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Yamareco

記録ID: 324949
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

軟弱夫婦の剱岳チャレンジ

2013年07月21日(日) 〜 2013年07月22日(月)
 - 拍手
NanjaMonja その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
18:22
距離
14.9km
登り
1,696m
下り
1,697m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【1日目】 自宅4:00発
9:30  室堂
13:00〜別山乗越〜13:50
15:20 剣山荘
(所要時間 5:50 休憩含む)

【2日目】
3:50  剣山荘
4:25  一服剱
5:40  前剱
7:30〜剱岳山頂〜8:00
9:40  前剱
10:40 一服剱
10:50〜剣山荘〜11:45
13:30 別山乗越
16:30 室堂
(所要時間 12:40 バテバテで休憩しまくりです)
天候 1日目 7/21(日) 快晴
2日目 7/22(月) 霧のち雨

※8月にならないと天候は安定しないようです。

過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■ 立山駅に無料駐車場あり
 日曜朝8時ごろでしたが、充分スペースありました
■ 立山駅〜美女平間 ケーブルカー 約7分
  美女平〜室堂間 立山高原バス 約50分
 (立山駅〜室堂間 往復運賃4,190円)
 ※10kgを越える荷物は300円必要です

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド
http://www.alpen-route.com/index.php
コース状況/
危険箇所等
■ 室堂〜雷鳥沢キャンプ場
 観光客向けの、石畳の遊歩道。危険は全くありません。
 ただ、標高差が100mくらいあるので、疲れて下山して来たあとにはかなりキツイです。
■ 雷鳥沢キャンプ場〜別山乗越
 雷鳥坂のキツイ登りです。最初に雪渓を通りますが、傾斜も緩いので気にはなりません。
■ 別山乗越〜剣山荘
 剱沢小屋経由と雪渓横断の2つのルートがあります。
 雪渓横断ルートは慣れない人は恐いかも。
 (要アイゼンと書いてありますが特にその必要はなさそうです)
 剣山荘オフィシャルサイト http://www.net3-tv.net/~kenzansou/
■ 剣山荘〜剱岳山頂
 説明不要ですが、岩場・ガレ場の登降の繰り返しです。
 ガスっていると、ペンキが見つけにくいです。
予約できる山小屋
立山室堂山荘
雷鳥沢ヒュッテ
剣山荘
立山ICを降りて少し走ると、剱岳見えました。
ワクワクします
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立山ICを降りて少し走ると、剱岳見えました。
ワクワクします
室堂ターミナルから富山方面
室堂ターミナルから富山方面
「シャチの体の模様みたい」と言ったら、妻はポカ〜ンとしてました
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「シャチの体の模様みたい」と言ったら、妻はポカ〜ンとしてました
室堂ターミナルから立山
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室堂ターミナルから立山
ターミナル周辺は、観光客も多くいます
ターミナル周辺は、観光客も多くいます
20℃
天気がいいので結構暑いです
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20℃
天気がいいので結構暑いです
玉殿の岩屋は通行禁止でした
玉殿の岩屋は通行禁止でした
これから向かう方向
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これから向かう方向
名前不明の花
ミクリガ池
イワカガミ
コバイケイソウが真っ盛りでした
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コバイケイソウが真っ盛りでした
結構長い雪渓でした
結構長い雪渓でした
雷鳥坂から室堂方面
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雷鳥坂から室堂方面
雷鳥坂から大日岳方面
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雷鳥坂から大日岳方面
まだまだ登ります
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まだまだ登ります
イワツメクサ
13:00
別山乗越にある剱御前小屋。
ここまでくればあと少し。昼飯にします
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13:00
別山乗越にある剱御前小屋。
ここまでくればあと少し。昼飯にします
あ〜残念。剱の頂上はガスがかかってます。
これ以降、2度と見ることはできませんでした・・・
あ〜残念。剱の頂上はガスがかかってます。
これ以降、2度と見ることはできませんでした・・・
別山乗越からの室堂方面
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別山乗越からの室堂方面
ハクサンイチゲ
名前不明の花
お花畑♪
富山県警の救難ヘリ。足首を痛めた登山者が運ばれました
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富山県警の救難ヘリ。足首を痛めた登山者が運ばれました
剣沢を下ってます
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剣沢を下ってます
初登場のチェーンスパイク。シャーベット雪には効かないような。でも安心感はあります
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初登場のチェーンスパイク。シャーベット雪には効かないような。でも安心感はあります
ミヤマキンバイ?
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ミヤマキンバイ?
雪渓トラバース中。小屋のスタッフがルートを作ってくれてます
雪渓トラバース中。小屋のスタッフがルートを作ってくれてます
剣山荘が見えた〜
剣山荘が見えた〜
15:20
剣山荘に着きました
15:20
剣山荘に着きました
雲が少し切れて、後立山連峰が見えました
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雲が少し切れて、後立山連峰が見えました
別山の上の月がキレイでした
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別山の上の月がキレイでした
剱御前。もしかして、明日も晴天かと期待したんですが、甘かった
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剱御前。もしかして、明日も晴天かと期待したんですが、甘かった
19時ごろ、剣山荘の玄関は17℃。
外は14℃くらいでした。
19時ごろ、剣山荘の玄関は17℃。
外は14℃くらいでした。
まだ真っ暗の一服剱。
ガスっててご来光はダメみたい
まだ真っ暗の一服剱。
ガスっててご来光はダメみたい
ガスってます
どこまでもガスってます
どこまでもガスってます
ず〜っとこんな感じ
ず〜っとこんな感じ
かすれてますけど、4番目の鎖場です
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かすれてますけど、4番目の鎖場です
5:40 前剱
ここからが本番?です
5:40 前剱
ここからが本番?です
エーデルワイス?
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エーデルワイス?
けっこうなナイフリッジですが、ガスで高度感がなくてフツーに歩いてます
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けっこうなナイフリッジですが、ガスで高度感がなくてフツーに歩いてます
岩よりも、この橋のほうが恐い気がします
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岩よりも、この橋のほうが恐い気がします
チシマギキョウ
こういう天候だと、ライチョウに会えるのが救いですね
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こういう天候だと、ライチョウに会えるのが救いですね
7:30
「山頂で〜す」って、何も見えませんが・・・
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7:30
「山頂で〜す」って、何も見えませんが・・・
新しい三角点
柴崎測量官を偲んでナデナデしました
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新しい三角点
柴崎測量官を偲んでナデナデしました
気づかず登ってきたカニのヨコバイを今度は下ります
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気づかず登ってきたカニのヨコバイを今度は下ります
**シャクナゲ?
**シャクナゲ?
ハイマツの花?
降りてきた頃、一服剱が見えました
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降りてきた頃、一服剱が見えました
シナノキンバイ
10:55
剣山荘へ帰ってきました。
ここから先は雨も降ってきたので、写真がないです。(バテてそんな余裕もなかったけど)
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10:55
剣山荘へ帰ってきました。
ここから先は雨も降ってきたので、写真がないです。(バテてそんな余裕もなかったけど)

感想

NanjaMonjaははるか昔の若かりし頃に剱岳に登ったことがありますが、妻は立山すら全く知らない世界。
「剱岳点の記」が映画化されたけど、実際の土地勘がないと妻には理解しにくいだろな〜と思い、思い切ってのチャレンジです。
夫婦ともに体力に不安があることは、充分承知のうえでの決行でしたが、やっぱり大変な目に会いました(-_-;)

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【1日目】
日曜日なのにそれほど混雑もなく、バスからの眺めを楽しんで室堂到着。天気も上々。
9:30 スタート。登る前に、「剱岳点の記」に出てくる、「玉殿の岩屋」というのを見てみようと思ったら、雪渓が危険?のためか立入禁止。
諦めて、雷鳥沢へ向かいます。
元気があれば、立山三山を縦走してから剱沢へ行くことも考えますが、僕らの体力ではヤバそうなので剱沢へ直行です。
そして、雷鳥坂を強い陽射しの中を登ります。天気がいいのでかなり暑い(22℃)です。

13:00 別山乗越到着。
雷鳥坂で足首を痛めた登山者がいて、救難ヘリで下山していました。
無事、帰宅できたんでしょうか?こういうのを身近に見ると、他人事ではない気がします。

ここからは、剣山荘までは、雪渓横断ルートを選択しました。
まだけっこう雪渓が残っていて、シャーベット状ですが慣れない人は恐いでしょうね。
ここで、初登場「チェーンスパイク」装着です。
でも、チェーンスパイクはシャーベット状だとあまり効かないような気がします。

下りなのに、けっこう疲れて15:20剣山荘に到着。
この小屋は、改築したばかり?のようで、設備すべてが新しく、シャワーまで使えるという、至れり尽くせりの山小屋です。
この日は宿泊客も少なく(40人くらい?)部屋も少人数でゆったり使わせてもらい、快適でした。

【2日目】
一服剱でご来光でも見ようって、4時に小屋を出発。
でも、ガスがひどくて全く何も見えません。そのまま歩きます。

5:40 前剱
妻がバテました。「あとどれくらい?」と不安そう。
でもここからが核心部なんだよな〜がんばれよ〜。
平日とはいえ、この登山ブームで超有名な山、さぞかし登山者が多いだろうと覚悟してましたが、意外に少ない。
静かな山旅です。よかった。

このあたりから、3パーティぐらいが一緒になりました。
ところが平蔵のコルでルートを間違えて、皆で下りルートへ進んでしまいました。
(言い訳しますが、ガスでペンキが見えなかったのです)
トラバース気味の鎖場を過ぎたところで、先頭のご夫婦が、「ここ下りルートでした〜」って。
目の前に「カニのヨコバイ」のプレートが・・・
あっけなくヨコバイを通りぬけてました・・・わはは。
「下ってくる人は、まだいないみたいだからいいよね〜」ということで。

7:30 山頂到着
山荘で作ってもらった弁当を食べながら、「もしかしてガス晴れないかなぁ」
バテた妻は、弁当食べれません・・・
30分待ちましたが、天候は回復しそうにないのであきらめて下山します。

さっき登ってきてしまった「カニのヨコバイ」今度は下ります。
ここを往復するって経験も貴重でしょうね。
妻はバテてるくせに「カニのタテバイ行きたかった」と残念そう。
観光名所と勘違いしてないか?

僕もけっこうバテてきたみたいで、ゆっくりゆっくり他の人に抜かれながら下って、10:55 剣山荘に戻りました。
荷物を整理して、出かけようとしたら雨が降り始めたので、カッパ出してたらさらに遅くなってしまいました。11:45やっと出発。

昨日と同じ雪渓横断ルートを別山乗越へ。
昨日ズブズブだった雪渓が、今日は気温が低いためか締まってます。
するとあら不思議、チェーンスパイクが効果を発揮しました。
バテてるくせに、遊んだりします。
決してお守りではなかったようで、妻も「これ付けてると安心〜」

本降りになってしまったので、別山乗越でも休憩もそこそこで雷鳥坂を下ります。
雨は強いけど、ここは下りなのでふんふ〜ん♪と歩けます。
さすが雷鳥坂、結構強い雨なのにライチョウの親子連れを見ることができました、ラッキー。

さて、雷鳥沢キャンプ場からは室堂まで少し登り返しですが、ここでもう僕がダメ。
足が上がりません。数歩登ってはハアハアゼーゼーの繰り返し。
観光客も歩いてる遊歩道で醜態さらしてます。
(天気悪くて、人が少なくてよかった)
そのくせ、ギャグいう元気だけはあったりして・・・

16:30 やっとこさ室堂バスターミナルに到着
バスの最終、17時だって。ちょっと間違ってたら帰れんかったかも・・・

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というわけで、何とか無事剱岳に登頂して、その日のうちに帰宅できました。
ただ、なんだか納得いかないんです。
天候がイマイチだったのもありますが、僕がバテ?たことが・・・
バテたにしちゃ、運転して結構元気に帰ってきました。
最後は全然足が上がらなかったのに、翌日でも足の筋肉痛はたいしたことない。
体力不足?心肺能力?シャリバテ? なんだか妙に不満の残る剱岳でした。

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