軟弱夫婦の剱岳チャレンジ


- GPS
- 18:22
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,696m
- 下り
- 1,697m
コースタイム
9:30 室堂
13:00〜別山乗越〜13:50
15:20 剣山荘
(所要時間 5:50 休憩含む)
【2日目】
3:50 剣山荘
4:25 一服剱
5:40 前剱
7:30〜剱岳山頂〜8:00
9:40 前剱
10:40 一服剱
10:50〜剣山荘〜11:45
13:30 別山乗越
16:30 室堂
(所要時間 12:40 バテバテで休憩しまくりです)
天候 | 1日目 7/21(日) 快晴 2日目 7/22(月) 霧のち雨 ※8月にならないと天候は安定しないようです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日曜朝8時ごろでしたが、充分スペースありました ■ 立山駅〜美女平間 ケーブルカー 約7分 美女平〜室堂間 立山高原バス 約50分 (立山駅〜室堂間 往復運賃4,190円) ※10kgを越える荷物は300円必要です 立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド http://www.alpen-route.com/index.php |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 室堂〜雷鳥沢キャンプ場 観光客向けの、石畳の遊歩道。危険は全くありません。 ただ、標高差が100mくらいあるので、疲れて下山して来たあとにはかなりキツイです。 ■ 雷鳥沢キャンプ場〜別山乗越 雷鳥坂のキツイ登りです。最初に雪渓を通りますが、傾斜も緩いので気にはなりません。 ■ 別山乗越〜剣山荘 剱沢小屋経由と雪渓横断の2つのルートがあります。 雪渓横断ルートは慣れない人は恐いかも。 (要アイゼンと書いてありますが特にその必要はなさそうです) 剣山荘オフィシャルサイト http://www.net3-tv.net/~kenzansou/ ■ 剣山荘〜剱岳山頂 説明不要ですが、岩場・ガレ場の登降の繰り返しです。 ガスっていると、ペンキが見つけにくいです。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
NanjaMonjaははるか昔の若かりし頃に剱岳に登ったことがありますが、妻は立山すら全く知らない世界。
「剱岳点の記」が映画化されたけど、実際の土地勘がないと妻には理解しにくいだろな〜と思い、思い切ってのチャレンジです。
夫婦ともに体力に不安があることは、充分承知のうえでの決行でしたが、やっぱり大変な目に会いました(-_-;)
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【1日目】
日曜日なのにそれほど混雑もなく、バスからの眺めを楽しんで室堂到着。天気も上々。
9:30 スタート。登る前に、「剱岳点の記」に出てくる、「玉殿の岩屋」というのを見てみようと思ったら、雪渓が危険?のためか立入禁止。
諦めて、雷鳥沢へ向かいます。
元気があれば、立山三山を縦走してから剱沢へ行くことも考えますが、僕らの体力ではヤバそうなので剱沢へ直行です。
そして、雷鳥坂を強い陽射しの中を登ります。天気がいいのでかなり暑い(22℃)です。
13:00 別山乗越到着。
雷鳥坂で足首を痛めた登山者がいて、救難ヘリで下山していました。
無事、帰宅できたんでしょうか?こういうのを身近に見ると、他人事ではない気がします。
ここからは、剣山荘までは、雪渓横断ルートを選択しました。
まだけっこう雪渓が残っていて、シャーベット状ですが慣れない人は恐いでしょうね。
ここで、初登場「チェーンスパイク」装着です。
でも、チェーンスパイクはシャーベット状だとあまり効かないような気がします。
下りなのに、けっこう疲れて15:20剣山荘に到着。
この小屋は、改築したばかり?のようで、設備すべてが新しく、シャワーまで使えるという、至れり尽くせりの山小屋です。
この日は宿泊客も少なく(40人くらい?)部屋も少人数でゆったり使わせてもらい、快適でした。
【2日目】
一服剱でご来光でも見ようって、4時に小屋を出発。
でも、ガスがひどくて全く何も見えません。そのまま歩きます。
5:40 前剱
妻がバテました。「あとどれくらい?」と不安そう。
でもここからが核心部なんだよな〜がんばれよ〜。
平日とはいえ、この登山ブームで超有名な山、さぞかし登山者が多いだろうと覚悟してましたが、意外に少ない。
静かな山旅です。よかった。
このあたりから、3パーティぐらいが一緒になりました。
ところが平蔵のコルでルートを間違えて、皆で下りルートへ進んでしまいました。
(言い訳しますが、ガスでペンキが見えなかったのです)
トラバース気味の鎖場を過ぎたところで、先頭のご夫婦が、「ここ下りルートでした〜」って。
目の前に「カニのヨコバイ」のプレートが・・・
あっけなくヨコバイを通りぬけてました・・・わはは。
「下ってくる人は、まだいないみたいだからいいよね〜」ということで。
7:30 山頂到着
山荘で作ってもらった弁当を食べながら、「もしかしてガス晴れないかなぁ」
バテた妻は、弁当食べれません・・・
30分待ちましたが、天候は回復しそうにないのであきらめて下山します。
さっき登ってきてしまった「カニのヨコバイ」今度は下ります。
ここを往復するって経験も貴重でしょうね。
妻はバテてるくせに「カニのタテバイ行きたかった」と残念そう。
観光名所と勘違いしてないか?
僕もけっこうバテてきたみたいで、ゆっくりゆっくり他の人に抜かれながら下って、10:55 剣山荘に戻りました。
荷物を整理して、出かけようとしたら雨が降り始めたので、カッパ出してたらさらに遅くなってしまいました。11:45やっと出発。
昨日と同じ雪渓横断ルートを別山乗越へ。
昨日ズブズブだった雪渓が、今日は気温が低いためか締まってます。
するとあら不思議、チェーンスパイクが効果を発揮しました。
バテてるくせに、遊んだりします。
決してお守りではなかったようで、妻も「これ付けてると安心〜」
本降りになってしまったので、別山乗越でも休憩もそこそこで雷鳥坂を下ります。
雨は強いけど、ここは下りなのでふんふ〜ん♪と歩けます。
さすが雷鳥坂、結構強い雨なのにライチョウの親子連れを見ることができました、ラッキー。
さて、雷鳥沢キャンプ場からは室堂まで少し登り返しですが、ここでもう僕がダメ。
足が上がりません。数歩登ってはハアハアゼーゼーの繰り返し。
観光客も歩いてる遊歩道で醜態さらしてます。
(天気悪くて、人が少なくてよかった)
そのくせ、ギャグいう元気だけはあったりして・・・
16:30 やっとこさ室堂バスターミナルに到着
バスの最終、17時だって。ちょっと間違ってたら帰れんかったかも・・・
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というわけで、何とか無事剱岳に登頂して、その日のうちに帰宅できました。
ただ、なんだか納得いかないんです。
天候がイマイチだったのもありますが、僕がバテ?たことが・・・
バテたにしちゃ、運転して結構元気に帰ってきました。
最後は全然足が上がらなかったのに、翌日でも足の筋肉痛はたいしたことない。
体力不足?心肺能力?シャリバテ? なんだか妙に不満の残る剱岳でした。
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