雷雨の縦走 白馬〜不帰キレット
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 2,412m
- 下り
- 1,841m
コースタイム
猿倉 6:30
7:20 白馬尻 7:30
9:30 小雪渓 9:40
10:45 頂上山荘 11:15
12:20頃 杓子岳 巻道 雷雨
13:20頃 白馬鑓ヶ岳
14:15頃 天狗山荘
7/28 天狗山荘〜八方池山荘
天狗山荘 6:40
天狗の頭 7:00
不帰第一峰 8:30
不帰第二峰北峰 9:20
不帰第二峰南峰 9:50
唐松岳 10:40
丸山ケルン 11:30
八方池 12:20
八方池山荘 13:20
天候 | 7/27 曇り時々晴れ後雷雨 7/28 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬尻〜大雪渓 クレバス、クラックが横に走る数箇所あり 濃霧時注意 白馬主稜線 登山道に危険箇所は特に無し、天候注意 積乱雲注意 不帰岳 岩場、高度感への慣れ次第 落石注意 八方池〜 人多いので通行注意 雨だと遊歩道の木道も滑ります。 |
写真
感想
一月以上まともに歩いていないので、なまった体のリハビリと
次の準備として、(天候読みも含め)行く。
以下、当たり前だけど再度確認した感想
◎自分の目で常に天候判断する。夏は13:00以降は注意。
◦稜線での雷雨は、逃げ場がほとんど無い。
◦風雨だけなら、早目対処でしのげる。
◦悪天候でも意外に多い登山者、落石を起こさない、落石注意
◦ガスでも地面が見えていれば落ち着いてルート探せる。雪と違い大。
7/27(土)
白馬八方口に駐車して、6:30に猿倉までの始発バスで行く。
有料天気予報情報で 荒れるのは15:00頃からだったので
それにかけましたが、結局は、予定からの朝の2時間弱の差が
” 主稜線の雷雨 縦走 ” やってはいけない
初歩的なミスになる。
大雪蹊は今年横に多くクラックが走り、秋並みの注意が必要。
杓子からは絶えず落石音するので、ガス時、特に下りは注意。
7/27
白馬稜線、杓子巻道手前で、本降りとなる。
中間付近で雷鳴、以後雷雨となる。
知っている道なので前へ。
杓子岳の下りで、2人の男性と少し話をして
白馬鑓ヶ岳まで、先導する形になる。
鑓ヶ岳の上りの窪みで、休憩と様子見する。
雨脚強く、雷鳴も遠くならない。
行くも戻るも2時間。
冬ならビバーク、テン泊準備してるが進む。
鑓ヶ岳の中間点で、4人の方、道標付近で停滞してましたが、
” ここでは、雷の直撃受ける可能性高い ”
挨拶だけで上って行く。
鑓の山頂付近で、一旦晴れ間が覗き、2人と4人の方達と
そこでばらける。鑓温泉へ下る予定のようだった。
前よりひどく、ひょうになる。
雷鳴近いので、はい松の藪の隅で停滞して嵐眺める。
風も雨もあまり当らず、結構暖かく落ち着つく。
くじ運悪いのに、こんなのだけ当たったら悔い残るなと
天狗山荘手前で休憩。
山荘着いて、暖房に包まれたら、受付で
”素泊まりで”と言っていた。軟弱だ。
場所指示されると、
”5,6番使ってください”
”?、2畳ですか?”
” そうです。”
天狗山荘、素晴らしい。綺麗です。
食事も美味しいらしい。他の方の話によると
”水炊きでるとは、これでは旅館だ”
28日
6時、予報に反して 雨激しい。
普通は行かない天候、少し待って不帰へ
天狗の大下りまで、美しい稜線広がってるはずが、
ガスと雨で何にも見えない。
大下りのガレ場辺りで、雨脚弱くなるも風が強い。
メガネに水滴がつき、見えない。
冬と同じで、裸眼で行く。
3パーティーほどとスレ違う。唐松山荘4時前のスタートか?
やるな。けど、この急斜面の上りは辛そうだ。
自分は下りで落石起こさない事だけに集中。
最低のコルまで下りて、不帰第1峰へ登り返す。
ピークから第2峰北峰の岩稜、見渡せるはずが、見えない。
第2峰の取り付き部で見上げると、ピークが煙って見えない分
迫力がある。
核心部のトラバース、折り返し直登部濡れて滑り易い。
慎重に上がる。
ザックの高さが後頭部まであると、上向く時ヘルメットが当たって、
すんなりいかない。気になる。
次、第2峰の南峰へ、ここでようやく感覚が馴染み、
体が動く、そして 暑い、小雨と風の岩稜で半袖になる。
核心部抜け、南峰ピークで休んでると、60過ぎくらいの女性が
単独で、唐松方向から到着。
この状況で一人で行くの?と思ってると
女性から
"どちらへ向かわれます?" と聞かれる。
" 抜けて来たんで、唐松です。" と答えると、
がっかりしてる様子。
" お気をつけて" と挨拶して進む。
昨日、同じく雷雨を縦走してきた70過ぎくらいの
パーティーの方は、"もう逝っても良い"と思いながら、
歩いていたと聞かされた。
自分は、そこまでの覚悟はない。
メットに半袖、大きなザックで、唐松岳山頂へ出る。
ガスで見えなかったので、突然出た感じ。
天候悪いのに、20人くらいいる。
完全に浮いてるのが分かる。
ここから地上への2時間、やけに調子が良い。
予定よりハード、この一月のなまった体、かなり戻った。
頭は仕事出来ないくらいぼけた。
こんにちは
悪天候の中、白馬〜不帰キレット お疲れ様でしたー(>_<)!!
ガスと雨と雷鳴の中、よく状況をよんで、冷静に判断されていて、流石ですね!!カッコいい!
無事のご帰宅、何よりです(*^^)v
緊張感と共に読ませていただいていましたが、
そんな中、感想に所々出てくるブラックな文章がおかしくて笑っちゃいました・゜・(ノ∀`)σ・゜・。
不帰キレットは恐ろしくて無理ですが、
白馬は近々私も行きたいな〜って思っています
白馬行くなら大雪渓を歩きたい って前から夢だったんですが、クラックとか落石とかやっぱ危ないのかな。。ルートを悩み中です(´Д` )
頭は仕事できないくらいぼけちゃった、、みたいですが・゜・(ノ∀`)σ・゜・。今日も一日頑張って下さいね
tamagoo様 お久ぶりです。
7月中旬、谷川岳芝倉沢〜堅炭尾根で、同様な天候で
あっさりと敗退しています。
その反省から準備し、ある程度の荒天は行くつもりで
入ってましたので、雷以外は、吹雪かれるよりマシと
思っていました。
ただし、本当にカッコ良いのは、雷雨の時間帯読んで、
その時は、テント準備完了だと思います。
大雪渓、視界があれば、ルート設定されているので、
クラックや端部のスノーブリッジもかわせます。
雨の強い時や直後は落石でオススメしません。
後立山稜線、今年は花が当りのようなので、良い時に
行かれると楽しいと思います。
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