ツクモグサを見に赤岳〜横岳〜硫黄岳＠行者小屋テント泊

2021年06月05日(土) 〜 2021年06月06日(日)

• GPS: 26:37
• 距離: 18.9km
• 登り: 1,946m
• 下り: 1,955m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:56
• 休憩: 2:48
• 合計: 10:44

5:47 美濃戸
7:06 7:07 中ノ行者小屋跡
8:15 8:56 行者小屋
9:08 9:08 阿弥陀岳分岐
9:46 9:48 赤岳主稜チョックストーン
9:57 9:58 文三郎尾根分岐
10:07 10:07 キレット分岐
10:18 10:24 竜頭峰分岐
10:26 10:39 赤岳
10:42 10:47 赤岳頂上山荘
11:12 11:14 赤岳天望荘
11:19 11:20 地蔵の頭
11:30 11:36 二十三夜峰
11:46 11:51 日ノ岳
12:02 12:07 鉾岳
12:14 12:19 石尊峰
12:26 12:32 三叉峰
12:34 12:38 横岳（無名峰）
12:50 12:56 横岳
13:08 13:08 台座ノ頭
13:27 14:00 硫黄岳山荘
14:24 14:30 硫黄岳
14:48 14:52 赤岩の頭
15:31 15:33 ジョウゴ沢
15:38 15:38 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
15:42 15:55 赤岳鉱泉
16:22 16:23 中山尾根展望台
16:31 行者小屋

2日目

• 山行: 2:27
• 休憩: 0:04
• 合計: 2:31

5:51 行者小屋
6:46 6:50 中ノ行者小屋跡
8:17 8:17 美濃戸山荘
8:22 赤岳山荘

天候

1日目：晴れ時々曇り
2日目：曇り（早朝小雨）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【往路】山友宅で仮眠。
車で都内03時出発→美濃戸口駐車場05時半着
【往路】美濃戸口から高速道路を使用。高尾駅で解散

写真

6/5 5:54

【1日目】約3年ぶりの、美濃戸口からの八ヶ岳。登山口手前、赤岳山荘上の駐車場まで、一気に車で来れて感動( *´艸｀)

6/5 6:04

歩き始めて30分程で、絶滅危惧種に指定されているという「ホテイラン」に遭遇。

6/5 6:07

希少な花の為、保護ロープが張られている。写真撮り易い位置に咲いていないのが、ちょっと残念だった。この写真は後姿。

6/5 6:34

本日は業者小屋でテント泊予定なので「南沢」を行く。

6/5 7:05

前夜の雨で森の中はしっとりと濡れており、良い雰囲気だった。

6/5 7:17

光に照らされ、この小さく丸い葉がキラキラ光って綺麗だった。

6/5 7:28

苔と岩と・・・八ヶ岳だなぁ〜としみじみ。

6/5 7:45

シラビソ特有の甘い香りに、気持ちが落ち着く。

6/5 7:45

6/5 7:46

6/5 7:51

開けた場所に出ると、横岳がその姿を見せる。

6/5 8:09

雲行きはちょっと怪しいけれど、山々に雲はかかっていなかった。

6/5 8:20

行者小屋テント場に到着。小屋は7/3〜営業開始。テント設営実施。

6/5 9:12

荷物を軽くしいざ、赤岳・横岳・硫黄岳へ行こう！空はいつの間にか青空多めになっていた。

6/5 9:19

文三郎尾根を登り始めると、マムート印木道出現w

6/5 9:27

階段シンドイ…と登っていたが。

6/5 9:25

振り返ると、背後の景色が凄いことになっていた！

6/5 9:31

北アルプス、全部見え！

6/5 9:32

進行方向左手には横岳（横顔格好イイ！）硫黄岳が良く見える。

6/5 9:34

進行方向右手は阿弥陀岳。こちらもまた素敵な山だ〜

6/5 9:43

横岳一部をズーーム。サイの角みたいw

6/5 9:44

天気が良すぎて、止まっては写真、止まっては写真の繰り返し！

6/5 9:50

「景色すごくて、先に進まない」という声が、周囲からチラホラ聞こえたw

6/5 9:50

見上げていた阿弥陀岳・中岳とほぼ同じ目線に。

6/5 9:57

風もそこまで強くなく、天気予報を覆す良い天気！

6/5 10:00

文三郎尾根・中岳の交差地点のやや上から撮影。

6/5 10:06

山頂目指して、岩場道を行く。下山してくる人もいるので、譲り合って通行。

6/5 10:21

岩場を乗り越えた…と思ったら、眼前に雲海と・・・

6/5 10:21

富士山！
感動した。

6/5 10:21

ここからも南アルプスや中央アルプスが見えた。本当に天候に恵まれた。

6/5 10:26

「赤岳山頂目指すぞぉー」「おぉー」と上を見上げたら、足が出ていて仲間と仰天した(笑)

6/5 10:31

3年ぶりの赤岳山頂。人が減る瞬間を狙って撮影。

6/5 10:28

山頂から赤岳頂上山荘（休業中）をパチリ

6/5 10:44

振り返って、赤岳山頂をパチリ。なかなかの密状態でしたね。

6/5 10:44

赤岳展望荘に向っての下山。そういえば3年前、この下りが怖かった事を思い出す。

6/5 11:10

何とか下山できたが…私は今回も途中で怖くなり、鎖を持って後ろ向きで降りた次第。山友達は軽快に下っていた。

6/5 11:15

赤岳展望荘は営業中。また何時か泊まりたい宿のひとつ。

6/5 11:28

振り返って、富士山と赤岳のツーショット撮影♪

6/5 11:54

横岳へ向かいながら、何度も赤岳の写真を撮っていた。だって、恰好良いんだもん( *´艸｀)

6/5 11:56

そして待ちに待った、ツクモグサに出会う。

6/5 11:56

初めて見たが可憐で可愛いのぉ( *´艸｀)

6/5 11:57

オヤマノエンドウ

6/5 11:58

岩場の「ここ？！」というような場所に咲いていた。
もうちょっと引いて撮影するべきだった(^^;)

6/5 11:58

可愛いので、花の姿が見えると立ち止まって撮影していた。

6/5 12:04

ホワホワした毛が、またなんとも可愛い。

6/5 12:19

人がそれほど多くなく、渋滞することなく撮影できたのは…かなり幸運だったかもしれない。

6/5 12:05

6/5 12:23

後少しで先そうだったキバナシャクナゲ

6/5 12:25

イワウメ

6/5 12:36

花にばかり見惚れていたら、何時の間にか赤岳が随分遠くになってしまった。

6/5 12:56

横岳山頂を通過したら、後は硫黄岳まで下るだけだ〜と思っていたら鎖場出現。気持ちを引き締めた。

6/5 13:16

硫黄岳山荘に向って下る、下る・・・

6/5 13:46

硫黄岳山荘に到着。トイレが水洗の、綺麗な小屋。

6/5 13:46

私はおでん、山友はカレー、おこわなどを食べていた。三人とも「美味しい」を連呼していたw

6/5 14:04

赤岩の頭に向けてパチリ。向こうに見えるは乗鞍岳かな？

6/5 14:23

硫黄岳山頂の標識前から、赤岳をパチリ。私にとって「八ヶ岳」というと、ココかもしれない。

6/5 14:26

爆裂火口を撮影。もうちょっと下ると火口部が見えるが…疲れて行けなかった(^^;)

6/5 14:45

名残惜しく、立ち止まって何度も撮影。

6/5 14:49

赤岩の頭。4年前、北沢から歩いてココに出てきた時…すごく感動したのを覚えている。

6/5 15:18

赤岳鉱泉を目指して歩く。

6/5 16:08

赤岳鉱泉から行者小屋へと向かう道は、疲れていたのでシンドカッタ〜

6/5 16:32

行者小屋まで戻って来た！

6/5 18:19

我が家（モンベルステラリッジ）
18時半頃には寝袋の中へ。

6/5 19:11

外がザワザワするのでテントから顔を出すと、空が赤く燃えていた…。横岳が赤く染まっていたのでパチリ。

6/6 5:38

【2日目】早朝、小雨が降ったが30分程度で止む。阿弥陀岳へ行こうという話もあったが、そのまま下山。

6/6 5:46

行者小屋テラスから撮影。

6/6 5:58

雲に撒かれる横岳。昨日の天気に感謝しながら、下山。

6/6 7:16

昨日は気が付かなかったが、山肌の新緑が綺麗だった。

6/6 7:55

そして白い点々は、コミヤマカタバミ。

6/6 7:34

初日は雨に濡れて頭を垂れていたが、2日目は顔が上がっていた＾＾

6/6 8:00

そして初日よりも良いショットが撮れたホテイラン♪

6/6 8:02

横顔もパチリ。

6/6 8:13

充実した2日間だった。

撮影機器：

EOS 70D CANON

感想

よしゑ

4月に身延山・七面山を一緒に歩いた山友から「車で八ヶ岳へ行きましょう」と、心躍る連絡が入った。
当初は早朝高尾駅で拾ってもらい、行者小屋でテント泊。翌日、赤岳〜横岳〜硫黄岳と縦走して帰宅しよう…という計画だった。しかし出発が遅いと、駐車場が埋まってしまうかもしれない。何より当初は晴れ予報だった日曜日の天気が崩れ始めたこともあり、山友宅で仮眠してから美濃戸口へ向かうことになった。

3年前に赤岳〜横岳〜硫黄岳を縦走した際には、赤岳展望荘に1泊してから横岳〜硫黄岳と縦走。あの道を美濃戸口から一日で一気に歩くのかと、正直ちょっと不安。不安に追い打ちをかけたのは睡眠時間。金曜夜は、3時間程度しか寝れなかった。
山友2人に迷惑はかけられない…と、一人登山とは違った緊張感の中、美濃戸口を出発した。

歩き始めて30分程で、絶滅危惧種のホテイランに遭遇。最初は片手で数えるほどしか見つけられなかったが、よくよく見たらポツポツ点在しており…「あった！」「ここだ！」と大いに盛り上がった。
前日雨が降っていたから、八ヶ岳の山中は濡れて苔がとても綺麗だった。ただあちこに咲いていた小さく可憐なコミヤマカタバミは、濡れて俯いていた。写真撮れずにちょっと残念。

行者小屋に8時過ぎに到着。テントを張り、少し休憩し
赤岳〜横岳〜硫黄岳の縦走へと向かった。
予想外だったのは、天気がとても良かったこと。赤岳を目指す道中、振り返ると北・南・中央アルプスが惜しげもなくその姿を見せてくれた。雲海の向こうには富士山も見れて、感動！しかし、感動のピークはその後。

赤岳から横岳へと向かう道中はツクモグサに魅了された。
ツクモグサは、フクジュソウを彷彿とさせるようなフォルムとサイズ。色は淡い黄色の花。茎はホワホワした毛に覆われ、可憐な花だった。ホテイランのように少ししか咲いていないのかと思ったら、予想以上にたくさん咲いており、感激した。
人も少なく、写真撮影もゆっくりとできたので非常に楽しい時間だった。

硫黄岳山荘で休憩し、赤岳鉱泉でテント代を支払って行者小屋へ。この40分の道程が、シンドカッタ。緩い登りが非常にしんどく感じ…やはりオーバーワークな行程だったと反省。でも天気に恵まれ、見たかった花も見れてたので非常に満足な1日だった。ちなみに私以外の2人は、美濃戸口まで帰れたんじゃないかなw

翌日は早朝、小雨が降ったこともあり早々にテント撤収。のんびり美濃戸口へと戻り、車で高尾駅まで送ってもらい家路についた。
車での山行は、かなり楽だった。睡眠時間が取れなかったのは辛かったけれど、ね。
怪我無く下山でき、本当に良かった。