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ハイキング
六甲・摩耶・有馬
摩耶山ハイキングガイド 上野道↗青谷道↘を歩こう!(勝手に道案内編)
2021年05月14日(金) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:11
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 746m
- 下り
- 746m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 5:14
距離 11.9km
登り 747m
下り 746m
11:07
5分
スタート地点
11:19
2分
五毛天神バス停
11:21
6分
桜トンネル南
11:40
8分
五鬼城展望広場
11:48
3分
十三丁五輪塔
11:51
12:05
1分
高尾隧道直上
12:06
5分
十三丁五輪塔
12:11
12分
高圧線下展望処
13:19
1分
常夜燈
13:27
13:51
4分
Cafe702
13:55
13:56
0分
緑と風の丘 ベンチ
14:53
14:58
3分
大日大聖不動明王禊場
15:20
4分
つくばね寮
15:35
15:42
3分
妙光院
15:53
7分
神戸高校前バス停
16:00
8分
五毛天神バス停
16:19
ゴール地点
上野道↗青谷道↘を勝手に道案内してみる。
天候 | 晴れ時々くもり 24℃〜21℃ 65%〜75% |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
「上野道」 【最寄りのバス停】 阪急六甲からの場合は、市バス2系統で五毛天神下車(五鬼城登山口まで700m、13分)、18系統の場合は摩耶ケーブル下下車(登山口まで220m、4分。 三宮からの場合は市バス2系統は五毛天神または観音寺で下車、18系統は摩耶ケーブル下下車)。 市バス2系統は休日日中でも6分間隔で運行。18系統は1時間に1〜2本程度(平日は日中1時間0本という時間帯があります)。 【電車の最寄駅】 阪急電車は王子公園駅(東出口)から五鬼城登山口まで1.3キロ、23分。 JRは摩耶駅から1.7キロ、30分。 阪神電車は西灘駅から2.0キロ、33分。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【上野道】非常に整備されたハイキングコース。靴に関してはトレッキングシューズでなくてもウォーキングシューズでも問題ない(私自身はローカットのトレッキングシューズで登っています)。イノシシに遭遇する確率は高いが、非常におとなしい。 ⚠️「六甲山系登山詳細図(西編)」では「青谷東第三尾根」(完全なバリエーションルート)を「上野道」と間違って紹介している。「六甲山系登山詳細図(西編)」では「上野道」は「ケーブル西尾根」となっています。 |
その他周辺情報 | 摩耶ビューライン(摩耶ケーブル・摩耶ロープウエー)は、毎週火曜日が運休日。(夏休みなどは除く)。季節・曜日によって運行時間は異なる。また、緊急事態宣言下では最終便の時間が変更になっているので要注意。 |
写真
昨日(5/13)の方が天気は圧倒的に良かったものの、仕事。明日からは天気、下り坂。それも雨が当分続きそうなので、今日、行きます。ヤマレコ始めて、もうすぐ摩耶山、100回目なので、勝手に道案内ヤマレコをつくってみる。
五毛天神バス停。上野道を登る場合、市バス2系統、三宮からだと五毛天神または観音寺で下車。阪急六甲からだと五毛天神下車。18系統だと摩耶ケーブル下で下車すればよいが、2系統が休日日中でも6分間隔運行なのに対し、18系統はおよそ1時間に1〜2本で1時間以上バスのない時間帯もある。
「桜のトンネル南」を山側に曲がる。
神戸高校前からも上野道に入れるが、これから紹介する五鬼城登山口の方が道迷いしにくいと思う。
⚠️「六甲山系登山詳細図(西編)」では「青谷東第三尾根」(完全なバリエーションルート)を「上野道」と間違って表示している。
「桜のトンネル南」を山側に曲がる。
神戸高校前からも上野道に入れるが、これから紹介する五鬼城登山口の方が道迷いしにくいと思う。
⚠️「六甲山系登山詳細図(西編)」では「青谷東第三尾根」(完全なバリエーションルート)を「上野道」と間違って表示している。
摩耶ケーブル下。山上に抜けるまで、自販機はここが最後、トイレはロープウェー虹の駅までありません。摩耶ケーブル、摩耶ロープウェーは毎火曜日運休です(夏休みなどは除く)。また、季節と曜日によって最終便が異なります。現在、緊急事態宣言で最終便が早まっています。下りに利用されようと思っている方は要注意です。
ここが登山口となります。「十七丁」の丁石(町石)があります。一丁は109mで、旧天上寺の仁王門(山門)までの距離を表しています。丁石は18基あったと言われており、摩耶ケーブル下駅(高尾駅)の階段横に「山上十八丁」という丁石があることを考えると、ケーブル開業時に置かれたものか?
黄矢印に進みます。直進すると「楽生公園」や「神戸高校」方面に出ます。
⚠️「六甲山系登山詳細図(西編)」では「青谷東第三尾根」(完全なバリエーションルート)を「上野道」と間違って紹介している。「上野道」は「ケーブル西尾根」と表記されている。
⚠️「六甲山系登山詳細図(西編)」では「青谷東第三尾根」(完全なバリエーションルート)を「上野道」と間違って紹介している。「上野道」は「ケーブル西尾根」と表記されている。
六甲山系にはイノシシがいっぱいます。上野道にもいっぱいいます。この鉄棒あたりは時間帯にかかわらず結構遭遇率高いです。黄色の橋の下などくつろいでいる時もあります。こども連れのイノシシも非常におとなしく、エサを求めて寄ってきたり、威嚇したりしてくることもなく、マイペースで過ごしています。エサを与えたり、間違っても熊スプレーを使ったりしないでください。
長らく放置状態だった鉄骨、先日、やっと橋が完成しました。青矢印に進むと写真11の青丸の展望広場に進みます。9割以上の人は黄色の矢印に進みます。黄色が徐々に標高を上げて行くのに対し、青矢印は整備された登山道ですが一気に標高を稼ぐタイプ(=急登)です。
黄色は摩耶ケーブルの上駅、摩耶ロープウェーの下駅「虹の駅」に出ます。自販機はありませんがトイレはあります。青色は「八丁」を経由して「下のアメヤ」に出ます。距離的には青の方が短いはずですが、私的には長く感じます。今日は黄色に進みます。紅葉の時期は青色に進むと美しい。ちなみに赤線は写真22で赤矢印に進んだ場合のルート。
摩耶ケーブルは日本で4番目(現役では3番目)に古いケーブルカーで、六甲ケーブルより歴史があります。山中にある天上寺への交通手段として1925年開業。開業当時はこのあたりはかなりにぎやかだったようですが、阪神大水害、戦争、そして、目的地の天上寺の消失によって、そのにぎやかさは衰退、消失してしまいました。廃墟化していた二代目摩耶花壇を2017年から再生化。
下のアメヤ跡から7分前後で青谷道と合流。Wikiでは「上野道」は「箕岡通の上野道登山口 - ケーブル虹駅 - 仁王門・旧天上寺跡の史跡公園 - 摩耶山掬星台」、「青谷道」は「青谷道登山口 - 観光茶園 - 不動の滝 - 旧天上寺仁王門」(仁王門まで)となっているが本当だろうか? 疑問が残る。
山門を入り、石柱(玉垣)で目立つのが「具足講社」。明治時代に建てられた石柱と思われる。「具足」にはいくつかの意味があり「武具・甲冑」が一般的だが、この場合は「円満具足」の「不足なく十分に備わっていること」という意味ではないだろうか? 「講社」は「会社」のようなものではなく「講」(宗教行事を行う集団)のこと。玉垣は金百圓というのが目立つ。
摩耶史跡公園。旧天上寺境内。西暦646年(大化2年)に建立され、摂津地方で最大の寺と言われていた。1976年(昭和51年)1月30日夜、賽銭泥棒による放火のため仁王門などを除いて数時間で焼け落ちた。私は自宅から反射式天体望遠鏡で焼け崩れる瞬間を見ていた。
2018年9月4日の台風21号で折れた「親子杉」。
倒れた杉を上手に保存している。
台風翌日のヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1666033.html
倒れた杉を上手に保存している。
台風翌日のヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1666033.html
掬星台に着きました。日本三大夜景「北海道函館山」「長崎市稲佐山」、そして、ここ「摩耶山掬星台」です。「きくせいだい」の「掬」は「(星を)すくう」、「菊」ではありません。テラスにある針「神戸らしい眺望景観ビューポイントサイン」は神戸市内に14か所ある。針はファッション都市神戸に由来。今日はあいにくの視界だが、コンディションが良ければ、葛城山、金剛山、関空、紀伊水道の友ヶ島なども見える。
まず、摩耶山最高点702m、三角点とは異なります。摩耶山の702mの表記は1977年までの地図にはなく、1985年の地図で見ることができます。数十メートル離れた三角点(698m)から見ると、ここが4mも高い(702m)とは思えないという人が多いのです。
88の石室(小堂)がつくられたのは1905年となっている。1975年4月に森林浴コースで私が撮影した写真では石室は9つほどある。しかし、(森林浴コースに)現存するものは1つだけだ。阪神大震災で倒壊したのだろうか?
摩耶の大杉さん。これだけは過去の写真。なぜって、人が入っていない写真だと木の大きさがわからないからです。200年前の水害で一帯の杉はことごとく流されたようですが、そのうち残った2本のうちの1本。残念なことに天上寺火災の際に火の粉を浴びたのが原因で衰弱し枯死。それでも50年近く立ち続けています。
青谷道は視界も良くイノシシとのニアミスは少なかったが、昨秋以降、ナイトハイク時に、しばしばニアミスをしている。ここから先はナイトハイク時要注意。特にガイドロープのないところで逃げるために勢いよく飛び出してくるイノシシには十分な注意が必要。イノシシは猪突猛進と言われているが、こちらをよく見ており、引き返す、急停止、急転換もする。パニクらせないことが重要。
青谷道はゴルジュ帯も多いが、砂防ダムが多く、沢登り、遡行には向いていない。大日大聖不動明王禊場以南は徒歩道となっており、郵便配達も通る。いくら徒歩道といえ、山道に近い箇所もあり、スーパーカブではちょっと大変そう・・・
撮影機器:
装備
個人装備 |
半ズボン
半袖Tシャツ×3
麦茶650cc
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感想
摩耶山の麓に住んでいて、昔から年に1〜2回くらいは山を歩いていたが、3年前の2018年5月16日にFACEBOOK経由で知り合ったH氏と歩き出してから山行の回数は著しく増えた。H氏の影響を受け、その年にうちに六甲全山縦走に挑戦・踏破。ヤマレコも始めた。まもなく、ヤマレコにおける摩耶山の山行回数は100回になろうとしている。2018年5月に歩き出した頃は、とにかく必死で歩いていて、まわりの景色なんて楽しんでいなかったし、記憶もそれほど残っていない。今では上野道と青谷道に関してはルートも熟知できたので、ちょっと勝手にヤマレコで道案内してみようかと。摩耶山は1000回単位で登っている人も少なくないので恐縮至極な限りであるが・・・
スピード・テンポを求めて登るのも楽しいが、写真を撮りながらのんべんだらりと登るのも、また楽しかった。また、3年前の5月に山行を始めたきっかけをつくってくれたH師匠とも2年半ぶりに偶然の再会。2回Tシャツを着替える、とにもかくにも暑い1日でした。
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