冠谷支流宇津井谷〜熊河川アラクラ谷遡行

- GPS
- 08:45
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 1,283m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
核心部はアラクラ谷H900〜H1000の区間で、ロープ登攀具は持っていった方がいい。捲きは困難。アラクラ大滝は二段45mだが、順層で登れるがロープ要。 雨の日は逃げ場が無いので注意したい。下山も懸垂が各所にあるので、捨て縄も用意すること。 |
写真
感想
◎GPSは、下山途中で電池切れしました(泣)
昨日の雨天遡行のメンバーを替えて、今日は2名が参加。我が家で全員が前夜泊して、朝はのんびりと現地へ向かう。勝手知ったる地元の山域なので、今日はある意味ずいぶんと気が楽だ。
入渓と同時に堰堤を捲いたためにうっかり支流を見逃してしまい、北ノ俣谷に入って慌てて戻る。ここから方向を変えてシンク谷を詰め上がる。途中大滝が一つあるが、通過にはさして困難なことはなかった。
稜線に出ると青空が広がり、灌木越しから若丸山の稜線がくっきりと浮かぶ。やはりこの周辺の山は気持ちいい。どこも低山の山稜ではあるが、どこか奥深くて神々しさを感じる。私にとっては、奥美濃はやはり心の故郷だ。
稜線からは一気にアラクラ谷へと下降。出合付近に連瀑があり、ここで今日初めての懸垂を交える。
アラクラ谷は標高900mを過ぎると谷の本領を発揮する。どれも手の届きそうな高さの小滝群なのだが、なかなかどうして小粒揃いで面白い滝が多い。ロープを出したり、水流にかかった倒木をシャワークライミングで登るなど、出てくる場面に息つく暇もない。
しばらく続く平流を行くと、谷は大きく右に曲がる。そしてその先に現れたのが、この谷最大のアラクラ大滝である。2段滝だが下部からは上段は見えない。しかしその堂々とした風格は見応えたっぷりで素晴らしい。
アラクラ大滝は一見すると厳しさを感じるが、実は珍しく壁は順層であり容易に登ることができる。ただし安全のためにロープは延ばした方が賢明だろう。天気も上々、青空をバックに爽快なクライミングが楽しめた。これだから沢は止められない。
滝上は突然は平流となり、通称「アマノガワ」と呼ばれる場所に出る。一切の段差が消えて、坦々と平流を上り詰めるという、下流部とは対照的な渓相を見せる不思議な場所だ。ここで遡行の労を癒やせるといったところか。
源頭のツメを行き過ぎて下降点を見失うという一幕もあったが、GPSで地点修正して一気下り。この部分の傾斜はかなりのもので、後ろ向きでのモンキークライムダウンとなる。水が現れると、今度はフリーで降りられない滝が多く、途中の滝では適当な立木もなく、仕方なくピンを打って降りることになる。短い谷だが、なかなか手間がかかった。
高度を下げたこともあって気温がぐんぐんと上がりはじめ、途端に汗が噴き出した。今日はきっと、下界もかなり暑かったのではないだろうか。林道に飛び出すとアスファルトからの照り返しがことのほか強かった。
------------------------
「同人山猫」では、遡行への参加者を随時募集中です(入会するかどうかは問いません)。
詳細は以下をごらんください。
http://www.yamareco.com/modules/diary/27093-detail-50001
感想を書き始めたら、止まらなくなり恐ろしく長くなってしまった。
さすがにこれをここに上げるのは気が引ける。
ということで日記としてみました。興味のある方は読んでいただけるととてもうれしく思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する