塩見-北岳


- GPS
- 43:02
- 距離
- 31.4km
- 登り
- 2,979m
- 下り
- 3,218m
コースタイム
7/14:三伏小屋(02:50)塩見岳(02:35)北荒川岳(00:35)安倍荒倉岳(00:35)熊ノ平小屋(01:30)三峰岳(01:00)間ノ岳(01:00)北岳山荘
07/15:北岳山荘(01:05)北岳(02:30)広河原
天候 | 曇り・時々雨、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
7/13:きっかり1年振りに下り立った伊那大島でバスを待つ登山者は10名ほど、去年の倍くらいだ。今年のバスは途中での休憩がなかったために13時半過ぎには鳥倉登山口に到着。途中のゲート付近のみならず、そこまでの路肩にまで溢れんばかりの車を見ると、テン場スペースに対する不安も去年の比ではない。雨を呼びそうな空模様にも背を押されたが、三伏までは矢張り2時間。整地された区画の端っこに何とかスペースを確保し、一息ついたところで驟雨。18時頃までだったか、結構な降りだった。夜半にも一時激しく降り、フライを叩く雨音に暫く眠れず。
7/14:長丁場の1日となるので4時には出たかったのだが、ガスと時折の小雨でふんぎりがつかず、結局、出発は4時半。それでもじきに明るくなり、行く手に塩見の姿も見えてきた。今回こそは山頂からの眺望を、と頑張って一気に進み、3時間弱で東峰。
これから辿る仙塩尾根がよく見えるが、いかにも長い。北岳どころか間ノ岳まで行き着けるのか些か心配になった。が、ここで朝3時過ぎに熊ノ平を出たという人と遭い、登り基調で4時間ならば逆の自分も行けるはず、と気を取り直し、久し振りの高い稜線歩きを開始。これまでの道中とは比較にならないほど人影は減ったが、それでも時折り先行者に追いついたり南下してくる人とすれ違ったりと、静かながらもメジャールートらしさを実感した。
北荒川岳から望む間の岳山頂付近は雲に閉ざされ、あまり歓迎ムードは感じられないが、後ろを振り向くと塩見の頂も同様なので、前進する。畑のようなマルバダケブキとケイバイソウの群生地を通り抜け、ダケカンバの明るい疎林を縫い、かと思えば針葉樹とコケの暗い林を潜って歩くこと3時間半、11時に熊ノ平に到着した。当初の予定では今日はここまでだし、小屋前には気持ちのよさそうな広いウッドデッキがあるし、テン場には豊富な水が流れているし、よほどここで終了としようかと思ったが、一方で天気の傾向(朝晩に結構な雨で昼間は何とかもつ)を考え、また出来れば最終日の行程を減らしておければとの思いもあって、休憩がてら行動案を検討。最終的に北岳山荘まで進むこととし、水を補給しただけで小屋を後にする。
井川越で大井川源頭を跨ぎ(思わず「越すに越したぞ」と独り言)、三峰岳からは仙塩尾根のまだ続く長さに圧倒され、もうひと登りで間の岳。ガスっていて何も見えない。もうひと歩きで北岳山荘。やれやれ、流石に長かった。ここでも、テントを張って落ち着いた頃から一時驟雨。
7/15:夜半から強風と激しい雨で、またしても夜中に起こされる。この天気では動きたくないなあと夢うつつで心配していたが、いつの間にか落ち着いたようで、気付いたら3時半過ぎ。フライを叩く風雨は大したことないが、ガスに捲かれて明るく気配はない。昨日稼いだ時間があるので様子見を続けたが、あまり状況が変わりそうにないし、5時を回った頃、あきらめて撤収。
吹きっ晒し稜線を辿り(辺りの花はきれいだったが楽しむにはちょっと天気が・・。それでもキタダケソウを探して写真を撮っている人たちがいた)、真っ白な北岳で証拠写真のみを撮り、そのまま下る。
が、この後、大樺沢二俣に着いた頃から天気が急速に回復、あれわあれよと雲が切れ始め、バットレスが姿を現したかと思うと、広河原に下りたときには、北岳山頂までが青空にくっきりと映えていた。
*
快晴のもとでの縦走を根拠なくイメージしていたので、若干、天気に追われる慌しさが残念だった。もっと全天候型になる必要がありそうだ。
keichiro01です。先ほどはご連絡有難うございました!
塩見から北岳へ歩かれてたんですね!
テン泊装備で2日目の行程が凄いです!!
自分もテン泊装備で歩いてみたいなぁなんて思いますが、
余裕で熊の平でヘタレてる自信があります〜
沢登りもされるんですね!
自分はまだまだ初心者なので色々拝見させて下さい!
はじめまして、LArcと申します。
楽しく拝見いたしました。
ブロッケンに遭遇し、写真も綺麗に撮影されていて幸運の持ち主ですね。
ところで、三峰岳では、お見苦しい物を私が残したため、御不快な思いをなさったことと思います。
思いつきとはいえ、大人げなかったと反省しておりますので、どうか御容赦いただければ幸いです。
今回の件は大変お騒がせをいたしました。
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