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Yamareco

記録ID: 3119286
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

雪の羅臼岳

2021年04月29日(木) [日帰り]
 - 拍手
World_of_walk その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:06
距離
12.6km
登り
1,442m
下り
1,429m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:01
休憩
1:50
合計
12:51
5:31
159
8:18
8:42
10
8:52
8:53
86
10:19
10:20
30
10:50
11:11
50
12:01
12:08
27
12:35
12:36
73
13:48
13:49
14
14:04
14:40
2
14:41
14:43
31
15:13
15:14
27
15:41
15:41
10
15:51
16:05
30
16:34
16:35
7
16:42
16:47
100
18:27
18:28
5
18:32
ゴール地点
天候 薄曇り 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
知床はまだまだ積雪期だ。雪が少ないとは言え標高650mから上は完全な雪山だ。十分な装備が必要。
その他周辺情報 知床山考舎 登山ガイド
標高236m。木下小屋から今日は出発。目指すは羅臼岳1660m。 今日時点、雪は無い。
2021年04月29日 05:26撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 5:26
標高236m。木下小屋から今日は出発。目指すは羅臼岳1660m。 今日時点、雪は無い。
こんな登山道を登り始める。ガイドをお願いした知床山考舎の滝澤さん。
2021年04月29日 05:59撮影 by  iPhone XR, Apple
1
4/29 5:59
こんな登山道を登り始める。ガイドをお願いした知床山考舎の滝澤さん。
標高494mの「オホーツク展望」で一休み。
2021年04月29日 06:33撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 6:33
標高494mの「オホーツク展望」で一休み。
オホーツク展望。頂上まで5.8km。銘板はほとんど判読出来ない。
2021年04月29日 06:40撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 6:40
オホーツク展望。頂上まで5.8km。銘板はほとんど判読出来ない。
硫黄山がカッコいい。
(滝)昔は3000m級の火山で山体崩壊をお起こした。ここから流れ出た溶岩の台地上に知床五湖が出来た。
2021年04月29日 06:48撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 6:48
硫黄山がカッコいい。
(滝)昔は3000m級の火山で山体崩壊をお起こした。ここから流れ出た溶岩の台地上に知床五湖が出来た。
視線の先は、北の展望、硫黄山と知床五湖方面。
知床の自然、形成の成り立ちなど聞きながら。
2021年04月29日 07:22撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 7:22
視線の先は、北の展望、硫黄山と知床五湖方面。
知床の自然、形成の成り立ちなど聞きながら。
アイゼンも着けずスノーシューも着けずキックステップ気味にトラバース。ガイドの滝澤さんの足跡をたどる。蹴り込まずにフラットフィッティングで足を置く様にアドバイスを受ける。確かに滑らない。
2021年04月29日 07:55撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 7:55
アイゼンも着けずスノーシューも着けずキックステップ気味にトラバース。ガイドの滝澤さんの足跡をたどる。蹴り込まずにフラットフィッティングで足を置く様にアドバイスを受ける。確かに滑らない。
雲が切れて羅臼岳の山頂が見えた。
2021年04月29日 08:25撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 8:25
雲が切れて羅臼岳の山頂が見えた。
650m岩峰を過ぎてスノーシュー装着。
左にサシルイ岳。右に三ツ峰。
2021年04月29日 08:54撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 8:54
650m岩峰を過ぎてスノーシュー装着。
左にサシルイ岳。右に三ツ峰。
クマに遭遇して引き返す登山者から状況を訊く。経験豊富なプロのガイドと一緒で良かった。
2021年04月29日 08:54撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 8:54
クマに遭遇して引き返す登山者から状況を訊く。経験豊富なプロのガイドと一緒で良かった。
プロのスノーシュー。とても勉強になる。
常にしっかり体重を乗せる。手(ストック)を使い過ぎない。スノーシューが無かったら時に股まで踏み抜く。
2021年04月29日 08:56撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 8:56
プロのスノーシュー。とても勉強になる。
常にしっかり体重を乗せる。手(ストック)を使い過ぎない。スノーシューが無かったら時に股まで踏み抜く。
右に羅臼岳、左に三ツ峰。まずは、その間のコル羅臼平を目指す。
2021年04月29日 08:57撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 8:57
右に羅臼岳、左に三ツ峰。まずは、その間のコル羅臼平を目指す。
硫黄山。カッコいいね。
2021年04月29日 08:57撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 8:57
硫黄山。カッコいいね。
スノーシューで急登。脈拍が跳ね上がる。
チョットよろめいたりで、アンザイレンを提案されるが、休み休み呼吸と脈拍を整えて登る。
2021年04月29日 09:16撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 9:16
スノーシューで急登。脈拍が跳ね上がる。
チョットよろめいたりで、アンザイレンを提案されるが、休み休み呼吸と脈拍を整えて登る。
滝澤さんはグイグイ登って行く。フォームを見よう見まねでついてゆく。
2021年04月29日 09:20撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 9:20
滝澤さんはグイグイ登って行く。フォームを見よう見まねでついてゆく。
新しいヒグマの足跡。緊張が走る。
2021年04月29日 10:24撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 10:24
新しいヒグマの足跡。緊張が走る。
熊が尻滑りで遊んだ跡。
2021年04月29日 10:25撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 10:25
熊が尻滑りで遊んだ跡。
これから登る大沢、羅臼平方面に向かって、新しい足跡がベタベタと。
2021年04月29日 10:30撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 10:30
これから登る大沢、羅臼平方面に向かって、新しい足跡がベタベタと。
コルを目指す。太陽に輪。天候は下り坂。
ビーコンを付けてはいるが、リスクはある。プロはクラックとヒグマに、後方で遅れ気味の私に注意を払いながらサッサカのぼっていく。
2021年04月29日 10:40撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 10:40
コルを目指す。太陽に輪。天候は下り坂。
ビーコンを付けてはいるが、リスクはある。プロはクラックとヒグマに、後方で遅れ気味の私に注意を払いながらサッサカのぼっていく。
角度が急になって来たのでアイゼンに付け替えた。
2021年04月29日 11:29撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 11:29
角度が急になって来たのでアイゼンに付け替えた。
アイゼンで大沢を登る滝澤さん。
雪崩対応でビーコンを付けている。
滝澤さんのアイゼンの足運びの実技講習を聞きながら登る。目から鱗の内容で感激。逆ハの字、12時と9時、または12時と3時、足運びと爪の使いかなど、足跡をたどって色々練習。
2021年04月29日 11:38撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 11:38
アイゼンで大沢を登る滝澤さん。
雪崩対応でビーコンを付けている。
滝澤さんのアイゼンの足運びの実技講習を聞きながら登る。目から鱗の内容で感激。逆ハの字、12時と9時、または12時と3時、足運びと爪の使いかなど、足跡をたどって色々練習。
コルに到着。
2021年04月29日 11:57撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 11:57
コルに到着。
振り返ると三ツ峰。
踏み抜きがきびしいハイマツ帯。
またスノーシューに履き替え。
2021年04月29日 12:41撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 12:41
振り返ると三ツ峰。
踏み抜きがきびしいハイマツ帯。
またスノーシューに履き替え。
頂上まで1時間半かな。岩清水でアイゼンとピッケルに替える。
氷の急斜面あり。アイゼンワーク、ピッケルワーク、勉強になるなぁ。写真を撮る余裕無し。
2021年04月29日 12:41撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 12:41
頂上まで1時間半かな。岩清水でアイゼンとピッケルに替える。
氷の急斜面あり。アイゼンワーク、ピッケルワーク、勉強になるなぁ。写真を撮る余裕無し。
滝澤さんの足跡を追って慎重に登る。
2021年04月29日 13:06撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 13:06
滝澤さんの足跡を追って慎重に登る。
頂上を仰ぎ見て深呼吸。
2021年04月29日 13:07撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 13:07
頂上を仰ぎ見て深呼吸。
トラバース気味に登って行く。柔らかい雪の下はカチカチの氷。相当怖い。
2021年04月29日 13:20撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 13:20
トラバース気味に登って行く。柔らかい雪の下はカチカチの氷。相当怖い。
羅臼岳に登頂。
2021年04月29日 14:16撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 14:16
羅臼岳に登頂。
山頂直下の雪と氷の岩場は全集中で。正直怖かった。頂上の三角点。
2021年04月29日 14:17撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 14:17
山頂直下の雪と氷の岩場は全集中で。正直怖かった。頂上の三角点。
羅臼岳山頂。知床半島の稜線方面。遠くに知床岳も見える。
2021年04月29日 14:17撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 14:17
羅臼岳山頂。知床半島の稜線方面。遠くに知床岳も見える。
絶景に感激。大満足。
2021年04月29日 14:18撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 14:18
絶景に感激。大満足。
北方領土国後島も見える。
2021年04月29日 14:18撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 14:18
北方領土国後島も見える。
斜里岳は?
残念ながら雲の中。
知床横断道路、知西別岳、遠音別岳が見える。
2021年04月29日 14:19撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 14:19
斜里岳は?
残念ながら雲の中。
知床横断道路、知西別岳、遠音別岳が見える。
最高、言葉にならない。
2021年04月29日 14:19撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 14:19
最高、言葉にならない。
至福。
2021年04月29日 14:22撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 14:22
至福。
👍
2021年04月29日 14:22撮影 by  iPhone XR, Apple
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4/29 14:22
👍
ピッケルバンド(リーシュ)がぶらぶら。アイゼン使用中に踏むと転倒、滑落の原因になる。
頭では理解しても、クセになるまで徹底して習慣付けないと危ない。まだまだだ。
2021年04月29日 14:23撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 14:23
ピッケルバンド(リーシュ)がぶらぶら。アイゼン使用中に踏むと転倒、滑落の原因になる。
頭では理解しても、クセになるまで徹底して習慣付けないと危ない。まだまだだ。
ヨシ!
2021年04月29日 14:23撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 14:23
ヨシ!
山頂直下でアイゼンを外した。登山靴で滑り降りる。というかピッケルを使って滑落停止訓練をしながら一気に下る、というか半分以上は尻で滑った。それで腹這い姿勢、脱臼しないピッケルの持ち方、制動の掛け方など繰り返す。本当に勉強になる。ピストンで下の状況もわかり、クラックや岩がない事がわかっているから、色々試せる。
2021年04月29日 14:42撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 14:42
山頂直下でアイゼンを外した。登山靴で滑り降りる。というかピッケルを使って滑落停止訓練をしながら一気に下る、というか半分以上は尻で滑った。それで腹這い姿勢、脱臼しないピッケルの持ち方、制動の掛け方など繰り返す。本当に勉強になる。ピストンで下の状況もわかり、クラックや岩がない事がわかっているから、色々試せる。
一気に降る。
2021年04月29日 15:15撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 15:15
一気に降る。
コルから大沢下り。尻滑りでガンガン滑り落ちる。
危険なクレバスや岩場が無いことがわかっているから出来るとの事。アイゼンを着けての尻滑りは、足が引っかかるので要注意。
2021年04月29日 15:32撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 15:32
コルから大沢下り。尻滑りでガンガン滑り落ちる。
危険なクレバスや岩場が無いことがわかっているから出来るとの事。アイゼンを着けての尻滑りは、足が引っかかるので要注意。
靴でスキーの様に滑り歩いて降る。
2021年04月29日 15:43撮影 by  iPhone 8, Apple
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4/29 15:43
靴でスキーの様に滑り歩いて降る。
羅臼岳にお別れ。名残惜しい。
2021年04月29日 15:54撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 15:54
羅臼岳にお別れ。名残惜しい。
スノーシューへ。踏み抜き対応。
2021年04月29日 15:56撮影 by  iPhone 8, Apple
4/29 15:56
スノーシューへ。踏み抜き対応。
明るいうちに下山出来そう。
2021年04月29日 16:28撮影 by  iPhone XR, Apple
4/29 16:28
明るいうちに下山出来そう。
お気に入り。
往復13時間。標高差1420m。
往復13時間。標高差1420m。
平均脈拍119。
最高脈拍は167。
有酸素運動5.0 無酸素運動4.6
最初の2時間、記録し忘れ。でこの結果。
キツいはずだ。
平均脈拍119。
最高脈拍は167。
有酸素運動5.0 無酸素運動4.6
最初の2時間、記録し忘れ。でこの結果。
キツいはずだ。
宿の緑清荘で。

感想

憧れの雪の羅臼岳。GWとは言え、積雪期で十分な装備が必要だ。冬ルートであること、ヒグマが活動している事、自身の雪山の経験が浅い事などから知床山考舎のプロのガイドの滝澤さんにガイドをお願いした。
計画、準備段階、現場でのリスクマネジメントの色々なアドバイスはまさに目から鱗だった。本当にタメになった。

アイゼン、ピッケル、ポールほか登山中の会話を整理してみた。
●着けるリスクと着けないリスクがある。早めに着ければ良いという訳ではない。皆 着けたがるし、はずしたがらない。
●座らないで装着する。踵を踏み込んで装着して靴の踵とアイゼンの間に隙間が出来ない様に。
●逆ハの字で直登する。ジグザグには歩かない。ターンの時の足の運びで爪と足の接触が起きやすい。 または12時3時の足運び。
●リーシュはぶらぶらさせずしっかり持つ。アイゼンで踏むと転倒の原因に。
●歩行もスノーシューもポールに頼り過ぎない。基本は足で登る。背筋を伸ばす。
●手袋 備品は必ずポケットなどに収納する。風で飛ばされたら即 下山だ。
●ビブラムソールの威力を最大化するフラットフィッティング。フラットフィッティングは基本の基本。
●ビーコンの装着
●アンザイレンのロープの張りなど諸注意
●山行中の効果的な食べ方、飲み方。

などなど。まだまだ学んで実践せねばと思いを強くした山行だった。感謝。


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体力レベル
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