯れそう😅
携帯:圏外
■3日目(持経の宿→玉置の辻)
気温0度。晴れ。
3時に出発。
標高が高いからかとても寒い。
ダウンジャケット着込んで登山開始。
今回は利用していませんが、平治宿、行仙宿を越えて笠捨山までアップダウンを繰り返して行きます。
途中で水を補給するためにザックを下ろし、その後歩き始めて途中でストックを忘れた事に気付き引き返す事がありました😵少し注意力散漫になってたのかも😅
この日の核心部、地蔵岳に登ります。この周辺は鎖場、岩場が連続します。注意して登り下りすれば問題ありませんが、疲れてきてるので慎重に。
一旦下ってから、この日最後の登り。玉置神社まで300メートルほど登ります。
普段の300メートルは気にもしないんですけど、これほど上り下りを繰り返してるので、300メートルの登りは結構辛い😅
駐車場にある自販機で缶ジュースを、買うことを目標に登りきりました(笑)
順路通りに玉置神社に。お参りをして水を補給させていただき、さて自販機…と思ったんですが、結構戻る事が判明😵
それでも、どうしても自販機でジュースを買いたくなったので、即断で戻る(笑)
自販機、売店を利用したいのであれば先に駐車場に寄ってから玉置神社に向かう方が良いです👍
この駐車場にテントを張る人もいるらしい。当然、神社内は不可。
やっとたどり着いた自販機。しかし…コーラ無し😱今日、一番の落胆(笑)
復刻版クリームソーダをいただく。それでも、クリームソーダこんなに美味いのか???😍
元気を取り戻して今日の野営地、玉置の辻に向かいます。
林道との合流点に幕営しました。
全部小屋利用だと楽なんですが、最終日だけどうしても無理でした。
1泊だけのために重いテントは嫌だったのでツェルトに。
夏のツェルトは問題無し。冬は懲りたけど(笑)
19時就寝。
⛺️玉置の辻(ツェルト泊)⛺️
玉置の辻の鳥居を出てすぐの林道合流地点を野営地とした。数台車が停められそうな場所。ベンチあり。ペグ8本持参。
トイレ:なし 玉置神社駐車場利用。
水場:なし 玉置神社で水を確保。最後までの途中の水場が不明だったのでトータル3.5ℓ確保。
携帯:圏外
■4日目(玉置の辻→熊野本宮大社)
気温3度。晴れ。
寒さで0時すぎに起きてしまう。その後、ココアを飲んで湯たんぽ作り直したが眠れず2時に出発。
最終日、登りは少なく下りメイン。明日が満月らしく月明かりが非常に明るい。
ツェルト内でも外灯があるかのような明るさだった。
今回、ソーラーモバイルバッテリーを持参。前半は充電出来たのだか、南奥駈道は樹林帯を歩くことが多いからか、満充電にならずスマホのバッテリーが半分までしか充電出来なかった。最後まで持つかな?と少し心配。※結果、残り8%でフィニッシュ。帰りは電源落ちてました😅スマホ決済出来ず(笑)
最初に大森山に登る。ここが今日の1番の登り。200メートルほど。
その後、登りは少しあるのだが(それでもトータル累積標高1000メートル)、圧倒的に下り。
しかも、急下り、激下りと疲れた膝にダメージ。さらに、落ち葉が多く滑る😱
2度ほど尻もちをつきました😅
途中、水場の標識が所々にあるのだが、十分な水を確保していたので確認していません。
最終日は全ての工程の中で一番短くしたため、十分な体力気力を残して余裕を持って下山出来ました。
最後、熊野川で身体を清めて熊野本宮大社へ行くのが通例⛩
熊野川で靴を脱ぎ百均サンダルで渡りました。朝早かったので水が冷たく、疲れた足にはとても気持ちよく感じられた。
水量はそれほど多くないが、それでも膝上まで濡れてしまいました。結構、流れが早かったのでサンダル流されないように…慎重に。
熊野本宮大社では小辺路を歩いてこられた少々トレラン寄りの2人組にお会いしまして、少しお話し。
小辺路も歩いてみたいなぁ…アスファルト路が多いらしいけど。標準2泊3日だそうです。
お詣りをして八咫烏のお守りを買い、念願のコーラ飲みながらバスに揺られて新宮市へ。
そこから名古屋まで公共交通機関なので電車内ずっと寝てました😪
これにて、無事3泊4日の山旅は終了しました。長い縦走は充実感と達成感ありますね👍
完遂しましたから生まれ変われたかなぁ…神様👍
でも、ここはもういいかなぁ…もう一度行ったら、また生まれ変わって元に戻るかもしれないから(笑)
ではまた👋
じっくり読ませて頂きました!
こちら29〜1と行ってきました。5/1の豪雨と雷撃で十津川温泉下山となり未達成となりましたが、同じく楽しく修行してきました(笑)貴重な情報ありがたいです。もっとこのログ、早く読んでいれば良かったです〜。追加情報→行者還岳・雫水は、チョロチョロ出てるガレ場を登るとしっかりとれると、ヤマレコユーザーさんに教えて頂き、実際とれる(4/29現在)ので補足しておきますね。鳥の水・隠し水・精香水も、とれます(4/30現在)※今回、電池持ちの良いサブ機で簡易的にYA○APにてログをとったので、こちらにはあげれてません。スミマセン。
コメントありがとうございます。また、追加情報ありがとうございます。
5/1の雨の中さらなる修行となった訳ですね😆
無事、下山されて何よりでした‼️
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