箙岳~フスブリ山~朝日岳 -木地屋から-

2021年04月24日(土) 〜 2021年04月25日(日)

• GPS: 21:01
• 距離: 48.1km
• 登り: 3,461m
• 下り: 3,410m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:45
• 休憩: 0:20
• 合計: 8:05

3:21 スタート地点
7:37 7:53 箙岳
8:25 8:26 血の池
9:19 9:22 フスブリ山
11:26 蓮華温泉

2日目

• 山行: 11:22
• 休憩: 0:41
• 合計: 12:03

5:19 蓮華温泉キャンプ場
5:30 5:30 兵馬の平
5:41 5:52 瀬戸川橋
6:29 6:30 ヒョウタン池
9:36 9:38 吹上のコル
10:16 10:27 朝日岳
11:08 11:10 ヒョウタン池
11:21 11:35 瀬戸川橋
12:41 12:41 蓮華の森分岐
12:46 12:46 蓮華温泉キャンプ場
12:53 12:53 蓮華温泉
17:22 ゴール地点

天候

24日晴れ、25日曇り時々晴れ→雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

木地屋の里に駐車。

コース状況／危険箇所等

<林道>
全線車通行止めとなっている。3-400mで道路を覆う雪が出てきて、切れたり繋がったり。結局1.5kmほどシートラする。その後は雪が繋がる。帰りは更に雪が溶けていたので、GWはさらにシートラの距離が増えるだろう。
<ツアーコース>
行きは1115m右俣手前から尾根に取り付いて箙岳に向かった。そこまで倒木枝多数あるが雪は繋がっている。
帰りは蓮華温泉-木地屋のクラシックコース通りに通過。蓮華温泉からの橋は3本続けて雪が切れている。3本目の橋のすぐ下流は道路にも雪がなくシートラ。
角小屋峠は上部で雪が切れているが、2箇所笹刈りしてある。
ウド川の上流は大きく源頭側を回り込み問題なし。その東の1115mの谷右俣は谷割れが多数あり、際どく右岸に渡った。この狭い谷ももっと谷割れが増えて渡れなくなりそう。その後は高度を保ちたいが、藪・倒木・雪切れで徐々に高度が落ちてしまい林道に着地。
<箙岳-フスブリ山稜線>
コース通り。特に問題なし。
<フスブリ山稜線-蓮華温泉>
ツアーコースは林間広くてコースが明瞭だが、一度西側に外れると猛烈な藪。結局天狗原からのドロップポイントが見えるくらいのところ(1964mそばの池のあたり)まで進んでトラバースして合流。
最初の喉から数箇所谷割れしているが、通過に支障なし。
<蓮華温泉-朝日岳>
瀬戸川の橋の前後はまだ雪が繋がっているが、なくなるのも時間の問題。ひょうたん池までは時々雪切れあり。倒木藪多数でGWはスキー登行は厳しいかも。
その後はどこでも歩けるが、時々藪に阻まれる。
カエル岩あたりからの目視では五輪高原側も橋から雪が繋がっているように見えた。上から見ると五輪山には雪がないように見える。

その他周辺情報

蓮華温泉。テント1000円。外湯のみ500円。内湯+外湯800円。

写真

4/24 7:57

箙岳からの眺め。

4/24 7:57

朝日岳アップ。

1/1 0:00

岩菅山への稜線。

1/1 0:00

横前倉と岩菅。

1/1 0:00

4/24 7:57

岩菅山。外輪!?を歩く。

4/24 8:11

溶岩溝!?に降りて振り返る。

4/24 8:11

溝を進む。

4/24 8:32

風吹大池と横前倉山・風吹岳。

4/24 8:40

山荘が見えてきた。

4/24 8:41

外輪を超えて平坦地へ。フスブリ山が見えてきた。丸い。

4/24 9:06

天狗原や白馬乗鞍など。

4/24 9:10

クラシック感あり。

4/24 9:17

さて、どこがピークなのか…

1/1 0:00

天狗原からのドロップポイントが見えてきてようやく降りられそうな感じ。

1/1 0:00

割れてるところも。

4/24 11:12

林道が見えてきた。

4/24 11:15

雪なし。

4/24 11:20

駐車場が冬季テント場。

4/24 11:21

受付しましょう。

4/24 16:53

本日のお宿。

4/25 5:11

さて待っていてくれ。

4/25 5:12

東は晴れている。西は雲が多く風の流れが強い。雨ポツポツ。西は朝日岳どころか何も見えない。気合入らないが行けるところまで行ってみよう。

4/25 5:26

夏テント場の下の癒やしの樹林。

4/25 5:41

橋が見えてきた。

4/25 5:44

向こうは寡雪。

4/25 6:27

ヒョウタン。

4/25 6:41

振り返って白高地沢の橋。

4/25 6:41

カバ…ではなくカエル。

4/25 6:43

もうカバにしか見えない…

4/25 7:52

東は晴れて雲海。もしかして…

4/25 7:53

シールトラブルでダクトテープの出番。ここまでのシャバ雪にやられてしまった。

4/25 8:16

ん? まさか…晴れてくる???
ダイレクトルンゼはつるつるに見える。

4/25 8:56

またガスる。

4/25 8:59

吹上のコルは風が強そう。微妙に雪庇があるように見えて下部の通過にビビる。

4/25 9:34

渡りきって五輪山を振り返る。稜線には雪がなさそう。

4/25 10:07

最後の斜面。ん? まさか晴れるのか?

4/25 10:13

焼山火打妙高。

4/25 10:13

雲海。

4/25 10:15

ロックオン!
下はカッチカチ。

4/25 10:18

晴れてるやーん。
しかし風は強く気温は0度。

4/25 10:20

エビの尻尾を拝めるとは。

4/25 10:20

白馬旭。

4/25 10:31

カリカリの斜面を横滑り多用して2259mまで落としてダイレクトルンゼのドロップポイントを見る。
この下で横から入ることもできる。ここまで標高を落とすと良質ザラメとなり危険はなさそうだが…

4/25 10:35

ヘタレなので普通に左に折れてシュプールを残す。

4/25 10:38

しかし未練があり右に折れて振り返る。
上部右に岩場が見えているが、あそこから入ることができた。
こんなチャンスそうそう無いのに少し後悔。

4/25 10:39

赤男山との鞍部からの斜面。ここもつるつる。

4/25 10:57

雪倉。ここも滑りに行かないと。

4/25 11:02

今度は反対側からカエルさん。

4/25 11:02

下に池があった。

4/25 11:29

瀬戸川の橋。あの雪がいつ落ちるのか。今でないことを祈る。

4/25 11:29

そしてここの登り返しは堪える。

4/25 12:04

兵馬ノ平。

4/25 12:04

水芭蕉。

4/25 12:43

夏のテント場。ガスで迷ってしまった。

4/25 14:02

3っ目の橋のすぐ下の道路。雪がない。

4/25 14:08

カモシカくん。

4/25 15:33

角小屋峠。たった120mがきつい。

4/25 16:10

ガスで全く周囲が見えない。赤布で安心。

撮影機器：

PENTAX K-30 ペンタックス

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ネックウォーマー バラクラバ 日よけ帽子 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール アイゼン ピッケル ロールペーパー シェラフ

感想

しんもん

全国で新型コロナが蔓延しているなか、この辺りを歩こうと思うと木地屋からピストンという選択になった。

無謀にも初日は雪倉避難小屋もしくは赤男山付近でテント泊して朝日周回と届け出していたが、自分の足を分かっていない。
フスブリ山から白馬乗鞍・船越の頭を見上げて、「あ、これ無理」と早々にギブアップ。テント装備はなかなかにつらい。暑すぎたというのもあるが。
蓮華温泉へ降りることを決めてからは下行点を探して右往左往し、結局天狗原近くまで行ってドロップ。
この時点でまだ10時くらい。しっかり休んで補給し時間をかければ雪倉の避難小屋くらいまで行けたのでは???

蓮華温泉に着いたら11時30分。早すぎる。ツェルト建てて温泉入ってまーったりしても時間に余裕あり。17時には夕食を食べて暗くなると同時に就寝。
時折ポツポツと雨音がするが、そう寒くもなく快適に寝た。

朝は4時頃に強い雨音で目が覚めた。
朝日岳は厚い雲で全く見えない。今日は徐々に下り坂の予報だが、朝からこれでは嵐になるのか?
ダメ元で、と5時過ぎに出発。しとしとと雨が降っている。カエルを超える頃から時折晴れ間が見えるようになった。しかし風は強く冷たい。雲の走るスピードも早く、吹上のコルが爆風なのだろうと恐れた。

吹上のコルから先は冬の様相。下はカチカチに凍っている。それでも雲は薄くなりまさかの晴れになった。
この後ヒョウタン池を過ぎるまで快晴。
神様仏様ありがとうございます。

しかし蓮華温泉に戻る頃には気温も下がり雨がしとしと。宿泊装備を撤収し雨で重くなった荷物を背負って林道をてくてくと歩く。角小屋峠への登り返しはきつく、登ったと思ったらホワイトアウトの雨。この部分は初めて通るし、細かいルートを見てこなかった。出口はわかっているので地形図をじっと見て必然と思える方向に進むと過去のトレースが見えてきた。
林道は板が全く走らず半ば歩き。雨もだんだん強くなり濡れ鼠で車に到着した。5度だった。体の芯から冷えてしまったが、今は温泉に寄るのも憚られる。
とりあえず着替えて直帰した。