記録ID: 3256063
全員に公開
ハイキング
塩見・赤石・聖
光岳
2021年06月07日(月) 〜
2021年06月08日(火)
長野県
静岡県
3cats
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 27:23
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 2,623m
- 下り
- 2,615m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:15
距離 17.6km
登り 2,274m
下り 468m
| 天候 | 初日は早朝一瞬だけ霧雨が降りましたがその後は素晴らしい天気。二日目は早朝から快晴。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
★駐車場〜易老渡（約1時間、標高差約180m） 所々砂利道もありますが殆ど舗装された道が続きます。距離にして4.5km、標高差は180mあります。徒歩約1時間ですが自転車の方が楽でしょう。砂利道は押して歩くとして、電動アシスト付きのママチャリがあれば上りも下りもかなり楽になるなと思いました。車に載るかが問題ですが。 ★易老渡〜面平（CT〔※〕：2時間5分、標高差約600m） ※山と高原地図コースタイム 最初からかなりの急登で出だしが一番きつく感じました。下山時は最後足にきて足がプルプルする状態になりました。この区間がこのコースの肝かもしれません。泊りの人は重いザックを背負ってこの道を登るのは大変です。私もザックが重く、肩にくい込むのに耐えながら、ストックを使い一歩一歩ゆっくり登りました。 ★面平〜易老岳（CT：3時間15分、標高差約850m） 面平周辺は道迷いが多いようです。倒木が多く、確かに道が少し判りにくい箇所もあるので下りでは注意してください。気になった所にピンクテープを少し追加しておきました。面平周辺は傾斜が緩みますがその後もずっと急登です。但し私個人の印象ですが、時間も標高差もこの区間の方が多いのに、登りも下りも易老渡から面平の区間の方がきつく感じました。面平から上は標高を示すプレートが200mおきにあるので、それが精神的に楽にしてくれたのかもしれません。易老岳直前に岩場を巻く箇所がありますが、特に危険な場所ではなく慎重に通れば問題ないでしょう。 ★易老岳〜三吉平（CT：1時間10分、標高差約▲150m） 苦労して登った易老岳からいったん標高を落とします。歩きやすい区間で、三吉平周辺は天然林が美しく、植生も苔・シダ類が多く雰囲気のいい所です。下山時は早朝に通過しましたが、朝のひんやりとした空気の中を歩くと、森の香りと新鮮な空気で心身がリフレッシュする感じでした。 ★三吉平〜静高平〜イザルガ岳分岐（CT：1時間10分、標高差約290m） 登り返しです。涸れ沢のような石のゴロゴロした道を延々と登ります。雪解けが進んでますが雪渓も3〜4か所ありました。いずれもアイゼン等必要ありません。殆どの雪渓は脇に歩ける箇所があり、そもそも雪の上を歩かなければいけない箇所自体が殆どありません。 ★イザルガ岳分岐〜光岳（CT：30分、標高差約60m） 小屋迄10分、小屋から山頂まで20分です（実際にはそんなにかかりません）。光石は標高差60m位下の所にあり往復20分位です。山頂すぐ先に展望地があり、ここからでも光石は見えますが、目の前で見ると迫力が違います。帰りの登り返しがちょっと大変ですが、光岳の名前の由来の地でもあるので行かれてはいかがでしょう。 |
| その他周辺情報 | 登山バッジは152号沿いの「かみむら特産品直売所」で売っているそうです（9:00〜17:00営業、火水定休日、TEL:0260-36-2210）。「かぐらの湯」に電話したところ、今は扱ってないとのことで直売所を紹介されました。光岳小屋の手製のものとは違う物になります。 |
写真
林道はほとんど舗装されている感じでした。所々砂利道もありますが自転車で普通に走れると思います。
写真だと分かりにくいですが、出だしからかなりの急登が続きます。最初が1番きつく感じました。
標高2200m。易老渡は標高880mなので1300m位上がってきたことになります。
ちょっと注意が必要な場所は、易老岳手前のこの岩場くらいでしょうか。まぁ普通の岩場ですけど。
易老岳の山名板は、高い所に向かって少し歩けば見つかります。終点の30。
水はジャブジャブ勢いよく出ています。当面水が枯れることはないのではと思いました。
さっきの水場から少し上に行くと源流の水場があります。こっちの方が取水しやすい。
小屋にザックをデポして空身で山頂に来ました。駐車場からここまでちょうど6時間半でした。
登ると先にもう一つ石が見えます。展望台から見えたのはあっちでした。
今日のお宿の光岳小屋。小屋に戻ったのは13時過ぎだったので一瞬日帰りにしようか考えましたが結局やめました。寝具と着替えや食料に加え、宴会セット（ビールやウィスキー、大量のおつまみ類や柿の葉寿司）までクソ重いザックで担ぎ上げたのに、このまま再度下界に持ち帰るなんてアホらしいので。
1
6/7 14:37
今日のお宿の光岳小屋。小屋に戻ったのは13時過ぎだったので一瞬日帰りにしようか考えましたが結局やめました。寝具と着替えや食料に加え、宴会セット（ビールやウィスキー、大量のおつまみ類や柿の葉寿司）までクソ重いザックで担ぎ上げたのに、このまま再度下界に持ち帰るなんてアホらしいので。
本日の宴会場。とても綺麗。二階は私の貸切状態。一階にはご夫婦1組だけお泊まりでした。15時に飲み始めお酒やつまみ類は全部胃袋に収めました。
2
6/7 14:38
本日の宴会場。とても綺麗。二階は私の貸切状態。一階にはご夫婦1組だけお泊まりでした。15時に飲み始めお酒やつまみ類は全部胃袋に収めました。
小屋横から聖岳方面。小屋周辺にはハイマツが多くありますが、光岳はハイマツの最南端地だそうです。（最西端は白山）
翌朝4:11。日の出は4:29だけど既に明るいので出発しました。イザルガ岳の右に富士山。
この辺は鹿の食害が酷いと聞いてましたが、緑豊かな土地との印象を受けました。
崩落地のあたりから光岳が見えました。山自体は普通の地味な山。私には薄毛親父の頭に見えてしまう。「てかり」なんて名前つけるから尚更・・・・。
2
6/8 5:40
崩落地のあたりから光岳が見えました。山自体は普通の地味な山。私には薄毛親父の頭に見えてしまう。「てかり」なんて名前つけるから尚更・・・・。
易老岳から1時間20分程で面平到着。ここまでは順調だったが、この後の急坂で足にきた。
面平から1時間ちょっとで易老渡着。登りと同じ位時間がかかったし、むしろ下りの方がきつかった。
感想
光岳は本当に遠い山でした。駐車場迄がまず遠い。駐車場から光岳小屋までコースタイムで約9時間（同じ日に光石まで往復すれば+1時間）。累積標高は2000m超え。北アルプスなら山小屋が多く、複数の山小屋経由して行けば3000m級の山でも無理なく登れますがここは違います。光岳小屋泊まりかテント泊が無難と思いますが、宿泊の場合の問題はトイレです。
光岳小屋にはバイオトイレが多くあり、営業中はとても快適な小屋だと思います。無人小屋の今は専用のトイレを一つ開放してくれてますが、極めて不潔な状態になってます。便座の汚れが酷くて座れず和式スタイルで用を足すしかありません。トイレの中にはおびただしい数のハエが飛んでおり臭いも酷い。女性はかなり抵抗感じると思います。携帯トイレ専用ブースの方がずっといいと思うのですが・・・・・。
そうなると日帰りしかありませんが、コースタイムにすると駐車場から往復で17時間位になってしまいます。今なら静高平の水はジャブジャブ湧いているので、水を最低限に抑えて思い切って軽量化を図り、林道は自転車を利用して省エネ登山にすれば日帰りも可能かなと思います（個人差あるので各自の判断で）。
結論として私の一番のお勧めは、光岳小屋営業再開を待って小屋泊で翌朝下山ですかね。早朝の清々しい時間帯に三吉平周辺歩くのは本当に気持ちいいし、天気良ければモルゲンロートに浮かぶ富士山も拝めます。これは宿泊者限定のご褒美です。
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3catsさん、天気も良くて何よりでした。チャリ無し＆小屋泊装備でこの時間はさすが速いですね。
私もテカリ行く前に3catsさんの詳細レコを読めたら良かったのにな^_^
日帰りでは味わえない朝の風景を堪能させていただきました。
Kgcmさん、お礼が遅くなり恐縮ですが、今回の光岳登山前にアドバイス頂きありがとうございました。Kgcmさんは予定通り光岳の翌日恵那山に行かれたのですね。レコ拝読させて頂きました。光岳日帰り登山の翌日に恵那山高速登山なんて凄い体力ですね。私には絶対無理です。私は小屋泊りで光岳に登りましたが、それでも今筋肉痛です。歳には勝てません。
筋肉は鍛えれば死ぬまで発達するらしいですから、体力低下を最小限に留めつつ、できるだけ長くアクティビティを楽しみましょう。
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