記録ID: 3283770
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ヶ岳(長衛荘発→歌宿)
2021年06月18日(金) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:35
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,271m
- 下り
- 1,556m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 7:33
距離 15.7km
登り 1,272m
下り 1,566m
天候 | 朝から晴れ。ガスも少なく素晴らしい眺望。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
★長衛小屋〜仙水峠:CT(コースタイム)1時間10分 前日に仙丈ヶ岳に登り長衛小屋泊り。チェックイン時に小屋番さんから、仙水小屋までの道がかなり荒れておりお勧めしないと言われました。北沢峠からピストンかなと考えましたが、話の内容から通行可能と判断。このルートを選択しました。 実際に仙水小屋までの道はかなり荒れてました。仙水峠から流れる川には、下流の土砂災害を防ぐための堰ていが所々にあります。この堰ていを高巻く道が完全に流失しており、どうやってこの堰を超えるんだ?と呆然とした箇所が一か所ありました。詳しい説明は写真を見ていただくとして、結論としては堰ていの脇に木や石を積み上げて登りやすくしてあり、問題なく通れるようにしてありました。他でも流木を隅に集めて歩行路を確保するなどしてあり、おそらく仙水小屋の方の努力によるものと思われます。長衛小屋〜仙水小屋はCT30分ですが私は40分近くかかり、仙水小屋〜仙水峠はCT40分のところ逆に20分強で通過してます。それだけ仙水小屋までの道が荒れていたということですが、荒れてはいますが通行可能だと思います。仙水小屋を過ぎた後は気持ちのいい道が続きます。 ★仙水峠〜駒津峰:CT1時間30分 樹林帯の中、かなりの急登が続きます。危険個所はありません。しばらく登ると上方に駒津峰の姿が見えてきます。姿が見えてくればもうひと頑張りで到着です。 ★駒津峰〜甲斐駒ヶ岳山頂:CT1時間30分 駒津峰から岩場が続きます。一旦標高を落として、直登と巻き道の分岐に辿り着きます。登りは直登コースを選択しました。岩場慣れしている人なら特に問題なく登れるレベルです。下から見上げると、あそこを通過するのかと心配になるような場所も見えますが、実際にはそういう危険個所は歩きません。直登コースとなってますが、本当に直登ではなく、適宜巻きながら短いコース取りで山頂に至るコース。こう理解した方が実態に合っていると思います(個人の感想です)。但し空気の薄い標高で、手足を使ってよじ登る箇所もあるので息が切れます。効率よく標高を稼げるので私はこういうの嫌いではありませんが。 ★甲斐駒ヶ岳山頂〜駒津峰:CT1時間 下山は巻き道を使いました。ザレた砂礫の道を下るので、足元不安定で滑りやすく注意が必要です。下りながらここを登るのは嫌だなと思いました。岩場に苦手意識がなければ直登の方が楽に感じると思います。但し直登はそれなりにリスクもあるので自己責任で。 ★駒津峰〜双児山〜北沢峠:CT1時間50分 双児山は少し登り返しが必要になりますが大したことはありません。以降、歩きやすい樹林帯の道が続きます。樹林帯の中はピンクテープが多く、道迷いのリスクも少ないでしょう。 ★北沢峠〜歌宿 山と高原地図にはコースタイムは記されてません。こもれび山荘の少し先に、林道をそれて大平山荘に向かう道があり、林道歩きをショートカット出来ます。北沢峠から歌宿迄1時間半見ておけばいいでしょう。 |
その他周辺情報 | 前泊した長衛小屋はおもてなし、衛生面、食事全て素晴らしい宿でした。この時期、他の南アルプスの山小屋同様、自分のシュラフ持参が必要になりますが、敷布団と枕は提供してくれます。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
高巻きを終えてから堰ていの上端に戻り下を覗いてみると、写真では判り難いですが、流木や石を集めて積み上げ、足台にしてよじ登れるようにしてありました。近づいてもっとよく確認すればよかった。
感想
ほぼ同じ内容の感想を前日に登った仙丈ヶ岳のレコにも書きましたが、こちらにも書くことに致します。
梅雨の合間とはいえコロナの影響でしょうか。これが本当に100名山か?と思うくらい人気のない山でした。
違うお考えの方からは批判を受けるかもしれませんが、大人数での登山は避ける。行き返りは公共交通機関をなるべく使わない(自家用車等の利用)。当然のことながら体調管理は万全に行う。アルコールスプレーを常に携帯し消毒をこまめに行う等々の対策を取った上でもう少し登山に行ってもいいのではないでしょうか。飲食店もそうですが、登山愛好家にとって、なくてはならない存在の山小屋は今大変な経営難のはずです。緊急事態宣言(もうすぐ解除されそうですが)とは言え、可能な限りの対策を講じた上で、みなさんもう少し山に行きませんか。宿泊客が私一人だけの長衛小屋って寂しすぎます。小屋の衛生対策は万全でした。この努力に報いるには小屋を利用するのが一番と思うのですが。
宿泊は抵抗があるというなら、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳は歌宿発着で日帰りも可能な山です。歌宿から往復のコースタイムは両山とも約10時間(歌宿から北沢峠は片道1時間半として)。今の時期、終バス迄のタイムリミットは平日なら7時間半、土日祝日なら9時間半です。この時間内で歌宿から往復できるなら日帰りも可能です。泊まるのが無理なら日帰り登山で山小屋を利用してください。出来るなら泊まってあげてほしいですが・・・・・・。梅雨時でも雨の降らない日もあります。天気予報を見て静かな山歩きを楽しみに行かれてはいかがでしょう。
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